深川市議会 平成27年第2回定例会 2015年7月8日
深川中学校改築
2015年7月8日、深川市議会の一般質問で、佐々木一夫議員が「深川中学校改築」について質問し、教育部長 大西徳治が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木一夫 議員
- 答弁者
- 教育部長 大西徳治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 佐々木一夫
木根議員に引き続きまして、新人議員として一言ご挨拶申し上げます。私、このたび430余名の市民の皆様のおかげで、この場に立たせていただくことになりました新人議員の佐々木でございます。市の職員の皆様は特に私のことはよく存じ上げておりますように、極めて内気で口下手な性格ですので、きょうこれからもいろいろな失敗などがあると思いますけれども、議長様以下、どうか温かい目で見守ってやっていただきたいと思います。それでは、通告に従い一般質問を開始いたします。質問の第1点目は、深川中学校改築についてであります。私もインターネット等で、この問題に対する答弁等をいろいろ調べてみたのですが、私の調べ方が悪いのか、余りきっちりしたものが出てきておりません。ほとんど市長の一括した一般説明というか、それしか見つからなかったので、100%のことは言えないのですけれども、果たして詳細な資料があったのかという気持ちがありながら、この質問をさせていただきたいと思います。1点目でございます。昭和48年から4年間かけて改築、建てかえされました深川中学校校舎は、ことしの広報ふかがわ4月号によりますと、「深川中学校の校舎と屋内運動場は、建設から約40年を経過し、老朽化により、雨漏りや配管の破損などが著しいことから、建てかえ工事に着手します」との建てかえの説明になっておりますが、そもそも半永久的な構造物と言われる鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物で、ましてや5年前に、平成22年度ですか、たしか6,000万円ぐらいかけて耐震補強まで施工された建築物が、我々の感覚からしたら、わずか40年程度で老朽化、多分ここで建てかえと言っているわけですから、構造的劣化による解体と建てかえを必要とするというのは、私自身、建築技師として信じがたいのですが、その論拠として、例えば部分的な構造破壊や構造クラック等の現象が見られたのでしょうかというのが第1点であります。第2点でございます。また、老朽化現象の説明として、雨漏りと配管の破損などが列挙されておりますけれども、いずれも建築物の維持保全に伴う改修の対象であって、構造的劣化による建てかえの論拠にはならないと考えておりますが、いかがでしょうか。補足といたしまして、防水は深川市の場合、10年ないし15年の保証書をとり、深川中学校においても、既に文部科学省の大規模改修の補助を受けまして、アスファルト防水からウレタン防水へと施工済みであります。その補修及び全面改修を適時行えばよいだけのことであると考えますし、仮にここでいう雨漏りというのが、いわゆる屋根部分からではなくて、壁部分からであれば、下地調整とコーキング及び塗装によって対応できる。また、配管の破損という状況が想定できないのですけれども、具体的にどういうことを言っているのか説明してもらいたい気持ちもありますが、一般論として、それは老朽化とか、あるいは外力によるものであり、いずれにしろ部分補修及び改修の対象でしかないのであって、建てかえ要因とはならないのではないでしょうか。3番目でございます。私自身の調査不足なのかもしれないのですけれども、いろいろと調べてみても全体像が見えてきておりませんので、ひょっとしたら既に説明済みのことなのかもしれませんが、改めて聞きたいというのが3番目でございます。今年度工事が体育館に1億8,000万円余りの予算をかけるということですけれども、後に続く校舎改築及び解体費、グラウンド造成等は何年間で総額幾らぐらい予定しているのでしょうか。4番目でございます。今期、深川中学校を40年で老朽化、建てかえするという方針になるのであれば、北新小学校がまたすぐにその対象となるのですが、北新小学校についてもそのような計画をお持ちなのでしょうか。5番目でございますが、その次の建設年度は、たしか七、八年後に一已小学校が建っていると思うのですけれども、一已小学校についてもそのような計画をお持ちなのでしょうか。6番目でございますけれども、私自身が建築技師として採用されまして、その後、教育委員会で学校教育施設及び社会教育施設の設計、計画、管理等を行ってきた人間でございます。私自身の見た目と仕事の判断でございましたけれども、深川市の教育施設は、一部地域事情で古い建物を残しているのが2件ほどございますけれども、それ以外の建物については、現代の一定の技術基準を満たしていると思っております。これからの税収減等を考えれば、建てかえではなくて、維持保全及び改修に徹するべきではないのかと考えております。何より本来の教育行政は、箱物ではなくて、教育そのものの中身であり、その資質の向上に予算を使っていくべきであると考えております。コンクリートから人へ、市長の今年度の教育方針及び抱負もそのようなものだと捉えておりましたので、そういった意味において、深川市の教育行政としての哲学をお聞かせ願いたいと思っております。
答弁 教育部長 大西徳治(教育部長は2017年3月まで)
深川中学校改築についてお答えいたします。初めに、1点目と2点目の質問は関連がありますことから、一括してお答えさせていただきます。深川中学校の現在の校舎は昭和50年度に、屋内運動場は51年度に建築を完了した後、校舎については、平成4年度から5年度にかけて外部及び内部の大規模改造工事を実施し、また屋内運動場については、6年度に暖房改修、9年度に外部及び内部の大規模改造工事を行いました。その後、平成20年6月に文部科学大臣から発出されました学校耐震化に関する通知に基づき、本市といたしましても耐震化への対応が急務となり、昭和56年度改正の建築基準法施行令に基づき、新耐震設計基準の適用前に建設した学校施設を対象に耐震診断を実施したところ、深川中学校を含む調査を実施した全ての学校施設につきまして耐震化工事が必要との結果が出ましたことから、児童生徒の安全確保を最優先に考え、平成22年度に耐震化工事を行ったところであります。また、本市では、人口の減少、少子化の進展により、児童生徒の減少が著しくなったことから、市内小中学校の適正配置のあり方についての検討を平成21年度から開始し、地域説明会を開催するなど、広く住民の意見を募りながら検討を進め、24年11月に望ましい学校配置のあり方を示す深川市学校配置基本方針を決定し、中学校においては、市内の中学校5校を26年4月に深川中学校と一已中学校の2校に統合することとしたものであります。その地域説明会の中で改築を求める声が多く聞かれました。これらを踏まえまして、深川中学校の施設及び設備の改善を図るため、当初は議員ご指摘のように大規模改造工事での改修を中心に検討を進めてまいりましたが、大規模改造工事を行ってから20年以上が経過し、経年劣化による雨漏り、あるいはトイレを含めた建物全体の給水管及び配水管の継ぎ目が腐食し、漏水するなどの施設の老朽化の進行に加え、建設当時の教育環境に求められる施設設備のあり方とは異なり、習熟度別少人数指導など多様な学習内容、それから学習形態への対応が必要であること。学校統合により、よりよい環境の充実が図られることが生徒にとって望ましいことなど、さまざまな理由から、再度大規模改造を行うことよりも改築を行うことが妥当であると判断するに至ったところであります。同時に、建物の老朽化の度合いを正確に判断するために、平成25年度に耐力度調査を実施し、その結果、校舎、屋内運動場とも文部科学省の定めた建物の劣化の度合いが安全とされる基準以下を示し、建物の経年劣化が進んでいるものと判断され、危険改築・不適格改築事業として、国の補助対象と認められるとなったところであります。以上のことから、施設の老朽化とあわせて、学校統合による学校整備の必要性、現在の教育環境に望まれる新たな教育環境の整備及び耐力度調査の結果などを総合的に判断して、改築を選択するに至ったところであります。次に、3点目の改築事業全体の現在の計画等についてでありますが、屋内運動場につきましては、平成27年7月から建築工事に着手し、校舎につきましては28年度、29年度にかけて工事を行う予定でございます。その後、平成30年度におきまして、現在の校舎と屋内運動場の解体とともに、外構工事、グラウンド造成工事等を行うこととし、本年度から4年間で全ての工事を完了する計画として取り進める予定でございます。改築事業に係る費用総額につきましては、今後4年間かけて工事を予定しておりますことから、全体事業費について明示することは困難でありますが、現段階におきましては、改築に係る総事業費は、およそ28億円を超える事業規模となると考えてございます。次に、4点目の北新小学校の建てかえ計画と5点目の一已小学校につきましては関連しておりますことから、あわせてお答えさせていただきます。現在の北新小学校は、校舎が昭和53年度に、屋内運動場が55年度に建設工事が完了し、その後、平成13年度から14年度にかけて、校舎屋上の防水工事を行い、耐震化工事につきましても、深川中学校と同じく、平成22年度に校舎、屋内運動場とも実施しており、その後においては、施設及び設備に大きなふぐあいは生じていないところであります。また、一已小学校につきましては、校舎が昭和59年度の建設工事完了、それから屋内運動場につきましては、41年度に建設した後、58年度に校舎の改築工事にあわせて現在の場所に移築の上、改修され、耐震化工事も22年度に実施してございます。さらに、一已小学校の校舎につきましては、平成25年度、26年度におきまして、外部及び内部の大規模改修工事を実施したところでございます。このように施設状況に応じて、維持保全のために必要な補修・修繕に努めることで、大きな改修等の必要がないことから、現時点におきましては、北新小学校、一已小学校とも当面は建てかえの考えはないものと判断しております。質問の6点目、深川市の教育行政についてでありますが、本市の教育行政の基本的な考え方につきましては、第五次深川市総合計画にありますとおり、社会経済のあらゆる面が大きく変化している中で、本市の将来を担う児童生徒の学力及び体力の向上並びに豊かな心の育成に向けた取り組みが求められていることから、子供たちが心身ともに健康で意欲を持って学習できる教育環境を学校・家庭・地域と連携して整備することが大変重要であると考えているところであります。このため、知・徳・体の調和のとれた生きる力を育む教育活動の実践と、そのことを支える学校施設や設備・教材・教具の充実について努力しているところでありまして、深川中学校の改築につきましても、教育環境の整備・充実の取り組みの一つであると考えているところでございます。
再質問 6番 佐々木一夫
一部再質問させていただきます。今まとめておっしゃられました質問の1点目と2点目、それから5点目と6点目でございますが、今の説明を聞いていますと、要するに私のほうで言っているような致命的な構造的クラックとか、そういったものは存在していないということですので、このお答えですと、市民広報で書かれていたような40年での老朽化、雨漏り、配管破損に対しては、大規模改造で本来は対応可能であったと私は捉えます。ただ、実際のところは、この広報で言われている以上に統合時の地域要望ですとか、多様な学習環境が必要ということで、こういった建てかえの判断に至ったということですね。また、北新小学校、一已小学校においては、今の説明では40年で老朽、建てかえが前例とはならないと捉えているのですが、そういうことでよろしいのでしょうか。
答弁 教育部長 大西徳治(教育部長は2017年3月まで)
再質問にお答えいたします。施設の老朽化に対しまして、再度の大規模改造事業での改修を検討したところでありますが、老朽化の進行に合わせまして、学校統合における地域要望ですとか、習熟度別学習などの多様な学習環境に対応できる教室等の整備、さらには特別支援教育における障がい種別の学級数の増加や洗面・トイレ・シャワー等の施設整備の充実の必要性についても総合的に判断し、改築に至ったところであります。また、北新小学校、一已小学校の改築につきましては、建築後40年が経過したことで、老朽化による建てかえをするということではなく、それぞれの施設のふぐあい等の状況を確認する中で、教育環境の変化なども含めて総合的に判断していく考えでございます。