今金町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月26日
ぜひとも学校給食の日に加えて弁当の日
2012年9月26日、今金町議会の一般質問で、村瀬廣議員が「ぜひとも学校給食の日に加えて弁当の日」について質問し、教育長 中島光弘が答弁しました。
- 質問者
- 村瀬廣 議員
- 答弁者
- 教育長 中島光弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 村瀬広
私の方から、教育長にぜひとも学校給食の日に加えて弁当の日をということで一般質問いたします。食を大切にできる子をはぐくむことを目標に、地場産品の活用、各教科における食の指導、普及啓発といった三つのテーマを設定し、実施してきた学校給食と食育、食のネットワークの推進への取り組みも5年目を迎え、一定の効果があり定着してきていることは、私もかかわりを持っている一人として大いに評価をしているところでございます。食育には、健全な食生活の実現、食文化の継承、豊かな人間性の醸成などの教育効果が期待されますが、教育は実践内容が重要であると考えます。そこで私が提案したいのは、学校給食の中に弁当の日を設けてはということです。子供がつくる弁当の日を実施したのは、2001年、香川県の滝宮小学校5、6年生が始めたのが最初であり、その後年々増加し、現在、2012年9月9日の数字でございますけれども、全国で1,023校で実施されているとのことです。滝宮小学校の取り組みを見ると、最低限の知識を5、6年生の家庭科で指導し、実施するのは10月以降の第3金曜日、年間に5回実施しているようでございます。もちろん我が町での取り組みに当たっては、先生や子供たち、とりわけ保護者の皆さんの理解を得る必要があるため簡単ではないかもしれませんが、家庭生活における親子のきずな、基本となる生活習慣や規律を見直し再認識する契機にもなり、何よりも教育界のキーワードである生きる力を身につけることにつながると考えます。ぜひとも取り組みの実現を、教育長の所信をお伺いいたします。
答弁 教育長 中島光弘(教育長は2015年6月まで)
村瀬議員の一般質問にお答えをいたします。教育委員会が実践する食育、食の教育の事業や、学校給食における実践等に評価をいただき感謝を申し上げます。また、議員ご自身も、生産者の一人としてや食材サプライ、供給チームのメンバーとしても、日ごろからご尽力をいただいていますことに重ねて感謝を申し上げます。さて、ご提案の学校給食に弁当の日を設ける取り組みについてでありますが、ご指摘のとおり、子供が自分で弁当をつくってくる弁当の日の取り組みが、現在全国的に注目を集めており、私自身も興味深く注目をしていた実践でもあります。弁当の日の背景には、完全学校週5日制がスタートし、子供たちが土日に家庭にいる時間がふえました。しかし、保護者の休日が必ずしも土日でない現況や、共働きの家庭が多い中、家庭に子供だけを残して仕事に行くことが、保護者にとってはとても心配なことであります。このような中で、子供たちが自分でお昼御飯がつくれるようになったり、そして、弟や妹の分までつくれるようになることは、保護者にとってはどんなにうれしいことでしょう。また、弁当の日の取り組みは、保護者が楽をするということではなく、子供の自立を辛抱強く見守り待てるかという取り組みでもあります。本年度の教育行政執行方針でも述べましたが、食育を超えた食育の推進を図るために、過日、第1回今金町栄養士ネットワーク会議を組織し、町内の各職場で栄養士として働いている9名の皆様にお集まりをいただき、情報交換や合同研修の重要性を共通確認するとともに、今後は学校教育や社会教育の場面で、栄養士の皆さんの知識や専門性を提供いただくようお願いしたところであります。議員よりご提案の弁当の日の取り組みは、次年度、今金中学校において本格的に取り組み、キャッチフレーズを「今金中学校を卒業したらお弁当をつくれるぞ!!」を目指し、本年度はモデル的な取り組みとして今金中学校の教職員、保護者、栄養士ネットワーク等の中でプロジェクトチームを組織し、特色ある今金方式を積み上げてまいります。弁当の日の実践によって、子供たちは生き抜く力が培われ、保護者には子供たちを見守る姿勢が育ち、教師には家庭の姿がより深く見え、そして、それらの話題が地域を明るくする要素となりますよう推進してまいる所存であります。以上申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 11番 村瀬広
ただいま教育長の答弁の中で、次年度から今金中学校で実現に取り組むという答弁をいただきましたので、すばらしい取り組みが始まるということで大いに期待しているところでございます。その中で何点か再度質問させていただきますけれども、私の質問にあったように、全国各地の例を見ると、そういった実践をもとに小学校高学年にまで及んでいるということは、この来年度以降の実践を機に、そういった方向性まで将来考えているのか、これが1点と。もう一つは、1回目の質問でも申し上げましたように、今年プロジェクトチームを組織するということでございますけれども、一番問題になるのは、実はこの一般質問につきましては、新聞折り込みで一般質問の表題が出ました。そういうようなことで、正直、先日保護者の方から電話がありまして、というのは、表題を見てのわからない点が質問でした。内容は申しませんけれども。そういった意味では、やはり保護者の皆さんのいかに理解を得るかということだと思います。特にこのねらいは、保護者、親が手伝うんじゃなくて、子供が自ら献立を考えつくるということですから、やはり最近話題になっていますように、包丁を持つ、調理器具を持つとけがをするとか、心配で使わせない。あるいは、子供たちがつくってきますから、さまざまなおかずを持ってくると思います。その中で、そのおかずの中身をめぐってのいじめに発展しないか、この辺がやっぱり保護者、親の方は大変心配することだと私はとらえています。そういった面で理解を得るのが難しいと判断しますけれども、そういった取り組みをいかにしていくのか、この2点をお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 中島光弘(教育長は2015年6月まで)
再質問いただきましたので、お答えをしたいと思います。1点目の小学生まで、行く末といいますか、方向を考えているかということでありますけれども、当然ながら、中学校の実践が軌道に乗ると、教育課程の中の小学校の家庭科の中でも、調理実習というのは今男子生徒も女子生徒も共通で行っておりますので、そういう取り組みは方向の中には含まれているというふうに解釈をしていただいても結構だというふうに思っております。それから、一番2点目の懸念をされて、多分結構反響があるんだと思います。何か急に学校給食が弁当の日になって、お母さん方の負担がふえるんじゃないかとか、それから、今おっしゃたとおり、例えばお弁当の中身によって、例えば子供たちがいろんな感情のもつれがあるんじゃないか等々があるというふうに思います。それで、私もいろいろ勉強をしました。今、議員がおっしゃたとおり、こういう実践は、やっぱり保護者がきちっと向かい合わないと意味がないんですね。いろいろ実践をしたところに聞くと、例えば、愚問でありますけれども、例えば弁当を本当に子供がつくったんですかというような問いかけがあったり、このことも、非常に難しいのは、家庭においては、例えば近くでお母さんが見て指導をして一緒にやっても、子供の意識としては、自分でつくったという意識に間違いはないわけです。それから、お母さんがかなりつくっても、子供が部分的にかかわっても、例えばつくったよということもあるかと思います。これは、一番は、そのこと自体は問題ではないというふうに思っています。もちろんそのための今回プロジェクトをつくりますから、保護者の皆さんの意見を聞いたり、保護者の皆さんに説明する場面もあるというふうに思っておりますけれども、一番は、最初の導入は、多分いろんなコースがあると思います。例えばおにぎりという段階から始まって、おかずをつくってこようという取り組みもあるかもしれません。やっぱりそれは段階を踏んでやっていくべきだなというふうに思っておりますので、懸念の部分、例えば保護者のいろんな理解を無視をして、教育委員会と学校が勝手に進めるなんていうことはありません。ただ、私もこの事業を方向として考えるに当たって、保護者のいろんな人からも話を聞きましたが、ほとんどの皆さんが賛成をしてくれます。なぜかというと、ほとんどの子供たち、今、檜山北高に行くわけです。檜山北高は弁当ですから。それから、高校を卒業したら、間違いなく専門学校だろうと就職だろうと、それから大学であろうと、自立ということに関しては必ず食と向かい合うということが出てきますので、完璧な料理をつくるという観点というよりは、きちっと料理に向かい合える、自分で御飯を炊ける。これはもっと言うと、これから結婚というようなことの将来を考えた場合に、昔のように男性が台所に入らないという時代では今ありませんので、そういう意味では、今金町の食育というのは、これまで食に感謝をしたり、つくってくれる人、それから食材、そういうものに感謝をしてということは子供たちも十分にやってきました。それから、メニューの中に地場産品を活用するということもやってきました。私は食育の究極は、やっぱり子供たちが自分で料理だとかお弁当だとか、そういうものに向き合える子供を育てるというのが一番じゃないかということで、この取り組みについては、学校も保護者も方向としてはみんな賛成をしております。あとは進める段階で、やっぱりこれは段階的に取り組むことも必要ですし、授業で取り組むのか、例えばPTAの研修的なもので一回取り組んでみるのか、いろんな方法があると思います。ですから、町内の9人の栄養士さんというのは、栄養士9人もいるんですね、町内に。法人であるとか、ひかりの里だとか、病院だとか、たくさんいるんですよ。この間も話をしたら、案外交流が全くないんです。皆さん自身も自分のところの給食関係で悩みも持ったりしてるんです。皆さん専門職ですから、私の方からお願いは、このこともお願いをしました。こういう取り組みを今中学校で始めたいと思うんですが、皆さんにもぜひ、知恵だとかいろんなものをかしてほしいということで今進めておりますので、保護者の理解をきちっと基本に置きながら、学校と家庭と地域の中、それから専門職の栄養士さんもかかわった事業で展開をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
質問 11番 村瀬広
以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。