深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月7日
道種子条例制定
2018年12月7日、深川市議会の一般質問で、佐々木一夫議員が「道種子条例制定」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木一夫 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 佐々木一夫
最近、韓国の文在寅大統領の「運命」という本を読みました。感銘を受けたのは、「国家とは国民である」の一言です。安倍政権は、みずからの行いも顧みず、道徳教育の強制と愛国心教育を始めました。愛国心、あるいは郷土愛というものは、強制されるべきものではなく、自然に社会環境の中で育まれるものだと思います。逆にそれが自然に育まれる社会でなければならないと思っています。同様に、市民が、あるいは深川市職員がプライベートで市民として深川市にどうかかわるかは、あくまで自主性の問題であり、一切の強制性は本来あってはならないものだと思っています。私は職員として、5人の市長に仕えました。今になってみれば、一番尊敬し、薫陶を受けたのは真鍋市長でした。真鍋さんは、国や道や医大等にしょっちゅう出かけて、全てにおいて陳情魔と言われた方でしたが、職員に訓示するときに必ず「君たちはパブリック・サーバントなんだ」と言いました。あえて公僕と言わず、公の召使の意味の直訳英語で表現することに、真鍋さんの思いを私は理解していました。同時に、「市役所は最大のサービス業だ」とも言われましたし、職員は家庭に帰れば、町内の一員として、町内会の役員等を積極的に引き受けるようにという市長名の通知文書も出されていたと記憶しております。その教育を受けて、私も町内会から保育園や小中学校まで役員等を受けてきましたし、それが当然だとも思っていました。今、私は、稲穂町町内会にいますけれども、町内会役員と市職員の皆さんがいろいろな立場で活躍しているのを見ています。私たちが市の職員として、諸先輩から学んだことは、しっかりと受け継がれていると思っています。また、我が女房ですが、元教師で、今も市内のさまざまな文化サークル等で活動していますが、そこでも現役の職員やその家族、そして市のOBの皆さんと一緒です。現職、元職問わず、市の職員及びその家族が深川市民の一人として、職員だからどうこうよりも、市全体で深川市の諸団体活動に参加しているといった深川市であり、それでよいのだと私は認識しています。深川市を、深川市民を愛していない職員などいないし、市民との共同を望まない職員などいるわけがないと私は信じています。通告に従い一般質問を開始いたします。1番目、北海道種子条例制定についてでございます。きのうのニュースで奈井江町長の北様が任期を全うされたと知りました。私は、8月の末に道の北海道農業・農村振興審議会の諮問委員会で、主要農作物の道種子条例の会議を傍聴してまいりました。そのトップを切って、北様が、「種子法道条例は絶対つくらなければならない。今までの知見を外国へ渡すことは絶対にあってはならない」という意見から始まりました。大変すばらしい人だったと思っております。北海道町村長会の代表として力強い方だったと私は記憶しております。さて、北海道農政部による道条例の制定に伴い、パブリックコメントの募集が10月11日から11月9日まで行われました。私も提出し、丁寧な受理文書をいただきました。質問の一つ目、深川市民から何人がパブリックコメントを出したか把握しておりますでしょうか。二つ目、市長は前回議会できたそらち農協及び市農民協の意向を聞き、道に反映していく意向を示されましたが、どのようになっていますでしょうか。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
道種子条例制定についてのお尋ねにお答えいたします。まず、1点目、市民から何人がパブリックコメントで意見を出したか把握しているかというお尋ねについてであります。道における種子条例につきまして、少し経緯を申し上げますが、ことし7月4日に知事が道議会の予算特別委員会において、道独自の条例を制定する考えを表明され、知事の諮問に応じて、農業・農村の振興に関する重要事項の調査、審議などを行う北海道農業・農村振興審議会のもとに主要農産物種子生産部会が設置されまして、そこで条例の内容等の検討がまさに進められているところであります。その後、北海道において、これは議員も今言われたわけですが、10月11日から11月9日にかけて、北海道主要農産物等の種子の生産に関する条例(仮称)の素案について、パブリックコメント手続が行われたところであります。そこで、質問の深川市民から何人がパブリックコメントで意見を出したかという点でありますが、北海道においては、パブリックコメントで提出された意見につきましては、意見に対する考え方とともに、平成30年11月下旬ごろをめどに、道民意見提出手続の意見募集結果といったものを公表するとしておりまして、北海道のホームページへの掲載のほか、道の農政部や各農業振興局の行政情報コーナーなどにおいて閲覧及び配布するとされていたわけでございます。しかし、11月下旬ごろをめどと言っておりましたけれども、現段階においてもまだ公表されておりませんことから、意見を出した深川市民が一体何人いたのかについては把握いたしておりません。次に、2点目、パブリックコメントに対する対応ということでお尋ねがありました。深川市におきましては、11月2日に農協の担当部課長さん、農民協議会の役員の方にお集まりいただきまして、パブリックコメントで示された北海道の条例素案の中身等を説明した上でご議論いただき、参加者から意見聴取させてもらったところでございます。集約いたしますと、一つには、原種圃等の設置などに伴う必要な予算をしっかり確保してもらいたいという意見、もう一つ、海外のGM作物種子やゲノム編集技術による種子が流入しないように条例を規定してもらいたい、この二つのご意見が出されたところでございます。そこで、今回の条例素案については、これまでの国が行っておりました種子法で都道府県に義務づけされておりました優良品種の決定、原種・原原種の生産、種子生産圃場の審査などの規定につきましては、この条例素案の中にしっかり盛り込まれているということが一つ。それから、GM作物の種子等の流入防止については、これはこれで大事な問題でありますけれども、今回の条例は、主要農作物等の安定的な供給、そして品質の確保を目的としたものでございます。したがいまして、この条例案の中に必ずしもGM関係の規定を盛り込む、整理する必要があるというものではなかろうといったことから考えまして、本市といたしましては、そういった条例をしっかり行っていくための必要な予算の確保の点についてのみ意見を提出することとして、11月9日に北海道へ意見を出したところでございます。ともあれ、再々申し上げておりますが、農業を主産業とする本市といたしましては、主要農作物の種子の安定的な供給体制がしっかり確保されることは極めて重要であると考えておりますので、今後とも本件の動向につきましては十分注視してまいりたいと考えております。