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上士幌町議会 令和元年第5回定例会 2019年9月3日

会計年度任用職員制度導入の準備状況について

2019年9月3日、上士幌町議会の一般質問で、斉藤明宏議員が「会計年度任用職員制度導入の準備状況について」質問し、町長 竹中貢が答弁しました。

質問者
斉藤明宏 議員
答弁者
町長 竹中貢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 斉藤明宏

前段の私の一般質問の通告書の日付が9月21日ということになっていますので、8月21日に訂正をお願いしたいと思います。申しわけございません。それでは、私は、会計年度任用職員制度導入の準備状況について質問いたします。総務省は、平成21年4月と平成26年7月に、臨時非常勤職員及び任期付職員の任用等についての通知を出しましたが、その後の調査で、臨時非常勤職員が増加傾向にありながら、各自治体では、通知の趣旨が徹底されていないなどの実態にありました。そこで総務省は、平成29年6月に地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の運用について通知を出しました。この改正法の趣旨には、次のように記載されています。地方公務員の臨時非常勤職員については、総数が平成28年4月現在で64万人と増加しており、現状において地方行政の重要な担い手となっていること。このような中、臨時非常勤職員の適正な任用、勤務条件を確保することが求められており、今般の改正を行うものとした。改正内容としては、一般職会計年度任用職員を創設し、任用服務規律及び整備を図るとともに、特別職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化を行い、会計年度任用職員制度への必要な意向を図るものであること。あわせて会計年度任用職員については、期末手当の支給を可能とするものであること。以上の改正に基づき、従来制度が不明確であり、地方公共団体によって任用勤務条件に関する取り扱いがまちまちであったものに対し、統一的な取り扱いが定められたことにより、今後の制度的な基盤を構築するものであることと明記されました。この通知によって、総務省からは、会計年度任用職員制度の導入に向けた事務処理マニュアルなども出されており、令和2年4月1日から導入が始まります。つきましては、本庁における導入準備の状況について、次の項目について質問いたします。会計年度任用職員制度の導入準備状況について。臨時非常勤職員の実態把握の状況について。任用勤務条件の設定状況について。職員団体との協議の状況について。条例規則の制定改正の状況について。以上質問いたします。

答弁 町長 竹中貢

会計年度任用職員制度導入の準備状況について、斉藤議員のご質問にお答えいたします。会計年度任用職員制度につきましては、平成29年法律第29号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、新たに創設され、令和2年4月1日から施行されることとなっております。改正法の趣旨につきましては、議員ご指摘のとおり、地方公共団体における臨時非常勤職員の任用の適正化と、適正な勤務状況の確保により、処遇改善を図ることであると認識しております。本庁におきましても、令和2年度からの制度導入に向け、総務省からの改正法運用通知及び事務処理マニュアルに基づき、現在準備を進めているところであります。1点目の臨時非常勤職員の実態把握についてでありますが、本庁では、本年4月時点で各部局合わせて準職員18名、月給臨時職員86名、平成30年度中におけるパート職員43名、合計147名の臨時非常勤職員を任用しており、これらについて各部局に調査を依頼し、勤務条件等の実態について把握を行ったところであります。2点目の任用勤務条件の設定条件でありますが、制度の趣旨を踏まえ、総務省のマニュアルを基本としながら、現行の勤務条件から不利益が生じることのないよう職務内容に応じた検討を進めている状況であります。3点目の職員団体との協議状況でありますが、現段階では、勤務条件の設定が完了しておりませんので、一定程度原案が定まった時点で協議を進めていきたいと考えております。4点目の条例規則の制定、改正の状況ですが、本年12月議会で新規条例及び既存条例の改正について議案を上程させていただき、あわせて規則を改正したいと考えているところであります。いずれにいたしましても、会計年度任用職員制度の導入につきましては、制度の趣旨を踏まえ、適正な人材確保や効率的な行財政運営を勘案しながら、来年4月からの円滑な制度導入が図られるよう準備を進めてまいりたいと考えているところでございます。

質問 9番 斉藤明宏

ありがとうございます。答弁書にありますように、現状では、臨時、非常勤合わせますと147名の臨時・非常勤職員が実在するということでございます。今回の制度導入に当たって、主な対象者となるのは、答弁書にあります86名の月給臨時職員が大半を占めるのかなというふうに理解をしております。これにつきまして、私としては、本来、正職員が担当であるべき職種まで臨時職員で対応しているように私には見受けられます。この点について、町長のお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

人材の確保については、行政運営を進める上での重要な担い手であります。非常に多様化をし、そしてまた時代の変化に対応するために従来に増して職員の必須能力が問われているということでございます。これも一時期、いわゆる合併議論のときから全ての行政改革を思い切って断行させていただきました。非常にそれぞれが身を切る思いでやらせていただいて、職員の数についても、当時は最終的には平成31年度でありましたけれども、そのときには上士幌町の人口が4,100人くらいを想定したということでございます。そんなふうにした、それに見合うような職員の確保も縮小なり、いわゆる人材の財源の確保をどうするかというようなことも含めて採用については抑制してきたという状況がございました。最大のときには正職員で100名ちょっとのところまで来たところがありますけれども、今新たに新しいことにさまざまなことに挑戦をして、正職員もふえてきております。一方では、臨時職員についても仕事補完をしていただくということでございます。あくまでも正職員は正職員としての仕事を責任持ってやっていただくということでありますし、その指示を受けて、臨時職員のそれぞれの能力の範囲に応じて仕事を補完をしていただいているということでございます。待遇の面では、正規の職員と臨時職員については大きな差があるということは事実のとおりであります。それを踏まえて今回の制度改正が必要だということになってきたというふうに思いますが、これをしっかり受けとめて、改善のほうに向けて対応していきたいというふうに思っております。いずれにしましても、正職員、臨時職員、さまざまな職員の組み合わせによって行政運営をさせていただいておりますので、そういったことでご理解をいただきたいなと思います。

質問 9番 斉藤明宏

ありがとうございます。来年3月には、課長職の方が5人と主幹職の方が1名退職されます。そうなると必然的に昇格者が6名出ることになります。主幹職、主査職にも昇格者が出るとなると、これははたから見ていて、係職の若い人が不足するのではないかなというふうに心配をしています。このことについて町長は、年齢的な人事構成についてどのようにお考えになっているかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 竹中貢

先ほど申し上げたとおり、一時は人口減少をするということと、それにあわせて適正な職員の数にするということで、職員の採用を相当控えてきたということであります。その間、空白のときが現実問題起きたということも事実であります。大体退職者2人いるとすれば、その間もせいぜい1人だとか、そういったことで圧縮してきたということでありますから、一定の年齢のところについては薄いという層があるということもこれまた事実でございます。来年また大量に定年になるということでありますけれども、これについてはそういう状況を見据えて、これまでも大きな支障のないように人材の採用をしてきているところでもございます。あとは、組織として仕事に支障のないように、これまでもそうでありましたけれども、いわゆる縦割りのそういうことではなくて、お互いに連携をとって事務を遂行して、そして町民サービスの支障のないような、そのような手だてを講じてきたということでもございます。最近は、若い人、特に最近多いのは、現場のほうの保育の関係の専門職、これはどこでも人手が足りなくて、非常に困っているということでありますが、そういった意味での人材がふえてきておりますけれども、それ以外に地域おこし協力隊なんていうせっかくこの国の制度としてその道のエキスパートといいますか、町が特定の分野について、既存の職員だけではなかなか大変だというようなテーマ等については、そういった人材を確保して、そして3年間の間にそれが職員のほうにまた伝わっていくなり、あるいは必要であれば、そういう人に引き続き何らかの形でお願いするというようなことで、さまざまな工夫を重ねながら人材の確保と、そしてまた円滑な業務の遂行ということをあわせてさせていただいているということでございます。

質問 9番 斉藤明宏

わかりました。総務省は、この制度導入に当たって、財政上の制約を理由に必要な移行に抑制を図ることは、適正な任用勤務条件を確保するという改正法の趣旨に沿わないと通知をしています。このことについて、町長はどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 竹中貢

この制度の背景の一つには、働き方の改革、あるいは同一労働・同一賃金という、そういう視点もその中に含まれているというふうに思っております。そういう意味合いの中から、もう恒常的に臨時職員だとすれば、それなりの待遇をすべきだろうという背景のことを考えると、これは財政的な負担はかかってまいります。本庁において、今だけでも数千万円の新たな財政負担がそこに伴ってくるということも試算されております。うちの町がそうでありますから、もっと規模の大きい自治体になると、数億円だとか億の単位の財政負担が伴ってくるということですから、これらについても、町に、あるいは自治体に負担だけを求めるのではなくて、国やそれなりのところについても何らかの新策がないものかと、こういったことについてはさまざまな機会の中で意見なり議論を交わしていくというふうにしていきたいと思います。ただ、こうなったからといって、今までの働き方を劣悪にしたり、人件費の削減のために意図的にこの働き方の内容を変えたりするというのは、決してあってはならないことだろうなと、それは私どもとしては十分認識させていただきたいと思います。

質問 9番 斉藤明宏

ありがとうございました。それでは、職員団体との協議がまだ行われていないということですが、来年4月から実施となると、早期に協議を進める必要があると思いますが、このことについて町長のお考えをお伺いします。

答弁 町長 竹中貢

具体的に国からの細かい内容についての情報がまだ入っていないということであります。そういった意味では、協議そのものが十分にできる環境というか、協議内容というのがまだそろっていないということでありますから、もう少し時間をいただきたいなと、そんなふうに思っております。いずれにしても、こういった制度改正が起きるということでありますので、制度改正についてもやがて相談をさせていただくと、そういった意味での口頭での話等については、組合のほうには伝えることは全然問題ないだろうと、そう思っております。

質問 9番 斉藤明宏

ありがとうございました。この制度が、改正法の趣旨にのっとって導入されることを再度要望いたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

出典:上士幌町議会 令和元年第5回定例会 2019年9月3日 議事録 PDF(71ページ) 間違いを知らせる