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遠軽町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日

町が発出した(仮称)遠軽ウインドファーム事業に対する道への「環境影響評価方法書に係る意見について」

2025年3月7日、遠軽町議会の一般質問で、白幡隆一議員が「町が発出した(仮称)遠軽ウインドファーム事業に対する道への「環境影響評価方法書に係る意見について」」について質問し、町長 佐々木修一、住民生活課長 太田貴幸、民生部長 堀嶋英俊が答弁しました。

質問者
白幡隆一 議員
答弁者
町長 佐々木修一、住民生活課長 太田貴幸、民生部長 堀嶋英俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 1番 白幡隆一

会議規則の規定により、次のとおり通告します。町が発出した(仮称)遠軽ウィンドファーム事業に対する道への「環境影響評価方法書に係る意見について」。町内における民間事業者が計画をしている風力発電計画について、道から照会のあった環境影響評価方法書に係る意見の回答書が、令和6年12月23日付で町から発出されています。その中で、発電稼働後の電波障害、騒音、鳥類の衝突事故など7点にわたって意見が述べられていますが、そこで出された意見に関連して、次の2点について町の見解を伺います。意見の中では、社名淵地区の河川について「工事での土砂の流出により水質の悪化が懸念されるため、工事による影響について、最新の知見や専門家等の助言を得ながら、適切な方法で調査、予測をすること」と意見をしています。工事の影響による水質の悪化は、遠軽町にとって憂慮される重大な問題であることから、事業者にはより適切な調査が求められますが、計画立地において工事の影響が懸念される箇所をほかにも検討されているか、町の見解を伺います。2、「地域住民への積極的な情報提供や丁寧な説明など適切な対応に努めること」と意見をしていますが、この地域住民とは、遠軽町民、付け加えます、遠軽町民全体を対象としているのか伺います。

答弁 町長 佐々木修一

白幡議員の質問、町が発出した(仮称)遠軽ウィンドファーム事業に対する道への「環境影響評価方法書に係る意見について」お答えいたします。まず、議員の御質問にある「発出」という言葉ですけれども、通常、行政側から文書、談話などを広く外に向かって出す際に使用されるもので、今回の意見につきましては、北海道から照会――照会というのはこれでどうですかというのがあり、それに回答をしているものでありまして、「発出」という言葉は若干違和感を感じているものでございます。その上で、1点目の計画立地において、工事の影響が懸念される箇所をほかにも検討しているかとの御質問でありますが、町としましては、対象事業実施区域内を流れている河川をはじめ、対象事業実施区域外を流れている河川でも、対象事業を実施するに当たり、環境への影響が危惧される河川につきましては、検討される場所と判断をしています。2点目の地域住民とは遠軽町民全体を対象としているのかとの御質問でありますが、町としましては、遠軽町で生活を営む方々を対象として考えており、特に対象事業実施区域に近い社名淵、美山、千代田、若松、見晴及び栄野の地域の方々への丁寧な説明や情報提供が必要と判断しています。こういったところは特にです。なお、町として風力発電事業に対して推進をした事実はありません。法令にのっとり、事業者から提出された環境影響評価方法書などに対し、事業実施場所の市町村や都道府県が環境への影響が危惧される点や、環境影響調査の方法に不十分な点があると判断したときは、意見を申述することができる、述べることができるということで、今回、青天ウィンドファーム合同会社から提出された方法書に対しては、環境への悪影響や調査の方法や範囲が不十分と判断し、意見書を提出したところです。また、本事業をはじめ発電所建設に係る開発行為に関しては、市町村、都道府県から出された意見書の内容を踏まえ、最終的に国が認可への可否を決定するもので、町として認可を決定する権限はないことを御理解いただきたいと思います。以上です。

質問 1番 白幡隆一

町長は「発出」という言葉に少し丁寧な言葉というか、意味の違いを指摘されましたが、遠軽町が道に提出した意見書でございますが、出した意見の中、7項目全て、それぞれ風力発電に係る重要な課題が述べられております。風力発電は、民間の事業、国有地の利用ということから、遠軽町は中立という立場を取っているところですが、環境に影響を与えるおそれのある風力発電の立地稼働は全国でも数々の問題が出てきており、事業者には地元自治体、住民に対しては丁寧な調査と説明が求められているのは明らかです。国有地の計画であろうとも、環境の影響が及ぶのは地元住民であることは間違いないことで、遠軽町が出した7項目の意見は、遠軽町の住民が昨年より風力発電の計画を知り、学習会を通し強く懸念を抱いていた数々の課題とまさに重なっており、町と住民の工事への懸念の共有があり得たことを示すものと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐々木修一

正直言ってこういったものに対する知見というのは、私どもの町の役場レベルではそうそう持ち合わせているものではございませんけれども、その中でさまざまな判断をして出したものでございます。こういった類いの話というか、少し言い方は難しいのですけれども、こういったものが今までもありました。私は必ず言っているのは、環境に悪影響を及ぼすことがあれば、これは私たちに権限はないけれども、町の町有地だったら権限があります、けれども今回は町有地でもないということなのです。ただ、そうであっても、環境に悪影響を及ぼすことがあれば、それはやめてくださいということははっきり申し上げる中で過去にも進めてきたものでございます。これは風力ではないですけれども。ただ、その悪影響というのはどこまでかというのは非常に難しいところだと思います。例えば今、高規格道路、命の道路として――分かりますよね、命の道路。とにかく厚生病院の脳外科医がいなくなったから、一刻も早く北見の日赤に運びたい。紋別市も同じ。だから早く高規格道路を造ってほしい。これだって山を切り開いているわけです。そして、別に高規格道路ではなくても、車を走らせれば野生動物をはねたりもします。この間も、海でも新潟港に入る高速船ですか、クジラにぶつかったのですよね。それも別に今回だけではなくて去年もあったらしいということもあります。だから、100%全部駄目だということもないです。基準も持ち合わせていませんけれども、そういった中で、今回、道が出してきたものに対する意見を述べさせてもらったということでございます。以上です。

質問 1番 白幡隆一

工事の悪影響がどのようなものか、計り知れないところですが、やはり根本的には悪影響が1%でもあれば、その工事は考えていかなければいけないと思います。もちろん、道路の工事とこの風力発電の工事は非常に性格が違いますので、そこは理解していると思います。意見書の中のほうを少しただしてみたいと思いますが、社名淵川の水系になぜ遠軽町が意見を出されたのかということを私も興味を持ちまして調べてみたのですが、担当課では地質の資料などはお持ちではないでしょうか。

答弁 住民生活課長 太田貴幸

地質の資料でございますけれども、こちらでは持ち合わせてございません。

質問 1番 白幡隆一

それでは、私のにわか仕込みの資料でよければ少し話させていただきたいのですが、こちらにこういうカラー地図がございますが、ちょうどこの紫の部分が今回12基の風力発電の計画となっている土地でございます。ここの地域が大体29ヘクタールの森林を伐採して、29ヘクタールというとエスコンフィールドの五つか六つ分くらいですが、伐採して建てるという予定の場所です。計画地は社名淵側に少し緩やかな傾斜となった地形で玄武岩溶岩と呼ばれる土地です。溶岩台地、この上に12基を建てるという計画なのですが、地表面にマグマができて固まったもの、俗にキャップロック型地滑り地形と言われるらしいのですが、平成18年発行の「網走支庁管内の地質と地下資源」という本の中に書かれております。遠軽町が意見されている社名淵地区の工事の影響ですが、このキャップロック型地滑り地形の縁には、社名淵側に大小7か所の地滑りの堆積物を示す地質記号が表記されております。地滑りは長年かけて大きく動く地殻変動のことですが、遠軽町が懸念された工事の影響はまさにこのことだったのだなと私もこれを見て思ったわけです。もちろん、この地形と工事の影響を実証するものは私にはあまりないのですが、可能性はある問題だということで、ここに表してみました。地図上では、先ほどの質問の中でほかに懸念される場所はありますかというところで、千代田牧場の南西側のポイントですが、過去に国有林の除草剤として使用された2,4,5‐T系という物質が埋設されています。それについて、どのような物質が埋設されているか説明をお願いしたいと思います。

質問 1番 白幡隆一

通告書の中で、計画立地において工事の影響が懸念される箇所をほかにも検討されているかという町の見解を伺いましたが、町としては、権限はないという答えでよろしいですか。町として……。

質問 1番 白幡隆一

町としては、調査地近辺には危険なものがあるか、ないかの認識はされておりますか。

答弁 住民生活課長 太田貴幸

町として危険な箇所というのはどういうところかというのがあまりにもファジーで何とも言いようがないのですけれども、うちの知り得る範囲のところでは、こちら、把握しております。以上です。

質問 1番 白幡隆一

同じように、丸瀬布西側の地域について町にお聞きしたいのですが、そこには伊奈牛川沿いに旧北見鉱山の坑道口があり、ここの部分も……。

質問 1番 白幡隆一

国の進める再生エネルギーに私も全体を否定しているわけではありませんが、「森林と清流のまち 遠軽」という、将来と環境を左右する重要な事案です。自治体と住民が協働、共有し、事業者の計画について知っていくことが大事だと思いますが、それについては。

答弁 町長 佐々木修一

それで私、最初の御答弁で丁寧な説明や情報提供が必要だと判断していますというふうに御答弁を申し上げたところです。よろしいですか。

質問 1番 白幡隆一

道に出された意見7項目は、非常に住民も課題と思っている点ですが、これは町民にこのことを広く広めるために何か考えておりますか。

答弁 住民生活課長 太田貴幸

一応、意見を今述べているといいますか、申述している最中で、道がそれを参考にして、国のほう、経済産業省に意見を申述している最中でございます。それを公開するかどうかということなのですけれども、うちとしてはホームページに載せる方法もあるのでしょうが、これはお教えしたいと思いますけれども、道のホームページに、実は環境影響評価の審議委員会というホームページがありまして、そちらに全て載っております。そこは皆さん御存じだと思いますので、そこを御覧いただければ、うちの意見書も出ていますし、道の意見書も出ていますので、御参照いただければと思います。以上です。

答弁 町長 佐々木修一

まだ全然決まっていないのですよね。どういう調査を、こういう方法でいいですかと町に来たから、さっき言ったとおり、気をつけてくださいと、いろいろな、それだけは町としては同意できませんという、町はお答えをしたわけです。そこは御理解いただけるとは思うのですけれども。そして、公表しますかということに、今、担当も話したとおり、やはり我々、勝手に判断できませんよね。法令にのっとって国もいろいろなものを造っていくわけです。極端なことを言ったら、個人の住宅もそうです。建築基準法の中でやっていくわけで、そこに各地域の区域の指定とかもあったり、できないところは駄目だし、それであれば法律を変えてもらうしかないです、まさに。ここでは条例しかつくれないから駄目ですけれども、これはまさに監督権限を持っているところで、国とかでやってもらえば、やってもらうというか、そこしかできませんから、そういうところでやはりおかしいと思う人はやるしかないというふうに思いますし、それと一つ、白幡議員、さっき道路と一緒ではないと言いましたけれども、1%とかもおっしゃいましたけれども、私も、あくまで誤解しないでほしいですけれども、法令にのっとって町はやってきたわけです、今までも。ただ個人的なことを言われれば、それは木なんて切るなと言っています、職員に。なるべく切るなと。けれども、やはり遠軽町これだけ広大な面積を持っていて、エネルギー、遠軽では何も国家に協力しないのかと。では、原発再稼働のほうがいいですかとか、極端な選択かもしれませんけれども、そういう意味では私も非常に悩んでいるところは悩みます。別に、だから1%あれば駄目だということもないです。そんなこと言ったら、世の中全然前にも進めませんし、私はそう思っていると言いましたけれども、そこは思ってませんので、御理解をいただきたいと思います。進めているわけではないですから。初めにも言いましたけれども、誘致したわけでもないし、こっちから何か来てくれませんかなんて言ったこともございません。以上です。

質問 1番 白幡隆一

今、町は進めているわけではないというのは、もう2度も聞きましたので、分かりました。分かっています。電源立地の考え方、本当に僕も、個人的にというか、議員としても再生エネルギーに反対なわけではありません。質問と少しずれていますが、その立地計画の中で必ずいろいろな問題が生じているのを、住民と行政がやはり共有していったほうがいいのではないかということを根本としてこういうような質問をさせていただいているのですが、最後の質問ですが、青天ウィンドファーム社についてお聞きしたいと思います。現在、役員が2月12日に逮捕されて、告発されている会社、青天ウィンドファームですが、10社以上のダミー会社を持たれていると言われます。今後、この会社が計画を進めるとして、遠軽町としてはそのまま計画を認めることになりますか。

答弁 民生部長 堀嶋英俊

お答えをさせていただきます。青天ウィンドファームと関連のありますNC電源開発の役員など、4人が破産法違反の疑いで逮捕されたということは、報道によって私どもも2月13日に知ったところでございます。その後、直後に会社側から連絡がありましたが、それは近く控えていた説明会の日程が近かったため、その説明会を中止する旨の連絡にとどまっておりまして、会社のほうは大変混乱している状況でした。そういった状況ですが、町としてですけれども、関係者の逮捕を受けてどう考えるかということだと思いますが、現時点でそういった詳細を把握しているわけでございませんし、例えば、起訴などの状況だとか、そういった情報はまだ把握できておりません。知り得ておりません。その段階で、町として事業ですとか事業者について、所感を申し上げるような段階ではないと考えております。

答弁 町長 佐々木修一

今、部長から答弁がありましたけれども、まずはそれを踏まえて、逮捕ですよね。これから起訴されるかどうか分かりませんけれども、恐らくされるかもしれない。ただ、仮定では僕らも物を言えませんけれども、それはまず道と国が判断をすると思うのです。そうですよね。仮定の話は言えないよねと言いながら言いますけれども、そこでもし許可とか出たら、それはどうかなというふうに正直思いますよね、というところでございます。以上です。

出典:遠軽町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる