深川市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日
まあぶのシルバー割引
2012年6月19日、深川市議会の一般質問で、和田秀隆議員が「まあぶのシルバー割引」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 和田秀隆 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 和田秀隆
第2回定例会に当たり、通告に従い一般質問を行います。市議会議員として丸1年、本当に市民の皆さんの一声一声が大事な活動の力と成長の源なのだということをかみしめています。1年前の一般質問の冒頭でも申しました。日本共産党の市議会議員として、市民の暮らしに寄り添い、市民の代表として発言することの重さを忘れず臨みたいと思います。最初の質問は、まあぶのシルバー割引についてです。昨年の第2回定例会において、まあぶ入館料の件を取り上げています。所管の努力と熱意をこの1年、見守ってきたところですが、まあぶから、8月末をもってシルバー割引を一たん中止するという告知が出されました。掲示内容そのものも中止が前面に出るもので、利用する市民の皆さんからは非難の声が相次いでおります。昨年の質問に対する答弁でも、入館料値上げ撤回は難しいが、市民の気持ちを大事に、より一層のサービスでこたえたい。これはつまり割引などのサービスで集客を図り、利用率を上げていくので、料金の値上げを認めてほしい、そういうものでした。今回の件に関する経緯と、今後どうするのか、お伺いします。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
まあぶのシルバー割引についての質問にお答えします。深川市都市農村交流センター、通称アグリ工房まあぶは、平成9年に開設されましたが、開設当初、年間12万人を超える利用をいただいておりました。しかし、北空知管内に競合する温泉施設が数多くあることや余暇の過ごし方などの生活スタイルが多様化してきたこと、さらに平成21年度に入館料の値上げをいたしました影響などもありまして、近年、利用者数が減少してきている状況にありました。そこで、指定管理者であります深川振興公社は、その改善を図るために、まあぶにおける深川産の農産物を使った新たな加工実習体験メニューの開発でありますとか、無料送迎バス運行のタイムスケジュールの見直し、それから入館料の各種割引の導入など、いろいろな取り組みを行ってきたところでございます。この入館料の割引について現在行っているものをちょっとご紹介申し上げますと、一つ目に、通常1回の券のほかに、回数券12枚つづりを5,000円で販売しております。それから、二つ目に、5回ご利用いただくと1回無料サービスするというポイントサービスも行っております。そして、3カ月・6カ月・1年の定期券を販売しております。このほかに、今議員の質問にもありましたいわゆるシルバー割引ということで、65歳以上の方を対象に、通常の大人料金は入館料600円でございますが、これを半額で利用できるというシルバー割引サービスを平成22年12月に導入いたしまして、今日までそのサービスの継続を行ってきているところでございます。そこで、現在のシルバー割引を今回改定することになっておりますその経過についてでありますが、入浴利用者数を申し上げますと、平成22年度は8万4,769人でございましたが、23年度、昨年度は8万7,490人ということで、前年に比して、昨年は2,721人、入館者がふえたということでございました。ただ、全体の入館者のうち1万4,016人の方が、これは16%に当たりますけれども、シルバー割引を利用してのご利用ということでございます。このため、必然的な結果ではありますが、入館料の収入ということで申し上げますと、平成22年度が約2,180万円でございましたが、昨年度は約1,970万円となりまして、差額は210万円、率にすると9.7%ほど減収になりました。つまり、シルバー割引制度を導入いたしまして、入浴利用者の数はふえましたけれども、入館料はそれに伴って減収という収益低下の結果を招いたということでございました。このため指定管理者でございます深川振興公社が当然その分厳しい経営を余儀なくされているということから、今般、シルバー割引の改定ということが経営上必要になったというものでございます。具体的な改定の内容でございますが、シルバー割引につきましては、現行300円でございますが、北海道の基本的なおふろ屋さんに行く入浴料が今420円となってございます。これを参考にしまして、一方で収益確保ということの必要性から、現行300円でご利用いただけるこの割引を、100円値上げさせてもらいまして、9月から入館料を400円に改定したいというものでございます。ただし、これまではなかったのですが、シルバー割引料金でご利用いただいた方も、5回来ていただくと1回は無料となるというポイントサービスの対象に新たにつけ加えるということを検討いたしております。これが同時に実施されますと、入館料は実質的には約330円程度でご利用いただけることになろうかと思っております。これが経緯と内容でございます。いずれにしましても、市としましては、まあぶが今後におきましても、市民の皆様方に一層親しんでいただく、ご利用いただく施設となっていきますように、株式会社深川振興公社ともどもに努力を重ねてまいりたいと思っております。
再質問 8番 和田秀隆
再質問いたします。到底納得できる内容のものではないし、私もデータを見せてもらいましたが、今の市長の答弁でも、うまく使えば330円になると。それで、その30円分の値下げができないほどの経営なのかというと、今赤字決算をしているわけではないのです。振興公社はほかにもいろいろやられておりますし、その中の一部を切り抜いた増減の話をしているわけです。これは簡単に市民に対して説明もなしに、「では、やめます」というものではないと思うのです。以前もそういう答弁でした。私も去年の一般質問で、こういう安易な切り捨て、それから安易な施策による料金の改定というのは認めませんと言っているわけです。もちろん利用者の方々も怒りの声を上げているわけです。まず、30円なり100円なりはわかるのですけれども、30円、100円で見積もられる増減、これに対応する打ち切りという前に、集客を図って対応する、または振興公社でやられているほかのもの全部で見直しをする。サービスの中止をうたうのは、私はそれからだと思うのですが、いかがですか。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ご指摘、わからないでもないのですけれども、まずショートノーティス、仮に突然言い出したということであれば、これはやはり残念なことで、遺憾なことだと思っております。もっと前もっていろいろお話をしておくというのが本来だったろうと思います。経営に関しては、振興公社はいろいろな仕事をやっておりますが、基本的にはそれぞれ部門ごとに経理を、計数を出しております。全体で当然赤字になると、これは市の負担にもつながってまいりますので、公社全体が赤字にならないためには、やはりそれぞれ部門ごとに収支が均衡するように、こういうことでこれまでも努めてきております。そこで、まあぶについては、今申し上げたように計数的に若干マイナスが出てきている、これを何とかイーブンに戻すことはできないだろうかというのが、考え方の根底にあるわけでございます。結局、この利用料金制度というのは、条例で上限が決まっておりまして、基本料金が600円。これを動かすときは、当然条例改正になりますが、その範囲内で実際にどういう利用料金制度を設定するかは、管理者が立案をして協議する。協議が調えば、市との協議で、それが了となれば、実施に移されるという性格のものでございます。今申し上げたような中身で今回はやらせていただきますが、この先、まあぶの経営部門が安定してくれば、またそれを利用者に還元させていただくということで、柔軟にその折には見直しをしていきたいと思っております。
再々質問 8番 和田秀隆
到底納得いきませんので、再々質問いたします。これまでも再三にわたって料金の改定、市民サービスの切り捨てを行ってきて、先ほどの同僚議員の答弁に対しても、市民の意見を聞く会を開いて、意見をやはり聞いていかなければならないという姿勢をとっている中で、今回のはあまりにも手落ちではないかと私は思うのです。このまま強行すれば、もちろん高まった住民意識は、私はおさまらないと思いますけれども、もう一歩踏み込んだ答弁をお願いします。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
十分踏み込んだつもりなのでございますけれども、今申し上げたような事情からいたしますと、この際、割引料金率の見直し、100円値上げということは、これは経営の立場からはやむを得ない判断であると考えております。ただ、申し上げましたように、まあぶは利益を上げるための施設ではありません。収支が整う範囲内で幅広く利用していただく、それが目的の施設でございますので、今後さらに経営の効率化に努めまして、十分そこの収支均衡が整う環境になってまいりますれば、引き続き柔軟に、さらに利用しやすくなるような料金設定を考えていきたいと考えておりますが、今回に関しては、これはやむを得ない判断だと考えておりますので、ぜひ議員のご理解をいただきたいと思います。