みんなの議会

深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日

政府による農協規制の強化について

2016年6月16日、深川市議会の一般質問で、佐々木一夫議員が「政府による農協規制の強化について」質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
佐々木一夫 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 佐々木一夫

続きまして、3番目、政府による農協規制の強化について伺います。安倍自民党・公明党連立政権は、内閣諮問機関としまして、竹中平蔵氏を中心とする産業競争力会議と規制改革会議を設け、政権のテーマであります世界一企業、特に外国企業が自由に活動できる経済特区設置及び日本の経済特区化を目指し、その提言を積極的に受け入れ、派遣労働の拡大と固定化を初め、いわゆる残業代ゼロ法及び解雇の自由化等も実施、計画しております。ちなみにこの諮問会議には、労働側の代表も農業側の代表も存在しないと思っております。ところが、企業への規制緩和撤廃を目指すはずの規制改革会議は、農協に対しては逆にさまざまな介入と規制強化を行っています。企業参加、特に外国企業穀物資本及び遺伝子組み換え資本参入に道を開く農地法、農業委員会制度改定を行い、法的根拠のない准組合員制度の規制まで持ち出して、農協に圧力をかけ、今度は公正取引委員会を使って、農協への介入と攻撃を強めています。農協に全く問題はないとは言わないけれども、農協は地方、特に北海道、空知、深川にとっては、企業とは全く別な倫理観を持つ大切な地域を守る協同組合であると考えるが、深川市の農協への政府対応に対する考えを伺います。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

ただいまのお尋ねにお答えいたします。ご承知のように、農協は農業者の協同組織でありまして、組合員である農業者への営農指導や農産物の生産、生活に必要な物資の供給、資金の貸し付け、それから組合員が生産された農産物の共同販売などの事業を行うことによりまして、組合員に最大の奉仕をすることが目的の組織であります。そのため、農村地域における農協の多くは、金融や生活店舗、ガソリンスタンド等の経営を通じて、地域住民の方々の暮らしを支える重要な役割をも担っているところであります。こうした中、昨年8月28日に国会で可決・成立いたしました農業協同組合法等の一部を改正する法律案において、主な改正内容として、一つに、農協の理事の過半数を認定農業者にすること、そしてJA全中が地域の農協に対して実施しておりました監査を廃止し、かわりに公認会計士監査を義務づけるということ、そしてJA全中の一般社団法人化や都道府県中央会の農協連合会への移行などの改正規定が盛り込まれたところでありまして、これらの改正事項の多くは、政府の規制改革会議が平成26年6月に決定した規制改革に関する第2次答申に沿った法律改正となっているところであります。それから、議員の指摘にもありました准組合員の利用量規制につきましては、これも規制改革に関する第2次答申の中に含まれているものでありますが、これについては今後5年間の利用実態及び農協改革の実行状況の調査を行った上で結論を得ることとされておりまして、今回の法律改正には盛り込まれずに先送りとなったものと承知いたしております。こうした規制改革会議の提案に基づき行われた今回の法律改正については、どの改正項目においても、地域の現場からそうした改正の必要性を訴える声は全く上がっていなかった、聞こえてこなかった、そんな事項ばかりでありまして、そういうことから、こうした法律改正が組合員である農業者の経営発展や地域経済社会の維持発展につながる効果をもたらすようなことになるものかどうか、甚だ疑問であると言わざるを得ないところでありまして、私たちとしましては、国における今後の准組合員利用実態調査等の動向も踏まえ、こうした改革の状況やその影響についてしっかり注視していかなければならないと考えているところであります。いずれにいたしましても、地方圏の地域経済社会の持続的な発展のためにも、農業協同組合は必要不可欠な存在であると考えておりますので、この先、今回改正された改正農協法のもとにおきましても、農協が地域とともに発展し、その機能を十分に発揮されることを市としても期待しているところであります。このことを申し上げ、本件に関する答弁といたします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典:深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる