みんなの議会

深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日

「初めに、深川市で深川神社の例大祭を前後として、3本の大きな台…」

2016年9月14日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が質問し、企画総務部長 早川雅典、経済・地域振興部次長 伊藤久人が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
企画総務部長 早川雅典、経済・地域振興部次長 伊藤久人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 太田幸一

まず初めに、深川市で深川神社の例大祭を前後として、3本の大きな台風が上陸した。一已、納内、多度志、音江、河川の決壊、そして水田における冠水、土砂の流入といったことで大きな被害に遭った。また、裏山の土砂崩壊で避難しなければならないという事例もあったわけであります。今回の被害に遭われた農家を中心とした皆さんに心よりお見舞いを申し上げるところであります。昨今の異常気象、さらには残念ですけれども、異常と言える政治においても、日本の政府が農家をだますように、アメリカ大統領候補も反対しているTPPの問題、そして最近では直接支払制度を廃止する云々といった逆風が吹き荒れているという状態であります。いずれにいたしましても、私ども議会において、議会人として行政と力を合わせて、もちろん二元代表制のもとで、担い手に夢を与える農業の構築といったことで私たちは微力にも奮闘していかなければならないと考えております。反面、この夏、私どもとしましても大変に好きな高校野球におきましては、創部3年でクラーク記念国際高校が空知予選を常連校の滝川西高校とともに空知代表ということになりまして、北北海道大会に駒を進めたわけであります。ご承知のように、初戦の北見の強豪、遠軽高校、また十勝の強豪、白樺学園を破った釧路湖陵高校に圧勝、さらに旭川地区の名門校、旭川実業高校を破って、決勝では空知地区としては非常に珍しい状態だと思いますけれども、クラーク記念国際高校と滝川西高校が決勝を戦うということで、結果、3対ゼロというスコアで勝利したと。この後、念願の甲子園ということになるわけですけれども、甲子園では名門と言われている福島の聖光学院高校に途中まで本当に優勢に試合を進めていた。しかし、7回以降、暑さのための体の変調、足等がけいれんを起こしたということだそうですけれども、残念にも地区予選から投げ抜いていたクラーク記念国際高校の6番という背番号でありますが、エース格として頑張っていた平沢津君がそういう状態になってしまった。残念にも惜敗したということであります。しかしながら、クラーク記念国際高校の頑張りといったことは、テレビの画面にも出てきましたけれども、クラーク記念国際高校の選手たちが肩に「深川市」という縫いつけをして、グラウンドをはつらつと駆けめぐる状態というのは、地元の市民はもとよりでありますけれども、深川全体の市民を勇気づける、または子供たちに夢を与えたということではないかと思います。また、テレビの中で地元紹介という形で、米のまち深川というものが全国に放映されたということなどを含めると、非常に大きな深川市のアピールをしていただいたものだと捉えているところです。さらに、ことしはご承知のように北海道のスポーツがすばらしく頑張っている。サッカーにおけるコンサドーレ、そしてプロ野球における日本ハムファイターズといったところを初めとして、またリオのオリンピック・パラリンピックにおいては、既に報道されておりますように、パラリンピックの部分では深川の地で合宿を行った選手たちが、400メートルリレーという競技の部分でありますけれども、銅メダルという記事も既に出ていました。また、深川出身の二條さんにおいては、深川の中学校、深川東高校、そして建設会社に就職した中で、残念ながら、現場で事故を起こして、体を負傷した。そういった中で車椅子テニスの女子の部で、これからの出場になりますけれども、活躍するというようなことが既に伝えられております。オリンピック・パラリンピックというところ、もちろん国家的な事業ということが言えるわけです。もちろんこのことはそういった大きな事業であり、施設設備の関係については公共的な事業ということが言われるわけでありますけれども、残念ながら今回のリオのオリンピックを含めて、すばらしいスポーツという世界の裏でドーピングですとか、または施設設備費が次回東京大会においては非常にお金がかかるというようなことも言われておるところであります。いずれにいたしましても、スポーツ、そしてパラリンピックの場合は福祉という観点もありますけれども、こういった部分でのすばらしい選手たちの頑張りの裏で、残念ながら今指摘しましたようなことが行われることのないような大会というものは、私たち地域の市民としても求めるところだと思います。深川市では、懸案だった深川駅のエレベーターを初めとして、自動ドア、そして公衆トイレの改修といったバリアフリー化が、今回の議会で昨日、補正提案が通過したところであります。市民が願っていた駅のエレベーターを中心としたバリアフリー、もちろん1万を超える署名に奔走した障がい者団体等、多くの団体の皆さんをもちろん含めまして、市長を初め所管の皆さんの努力に心より敬意を申し上げるところであります。それでは、通告によりまして一般質問を行ってまいりたいと思います。一つ目に、JR留萌本線を初め交通体系維持は、自治体としてどのように捉えるかについてお伺いいたします。国営であれ、民営であれ、鉄道事業の目的は、公共性の重要さから、鉄道事業法を見ても、この法律は、鉄道輸送の安全を確保し、利用者の利益を保護し、もって公共の福祉を増進すると規定されています。1987年、国鉄の分割民営化が多くの道民の反対の中で法案成立、旅客、貨物を含めて、会社が7分割され、当初からの指摘どおり、四半世紀を経過した今も、三島会社、貨物会社の株式上場もかなわず、国からの資金援助があるも、安全等公共輸送を担う事業者としての会社の使命も守り切れない現状となっています。とりわけJR北海道を見るとき、経費削減が至上命題、この延長線上で路線の廃止、駅の無人化、ダイヤの削減、地域創生に腐心している地方自治体や地域住民の願いもかなわず進められ、さらに国はバス路線の補助金削減をいい、地域輸送を犠牲にしようとする政治や社会の体質は言語道断であり、地方と都市部の格差はますます拡大、全くもって看過できるものではありません。留萌本線、留萌増毛間の廃止問題は、留萌市議会の反対決議等をよそに、12月5日廃止決定、さらにJR北海道から営業係数のワーストがマスコミから発表、留萌本線、深川留萌間もワーストテンの上位にランクされている。これら非採算路線の無人化、減便や廃線が公表され、日高本線の高波による路盤流出では、営業再開に路盤改修経費の地元自治体負担を言い出す始末。さらに、最近鉄道業務を上下分離し、下というのは地上設備のことですけれども、地上設備を地元自治体に移管するといったことを言い出す始末であります。国が全株式を保有する現状では、なおさら輸送事業の公共的使命は引き続き帯び、国鉄改革法をくぐった旅客鉄道株式会社といえども、国の権限100%株主から指導、命令は適切な履行が当然であって、したがって国の責任回避のそしりは免れないし、地域性を含めた社会的責任等、企業としても国の援助で赤字体質を補う政治的努力を求めるべきであると考えています。これら市場原理に任せた交通体系の政治的無策は、国のありようとしても地方創生、国民総活躍社会を叫ぶ昨今では、なおさら国は何を目指しているのか全く理解できるものではありません。1点目、過疎地域における鉄道路線廃止のもとをたどり、国鉄の分割民営化の交通弱者を生む政策に行き着く。一方の会社では、第二の新幹線に投資し、片や集落によっては公共交通が皆無となる分割民営化の欠陥と矛盾に対し、国への見直し、大幅な改善策を訴えていくべきだと考える。深川市の所見を伺う。郵政民営化にあっては、僻地の1軒のお宅にも郵便物は届けられる。いわば公共性、福祉の視点から、公平の原則の踏襲を見るとき、交通体系の欠陥を道民の立場から是正すべく、地域分割を見直し、全国1社制を求めていくべきと考えます。バス事業も同じですが、赤字だから路線廃止の道内鉄道の方向は、全国的な比較でも寒冷多雪、しかも広大で人口密度も薄い北海道のローカルで地域を守っている道民の立場として看過できないし、承服できるものではありません。国鉄の分割・民営化の現状を極論すると、もうからないJRの会社、その地域の公共輸送の恩恵はなくてもよいと言い、公共の福祉という恩恵は、都市部で複数の交通手段に恵まれる国民との間に格差は当然と言われているわけです。道民としては、この見直しから、福祉の恩恵は全国平準化されるべきもの、このように声を上げなければならない、重ねて申し上げます。2点目、主にドイツの合理主義に学ぶとき、社会的経費をコストの物差しにし、鉄道コストと道路コストの比較で、今日的な環境コストを含めなくても、鉄道コストが総合的に低廉とされる。地方創生を叫ぶ昨今、地域づくりの原点に人に優しい鉄道輸送を含めた総合的な地方・地域の交通体系の確立が、ふるさと構築の必須条件と考えるが、深川市の思いを伺う。参考までに申し上げますけれども、ドイツの輸送事情、合理主義と言われておりますところを多少紹介しますが、一つに、皆さんご承知のようにドイツのアウトバーンが無料である、また速度制限がないといった道路事情に対して、鉄道との比較で、鉄道の大量輸送制、社会的コストの低廉性から、税制をもって鉄道輸送を優先している。結果としては、鉄道輸送が減らずに横ばいという数字になっていると。いま一つは、民営化はしているけれども、原則として国が100%株式を保有している。どういうことかというと、実質的に国により政策的コントロールがなされている実態だと言われております。さて、身近な留萌本線の問題、今日JRが進めている路線網の見直しでは、深川市として生活線、生命線として、具体的にお年寄りの深川市立病院等への通院や学生の通学と深川留萌間の廃止は、沿線自治体の住民として決して許せるものでないし、地方重視とする地方創生を叫ぶ国は、民間となった地方の交通体系確保から住民福祉に意を注ぐ施策を進めるべきであります。求める立場の自治体の公共輸送の原点を守るために、3点目として、観光立国北海道の視点から、また身近なJRの生活線、生命線の視点から、鉄道路線廃止等の後退に次ぐ後退は、都市部地方間の格差拡大、さらに大きなダメージであり、まちづくりの支障となる。総合交通体系維持発展の阻害を地方だけの悩みとせず、粘り強く訴え、地方軽視とも言える国の交通福祉政策を変更させるべきと考えるが、いかがか。一方で、地域で市民的取り組みを、行政の立場としても乗車率アップへあらゆる支援、企画を、できれば近隣町村と連携し推進すべきでないかと考えます。4点目として、身近な留萌本線存続へ沿線自治体等の連携による利用者拡大策、地域振興の視点で、各地の祭り等の時期での留萌、増毛と深川相互の宴席ツアー(仮称)の企画等、深川駅に新設の観光案内所整備を機に、JRに連携を要請すべきと考えるが、いかがかということであります。

答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)

JR留萌本線を初めとする交通体系維持に自治体としてどう捉えているかの質問の1点目から3点目につきましてお答えいたしたいと存じます。1点目の国に対して見直しや大幅な改善策を訴えていくべき、市の所見はとの質問についてでございますが、特にJRについてということで申し上げたいと思いますけれども、北海道主催の第3回地域公共交通検討会議において明らかにされましたJR北海道の鉄道事業の大幅見直しの方針、あるいはその後の夕張支線、あるいは日高本線の問題などが連日報道されているところでございます。本年8月18日に開催されました北海道市長会の副市長会議におきまして、JR北海道の鉄道事業見直しに関する対応についての意見交換が行われまして、その結果、各市の考えを確認し、要請活動につなげていくこととなり、現在、北海道市長会事務局において、各市の意見の取りまとめが行われているところでございます。本市といたしましては、JR北海道は公共交通の使命を果たされたいこと、北海道においてはこの問題の前面に立って対応されたいこと、また国に対しましては地方創生の観点からもJR北海道に対し国の支援を要請するなど、国、北海道、JR北海道の3者に対し要請すべきとの意見を提出させていただいております。要請の方法などにつきましては、今後の協議によるところでございますけれども、いずれにいたしましても北海道市長会を通じ、しかるべき方法でこの問題について強く要請してまいりたいと考えているところでございます。2点目の鉄道輸送を含めた総合的な地方・地域の交通体制確立がふるさと構築の必須条件と考えるが、深川市の思いはについてでございます。本市といたしましては、鉄道網は北海道の交通ネットワークを維持するための基軸路線であり、公共交通の一翼を担っているJRを含むさまざまな公共交通網の形成は、北海道の発展はもとより、国土の保全等、あらゆる観点から大変重要なものと考えているところでございます。本年3月に策定いたしました深川市地域公共交通網形成計画では、路線バスにかかわるものが多くの部分を占めているわけでございますけれども、ただこの計画の中でも鉄道については広域で運行する公共交通と位置づけまして、必要な時期において、関係市町と広域的な協議を進めるとしておりますので、今後この計画に沿いまして、地域の暮らしを支える持続可能な公共交通網を形成することを基本方針として取り進めてまいりたいと考えているところでございます。3点目の総合交通体系維持発展の阻害を地方だけの悩みとせず、粘り強く訴え、地方軽視とも言える国の交通福祉政策の変更を行うべきと考えるがという質問についてでございます。鉄道やバスなどの公共交通は、深川市民はもとより、地域の住民にとりましては通勤、通学、通院、あるいは買い物など、生活に欠かすことのできないものと認識しておりまして、本市のまちづくり計画であります第5次深川市総合計画や地方創生総合戦略におきましても、地域内の交通体系や環境整備の検討、公共交通の確保について記載し、その取り進めを行っているところでございます。前段申し上げました鉄路の維持にかかわる問題、あるいは現在も自治体の相当の負担によりまして維持されております地方バス路線、また深川市におきましては高齢者のバス助成など、さまざま取り組みをさせていただいておりますけれども、地方バス路線が抱える多くの課題など、地域の公共交通の抱えるさまざまな問題などにつきまして、引き続き北海道市長会ですとか、空知総合開発期成会なども通じまして、国などにも要請してまいりたいと考えているところでございます。

答弁 経済・地域振興部次長 伊藤久人(経済・地域振興部次長は2017年3月まで)

引き続きまして、私からは4点目についてお答えさせていただきます。議員からは留萌本線の利用拡大のために宴席ツアーの企画を例に出して質問がありましたが、JR留萌本線においては、沿線市町村とJR北海道の協力体制のもと、さまざまな列車を運行してきた経緯がございます。多くの方に知られているところでは、平成10年12月にNHK朝の連続テレビ小説「すずらん」の撮影が蒸気機関車を借り入れて行われたことを機に、JR北海道では観光の起爆剤として、「SLすずらん号」の運行を翌11年5月から開始したところであります。この「SLすずらん号」の運行に当たっては、空知、留萌の2支庁にまたがる沿線自治体を中心に空知・留萌SL運行推進協議会を設立しまして、事業を推進しておりましたが、乗車人員が年々減少していったことなどから、平成15年度からは沿線自治体のお祭り等に合わせたイベント的な運行となりまして、そして事業開始から8年目の18年9月10日を最後に運行終了となっているところであります。また、ご提言のありました宴席ツアーについては、団体専用の列車でありますお座敷列車というものがありますが、この列車につきましては、慰安旅行などの団体旅行が主流であった1980年代にイベント時や行楽シーズンにおける臨時列車として、たびたび運行されていたもので、JR留萌本線においても運行されていたと伺っているところであります。ここ最近では平成22年8月に留萌本線開業100周年を記念いたしまして、お座敷特急という名称でありましたが、特別ツアー企画をJR北海道が主催しまして、沿線自治体が協力した中で実施されたところであります。しかしながら、観光行動が家族や友人、知人等の個人や小グループの旅行にシフトした現在においては、大人数に対応したお座敷列車等は、車両の老朽化と利用者の減少により、相次いで廃止されるなど、全国的に減少傾向とお聞きしているところであります。また、JRによるツアー自体も、旅行行動の変化などによりまして、利用人数が減少し、縮小に至っているのが実態と伺っておりますので、臨時列車の運行などの企画等による利用拡大については、なかなか難しい面があると考えているところであります。いずれにいたしましても、議員の質問にありましたとおり、JR深川駅構内に新しく観光案内所を整備しまして、北空知広域観光の推進に取り組んでまいりますので、JR留萌本線の利用拡大についてもどのような対応が可能なのか、観光客の観光行動や観光ニーズに対応した取り組みについて、関係団体ともよく相談してまいりたいと思います。

出典:深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる