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古平町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月22日

高潮対策について

2016年3月22日、古平町議会の一般質問で、工藤澄男議員が「高潮対策について」質問し、町長 本間順司が答弁しました。

質問者
工藤澄男 議員
答弁者
町長 本間順司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 工藤澄男

最初に、高潮対策についてということで、前に沢江町で波が何度か道路へ上がり、ごみが散乱したことを質問しました。入船町では窓が破られたそうで、担当課長が土現のほうに話をしてくれたそうですけれども、その後の経過をお聞かせください。沢江町から港町側の漁港付近の沖合に波消しブロックが設置されておりますが、ブロックとブロックの間から波が道路まで達しております。最近、爆弾低気圧の発生が多くなり、各地に被害をもたらしています。古平町でも海岸線のかさ上げが必要と思いますが、考えをお聞かせください。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

工藤議員の一般質問にお答えいたします。この件につきましては、工藤議員から昨年の6月議会で一般質問ございまして、町から北海道に対しまして必要な対策を要望している旨を答弁しております。これを受けまして、昨年の11月5日とことしの2月14日に小樽建設管理部余市出張所において建設水道課と企画課担当職員が書面で説明しながら要望しております。要望内容につきましては、浜町地区及び沢江地区の離岸堤の修復と増設と、それから2点目が入船地区の消波ブロックの設置ということでございまして、これにつきましては北海道そのもの自体も大変財政に苦しいということで、その答えもやはり早期の要望実現は厳しいということでございまして、今後も引き続き要望していきたいなというふうに考えております。ただ、それこそいわゆる古平町での海岸線のかさ上げ、これもなかなか難しい問題でございまして、離岸堤の改修ができればそこまでしなくてもいいということで、離岸堤のほうを強く要望してまいりたいというふうに考えております。

質問 9番 工藤澄男

土現のほうへのお話はわかりました。実際に今古平町では、海岸線が大体4メーターから5メーターラインで設定されています。そして、実際に町の中の水位は大体3メートル台、低いところでは2メーター台のところもあるということで、完全に道路を波が越しますと古平町は浜町、沢江もそうなのですけれども、完全に埋まってしまいます。古平町は、たしか6メーターちょっとの最高のを予想していたと思ったのですけれども、それであれば今の状態でもし波が来た場合、町の真ん中では大体人間の背が埋まるだけの、まず簡単に言いますとそれだけの水がたまるということになります。そして、実際に今古平には冷水川だとか小さい河川があるのですけれども、今でも大水が出ると水はけが悪い状態が続いているということで、例えばこれにさらに1メーターぐらいでもかさ上げすれば、ある程度古平の設定の寸法に近づくのではないかということで今回質問したわけなのですけれども、何とかそれをやってほしいなとは思うのですけれども、もう一度よろしくお願いします。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

議員おっしゃるのは多分津波高の件で、いわゆる堤防を越えた場合というようなことを想定しているのだと思いますけれども、これにはなかなか財政的に、町自体も財政的に厳しいということでございまして、いわゆる3.11、東日本大震災ではあらかじめそういうふうにやった自治体もございまして、それは辛うじて被害を小さくできたということもございますけれども、本町としましてはそういう想定をしながらやれればいいのですけれども、これは本当に大変難しい問題だというふうに思っておりますので、議員のほうもご理解願いたいなというふうに思っております。

質問 9番 工藤澄男

この前、沢江町で水害があったときも、大体沢江町でもちょうど一番深いところで堤防の高さまで水が来ていました。ですから、やはりそういう川の水害でさえそのぐらいになるのですから、もし波がまともにかぶるようであればやはり同じような水害が起きるので、余り例えば高い防波堤とかを逆につくりますと、今度は逆に波の様子がよくわからないということもあるので、ある程度目の高さで見えるぐらいの高さをこれからまず検討していただきたいと思います。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

いわゆる海岸堤防のほうが高くて市街地のほうが低いというような自治体は、本町ばかりではございません。近隣町村、ほとんどそういう町村でございまして、では全部の自治体がそういうことができるかというと、なかなか難しい問題がございますので、その点はご理解願いたいと思います。

質問 9番 工藤澄男

次の質問です。地震と津波による原発事故についてということで、地震や津波による原発事故や土砂災害が発生し、国道229号、古平余市間、古平積丹間、それから998の古平神恵内間が不通になった場合、古平町、積丹町、神恵内村が孤立する可能性があります。国、道、近隣町村では原発の再稼働をしようとしておりますけれども、再稼働をする前に安全な避難道路をつくるべきだと思いますが、お考えをお聞かせください。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

議員からは、1年前にも同様の趣旨の質問がございましたけれども、基本的には私の考えは変わってございません。確かに大地震や大津波などの自然災害が発生した場合、さまざまな要因で国道あるいは道道といった主要道路を初め、一般道路でも通行不能となる可能性は否定できません。この場合、孤立化は沿岸町村のみならず、山間部の町村においても起き得ることでありまして、これまでもそれぞれの地域ごと、あるいは後志総合開発期成会においても要望書に取り上げ、国、道に要望しているところでございます。しかし、国である小樽開発建設部の回答は229号線と並行した避難道路の建設は考えていないし、道としての小樽建設管理部の回答は大規模事業であることから事業化は極めて難しいということでございます。ただ、私は原発事故にかかわらず、何かにつけて避難路といいますか、迂回する道路の必要性は感じておりますけれども、このことを再稼働反対の理由にするのは適当ではないなというふうに思っているところであり、福島第一原発の事故以来、国の原子力規制委員会は逐次事故の検証をしながら世界最高レベルの規制基準を設定し、我が国の原発の審査を行っているところであり、また各電力会社においてもこの基準をクリアするべく、長い時間をかけてさまざまな対策を講じているところでございます。昨年12月の新聞報道にございましたように、原子力規制委員会は泊原発1から3号機の新規制基準への適合性検査において、北電が示した基準地震動をおおむね了承し、地震、津波対策の審査がほぼ決着したとのことであります。このことにつきましては、北電からもそのような説明を受けてございます。これは、原子力規制委員会が科学的知見に基づいて了承したということで、想定される最大規模の地震、津波が発生しても原発事故は防ぐことができるものと捉えており、現実的な判断材料ではないかと思ってございます。ただ、想定外や万が一ということもありますので、道路の要望は近隣町村や管内の町村長とも相談しながら検討してまいりたいと考えております。1年前にも申し上げましたように、想定外や万が一あるいは核燃料の処理の問題などもございますので、将来に向かっては代替エネルギーの開発を進めながら原発ゼロを目指すべきではないかというふうに思ってございます。

質問 9番 工藤澄男

実際に今賛成しているあそこは4町村ですか、あそこの場合はもういきなり泊から共和までまず道路を1本つくったと。それに今度は、共和からさらに倶知安へ抜ける道路もつくるということで、向こうは道道がいっぱいあるので、結構逃げる道路はあるのです。ただ、古平町と積丹と神恵内にはその道路がないのです。ただ、原発が起きないで、ただ土砂災害だとか、そういうのでなった場合は泊方面にでも例えば逃げることができるのでしょうけれども、実際にこの3町村というのはもし原発が何か事故があって、そしてどうしても逃げなければならないとなったら、この3町村は完全にオミットなのです。そして、実際に先日の新聞でも神恵内村では土砂災害なんかが起きた場合、どうしたらいいかわからないというぐらいちゃんと新聞にも載せているのです。ですから、やっぱりこの……実際にそして金は確かにかかるのです、古平町の場合は山を越えなければだめですから。ただ、実際に営林署の林道というのが何本かあって、種田ノ沢から昔の旧道へおりる道路だとか、それから豊丘へ抜ける道路だとかがあるのです。冬、冬期間は大変だろうと思いますけれども、せめて夏の間だけでもそういうようなところとか、何かどこか昔通った道路とかそういうのを探して、やはり逃げる道路というのを確保するべきだとは思うのですけれども、どうでしょうか。そして、実際に今国のほうでは、やはり賛成している町村には今回も町長も恐らく見ているのでしょうけれども、19日の新聞に地方創生の加速化交付金1億7,000万、これ岩内、神恵内、泊村と。やはりそういう賛成しているところには、どんどん、どんどん金はつぎ込んでいるのです。そして、それからちょっと外れたところには全然、全然と言ったらおかしいのですけれども、そういう気持ちがないのです。そして、今新たに古平小学校に放射線防護対策というので出てきたのですけれども、これを見ますとこの白い部分がということは体育館の中だと思うのですけれども、この中には例えばあれは入っていないですね、給食センター、給食室は。もしここですぐ逃げられるのであればいいのですけれども、ここで何日か過ごすようになれば、やはり給食の場所もしっかり除染できるようなものでなければ、せっかく国で幾ら出すのか知りませんけれども、こういうものをつくっても意味がないと思うのです。そして、ましてこれ風で送るというのが果たして今までこういう例があったのかどうかわからないのですけれども、私はどうもこの方法が不安に思えてならないのですけれども、どうでしょうか。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

ちょっと質問の争点がかなりずれてきていますけれども、いわゆる避難道路の関係につきましては、それこそ旧山道あるいは林道等につきましてもそういう要望はしてきてございます。それは、議員の考え方と同様でございます。それから、いわゆる地方創生の交付金につきましては、原発とは全然関係がございませんので、混同しないようにしていただきたいと思います。それと、今回やる小学校のいわゆるそれこそ放射能の空気を入れないようにする施設につきましては除染だとか、そういう問題ではございませんので、放射能を含んだ空気を入れないようにする装置ということでございますので、ご理解願いたいと思います。

質問 9番 工藤澄男

放射能を入れないようにするということは、その部分だけは放射能は入らないでしょうけれども、その周りは結局放射能があるということなのです。ですから、本来本当は避難道路の話だったのですけれども、先日こういうのが配られてきたので、急遽きょう言ったのですけれども、やはりこの原子力に関してはまず最悪のことを前提に、この前も言いましたけれども、まず最悪のことを前提にしないと何事もやっていけないと思うのです。ただ、国が安全だ、安全だと。これは、もう福島の場合も昔から安全だ、安全だといってあれだけのことになったし、あれは特別また大きい災害ではありましたけれども、そしてそのほかの原発なんかでも今差しとめされたり、また動かそうとか、それはいろいろ賛否両論ありますけれども、古平町の場合はもしあそこで災害が起きた場合、まず古平の魚だとか、そういうものは恐らく大体原発が流れてくるようになったら、古平町はもうバンザイするしかないと思います。人間が何ぼ助かってでも漁業関係者なり農業関係者の部分に今福島だとかあちこちであるように結局今度は放射能で汚染されますので、そのためにもこの原発というのを考える場合は最悪の場合を考えて何事もやっぱりやっていくべきだと思いますけれども、もう一度お願いいたします。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

ですから、最初に答弁したとおり、そういうことで安全を追求しながら今やっている最中ということでございます。ですから、それこそ万が一最悪の場合、想定外の場合というものを考えたときには、将来的には原発ゼロにすべきだというふうなのが私の考え方でございまして、現時点ではある程度規制委員会のそういう判断を参考としながら現実的な路線をとっていきたいなというふうなのが私の考え方でございます。

出典:古平町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月22日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる