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深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日

麦・大豆乾燥調製施設

2025年6月18日、深川市議会の一般質問で、村上誠議員が「麦・大豆乾燥調製施設」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。

質問者
村上誠 議員
答弁者
市長 田中昌幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 村上誠

例年4月下旬から5月上旬は、春作業の真っ最中となりますが、今年は三、四日ごとに雨が降るという天気の続かない日々が続きました。気温も低く、田んぼがなかなか乾かない中、農家の皆さんは、雨前の僅かなチャンスを使っての春作業となりました。作業の遅れが懸念されておりましたけれども、先日の空知農業改良普及センターの発表では、北空知の田植の終わりが例年と比べて2日遅れの5月29日であったということであります。あれだけ気象条件が悪かったにもかかわらず、2日遅れで終わったことは、農家の皆さんの努力のあかしであると思います。6月に入ってからは天候が回復し、気温も高いことから、現在のところ、稲は順調に生育しております。米の話題がテレビ、新聞等で連日取り上げられておりますけれども、令和の米騒動解消に向けて、農家も米の増産に力を入れております。その結果が出ます次の9月定例会において、よい報告ができるよう祈るばかりであります。では、通告に従い一般質問させていただきます。まず一つ目は、麦・大豆乾燥調製施設についてであります。メムにあります広域小麦・大豆乾燥調製貯蔵施設は、平成27年度にJAきたそらちが主体となり、深川市を含む1市3町の支援により建設し、平成28年から稼働しております。本施設は、当時の生産計画に即した受入れ能力を持つ施設として運用が開始されました。小麦の場合、年によって変わりますが、収穫適期の幅は大体1週間から10日程度でありまして、順調に順次収穫が進めばスムーズに受入れできる施設であると認識しております。しかし、天候によってはいっときに集中して収穫作業が行われる場合があります。小麦は、乾燥が進んだ収穫時期に圃場で雨に当たりますと、穂から芽が出てしまう、いわゆる穂発芽が起こる可能性があり、発芽してしまいますと、もはや製品として扱われなくなります。ですから、生産者としては雨が降る前に収穫しようとしますので、施設への搬入が集中し、荷下ろしするまで施設内で待たされ、収穫作業がストップするということが過去にしばしばありました。大豆についても同様で、圃場において乾いた大豆に雨が当たりますと、大豆が水を吸収し膨れ、その後急速に乾燥しますと、大豆表面にしわが入り、等級が下がる要因になりますし、また、高い水分の大豆が適正な水分になるまで収穫を待たなくてはなりません。したがって、雨前に農家は集中的に収穫作業をすることになります。また、コンバインで収穫した麦、大豆は、生の状態でハードコンテナやトラックに入れて本施設へ運び、施設では受入れ後、直ちに通風乾燥処理が行われます。したがって、施設に入れてしまえば品質が劣化することはありませんが、ハードコンテナの中やトラックの荷台に積んだまま倉庫等に置いておきますと、高水分のものは特に微生物の活動により発酵が始まり、品質が著しく悪くなります。ですので、受け入れたものを無処理で置くわけにはいかないため、施設側は受入れ時間を延長し、出荷されてきたものを全て処理する対応を取っているのが現状であります。昨年は麦の収穫量も多く、処理能力を上回る受入れとなっており、また保管についても、サイロの容量をオーバーしたと伺っております。現在小麦については、きたほなみという品種が市内作付の9割を占めておりますが、有望な新しい品種も登場してきており、今後は複数の品種が栽培されていくと予想されます。またJAきたそらちにおいても、今後ソバから小麦、大豆へ作付をシフトする計画があることから、生産者も将来的な作付を含め、非常に不安視しております。今後、それらの状況をどのように改善していくのかが喫緊の課題となっております。そこで質問の1点目、改めて施設における直近の小麦・大豆の処理状況及び市として課題をどのように受け止めているのか伺います。また2点目として、JAきたそらちにおいては、営農懇談会の中で施設増設も検討していくとの説明があったところでありますが、市としてJAきたそらちが検討する施設整備に対し、どのような考えを持っているのか伺います。

答弁 市長 田中昌幸

麦・大豆乾燥調製施設についてお答えいたします。広域小麦・大豆乾燥調製貯蔵施設につきましては、消費者ニーズに対応した高品質小麦・大豆の安定供給、収穫作物の直接受入れによる生産者段階での労働力コストの低減等を図るため、平成27年度にJAきたそらちが事業主体となって、深川市のほか、雨竜町、北竜町、幌加内町の1市3町の生産者を受益として整備したものであります。そこで、質問の1点目の直近の小麦・大豆の処理状況になりますが、過去3か年の利用状況で申し上げますと、施設の処理能力であります小麦6,096トンに対しまして、令和4年は5,785トン、5年は6,360トン、6年は6,592トン、大豆につきましては1,269トンの処理能力に対し、令和4年は2,337トン、5年は2,018トン、6年は2,645トンとなっており、小麦においては過去2か年、大豆においては3か年とも大幅に処理能力を上回っている状況と伺っております。次に、市としての課題の受け止めにつきましては、施設の処理能力を上回ることにより、村上議員も指摘のとおり、繁忙期には施設職員の長時間労働や人員確保の課題が発生し、作業員の負担増加や健康面への影響も懸念されております。特に小麦については、大半が収穫後直接の受入れであり、一時保管ができないことから、1日の稼働時間が長くなっている状況でございます。さらに、貯蔵面でも、サイロ保管容量を超えた分はハードコンテナによる常温保管となり、その結果として品質クレームや管理コストの増加といった問題も発生する懸念がございます。また、村上議員も触れられたとおり、JAきたそらちにおいては、第8次農業振興計画において令和11年度の作付面積を、小麦は6年産の1,433ヘクタールから1,800ヘクタールに、大豆については同様に1,015ヘクタールから1,140ヘクタールまで拡大する計画としております。さらに新たな品種として、菓子専用品種である北見95号への転換により、産地差別化を図る計画とされておりますが、この北見95号は既存品種のきたほなみより増収が期待できることから、さらに処理能力不足が課題になってくるものと考えております。次に、施設整備に対する考えについてでありますが、小麦・大豆の生産は、地域農業の維持・発展を考える上で必要不可欠なものでありますことから、今後処理量を向上させるための取組は大変重要であると考えております。その中で、JAきたそらちにおいて施設増設も検討ということでございますが、市といたしましては、どういった施設整備を行うのか注視するとともに、これらの整備に必要不可欠な国費の活用に当たっては、JAきたそらちと十分連携を図りながら、関係機関等と協議を進めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる