みんなの議会

今金町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月26日

「少子化対策と子育て支援ということで、町長にお伺いをいたします」

2012年9月26日、今金町議会の一般質問で、日置紳一議員が質問し、町長 外崎秀人が答弁しました。

質問者
日置紳一 議員
答弁者
町長 外崎秀人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 日置紳一

少子化対策と子育て支援ということで、町長にお伺いをいたします。少子高齢化と言われて久しい今日ですが、今金町の人口もついに6,000人を割ってしまいました。これ以上の人口減少を少しでも防ぐためには、子供を産んで育てる気持ちになってもらえるような今金町としての施策が必要と考えます。子供は2人以上は欲しいという声をよく耳にします。子育ては大変な重労働であり、ましてや共稼ぎとなると負担はより大きくなります。親の仕事の関係や子供の成長過程で重要な役割を担う保育園、保育所等は、若いご家庭にとって欠かせない施設であります。しかしながら、その保育料が高額であれば、若年世帯の家計負担は大きく、結果として2人目、3人目の子供を諦めてしまう家庭が多くなってしまいます。民主党は、子供は国民みんなで育てるべきだと、子供手当を2万6,000円にする選挙公約を唱えましたが、結局は半額程度の児童手当になってしまいました。年少扶養控除が廃止された分だけ、家計の負担は増加しています。私は若い世代が1人でも多くの子供を産んでいただくためにも、ぜひとも保育料の助成をすべきだと考えますが、町長の所見をお伺いいたします。

答弁 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)

日置議員の一般質問にお答えをいたします。少子化対策と子育て支援という表題でありますが、内容は保育所、幼稚園、保育料への町の助成支援という部分の質問と受けとめました。保育所利用者には、今金町独自に今金町保育の実施に関する条例施行規則の定めに沿って、国の保育料費用徴収額より低い設定で保護者に保育料を負担をいただいております。この間、質問の部分に関連しますが、保育所、幼稚園をともに存続、確保していくことで、現在、そして将来への対策として、認定こども園の整備を進めてまいりました。その中で、運営に対するさまざまな段階で議論をし、既に議会の理解を得て、保育所、幼稚園利用者に対する保育料の町単独軽減対策を実施しております。参考までですが、本年度、24年度当初の状況で、保育所、幼稚園保育料として約1,100万円の軽減、言いかえますと助成をしております。内容は、幼稚園の部分で、本来でありますと月額3万5,000円程度の保育料を設定しなければ運営が保てないのでありますが、従来の町立幼稚園の保育料が月額6,000円でありました。保護者の負担が急激に増嵩しないように、運営者である函館カトリック社会福祉協会と協議の上、月額9,000円に設定いただき、発生する経営の収支不足部分を町の一般会計から財政支援する仕組みの中で、保育料負担の軽減を図っております。保育所の部分の保育料ですが、平均層の町民税5万円の世帯を例にしますと、国の基準では3歳児以上で月額4万1,500円となります。そこで、今金町としては月額1万500円の軽減助成を行っていますので、保護者負担は月額3万1,000円となります。このことから、前段申し上げたように、保育所・幼稚園合わせて年間1,100万円程度の軽減、助成となるものです。このように、議員質問の保育所・幼稚園利用者の保育料支援については、町単独事業として充実しているものと考えています。なお、この間、平成22年度に7階層から8階層への変更をしておりますが、保育料の国の保育料費用徴収基準が増嵩しない間は、現行の軽減措置を継続するとして、保護者、事業者、議会説明をしてきておりますのでご理解願います。この度の質問は、保育料の軽減対策でありますが、町の指針となる今金町次世代育成支援行動計画の着実なる推進に努めながら、既に整備済みの認定こども園いまかね、発達支援センターをはじめ、現在建設中の学童保育所の整備など、ハード面の拠点施設の環境整備を含めて、少子化対策、子育て支援を効果的に行い、安心して働き、産み、そして子育てすることができる町を構築する所存であります。

質問 8番 日置紳一

大変詳しくお答えをいただき、ありがとうございます。保育料が高くて大変だということを多く耳にしておりましたので、今回保育料の助成をという質問をさせていただきました。しかし、既にさまざまな助成や支援をされているというお答えでした。そこで、町長にお伺いをいたします。外崎町政も3期目の半ばを迎えようとしております。私は外崎町政3期目の目玉政策として、保育料の無償化を行ってはどうかと考えますが、このことについてどのようにお考えかお聞かせください。

答弁 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)

無償化ということがどんと来たわけでありますが、この間のさまざまな議論も当然あるわけであります。政策としては、無償化も一つあるという認識は私なりにとっておりまして、全国のところでは、幾つかも活字で見たこともあるわけであります。今金町の仕組みの中では、先ほど言ったように、所得をベースとして費用負担をいただくという流れをもちまして、この間、その所得も国の方の流れがありまして、今、10階層まであるわけですけれども、基本的には8階層でうちの方は進めております。先ほど答弁で申し上げました、中間の層の平均的な軽減策の数字を出したわけでありますけれども、所得の低い段階の方々におきましては、国の基準に沿った形の中で進めております。所得の高い方につきましては、大体1万6,500円くらいの軽減をしているということで、それぞれに応じた形になる。ただ、無償化という部分の中では、非常に私、心配な要素を含めているものが一点あるわけであります。ご承知のとおり、保育所に預かれる、保育所を利用されるという中では、基準があるわけであります。自宅で親が、あるいは家族の方々が子供を見れるという環境にある方については、それは利用できないわけであります。働いている方々の軽減のためにということで保育所という利用ができるわけでありますけれども、そこにまた制度があって、働くのであるから当然所得が入るので、その分については負担してくださいという流れがあるわけあります。そのことを、無償化にすることによって、公平性を考えたら、少子化ということの子育てという対策を考えた場合には、働いていないから当然入れられないわけであります。これは制度ですからしょうがないわけでありますが、果たして公平性が保てるか、子育てという部分から含めれば保てるのかどうかという疑問も、当然私はあるのではないかと、自分なりにもちょっと思っているわけであります。これは高齢者もそうなんですね。高齢者の福祉施設もそうなんです。自宅で一生懸命家族が介護している方については、国の制度というのはほとんど適用されないわけであります。全く自賄いであります。でも、施設に入ると、それも基準があって入れるわけでありますけれども、そのほとんどは、国が2分の1、市町村、都道府県が4分の1、4分の1、自己負担がほんのわずかで面倒を見れるわけであります。そう考えた場合に、制度は制度でもって法律で生きているわけですから、非常に難しい要素がありますけれども、これを一気に無償化するということになりますと、その辺の調整なんかも図っていかなきゃいけないのかなと。私であれば、公平な形の中でやるとすれば、無償化のよさ、どうのこうのって多分あると思いますけれども、やはり親は子育て、子供を育てるということに当然責務があるわけでありますから、その自分の置かれている生活の中で、最低限一生懸命努力して、子供の方に目を向けるということが私は重要でないかなと。責務を果たすという、一つの役割として私はそういうことがあるのではないかなと。医療費の無料化の中でも、一応そういう話をした経過があるわけでありますけれども、決して私は無料が望ましいとは思っておりません。加えて、先ほど後半に申し上げましたように、子育て、あるいは子育て支援というのは、保育料だけの問題ではないと思っています。さまざまなことにかかわるわけであります。ちなみに、この今金町にこの施設がなければどうするか。非常にさまざまな将来を考えて、議会とも相談をし、認定こども園に踏み切ったわけでありますけれども、それでも、その施設を管理運営するだけで1億1,000万円くらいの町の支援をしているわけであります。そういう流れから考えますと、大局的に見て、一定程度の負担をいただきながらも行政の使命を果たしていくという役割の中では、私は、今の私の考えとしては、無償化ということには考えていない。でも、今までも約束しているように、国のさまざまな基準が変わった段階で、改めてまた町の軽減策について考えていかなきゃいけないということは言明しておりますので、その時期にまた改めて考えあわせていただければと思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

質問 8番 日置紳一

突然無償化なんていうことを申し上げて、一朝一夕で答えが出る話ではないと思いますので、今後ともぜひ検討を続けていただきたいということを申し上げまして質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

出典:今金町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月26日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる