みんなの議会

富良野市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月19日

(1)国際交流について/(2)小学生の英語教育について

2018年9月19日、富良野市議会の一般質問で、谷口正也議員が「国際交流について」「小学生の英語教育について」について質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。

質問者
谷口正也 議員
答弁者
市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 谷口正也

-登壇-おはようございます。このたびの平成30年北海道胆振東部地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。それでは、通告に従い、2件質問いたします。1件目は、国際交流についてお伺いします。個人及び市内の団体が国際交流の発展に寄与する目的を持って行う事業に対して、経費の一部を補助する本市の国際交流事業があります。海外に興味のある学生たちが、日本を飛び出す勇気を持ち、世界の広さ、文化の違いを肌で感じ、改めて富良野のよさを再確認するには、とてもよい経験の機会を提供すると考えます。4月17日の毎日新聞朝刊の論説に、2020年度から始まる大学入学共通テストで英語の試験は大幅に変わり、英検などの民間検定試験を合否判定に使う計画があるとのこと、その影響で、試験の点数を上げるためのコツを覚える授業に変わるおそれもあり、英語嫌いの生徒がふえる可能性も高くなることを懸念しているとあります。日常会話から始める英会話では、完全ではなくても、まずは話しかけ、通じることの喜びを知り、楽しくなることが大切であり、英語や外国語を好きになるきっかけとして、現地での人との触れ合い、楽しい出来事などが必要不可欠だと考えます。事業終了後に経験し感じたことなどをホームページ等で公表することで、多くの市民や後輩が世界を身近に感じることができ、共感を得て、次の希望者へつながるとも考えます。その経験を生かした学生たちに今後の富良野の国際交流に貢献してもらい、高校卒業時、富良野を出る際の選択肢にも世界挑戦への扉を開くきっかけにもなると思います。この事業に申請する学生をふやすべく、周知すべきと考えますが、見解をお聞かせください。2件目は、小学生の英語教育についてです。平成26年第4回定例会におきまして、後藤議員から英語教師のALTについての質問があり、いま現在では、アメリカから2名、カナダから1名、フィリピンから1名と日本の補助教員1名が在籍しています。人口2万2,000人の本市においては、平成32年度の文部科学省学習指導要領より前倒して活動するには十分だと考えます。しかし、4月7日の北海道新聞では、道内の中学3年生の英語力は依然下位、文科省調査英検3級相当3割の記事において、2017年度の英語教育実施状況調査の結果では、中学3年生で英検3級以上相当の英語力を持つ生徒は40.7%と全国平均を下回り、2020年度から大学入学共通テストで民間検定試験導入が始まるのを控え、底上げが求められる、中・高ともトップだった福井県では県を挙げて生徒が英語で意見を交わすコミュニケーション重視の授業改善などを進めている、民間検定試験を受ける際の料金の補助制度もあり、英検などを受けた生徒の割合は中学3年生で96.4%と極めて高い、一方、道内の中学3年生は受験数が26.5%にとどまっており、抜本的な学習環境の改善や支援制度がなければ、差がさらに広がるおそれがあるとあります。その抜本的改善として、本市の第3次学校教育中期計画にて、英語が話せるふらのっ子を目指し、幼・小・中・高の連携を十分に図りながら、クラスルームイングリッシュや英語を積極的に取り入れた言語活動等、充実した英語教育を確立する指導計画が既に行われていることを考えると、文部科学省が制定する教育課程特例校に申請することができると考えます。この教育課程特例校とは、学校や地域の特色を生かした独自の教育課程を実施する必要が認められた場合、特別な教育課程を編成して子供の教育を実施することができる制度とあります。平成29年4月の文部科学省の特例校の全国データによると、小学校低・中学年から特例校として英語教育を実施しているのは233件、2,392校で、生活科や総合的な学習の時間等の一部を組みかえ、英語科や外国語活動等を導入しています。メリットとしては、既存の教科書にない学習成果や、以前は活躍できなかった子への活躍の場の増大、デメリットとしては、特例校の教育課程を実施することにより、子供や教員の負担がふえてしまうことが課題と考えられています。本市としては、まず、市内の小学校数校を特例校にすることにより、小学校1、2年の低学年から、日本語の基礎を始めると同時に、英語を楽しみ、触れる時間を年間10時間程度つくれば、本市には少ない低学年用の英会話教室の代替案となり、低学年の子供を持つ御父兄からの要望に応えることもできると考えます。それに加え、海外からのお客様が多い本市ならではの特徴と、英語に力を入れている特例校のあるまちという観点から、英語教育に興味のある家族が移住するきっかけにもなると考えますが、見解をお聞かせください。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-谷口議員の御質問にお答えいたします。1件目の国際交流についての国際交流事業についてでありますが、本事業は、市民による国際親善交流の発展を目的とした富良野市国際交流基金を活用し、市内に居住する個人または団体が行う友好都市交流、国外諸都市交流、学生、生徒の交換留学交流、国際交流人材育成活動に対し、1件20万円を限度として補助しており、平成2年度の事業開始以来、平成29年度までに個人257名、22団体が利用しております。本事業については、市ホームページ及び市広報紙により周知を行い、事業利用後は、広報紙に報告レポートを掲載し、事業の成果について市民にお知らせしてきているところであり、今後も本事業を利用していただけるよう、周知方法について検討してまいります。また、海外経験を生かして国際親善に寄与できる活躍する場の提供についてでありますが、本市には200名を超える外国人が居住し、さらに多くの外国人観光客も来ておられますので、交流の機会について検討していくとともに、市内の団体による外国人との交流事業の企画、提案があれば、事業を活用し、助成を行ってまいりたいと考えております。以上です。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-おはようございます。谷口議員の御質問にお答えいたします。2件目の小学生の英語教育について、教育課程特例校の認可申請についてでありますが、本市では、英語が話せるふらのっ子を目標に、児童が英語を用いたコミュニケーションを通して多様な国々の人々と交流し、協働する力の基礎となる資質、能力を育成しているところであります。現在、本市では、本年度から、小学校において、新学習指導要領に基づく教育課程により、5、6年生では教科として年間70こま、3、4年生では外国語活動として年間35こまを先行実施しており、また、1、2年生については、挨拶、自己紹介、ゲームなどを通して英語になれ親しむ活動を、多い学校では年間12回行っております。これらに対応するため、ALTを1名増加し、4名体制にするとともに、小学校外国語活動等アドバイザーを1名配置しております。さらに、英語の表現力を高めるために富良野を英語で紹介する教材の作成、活用を図るとともに、イングリッシュキャンプや英語でトライアルの実施、市立図書館のえいごのおはなし会など、児童生徒が英語に触れ合う機会の創出に努めているところであります。御質問のありました教育課程特例校は、文部科学省の認可を受け、小学校低・中学年からの英語教育など特別な教育課程を編成して教育を実施することができる制度ですが、一方で、時間数確保のため、総合的な学習の時間などを削減しなければならず、本市の特色ある教育であるふるさとキャリア教育や森林学習の実施に影響を及ぼすとともに、特例校には研究発表会、公開授業、研修会の開催などが課せられるなど、教員の負担の増加が課題であると考えております。本市においては、既に新学習指導要領の先行実施により、教育課程特例校の先行事例と比較して外国語教育の年間総時間数は余り変わらないことや、教育内容も、低学年時より、これからの英語教育において重視される聞くこと、話すことを中心とした外国語活動に先進的に取り組んでいることから、教育課程特例校指定を受け、実施する必要はないものと考えているところであります。今後の取り組みとしては、より充実した英語教育の実現に向け、小学校教員、中学校英語担当教員、ALTなどで構成する小学校外国語活動推進委員会を中心に、小・中連携の一層の強化により、小中一貫した英語教育の推進を図ってまいります。以上でございます。

出典:富良野市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月19日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる