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深川市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日

国の原子力行政

2017年9月5日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「国の原子力行政」について質問し、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
企画総務部長 吉村理明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 太田幸一

それでは、5番目の国の原子力行政欠陥からの、道民への悪影響についてをお伺いいたします。国立研究開発法人日本原子力研究開発機構のずさんさは、マスコミにも既に言われており、大洗研究開発センターのプルトニウム被曝事故が報道されているわけでありますが、この内容については、数十年間、容器によって保管をしている。しかし、この容器が経年劣化して、その中のものが漏れていた、異常な膨らみがあったということを見過ごしたといいますか、いわゆるスルーしたという状態であります。また、今日まで福井県の高速増殖炉のもんじゅにおいても、使用停止にして、管理していた団体も外されて、結果として再起はさせないという形になったわけであります。こういった事柄を含めても、いま一つ言わせてもらえれば、原発のいわゆる今日的に問題になっている高濃度廃棄物としての最終処理というものがいまだに確定されていなくて、あちこちに野積みされているといった実態にあるわけであります。北海道という立場で言いますと、青森県は原発における交付金等をほとんどの自治体がもらっており、あちこちに原発があっておかしくない土地柄なわけですが、そういったところに一番近い函館市は30キロメートル圏内ということで、訴訟を始めているという実態にもあります。核のごみとして、最近、北海道であれば海岸縁の地震が少ないところということでマップをつくって発表されましたけれども、こういったことなど含めても、泥棒を捕まえてから縄をなうという状況ではないかと思います。いずれにいたしましても、安倍政権は実は将来的に、将来というのは遠い将来も近い将来もありますが、脱原発ということを言いながら選挙をやったのですけれども、それと全く違って、原発を含めたベストミクスという新たな言葉を出して、今や経済性の関係と称して、原発を将来的にも使おうかという実態にあるというのが現状であります。るる、問題視する部分はあるわけでありますけれども、3点にわたって伺いたいと思います。一つに、全国で全面停止した原子力発電所は、近隣自治体や住民の反対をよそに理不尽にも再稼働に進んでいる。観光王国北海道の農業都市深川として、国の原発施策への考えを伺う。二つ、国の原発施策のずさんはあらゆるところで噴出し、とりわけ東日本大震災での想定外とする責任逃れ、甲状腺異常、各所における隠蔽、野山の放射線汚染及び放射線汚染廃棄物の未解決、さらに高速増殖炉もんじゅの挫折から大洗原子力研究開発センターにおけるプルトニウム被曝事故などを見るとき、多くの国民が求めている脱原発の現実味が増している。深川市の所見を伺います。三つ、国は核ごみ最終処分場の科学的特性マップなるものを公表し、北海道は86市町村が最適地を有する結果となっています。北海道は、核のごみは受け入れないを宣言する全国唯一の条例を掲げている農業王国・観光王国である。観光農業都市ふかがわとして、国の理不尽極まりない核施策のツケを地域へ回す姿勢に対する、深川市の所見を伺います。

答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)

国の原子力行政につきましてお答え申し上げます。1点目の国の原発施策についてと2点目の脱原発についての深川市の考え方につきましては、関連がございますので、あわせてお答えさせていただきます。2013年9月から2015年8月まで全面停止をしておりました原子力発電所につきましては、現在5基が再稼働しておりますけれども、最近では、日本原子力研究開発機構の施設における作業員の被曝事故が報道されましたが、本市といたしましては、原発を含めた原子力の利用については、改めて安全確保が最重要であると認識しているところでございます。このような状況の中、国の原子力委員会は、今後の原子力政策について、政府としての長期的な方向性を示唆する羅針盤となる原子力利用に関する基本的な考え方を本年の7月20日に策定いたしまして、翌21日には、政府は原子力の研究開発及び利用に当たり、原子力委員会の原子力利用に関する基本的な考え方を尊重するとの閣議決定もなされたところでございます。この中で、原子力利用を続けていく上では、国民の原子力への不信・不安に真摯に向き合い、その軽減に向けた取り組みを一層進めていくことにより、社会的信頼を回復していくことが必須であるとしております。また、平成27年7月に経済産業省が示しました長期エネルギー需給の見通しでは、2030年度のエネルギー需給構造について、安全性、安定供給、経済効率性及び環境適合に関する政策目標を同時達成する中で、徹底した省エネルギーの推進、再生エネルギーの最大限の導入、火力発電の法律化などを進めつつ、原発依存度を可能な限り低減することを基本方針としております。このことから、本市といたしましても、安心・安全を最優先させた上で、国民の理解を十分に得て、エネルギー政策が進められることが何より重要であると考えているところでございます。次に、3点目の放射性廃棄物の最終処分に関する科学的特性マップが公表されたことについての深川市の考え方ということでございますが、経済産業省は、本年7月28日、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物について、最終処分の候補地となり得る地域を示した科学的特性マップというものを公表いたしました。これによりますと、日本の基礎自治体約1,750のうち、約900が安全に処分できる可能性が高い地域にあるとされておりまして、北海道でも86の市町村が該当するとされております。ただし、深川市の区域は除かれているということでございます。この科学的特性マップは、それぞれの地域が処分場所としてふさわしいかどうかを確定的に示すものではなく、処分場所を選定するに当たり、科学的特性マップには含まれていない要素も含めまして、今後、原子力発電環境整備機構、NUMOといいますけれども、ここが処分地選定調査を行い、詳しく調べていく必要があるとしているところでございます。このため、国がその候補地等の是非等を判断するに当たっては、国の責任において十分な検証を行い、万全な安全性の確保策を講じた上で、関係自治体等との協議や議論を重ね、理解と協力が得られるよう最大限の努力をされることが極めて重要不可欠であると考えているところでございます。

出典:深川市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる