深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日
熊本地震等災害を他山の石に
2016年9月14日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「熊本地震等災害を他山の石に」について質問し、企画総務部長 早川雅典が答弁しました。
- 質問者
- 太田幸一 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 早川雅典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 太田幸一
それでは次に、4番目の熊本地震等災害を他山の石にということでお伺いいたします。災害時の避難対応は、国のハザードマップが大きな災害において不足な箇所が見直しされ、改善されていますが、異常気象等の実態や、地震においては過去のデータが必ずしも参考パターンとならない実態が見られることなど、過去の事象には必ずしもとらわれず、状況に応じた判断、避難対応が求められています。さて、火山国日本は、最近の大きな地震だけでも新潟県の中越地震、北海道の南西沖地震、兵庫県は阪神・淡路大震災、東日本大震災、さらに最近の九州熊本・大分を中心とした熊本地震、今後想定されております南海トラフを中心としたところの南海地震というようなことで、この南海地震につきましては東日本大震災規模のマグニチュードの地震が来た場合、恐らく首都圏を含めた東海、阪神、四国、また九州方面に多大な被害が想定されると言われています。このように私たち災害の少ないとされる深川市民としても、防災、避難、非常時の福祉・医療体制をふだんから想定し、訓練を積み重ねていなくてはならないと考えるものであります。過去の災害において、あそこに課題があった、人命尊重からもあれは問題だったなどなど、それらの事象、これらの問題を他山の石として私たちは改めていかなければならないと考えます。ここで4点お伺いします。一つ、指定された避難所へは必ずしも全員が入れるものではなく、さらに自宅介護者等の同居するお宅、または乳幼児を抱えた家庭、妊産婦のいるお宅等、自宅を避難所とすることが求められる場合の把握、対応はいかに。二つ、避難が長期化する場合、特に食料や必需品の配布が、配達体制の不十分な中で、避難所及び自宅避難者に届かない実態があったとされています。これら懸念される部分に対する払拭はいかがか。三つ、特に冬、避難所に必ずしも避難物資の保管庫がなく、低体温症で犠牲になられた事例があった。深川市の現状と対策はいかがか。四つ、医療避難民、介護福祉避難民等、継続した措置が必要な市民への対策はいかがか。
答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)
熊本地震等災害を他山の石にということで4点質問いただきましたので、恐縮ではございますが、関連がございますので、合わせてお答えさせていただきたいと存じます。平成28年4月に発生した熊本地震では、介護者、あるいは乳幼児がいる世帯などがさまざまな理由から指定避難所には行かずに、車の中、あるいは自宅にとどまるといった事例がございまして、その結果、避難所でそういった方々の把握ができず、物資の供給が受けられない、あるいは安否確認ができないなどの問題や、車中で暮らすということでエコノミー症候群を発症される方が相当いらっしゃったと伺っているところでございます。また、大規模災害時には、道路交通網等が遮断されるなどいたしまして、避難所が孤立したり、支援物資を各避難所に届けることができない、あるいは逆に大量に届いた物資の仕分けをする職員が不足して、結果といたしまして、避難所にスムーズに必要な物資が届かないといったさまざまな問題があったということでございます。本市におけます冬期間の避難所の防寒対策等につきましては、現状では毛布2,200枚、まきストーブ11台、石油ストーブ48台、ジェットヒーター14台などの資器材が市役所、消防署、市内の小学校6校、中学校2校にそれぞれ分散して備蓄しておりますし、飲料水を含めた食料品も低温倉庫、市立病院、市役所にそれぞれ備蓄し、必要に応じまして、開設いたしました避難所へ届けることとしております。ただ、多くの避難所が開設された場合は、市保有の資器材では不足いたしますので、こういった場合には、防災協定を結んでおりますさまざまな機関・団体、あるいは企業などから調達し、配置する予定となっております。さらに、継続的な処置が求められる要配慮者への対策につきましては、災害発生時には高齢者、あるいは障がいを持っている方などの要配慮者が被害を受けやすかったり、避難所における良好な環境を得にくいなどの状況に置かれる場合がございますことから、要配慮者一人一人について、深川市災害時要援護者避難支援プランに基づきまして、誰がどのように支援し、どこの避難所に避難させるかということを、地域の住民の方や自主防災組織の協力を得ながら、指定避難所、あるいは11ございます福祉避難所に避難していただくことと想定しております。本市といたしましては、東日本大震災後の災害対策基本法の改正及び北海道地域防災計画の修正などを受けまして、平成27年1月に深川市地域防災計画を改定いたしまして、このときに水害対策編ですとか、地震災害対策編を本編から分けて編集いたしまして、より明確化するとともに、避難所の見直しと福祉避難所の新設、あるいは避難準備情報等の発令基準の明確化など、必要な修正を行ってきたところでございます。議員が質問の中で触れられましたさまざまな事案につきましては、まさしく本市におきましても、今後さらに研究していかなければならない事案であると考えますことから、熊本地震等これまでの大規模災害の課題を検証しながら、必要なマニュアルなどの作成、あるいは自主防災組織の設立の促進、ボランティアの配置体制の整備など、今後とも住民の皆さんが安心して暮らすことができるよう防災体制の充実に努めてまいりたいと考えております。