みんなの議会

広尾町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日

広尾町認定こども園の開設について

2019年3月7日、広尾町議会の一般質問で、萬亀山ちず子議員が「広尾町認定こども園の開設について」質問し、町長 村瀨が答弁しました。

質問者
萬亀山ちず子 議員
答弁者
町長 村瀨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 2番 萬亀山ちず子

私は、広尾町認定こども園の開設に当たり、町長の考えを伺います。認定こども園は、就学前の子どもに教育と保育を一体的に提供するほか、地域の子育て家庭に対する支援を行う施設幼稚園や保育所などのうち一定の基準を満たす施設を都道府県知事が認定するとされています。ご承知のとおり、幼稚園は3歳から就学前までの子どもを対象とする教育施設、保育所はゼロ歳から就学前までの子どもを対象とする児童福祉施設と位置づけられています。このように両者は本来目的や機能が異なりますが、共働き世帯や核家族の増加などの社会状況や家庭の変化を受けて、預かり保育や子育て支援を導入するなどの多様化が進んだ結果、互いの機能に似通ったものになってきています。さらに、地方分権と規制緩和という構造改革の流れもあって「幼保一元化」が求められる中、両者の制度を残した上で、幼保一体的な運営をする総合施設として、2016 年 10 月、「認定こども園制度」がスタートしています。親の就労の有無にもかかわらず、ゼロ歳から就学前までの全ての子どもを対象にしたサービスの提供が、両者が所管省庁として実現したところです。広尾町においても、4月から本格的に認可幼稚園と認可保育所が一体的な運営をする幼保連携型がスタートします。この利用するメリットの1つとしては、就業時間の変化や弟妹の出産あるいは育児休暇をとるといった環境が、園で安心して保育・教育を受けられるということで親にも子どもにも大きな安心感があります。また、年齢の異なる子どもたちが一つの場で交流ができるということです。ゼロ歳から就学前の幼児が一つの空間を共有する縦割り保育を受けられることは、小学校に入学しても顔を見知っているということで安心感が子ども同士ではあると思います。年齢に応じた保育と集団としての教育、二通りを受けることができます。昨年、広尾町は園児の増加に対応するため、2保育室を増設したところです。しかしながら、ホールの狭小に対し、多くの苦情が寄せられているのが現状ではないでしょうか。昨年の発表会では観覧の父母から、座席の確保、狭くて子どもが伸び伸びと遊べず危険性もあるといった指摘があります。このホールの狭小を今年はどうするのかをお聞きしたいと思います。また、今年の入園希望者が 30 人以上の申し込みに対して、「入れない子どもが出るのではないか」という不安を持っている親もいると聞いています。広尾町において待機児童が発生するような事態があってはならないと思いますが、これをどう解決するのかお聞かせください。あわせて、園児がなじんだ保育士さんの中途退職や今後退職する方もいると聞いております。毎日のように防災無線で保育士募集の放送が流れていますが、応募がないのが現状のようです。町内には有資格者が結構いると聞いていますが、何が原因で応募がないのかを検証したことはあるのでしょうか。私には、さまざまな情報が入ってきます。原因は職場の人間関係にあるのかと感じる点が多々あります。町長はどう受けとめていますか。幼少期の情操を育む大切な役割を果たさなければならない施設ですから、原因をしっかり調査した上で、建物はもちろんでありますが、スタッフの質的向上も求められます。安心して子どもを預けられる総合施設の運営を願う上から、開設に当たっての町長のお考えをお聞かせください。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

萬亀山議員の質問にお答えをいたします。本町は、4月より「認定こども園ひろお保育園」として、ひろお幼稚園とひろお保育園を統合し、新たに開設をいたします。この開設に当たっての背景については、議員がおっしゃったとおりであります。しっかりと広尾町の子どもを育てていきたいと考えているところであります。入園状況につきましては、子どもの人口推移や女性の就労率の向上を受けまして、3歳以上の入園希望を受け入れるため、保育室を2つ増やしまして、定員も 50 名増やしているところであります。このことにより、3歳児と4歳児については定員を上回る申し込みがありましたけれども、クラスを2つに分けて対応していきたいと思っているところであります。しかし、平成 31 年度の入所申し込みにつきましては、1歳から2歳児では定員以上の申し込みがありまして、待機児童が発生している状況下にあります。あと、ホールの狭さについてのご質問がありました。現在の園の建設に向けましては、保育所設置基準に基づきまして、保育室、また、遊戯室の児童数に合わせた面積を確保しているところであります。子どもの数からいって面積は足りているのですが、議員の質問にございました発表会等の保護者が参加するところでは、少し狭い状況になっているところであります。今後に向けまして、行事の開催等につきましては、保護者とも相談をしながら、例えば会場の変更などできるものであれば、検討をしていきたいなというふうに思っているところであります。次に、保育士の求人についてであります。募集を継続して行っておりますけれども、開設に当たっての確保についてはできているところでありますけれども、なかなか保育士が集まらない状況にあります。また、退職をする状況にあることについては、保育士と個別面談をそれぞれ実施をしているところでありますけれども、職場環境の改善、事務事業の効率化など、保育士が保育に専念できるよう体制を整備していきたいというふうに考えているところであります。今後も子育て支援員を活用するなどして、保育環境の充実に努めてまいりたいというふうに思っております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 2番 萬亀山ちず子

ホールの使用など、学習会、発表会においては、今後いろいろされるということですが、私が議員になっていますと、いろんな苦情というか、困り事が耳に入るものですから、4月になってからの質問でもよかったのではないかと思うのですけれども、いろいろなところで父母の方たちから不満がちょっと出ているようなところがあります。まず、ホールの中では本当に狭くて、子ども同士が重なって見えないわけですね。そうすると、幾ら保育士さんが見守っていても、接触してぶつかって、そして泣いて初めて子どもが大変だということがあるようですね。そういったところでも、本当にお父さん、お母さんにしてはホールの狭さがとても危険性を帯びている。そしてまた、今年は幼稚園が入るということで以前よりも増えるということですね。だから、そういったところで何か不安を感じている親御さんはいらっしゃいます。また、去年の発表会においても立ち見席であったり、廊下まで出たりで、そして、お昼寝用の布団、小布団というのですか、長い布団で。一家にはその1枚の範囲内で皆さんの、そこの場所が占有権というか、そういったところで指示が出るぐらい、子どもが小さな手で踊ったり動いたりすること自体、もう本当に親御さんにとっては一番の楽しみだということで、おじいちゃん、おばあちゃん、また兄弟、そしてお父さん、お休みのお父さんも見たいということは本当に本心だと思うのですけれども、今年はホールをもう一度改めて考えるということなので、ぜひそのように、みんなが楽しんで見られるような場所を設定していただきたいと思います。また、待機児童の問題なのですけれども、新築で建てて保育室を増やしたということなのです。結局、建物を、フェンスを壊して2施設を建てたということなのですけれども、子どもたちが予想以上に今年は多くてお断りをしたということなのですね。そういったところは、どういった基準で断ったのか。あるお母さんは、新規で保育が必要で、入園手続で昨年は入所できたのですけれども、今年は断られた。そして、そのためにお仕事ができなくなったというお母さん。また、あるお母さんは、新規で保育のほうで2人兄弟を申し込みしたが、弟、未満児なのですけれども、お断りされた。それで、兄のほうは一応保育所は入れないけれども、幼稚園のほうに回された。幼稚園となると、今度1時半ぐらいまでですか、見ていただけるのは。だから、お母さんの時間帯の都合でそれ以上になると、また支援センターであったり、学童に行かなければならない。そうすると、300 円の出費だ。それが何日間にすると、ある程度の金額になりますよね。だから、そういったことも聞いております。そして、ちょっとこれ聞き苦しいとは思うのですけれども、あってはならないことだと思うのですけれども、入所の選定の仕方がやっぱり町の関係機関に勤めている人がどうも優先的だという不満も出ているのですよ。やはり入れない人たちは不満を持って、もう幾らでもいろんな不満が出てくると思うのですけれども、多分あってはならないと思うのですけれども、まず親御さんの不信感が出ていることは確かでございますので、こういった待機児童、何か手だてはないものかどうかも、ちょっとお聞きしたいと思います。そして、3点目ですけれども、保育士さんが退職する理由を調査したことがあるのかどうか。職場の人間関係が原因なんていうことは、あってはならないと思います。子どもがなれ親しんだ保育士さんが退職することで、子どもたちの情緒の変化をとても心配する親もいます。所管の管理職や、もちろん理事者も現場の状況をしっかり把握することが大事ではないかと思います。私の手元にはガールズフレンドという資料がちょっとあるのですけれども、こういう大学生のアンケートです。そういったところで、一応このランキングのなりたいランキング、職業は何かというと、保育士さんになっているのですね。その理由で多かったのは、「保育士という職業が好きだったから」「子どもが好き」、そして「憧れているから」「やりがいがあるから」という回答があったそうです。子どもの成長を見ることができる保育士は達成感、そして、満足感が得られる職業と受けとめられるということが大学生にしては大きいのではないかと思います。高いハードルを越えてやっと憧れの職業についたものの、そこには職場内の人間関係という障がいがあっては、子どもの成長を支えてあげることができません。そういったところで、退職に追い込まれるというそんな職場が親にかわって子どものお世話ができるのかという疑問を感じます。早急に環境改善に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

まず、最初のホールが狭いという点であります。確かに、建てるときの基準については、子どもの数で1人当たりの所要面積で建てるわけであります。議員がおっしゃったとおり、行事のあるときの狭さについてご指摘がありました。確かに、夫婦2人、そしてその夫婦2人にはじいちゃん、ばあちゃんがついていますから、大人が6人、子どもがいれば、兄弟がいれば7、8人が見に行くというところになってしまいまして、その数に合わせてホールをつくるとなれば、非常に大きなホールになってしまうところでありまして、やはり設計基準は子どもの数に合わせざるを得ないというところ、ご理解をいただければというふうに思っております。私も発表会を見に行きました。本当に後ろの壁に所狭しと立って子どもたちを見ているという状況下にあります。ですから、行事のときには、やはり少しそういう、年によって子どもの数は違いますから一概に言えませんけれども、多いときには違うところの会場でやるだとかいろんな工夫が、保護者と話し合いながら進めていきたいなというふうに思っているところであります。待機児童のお話をいただきました。それぞれ部屋も子どもの数に、定員に合わせてつくっているわけでありますけれども、残念ながら待機児童が出てしまったところであります。この背景には、建てたときの時代背景と今と少しやっぱり違ってきているところにあります。1つには、広尾町で子育て支援をするというところで、保育料についても国、北海道を上回り手厚くしているところであります。第2子半額のところを無料にしてみたり、それから、第3子以降の兄弟の上の年齢、これは小学校までとか中学生までとか制限をしているのですが、その制限を外して保育料を無料にしているだとか、そういったことがいいほうに反映をして皆さんが保育所に入ってきたという状況下にあります。また、あわせて、やっぱり生活が厳しくて働きたいという、そういう共稼ぎが増えてきたという背景もあるわけでありまして、そういった意味で、当時建てたときと現在の背景は違いますけれども、将来的に子どもの数を見ながらそれぞれ建てたわけでありますけれども、残念ながら現在のところは待機児童が出たというところであります。あと、建物の中の定員はあるのですけれども、いろんなホールがありまして、そこを工夫しながらやはりできるというところもあるのですが、残念ながら後段でおっしゃいました職員が退職をしたというところ、これも起因いたしまして、もしあと1人、2人保育士がいれば、あるところのクラスについては受け入れられる、そんな状況下にあるわけであります。そこで、3点目の最後の職員の退職についてであります。議員おっしゃったように、職場の人間環境にあるのではないかというご指摘であります。保育所に限らず、役場限らずほかの部署もそうかもしれませんけれども、今やっぱり人間関係、これがやはりどうもコミュニケーションがうまくとれない。今の若者という一くくりにしては失礼かもしれませんけれども、特に役場のことで言えば、保育所に限らず、ほかの現場でもあらわれている状況下にあります。私、職員採用の面接をするとき、それから新規で職員が役場に勤めるとき、いつも言うことなのですけれども、難しいこと、できるにこしたことはないのだけれども、一番大事なのは、職員同士のコミュニケーションを図ること、人間関係をしっかり築くこと、これが何よりも大事だということは常々言っているところであります。職員同士がしっかりコミュニケーションをとって人間関係ができれば、対住民と向き合ったときにもしっかりそれがとれるわけでありまして、そこが一番大事だというところを常々言っているのですが、残念ながら、今、議員おっしゃったとおり、それぞれの現場、保育所に限らずほかの現場でも役場内部でも人間関係が保てない職員がいるわけでありまして、そのことは理事者である私の責任でありますから、しっかりとどういうことができるのか対策を講じていきたいなというふうに思っているところであります。今、資料で説明があったとおり、特に保育士さんは子どものやっぱり健やかな成長を見たい、そういったことに携わりたいという崇高な使命感を持って職場に入るわけでありますから、そこのところが本人の夢がかなうように、そして生き生きと働くことができるように、そのことが子どもの成長につながるわけでありますから、そういった職場になるよう、しっかり理事者としても対応を進めてまいりたいというふうに思っております。

出典:広尾町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる