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深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日

ダムの計画放流と洪水対策など

2019年12月11日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「ダムの計画放流と洪水対策など」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 太田幸一

それでは、2番目に入っていきたいと思います。防災対策、ダムの計画放流と洪水対策についてお伺いいたします。国は重い腰を上げまして、ダムの計画放流を全国のダムに対応させること、政権の中枢であるところでの取り組みということで発表がありました。今日まで国土交通省を中心に不十分と言わざるを得ないダムの緊急放流対策が進められてきたということでありますけれども、体系的なものになかなかなっていなかったこと、この近くの状況を見ても、そういったことが言えるのではないかと思います。洪水対策というのは、ダムの放流調整のみで済むものではないことは承知の部分でありますけれども、河川改修、これは河道の掘削等も含めますけれども、やはり堤防がまだ未整備のままだという状況を放置しておくというのは非常に大きなことではないか。全国的な緊急ダムの放水、放流によって、今日的に非常に整備されているといっても不十分な堤防の状態である。これも計画的に、また指摘もされていたところが氾濫していると、全国的にそういう傾向にもあるかと思います。これらの部分というのは、言ってみれば、深川の近くを見ても、予算がつかない状況、計画が先延ばしにされる状況というのは、残念ながら現実的にあるということを指摘せざるを得ないと思います。3点にわたってお伺いしますけれども、一つ目、内閣府が全国的に進めようとしているダムの計画放流とは何なのか。深川市として知り得る限りの部分で結構でございますので、教えていただきたい。二つ目に、深川市では主に水稲耕作者の思いから、堤防が未整備という箇所が存在します。ことし、去年と本州の特に愛媛、広島方面を私どもは政務調査として見てきておりますけれども、緊急放流による洪水で、高齢者を中心に犠牲者が非常に多くなっている部分を深川に置きかえたときにどうなるのかお伺いしたいと思います。三つ目として、雨竜川の雨竜第一・雨竜第二ダムと鷹泊にありますダムの連携というのは、これも以前から指摘しておりますけれども、ダムが満杯になったから、仕方なく放流するという形で今日まで来ていたかと思います。こういったものの連携された一定程度の水量調査は、今後、一つ目とかかわってきますけれども、国がここのところもかかわってくると思いますが、具体的にこの計画放流はどうなるのかお伺いしたいと思います。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

ダムの計画放流と洪水対策などについての3点の質問に順次お答え申し上げます。1点目の計画放流とは何かについてであります。計画放流とは、一般に大雨が予想される場合に、必要に応じダムにたまっている利水用の水を事前に放流して、そのことで水位を下げておいて、緊急放流を回避し、その結果、下流での急激な水位上昇を抑える取り組みを指すと言われております。この計画放流につきましては、議員も触れられておりましたが、報道によりますと、政府はことし10月に関東・甲信・東北地方等を襲った台風19号による甚大な被害を受けまして、先月26日、関係省庁の局長級がメンバーとなる検討会議を設置しまして、既存ダムの洪水調節機能を最大限利用した運用について検討を行い、年内にはその運用の方向性の取りまとめをされると承知いたしております。具体的には、国土交通省によりますと、1級河川の水系ごとに工程表をつくり、利水ダムを管理する例えば電力会社などと治水協定を結び、ダムの運用を見直し、必要に応じて、事前に放流させることで、治水機能を強化することが検討されているということであります。2点目に治水対策についてでありますが、市内には現在も石狩川と雨竜川に無堤防地区が存在しております。一般に国においては、堤防整備は下流側から順次進められるものでございますが、本市の当該無堤防地区の整備ということには、まだ長い年月がかかるものと想定しております。昨年7月の大雨の際にも、無堤防地区の一部が浸水いたしましたことから、そういった状況を受けまして、その対策として、北海道開発局では危険箇所の河道掘削を計画的に実施することになっておりますが、本市といたしましては、今後においてもこの堤防整備、あるいはそれに至る前の河道掘削などの河川整備について、しっかりと強く国に要望していく考えでございます。緊急放流に対する深川市の対応という点でありますが、本市でダムを抱える河川としては雨竜川と石狩川があるわけであります。雨竜川につきましては、農業用水と発電を目的とした鷹泊ダムがありますが、治水機能がございませんで、管理者である北海道がダムの貯水量が満水に近づいた場合、ダムの放流設備等の機能を確保するため、放流することがあるわけであります。鷹泊ダム放流時の連絡体制につきましては、鷹泊ダム管理事務所が本市を初め北海道警察、それから深川地区消防組合などの関係機関に対して通知を行うことになっておりまして、住民への周知につきましては、放流直前に警報局のサイレンを吹鳴することなどしまして、放流に関する周知を行うことになっております。そういう場合には、本市からも、つまり緊急放流についてのサイレン等が鳴った場合という意味でありますが、本市からも関係町内会に電話等しまして、その旨の連絡を行い、地域住民への周知徹底を図り、被害者が生じることのないように努めているところであります。また一方、石狩川につきましては、上流に忠別ダム、それから大雪ダムの緊急放流があるといったことも含めまして、市内の石狩川の河川の水位の上昇によって、警報レベルが3に達し、さらにその事態が悪化しそうな場合においては、河川水位を監視しております北海道開発局から本市に対して通知があることになっております。この通知といいましょうか、情報を受けて、本市は高齢者等の避難開始の発令を検討することとしておりまして、地域住民の皆さんが迅速な避難を開始できるように、入念に対応することにいたしているところでございます。3点目の雨竜第一ダム・第二ダムと鷹泊ダムの連携とダムの計画放流はどのようになるのかといったことについてお答え申し上げます。平成29年に北海道開発局で見直しが行われました雨竜川河川整備計画では、雨竜川流域にあります既設の利水ダムであります雨竜第一ダム・雨竜第二ダム、そして鷹泊ダムの有効活用について、計画の中で定められておりまして、具体的には国が進めます雨竜川ダム再生事業の中で雨竜第二ダムのかさ上げ、それから雨竜第一ダム・第二ダムの容量振りかえによる治水機能の確保などに着手するための調査、検討が行われることになっておりまして、それが進められているところでございます。先ほど少し冒頭に申し上げましたが、政府の計画放流に関する検討会議で検討されることとなります既設ダムの洪水調整機能を最大限に活用した運用について、これは今後詳細が明らかになると思いますが、その中で仮に雨竜ダムや鷹泊ダムについて計画放流の適用が可能となる場合には、雨竜川流域の防災・減災にとりまして、大変有効なものになるという期待もありますので、しっかり政府の検討状況、まとまりぐあいを注視していきたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる