みんなの議会

深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日

3番目の「相対的貧困率」の大規模調査の実態について

2017年3月6日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「3番目の「相対的貧困率」の大規模調査の実態について」質問し、市民福祉部長 籔友博、教育部長 大西徳治が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
市民福祉部長 籔友博、教育部長 大西徳治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 太田幸一

それでは次、3番目の「相対的貧困率」の大規模調査の実態についてお伺いいたします。国は、国民総活躍、働き方改革、女性の働き方、耳ざわりのいい言葉を並べるが、中身がありません。同一労働同一賃金の国会審議を見ても、結果、残業を法律で固定化する。どこを向いているのか現場実態から離れたものになり、奨学金改革と威勢よく声高に触れたが、これも竜頭蛇尾。子供の貧困率は、厚生労働省による相対的貧困率の調査結果や北海道が行った調査でも、ひとり親世帯や、本来地方創生の恩恵に浴しなければならない地方の住民にそのしわ寄せが及ぶ実態が明らかとなり、ここでもアベノミクスの破綻が証明されているのではないでしょうか。指摘されている困窮度1の貧困の再生産の傾向は、自分が価値ある人間と思わないとする自己肯定感の喪失につながる経済的ゆとりや時間的ゆとりの欠如を示し、未来に希望が持てないところに追い込まれている実態が明らかとなっています。特に、ひとり親家庭の収入の減少傾向、子供との時間の不足、お金の不足から、所得中央値の54.6%の貧困線を下回る階層が増加傾向を示し、あわせて、子供の6人に1人が貧困層、ここでもひとり親家庭での貧困率の増加はさらに顕著となっております。この階層の子供の進学には大きなハンデが横たわり、奨学金で言われている国際的比較においても、日本の教育予算は貧困統計でも最下位に近く、OECD先進国34カ国中、給付型をとっていない国は日本を含めてアイスランド等で、実質最下位であります。現政権は貸付型からの改革を声を大にしてはいるものの、最悪な日本の教育環境が大きな影を落として、高校生の子供に能力があっても、アルバイトで月7万円も働き、積み立てまでしても、目的を見失う子供の現実に、私たちは大きく寄り添わなければなりません。北海道の緊急調査にもあるように、子育て世代の2割が赤字、約3分の2の世帯が貯金を取り崩し、さらに借金までしての生活を強いられています。いずれにしても、日本の相対的貧困率において、国際的に30カ国中下から4番目と恥ずべき状態にあること、貧困の再生産、負のスパイラルにピリオドを打たなければなりません。ここで何点か伺います。一つ、国の統計資料による相対的貧困率で、貧困に該当する深川市内の世帯数及びひとり親世帯数と、これらの世帯の貯蓄取り崩しの有無は。二つ、国の奨学金を受けている北海道の大学生・短大・専門学校の状況はいかに。三つ、市内公立高校の大学進学・短大・専門学校を目指している生徒数とひとり親世帯数はいかに。

答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)

相対的貧困率の大規模調査の実態についての質問のうち、私からは、1点目の国の統計資料による相対的貧困率で貧困に該当する深川市内の世帯数及びひとり親世帯数と、これら世帯の貯金取り崩しの有無について、お答え申し上げます。初めに、相対的貧困率について説明させていただきたいと思います。相対的貧困率とは、総務省が実施する全国消費実態調査や、厚生労働省が実施する国民生活基礎調査の結果をもとに、全国的な貧困の傾向を示す指標の一つとして算出されているものでありまして、世帯の収入から税金や社会保険料等を除いたいわゆる手取り収入、これを可処分所得と言いますが、この世帯の可処分所得を世帯員数などで調整した所得の中央値の半分の額、これを貧困線と言っておりますが、この貧困線を下回る所得しか得ていない世帯員数の割合を相対的貧困率と言い、OECD経済協力開発機構の作成基準に基づき算出されているものでございます。また、相対的貧困率は、算出のもととなる全国消費実態調査と国民生活基礎調査とでは、調査時期や調査の対象世帯数等が異なるため、貧困線及び相対的貧困率も異なっております。それぞれ公表されている最新のデータによりますと、全国消費実態調査は、平成26年の調査で、貧困線が132万円、相対的貧困率は9.9%となっております。一方、国民生活基礎調査は、平成27年の調査で、貧困線が122万円、相対的貧困率は16.1%となっております。また、国が平成27年12月にまとめた「相対的貧困率等に関する調査分析結果について」によりますと、どちらの調査におきましても、世帯主の年齢別に見ますと、30歳未満と65歳以上で相対的貧困率が高く、世帯類型別に見ますと、単身世帯や大人1人と子供の世帯で、相対的貧困率が高いと分析されてございます。そこで、質問の市内における相対的貧困率統計での貧困世帯数等についてでありますが、相対的貧困率の算出基礎となっております全国消費実態調査や国民生活基礎調査は、無作為抽出の全国調査でありまして、都道府県別あるいは市町村別の貧困率や貧困世帯数については、把握や算出は行われておりません。

答弁 教育部長 大西徳治(教育部長は2017年3月まで)

私からは、2点目と3点目についてお答えいたします。初めに、2点目の国の奨学金を受けている北海道の大学生等の状況についてであります。教育の機会均等の理念のもと、国は独立行政法人日本学生支援機構を設置し、経済的な理由により就学が困難な方に対し奨学金事業を行っており、平成27年度には132万4,000人の学生に対し1兆638億円の奨学金を貸与して、このうち約30%が無利子の奨学金、残りの約70%が有利子の奨学金となってございます。全国の大学、短大、大学院、専門学校及び専修学校の学生数は348万人ということでございますから、割合では38%の学生が国の奨学金制度を利用していることになります。ただし、この日本学生支援機構の奨学金事業においては、都道府県別の貸与の状況が公表されておりませんので、質問をいただきました国の奨学金を受けている北海道の大学生等の状況についての正確な数字はわからないところでありますが、学校基本調査による北海道の大学、短大、大学院、専門学校及び専修学校の学生数は約13万人ということであり、北海道においても同様の割合で国の奨学金制度を利用しているものと思われるところであります。次に、3点目の市内公立高校の大学進学等を目指している生徒数とひとり親世帯についてでありますが、この春、市内公立高校の大学進学等を目指す生徒数などを各高校にお聞きしたところ、両校とも深川市内在住者とは限りませんが、深川西高校では、進学を目指している生徒数は120人中106名で、88%の生徒が進学を希望しており、そのうち、ひとり親世帯、いわゆる母子家庭または父子家庭の生徒は16名でありまして、進学を希望する生徒数に対しての割合としましては15%になるとのことでございます。また、深川東高校では、進学を目指している生徒数は64人中28名で、44%の生徒が進学を希望しており、そのうちひとり親世帯の生徒は7名であり、進学を希望する生徒数に対しての割合は25%になるものとお聞きしているところであります。

出典:深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる