今金町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日
しかし、残念ながら国道沿いの地域に関して
2019年9月11日、今金町議会の一般質問で、上村忠議員が「しかし、残念ながら国道沿いの地域に関して」質問し、町長 外崎秀人が答弁しました。
- 質問者
- 上村忠 議員
- 答弁者
- 町長 外崎秀人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 上村忠
一般質問をさせていただきます。我が町の公共交通ネットワークは、デマンドバス等、先進的な取り組みが行われ、住民にも好評を得ていると感じています。買い物も、米等の重量のあるものを購入しても、店先から軒先へと負担の軽減になっています。このことは、昨今の高齢者の自動車運転免許返納の流れなどを考えますと、重要性が増していくものと考えます。しかし、残念ながら国道沿いの地域に関しては、状況が変わってきます。バス運賃の助成があり負担軽減されていますが、買い物については、店先から軒先へとはいかず、バス停から荷物を抱えかなり歩かなければならない方も居ます。当然、米等の重量のあるものを買った場合は配達を依頼しますが、配達料金の負担感が増している状況です。ですから、地方に住む方は自家用車が必要で、運転に不安を感じたとしても、自動車運転免許の返納ができない現状があると考えます。以上のことから、自動車運転免許がなくても安心して買い物ができる環境づくりが急務であると考えますが、町長のお考えをお聞きいたします。
答弁 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
上村議員の一般質問にお答えをいたします。買い物に不便をされている方の生活支援をどうするかは、地域としての重要課題であり、これまでにも、同じ内容の一般質問において答弁をしてきているところでありますが、基本的な考え方は変わらないところであります。買い物の不便さを解消するには、対象地域や対象者を抽出し、どういった手段や方法で行うのか、また、主体としてだれが行うかが望ましいのかといった、さまざまな視点での分析と整理が必要となります。こうした観点から、多くの研究や実例に学び、買い物の利便性を確保するために必要な対策として、大きく四つの視点で整理をされます。1点目は、居住地域内の身近なところに歩いて通える店があることや、買い物ができること。二つ目は、店の立地が困難であれば、商品を取りそろえた移動販売があること。3点目は、注文に応じて、商品を届けてくれる仕組みができること。4点目は、買い物を希望する方の移動手段を提供すること。この4点にまとめることができると考えます。いま述べたような対策を進める上では、さらに考慮しなければならない前提条件があるとも考えております。一つには、健康管理面からも、家に閉じこもることなく外出するという努力を促す環境をつくること。二つ目には、栄養面から、食するものは、実物を自らの目で見て、栄養や料理の工夫などの努力をしていただく環境をつくること。三つ目には、親子、隣近所などとの良好な関係を保つための努力もお願いしたいということであり、こうした面も並行して考えていかなければならないと思っております。さて、買い物に不便をされている人への対策も、1から3点目につきましては、需要と供給のバランスもあり、民間事業への行政の支援は難しいところであります。4点目の移動手段の提供を、いまある公共交通の中、あるいは適法性を保ちつつ、大きな財政負担が伴わない対策で、いかに充実していくかが行政課題と認識しています。今金町では、これまでに通院など目的を限定した福祉バス運行をしてきましたが、町長就任以来、買い物を含めたさまざまな用途に対応する交通手段として、デマンドバス運行に切りかえ、通院のみならず広く利便性を高めた取り組みに再構築し、条件の整った地区から順に本運行をしてきているところであります。デマンドバスのエリア拡張については、これまでの議会においても答弁してきているように、デマンドバス、いわゆる地域内フィーダー系統は、あくまで瀬棚線地域間の幹線系統の乗車率等を上げ、維持することを目的としているため、フィーダー系統を全町的に拡大することにより、幹線系統の利用が減少し路線としても維持できなくなれば、フィーダー系統も成り立たなくなりますことから、まさに元も子もありません。函館バスが運行している幹線路線の確保・存続が最優先政策であります。全町でのデマンドバスの運行については、根本的問題として、フィーダー系統を担う運行事業者の車両や運転手不足という課題もあります。現段階では、デマンドバスの全町的な拡大はかなりハードルの高い課題と言わざるを得ません。このことを踏まえ、先に述べました福祉バス運行についても、運行本数を増やし、乗車利用できる機会を設けることにも取り組むこととしたいと考えています。次の段階としては、状況を見定めて、車両の小型化によるドア・ツー・ドアの乗降による改善を図ることで、現行の制度の中での少しでも利便になる方策や見直しについて取り組みたいとしているところであります。どうぞご理解いただきたいと思います。
再質問 7番 上村忠
町長の答弁にあるように、買い物の不便は暮らしにくさに直結します。生活の根幹にかかわると言っても過言ではないと思います。また、函館バスの運行している幹線路線の確保・存続の重要性も認識しています。その上で、地域間幹線系統である瀬棚線を生かしつつ、買い物の不便を少しでも改善することができないものかと考えます。答弁の中でわかりやすく四つの視点を挙げていただきましたが、私はもう一つ加えて、店で買ったものを届けてくれる仕組みづくりが必要であると考えます。また、答弁の中で民間事業への支援は難しいとありましたが、それでは行政主導の配達体制を整えられないでしょうか。もちろん誰でも利用することになると、町の負担が大きなものになるので、利用するには一定の条件が必要になると思いますが、しかし、バスに乗って買い物に行き、買ったものを料金負担が少なく届けてもらえる体制ができれば、自動車運転免許がないことによる不安も改善されるのではないかと思いますが、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
再質問いただきました。基本的な考え方のその系統を守るということについて、ご理解をいただいておりますことに感謝を申し上げます。そういう中で、これからどうするかということであるわけでありますが、視点を加えていただきました。私のいうところの3点目の注文に応じて商品を届ける仕組みと、買い物を希望する方の移動手段、これをあわせ持った、いわば提案かと思いますけれども、そういうことの意味合いとしては、とても重要な要素であるという認識を持っております。実はこのことを含めて、先ほど申しましたようにデマンドバスをやっておりますけれども、デマンドバスのこの間の経過の中では、一つに、この買い物に関しましては、デマンドは、目的は何でもいいんですよと。とにかく家から表に出て、市街地なりさまざまなところで用を足すということにぜひ利用くださいということで、話をさせていただいているわけでありますけれども、行くところにつきましては、基本は病院もある程度多いわけでありますけれども、帰りの利用者の、デマンドバスの3方面で行っている利用者の最後に乗る場所、どこかといいますと、買い物べースなんですね。約7割の方々が買い物をして、すぐデマンドを利用しているというデータがあるわけであります。そういうことから申しますと、いま議員がおっしやっていただいた、まず自らも出向いていって、結果、最終的には重いものについては配達をしてくれるということが望ましいということになるのではないかなと思っています。そういう考え方も一つあるのではないかなと思っていました。実は、それに近いような状況の中で、いまデマンドバスを運行しているところの地域でもって、昨年事業者で東ハイヤーさんが、こういう便利タクシーの実証の事業を行いました。出かけていることが当然多いわけでありますから、出かけて、それを見て注文すると。注文して、次の日届けてくださいということを東さんの方で提案をして、去年の10月1日から11月30日までの期間でもって八束、白石地区を対象に行いました。説明会も実際行いまして、進めた経過があるわけであります。やり方としては、自分で見て、注文をして、次に東さんに電話をして、東さんが次の日に届けてくれるという仕組みであったわけでありますけれども、当然経費もかかりますので、一回500円の手数料を東さんがいただくということで実証をやらせていただきました。議員がおっしゃったような部分になるわけでありますけれども、実際自分で見て、買って、それを届けてもらう。重過ぎるので届けてもらう。いまのところはデマンドバスでそのまま乗っている方が多いという部分があるわけでありますけれども、特にそういう手で持てないようなものについては、改めて届けていただくという形の実証をやったわけでありますが、残念ながら実績はゼロでありました。物に多分よると思いますし、ただ、私ども含めて事業車を運行している東さんについても、この辺の必要性、議員がおっしゃったような視点というのは十分持っておりまして、何とかそれにこたえるような形をとらせていただきたいということで、動いていただいたわけでありますけれども、1回目の実証で、2カ月間の実証であったわけでありますけれども、このことは東さんとも話しておりますし、まだまだそういう要請、要望、実証のときには全くゼロであったわけでありますけれども、今後の課題として考えていかなきゃいけないかなと思っています。2点目でありますけれども、基本的には、これは以前にもそういうお店の配達について、行政がフォローしていくことができないかということであったわけでありますけれども、その中で私も答弁をさせていただきました。基本的には、行政支援できるわけでありますけれども、その買い物というのは、食料品に限らずさまざまなものが考えられるんですね。業種も考えるとすれば、それとお店もたくさん当然あるわけであります。その全てに配達の支援をできるかといったら、私は一番最初に申し上げたように、対象者なりさまざまな手段、方法、どういう形で行うか。それは品物にもよりますけれども、そういうことで確定する、対象物を整理するのはとても大変なことではないかなと。酒屋さんがあったり何があったり、さまざまなものが当然あるわけでありますけれども、以前の質問はAコープに対する支援であったわけでありますけれども、そうはなかなかなっていかないということもご理解いただきながら答弁した経過もあるわけでありますけれども、非常に難しいという状況にあります。これが例えばいろんな事例が、たくさんいろんな手法、方法であるわけでありますけれども、ある町なんかでは、商工会が窓口になってすべてそれをフォローする方法なり、あるいはNPOの団体等がさまざまなフォローをする団体があったり、あるいは、うちあたりでも社会福祉協議会がそれに類するようなさまざまな方向性の中にずっと以前からも課題として出てきておりますし、うちの交通の協議会の方にも、社会福祉協議会からも入っていただいて、いろんな情報なり、あるいは声なんかも聞いているわけでありまして、そういうことで、福祉サイドの見解の中でどういう形をとるかと。ただ、あくまでも福祉サイドになりますので、だれでもかれでもということにはなかなかなっていかない。そうなりますと、対象者の問題も当然出てくるわけでありますから、非常にハードルはとても重いのではないかなと思っています。いろいろ考えられる当然要素もあるわけでありますけれども、いまのところ私の方としては、民間、あるいはさまざまなところでの配達に対する支援というのは、焦点が絞りにくいということから、非常に難しさを感じている。できないということではなくて、非常に焦点を整理しながら、どうするかということで構築する難しさを感じているということだけ答弁にさせていただきたいと思います。
再質問 7番 上村忠
先ほど行政報告の中でも、福祉バスの改善とかということもありましたように、そういった面では、引き続きいかに住民の方の不便を解消できるかということを、調査研究を引き続き続けていただきたいというふうに思います。ちょっとこれは少し飛躍するかもしれませんけれども、バス路線の維持という意味で、他地域では路線バスと宅配業者の業務提携を、ニュースで知ったわけですけれども、函館バスと町の連携で路線バスによる物の輸送の体制を模索することが、将来的に必要になってくるのではないかというふうに思いますけれども、町長はどう思われるでしょうか。
答弁 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
それも新たな手法だと思うわけでありますけれども、ただ、非常に課題があるのは、実際こういう声があります。幹線バス、函館バス、走っているわけでありますけれども、他の町、今金ではないです。他の町の声としては、新しい道路が住吉からバイパスが通りましたので、あそこを通ってくださいと。中里から花石を通らないで真っ直ぐ行ってくださいと。その方が時間的なことが非常に便利さを感じますのでお願いしますという声が、随分私の方にも届いてきているわけでありますけれども、そのことにつきましては、函館バスにも以前から話をしておりまして、住宅がずっと張りついておりますので、そのためのバスでありますから、それについてはショートカットすることはできないと、それについては避けてくださいという話をさせてもらっています。いま言ったアイディアもとても望ましいものでありますけれども、そのバスが、幹線バスが、どういう形になるかわかりませんけれども、届けることですから、一回、一回の停車の時間が相当、相当数多くなるとすれば、全く路線の時間で動いている、いわゆる長万部の急行に接続するような形の中でダイヤを組んでおりますので、そこに支障が出るということがあります。これはずっと以前から私も感じていることであります。ただ、重要なのは、アクセスポイントとして、地域、地域、拠点ですね。美利河ならここ、花石ならここ、だからどこって、1カ所の拠点ということであれば乗降が当然伴うわけでありますから、そこでもってアクセスポイントをきちっと決めてやるという方法は、そこに取りに来るなり、だれか受けていてやるということは考えられないわけではないのかなと。それはアイディアとして私は生きる可能性があると思います。一人一人に対応するということは、とても難しさがあると思いますけれども、アクセスポイントとして、大きく地域地域の中でポイントを持ちながら対応するということは、一つのアイディアとして生きる要素が出てくる。これについては、函館バスさんの方ともきちっとアイディアとして提供できる可能性があるということで、ご理解いただければなと思っています。そういうことを含めて、先ほど議員にも評価していただいたように、デマンドバス、ドア・ツー・ドアと、玄関から玄関までということの有利性がとても評価が高いわけでありますから、それに近づけるために、福祉バスの運行改善をしたいと思っていました。乗車率がとてもいま低いわけであります。これを何とか改善するという努力をするために、いま議会の方にも出しておりますけれども、月曜日以外はすべての路線毎日運行したいということになると、ある地域では隔日でしたけれども、毎日ということでは倍の乗れる可能性が出てくるだろうということが一点ありますし、もう一点は、先ほど行政報告で申しましたように、病院の診療時間、診療日も結構関係あるんですよ。診療の曜日と通院のバスがかみ合わないという事例もありますので、そういうところも改善できるのかなと。何よりもいま目指したいと思っておりますのは、行政報告にも書かせていただきましたように、そんなに多くの方が利用していないということを踏まえて考えた場合には、デマンドでは決してないんですけれども、デマンドに近づけるような改善策として考えた場合に、まずは車の小型化を考えると、ドア・ツー・ドアに近づける要素が出てくるだろうと。そういうことから、いま議員がおっしゃったような買い物、重い物でも持ち帰っていけるような可能性が出てくるのではないかなと。ただ、ぜひ気をつけていかなきゃいけないと私は思っているわけでありますけれども、福祉バスは、あくまでも目的バスであります。国から認められている目的バスでありまして、何でもかんでもではないんです。一応患者バスなんですけれども、福祉的な要素の業務を行っておりますので、いま福祉バスって使っておりますけれども、基本は患者バス。病院に通う通院のバスでありますから、その基本は崩してはいけないわけであります。ですから、そのほかに乗る場所はどこかというようなことでは、ある程度限定をしておりますけれども、それは利用する方については理解していただくような形をとっていかなきゃいけない。基本路線を法に基づくような形でもって運行するということで、いろんなこれから知恵を出していきたいと思いますので、さまざまなご提案よろしくお願いしたいと思います。
再質問 7番 上村忠
さまざま答えていただきましたけれども、本当に難しい問題ですけれども、どうやったら改善できるかということをこれからもお願いしていきたいというふうに思います。以上で、質問を終わらせていただきます。