みんなの議会

本別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月14日

運転免許証返納者に対する対策

2017年3月14日、本別町議会の一般質問で、山西二三夫議員が「運転免許証返納者に対する対策」について質問し、町長 髙橋正夫が答弁しました。

質問者
山西二三夫 議員
答弁者
町長 髙橋正夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 山西二三夫

議長の許可を得ましたので、通告いたしました1問につき、質問させていただきます。運転免許証返納者に対する対策について。近年、全国的に高齢者ドライバーによる交通事故が相次ぎ、社会問題になっています。免許証の早期返納が進められているが、町民の足となる交通対策について伺います。全国で60歳以上の高齢者による交通事故が相次ぎ、運転免許証の自主返納が注目される中、十勝管内でも返納者の数が増加しています。全国的なことになりますが、免許証の返納率を見ると、東京の5.03パーセント、一方、道内は1.79パーセントで、地方に比べ、都市部のほうが車にかわる公共交通整備が進んでいることが影響していると見られます。本町は、主となる町内町民の足となる交通機関として、太陽の丘循環バス、農村地帯を運行していますスクールバスについては1日1回、へき地患者輸送バスは1週間に1回となっている運行であります。農村地区の方々は、1日1便のこれらのバスを利用して病院に通っています。患者さんたちは帰りの時間を気にしながら、患者さんさまざまでありますが、検査、診察を受け、薬をもらって帰るわけでありますが、月に一度くらい、時間を気にしないで、安心してゆっくりした気持ちで病院で診察などを受けてもらいたいものです。免許証を返納しないで車を持っているときには、時間を気にする必要はなかったわけでありますが、ある返納者から、タクシーで帰ると相当お金がかかるなと聞かされました。本町は、運転免許証を自主返納すると、70歳以上の高齢者に対して、身分証明書となる住民基本台帳カード、住基カード、写真つきの無料交付を行っていますが、運転免許証返納者に対するタクシー券の補助をする考えはないか、以下、2点についてお伺いいたします。1点目として、高齢者から自主返納促進に力を入れるが、生活の足をどう確保するか、公共交通が不便な地域では車が欠かせない中、免許を返納した場合でも安心して暮らせることだと思います。免許証返納がつらい決断になることを理解し、精神的にケアすることも重要だと思います。タクシー券の補助支援も精神的なケアになると思います。地元を走っているバスを利用していただきながら、月1回、片道分、1年間支援してはどうかと考えますが。2点目として、実費のタクシー代2分の1、半額の助成について。日常の外出において、単独でバス、タクシー等、公共交通機関の利用が困難な方が利用できる、社会福祉協議会が行っています社会福祉有償運送バスがありますが、80歳であれ90歳でも、年齢では利用することができません。あくまでも困難な方だけであります。タクシー代の2分の1助成については、有償運送サービス料金は、ストレッチャー対応以外、町内3キロ300円、1キロ増すごとに500円加算の料金になっています。運送サービス業料金などとの整合性などを照らし合わせた結果、2分の1、半額助成と考えました。以上、町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕山西二三夫議員の運転免許証返納者に対する対策についての御質問の答弁をさせていただきます。運転免許証の返納者に対する対策につきましては、今、御質問にもありましたように、平成10年の道路改正法で、運転免許証の自主返納が制度化されました。都道府県の公安委員会は、平成14年から返納者が申請すれば顔写真つきの運転経歴証明書、これを発行しているところでありますが、本町では70歳以上の運転に不安のある町民を対象に、新たな身分証明書として、写真つきの住民基本台帳カードを無料で交付する本別町高齢者運転免許証自主返納支援事業、これを平成24年4月1日から推進したところであります。これらについては、今までには2件の交付ということであります。なお、住民基本台帳につきましては、マイナンバーカードの導入によりまして、平成27年12月末で新規発行は終了しておりますが、マイナンバーカードが必要な場合は、住民課の窓口で手続をいたしますと、1回目は無料で発行されますので、またこれも御活用いただきたいというふうに思います。新聞報道でもありましたが、今月12日から道路交通法が改正されました。これによって、更新時において75歳以上の運転免許証の保有者に義務づけられております認知症の認知機能検査が強化されることになりました。認知症などの症状進行を早期に把握して、重大事故を防ぐことが目的とされておりまして、検査結果は、認知症のおそれ、認知機能の低下のおそれ、問題なしの3分類に判定をされ、改正前は認知症のおそれと判断されても、一定の交通違反をしなければ医師の診断は必要ないということでありましたが、改正後は、違反がなくても、認知症のおそれと判断されれば医師の診察が義務づけられて、認知症と診断されると、免許の停止または取り消しとなるところであります。また、信号無視など、一定の違反をした場合、これは更新を待たずに、臨時の検査を受けて、認知症のおそれと判断されると、医師の診断を受けなければならないということになっています。これらのことから、運転免許の更新に手間がかかるために、自主返納がふえてくるというふうな指摘もありますことから、その傾向につきましては、今後の推移を見守っていきたいというふうに考えております。御提案のありました、運転免許証の返納者へのタクシー券の助成についてですが、タクシー券やバス賃の助成、商品券の支給などを行っている例が他の自治体にはございますが、運転免許証を保有していたか否かによって、高齢者、交通弱者に対する給付事業が異なることが、まず公平性の面から見ても、広く町民の皆様から御理解を得られるかどうか、結論づけする前に慎重に対応する必要があると考えております。また、現在のところ、身近な公共交通機関における運転免許証の自主返納者への優遇措置といたしましては、十勝バスでは、警察署において有料で発行される運転経歴証明書を提示することによって、十勝管内の路線バス運賃が半額免除されることとなっておりますし、また、特段の優遇措置という位置づけだけではありませんが、もとより、本町においても運行しております循環バス、町有バス、さらにへき地患者輸送バスについては、65歳以上の町民の方であれば全て無料となっておりますので、町民の足として積極的に御利用いただければというふうに思っています。今後も町内を運行するバスの利用促進に向けて、より利用しやすい環境を整えながら、利便性の確保に努めていきたいと思いますし、これまで以上にストレスなく居住地と目的地の往来の足が確保されるような新たな交通体系システムの調査研究も進めていく所存であります。運転免許証の返納者を含む交通弱者の皆様に対する施策としては、これらも含めて、また特段の御理解をいただきたいというふうに思いますし、また、今後ともより住民の足の確保に向けては充実したサービスに努めてまいりたいと思います。以上申し上げて、答弁とさせていただきます。

再質問 5番 山西二三夫

再質問させていただきます。今、町長の答弁にありましたが、75歳以上の運転者への認知機能検査を強化する改正道路交通法がこの3月12日に施行されました。返納に迷う高齢者ドライバーを後押しし、事故防止につなげるために、道内各市町村、自治体では、免許証返納者の取り組みに、タクシー券支給のほうが返納につながると考える自治体が多くなってきたような気がします。本町が実施している免許証返納者に、今、町長から答弁ありましたが、通常1枚500円かかる住基カードを無料交付していますが、平成24年に1件、ちょっと私の手元には25年から28年は0件という、書類としてありましたが、町長のほうでは2件あったということでありますが、他町村や道のことも考えられますが、本町の地理的条件、町内交通機関がありますので、本町独自の考えで、高齢者の早期免許証返納に対する生活支援サービスを積極的にとり進めるべきだと考えます。私、十分理解していないところもありますけれども、町長の答弁の中で、免許証返納者にタクシー券の助成を考えられているのかいないのか、確認のためにもう一度町長にお伺いいたします。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

再質問に答弁をさせていただきますが、道路交通法が改正になって、75歳以上の方の認知症の検査だとか、また、講習が強化されるということでありまして、あくまでも返納しなければならないのは、認知症のおそれがあるという判断をされたときとか、また、それに類する交通違反があったときということでありますから、免許証を返納することと、地域でそれぞれ町内での足の確保というのは、これはやっぱり別にしっかりと考えていただきたいなというふうに思っています。それは、免許証を持つ、持たない、自主的に返す、返さないは、それぞれこういう制度の中で新たにまた発生する面はもちろんありますが、ただ、免許証を持っているということについては、幾つになっても、これは公安委員会がしっかり認めた免許証でありますから、これはやっぱりそのことは尊重しなければなりませんし、私ども行政とか町が、これを早く返したらいいですよとか、こうしたら何かありますよとかということではありませんので、そこら辺はしっかりとやっぱりそれぞれの自分の自己の都合の中で、しっかりと必要度を含めて、それは対応していただくことだというふうに思っています。その中でも、今までも車の免許を持っていない方、また、それを返した方、いろいろいると思いますけれども、それらの人の交通弱者と言われる方だとか、もともと要するに交通手段を持たない方々については、やっぱりそれは循環バスだとか、それぞれスクールバスだとか、それから、今までやっている三つのバスの運行によって、それぞれ地域の足の確保、利便性を高めていきたいなというふうに思いますし、今、一番先に山西議員の御質問にありましたように、時間を気にせずにゆっくり、半日、1日、診察を受けるとか、例えば用事を足すとか、そういうこともできる方法はないのかということ、そういうことを含めても、それはその地域性ももちろんありますけれども、何人いるか、どのぐらいの時間で来てくれるかというのもありますけれども、それらも、また再度、地域の調査も含めて実施をしながら、よりゆっくりそういう時間が楽しめたり、時間を気にせずにしっかりとした健康管理、診療ができる、そのようなこともぜひ十分に検討していきたいなというふうに思っています。さらに、今、内部でも検討しているのは、デマンドバスという、前にも阿保議員のほうから御質問いただいたことがあるのですが、要するにわかりやすく言えば予約制の足の確保ですね。これらを含めても、どこら辺までできるかは別ですけれども、そういう利便性も高めながら、例えば路線バスでしたら、国道だとか往来の多いところはとめられませんけれども、手を挙げたらそこで乗り降りできると、そういう利便性を高めた、これはデマンドではありませんけれども、そういうようなフリー乗降ができるようなこともやってきておりますから、なるべくそういう意味では、地域の人たちが一緒になって利用できる、利用しやすいような方式も含めて考えていきたいなというふうに思っています。1回1回、私、例えば免許をずっと持っていませんと。例えば山西さんが持っていて、山西さん、いいよねと。片道1万円かかるけれども、もらうのだよねというのと、持っていないと、こういういろいろなことが出てきますので、そうでなくて、同じく交通手段を持たないとしたら、同じく一緒にそういう人たちが共有できるような、そういう足の確保というのを大事にしていかなければならないのかなと、そんなふうに思っておりますので、タクシー券を出すとか出さないとかでなくて、免許証がなくなって、交通手段がなくなっても、しっかりと、十二分にはいきませんけれども、最低限必要な時間だとか、そういう足の確保はできるよと、そういう体制をしっかりとっていきたいなというふうに思っておりますので、ぜひ御理解いただきたいと思います。以上であります。

再質問 5番 山西二三夫

終わります。

出典:本別町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月14日 議事録 PDF(89ページ) 間違いを知らせる