深川市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月1日
消費者行政における詐欺対策強化
2015年9月1日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「消費者行政における詐欺対策強化」について質問し、経済・地域振興部長 平勉が答弁しました。
- 質問者
- 太田幸一 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 平勉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 太田幸一
それでは、2番目の消費者行政における詐欺対策強化、このことについてお伺いいたします。オレオレ詐欺などの犯罪は増加基調に変わってから既に3年が経過しておりますが、特に振り込め詐欺等の特殊詐欺と言われるところの占める割合が高く、全体の3割を占める状況となっています。これらの詐欺の手口も変化が激しく、次々と新しい手口が登場している実態にあります。いわゆる振り込めではなくて、例えば何々駅改札口に紙袋で現金を運び手渡したとか、または遠隔地の空港まで現金を持参して渡したとか、こういった実態もあるわけであります。さらに、お年寄りのみならず今日的にSNS、ソーシャル・ネットワーク・サービスというようなところで若者が狙われており、SNSのアカウントが乗っ取られ電子マネーがだまし取られるという被害が相次いでいるということであります。今日的には、インターネットですとか若者のラインも当然多く利用されているわけですから、こういった中でのサイバー犯罪も次々と発生している現状であると言われております。3点にわたってお伺いいたします。一つ、被害を未然に防いだ深川市内でのおおよその件数。二つ、詐欺対策のネットワーク等の関係各所との連携。三つ、市民への啓発・注意喚起の重要性についてお伺いいたします。
答弁 経済・地域振興部長 平勉(経済・地域振興部長は2017年3月まで)
消費者行政における詐欺対策強化について3点質問いただきましたので、順次お答えいたします。まず、1点目の被害を未然に防いだ深川市内でのおおよその件数でございますが、昨年度と今年度の状況について、消費者センターで受けた相談のうち深川市民からの相談案件を抽出し申し上げます。昨年度の全相談件数は128件で、そのうち詐欺まがいのケースについては、オレオレ詐欺そのものの相談はありませんが、架空請求が24件、未公開株やファンド型投資勧誘等の利殖勧誘が3件、訪問販売や買い取り、電話勧誘販売等の特定商取引に関するものが37件の計64件となっております。このうち、被害を未然に防いだケースは9件で、全てがインターネットやスマートフォンなどによるワンクリック詐欺の架空請求であります。本年度につきましては、7月末までの件数でありますが、全相談件数45件中、架空請求が7件、利殖勧誘が3件、特定商取引関連が4件の計14件で、このうち3件が未然防止したケースでありますが、こちらも架空請求によるものであります。また、金融機関等の窓口で未然に防止した件数につきましては、これは新聞報道されたケースでありますが、昨年度は3件で、今年度はこれまでに報道された案件で一度目は振り込みしてしまったが二度目は未然に防止したというケースが2件ございました。このように、年々手口が巧妙になる特殊詐欺に対し、金融機関等も未然防止対策に努めていただいている状況であります。次に、2点目の詐欺対策ネットワーク等関係各所との連携についてでございますが、平成21年9月に消費者庁が発足して以降、消費者、特に高齢者や障がい者などを悪質商法の被害から守るため、昨年6月に消費者安全確保地域協議会設置などを内容とする改正消費者安全法が公布され、2年以内に施行するよう法整備等が進められているところであります。このことを受け、道内でも消費生活センターを中心とした地域の関係者が幅広く連携し、リスクの状況に応じて効果的・重点的に地域で見守る体制の消費者被害防止ネットワークの設置が進んでいるところでありまして、現在、道内179市町村中54地域で設置されているところであります。当市においては、まだ設置しておりませんが、今後、ネットワークの中核となる消費者センター業務を委託している深川消費者協会ほか関係する機関・団体ともネットワーク設置の必要性等について検討、協議してまいりたいと考えているところであります。最後に、3点目の市民への啓発・注意喚起の重要性についてでございますが、消費者が悪質商法等の被害に遭わないようにするためには、市民への情報提供と気軽に相談していただける窓口の設置が必要不可欠であります。消費者センターでは、過去には訪問販売お断りステッカーを市内全戸に配布、また、毎年、被害防止のチラシを作成し、消費生活展など市民が多く集まる場所で配布したり、独居老人宅等を訪問するホームヘルパーなどとも連携し、被害防止の啓発に努めているところであります。さらに、高齢者みずからが詐欺などの手口を理解してもらうことが有効な予防策でありますことから、年に5回程度、町内会や老人クラブからの要請に基づいて「くらしの何でもセミナー」を開催しているところでありまして、ここでは消費者センターの相談員がなるべくわかりやすく理解していただけるような工夫と悪質な訪問販売の手口などの具体的な説明をする中で、高齢者の被害防止に取り組んでいるところであります。こうした取り組みの結果、相談件数は年々増加してきておりますが、被害を未然に防げた例も多く、相談しやすい環境は徐々にではありますが整ってきているものと考えているところであります。しかし、詐欺等の手口は巧妙かつ多様化してきておりますので、今後も引き続き関係機関・団体等の連携を図る中で、市民への啓発・注意喚起を強化してまいりたいと考えているところであります。