遠軽町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月8日
(1)乳幼児健診について/(2)認知症のスクリーニングの推進について
2024年3月8日、遠軽町議会の一般質問で、阿部君枝議員が「乳幼児健診について」「認知症のスクリーニングの推進について」について質問し、町長 佐々木修一、保健福祉課長 岩井誠志が答弁しました。
- 質問者
- 阿部君枝 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木修一、保健福祉課長 岩井誠志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 阿部君枝
通告書に従いまして、2点について質問させていただきます。1点目は、乳幼児健診について。健やかな子育てには、切れ目のない連続した支援が必要となります。本町が発行いたしました令和6年度遠軽町「こどもカレンダー」の乳幼児健診によりますと、4か月児、1歳児、1歳6か月児、3歳児健診と続きますが、4歳児、5歳児はなく、その後、小学校に入学する前の就学時健診が行われることになっています。切れ目のない対応が求められている中で、3歳児健診から就学時健診までの間、空白の期間があると言えます。昨年、12月5日付読売新聞で「発達障害5歳児に発見」という記事が掲載されました。政府は、2023年度補正予算に、費用の半分を自治体に助成する事業を盛り込み、本格的な支援に乗り出すとありました。発達障害においては、早期発見が大変に有効であることは検証されております。幼児期に早期の段階で発見し、適正な対処を行うことで多くが予防できることから、最も適した年齢が5歳児であると国の研究においても示されており、5歳児健診の重要性は高いと考えますが、町の見解をお伺いいたします。2点目は、認知症のスクリーニングの推進について。2024年1月1日に、共生社会の実現を推進する認知症基本法が施行されました。基本法の目的は、認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができる社会の構築です。認知症は、早期発見と早期治療がとても重要です。アルツハイマー型認知症の場合も早めの受診が肝心です。早い段階から服薬を始めるほど認知症機能障害に悩まされる時間を短くすることができます。今後の治療や介護の方針を本人も交えてゆっくりと話し合うことができます。また、認知症チェックを受けて、専門医による診断につなげることもできます。東京都が開設しているとうきょう認知ナビでは、認知症の基本知識を深めることに加え、10項目のチェックリストで認知症の可能性を診断することができるとのことです。認知症なのではと気になっているときは、気軽にチェックができる環境の整備は非常に有意義と考えます。町の見解をお伺いいたします。以上です。
答弁 町長 佐々木修一
阿部議員の1点目、乳幼児健診についての御質問にお答えいたします。5歳児健診の重要性は高いと考えますが、町の見解をとの御質問ですが、乳幼児健康診査について、母子保健法では、市町村は1歳6か月児及び3歳児に対して健康診査を行う義務があり、また、その他の乳幼児に対しても、必要に応じ健康診査を実施や健康診査を受けるよう勧奨しなければならないとされております。本町においても、さきの法定健診のほか、4か月児、1歳児の健診を行ってきているところです。5歳児健診については、国が昨年の11月29日に予算を補正し、健康診査支援事業の実施を決め、その後、12月中旬に自治体への情報提供があり、既に実施に向けた検討をするように指示をしていたところでございます。実施に当たりましては、健診体制の調整などが必要であったことから、新年度予算への計上はしておりませんが、町としても健診の必要性を認識していることから、令和6年度での実施に向け、進めているところでございます。次に、2点目の認知症のスクリーニングの推進についての御質問にお答えいたします。気軽にチェックできる環境の整備は非常に有意義と考えますが、町の見解をとの御質問ですが、昨年12月開会、令和5年第8回遠軽町議会定例会においての阿部議員からの一般質問で答弁していますが、本町では、認知症に関する相談体制の整備などについて、平成29年度から認知症地域支援推進員を配置し、医療機関や介護サービス及び地域の支援機関との連携を図り、認知症の人やその家族を支援する相談業務などを行っております。その活動の一環で、認知症の早期発見や予防のため、自分自身で認知機能や生活機能の低下に気づくためのツールとして、既に認知症の気づきチェックリストは導入しており、理美容室での配置をはじめ、各種認知症、地域包括ケアに関する普及・啓発の活動で使用しているところでございます。認知症事業の総合的な対策は、これまでも多岐にわたって実施しているところであり、本ツールの活用も含め、引き続き事業の充実を図っていく考えでございます。以上でございます。
質問 4番 阿部君枝
今、御答弁いただきまして、令和6年度中に実施をするということをお伺いいたしました。5歳児健診に関しては、ちょうど12年ぐらいになりますけれども、私もこのことで質問させていただいて、やっと実現に至ったなという実感をしております。町の取組は本当に、4か月健診から1か月児の家庭を訪問だとか、いろいろさまざまやっていらっしゃることは重々分かっております。5歳児健診をやっていただけるということですから、いろいろな面でやっていただけるのだなと考えますけれども、ただ、発達障害という部分の特性を早く発見するということも含まれているということを認識して質問させていただきました。というのも、小学校に入学して、なかなか落ち着きがないとか、子どもの動向が気になるとか、学校に入ってからでは、非常に学校側のほうが大変になってくるというか、その前に5歳児健診をやることで対応ができると受け止めております。国立成育医療研究センターの小枝副院長の話ですと、落ち着きがない、周囲とうまく関われないだの、発達の特性を持つ子どもたちは、小学校への就学後に環境に適応できず不登校になったり問題行動を起こしたりすることが少なくないということで、5歳児健診によって、そうした特性に気づき、適切な支援や養育につなげることができる。多くの子どもたちが通常学級で問題なく学べるようになる。実際に5歳児健診導入自治体では不登校が減った研究もあるということがあります。今まで、たしか通園されている方とか保育所に入られている方はいいのですが、この間に入られていない方はどうなのでしょうか、いらっしゃるのでしょうか。それを網羅しながらの5歳児健診と捉えてよろしいでしょうか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
ただいまの阿部議員の御質問にお答えいたします。現在検討している5歳児健診につきましては、5歳児健診という枠組みで行う予定でおりますので、保育所とか幼稚園とか通っていることで分けるつもりはございませんので、そういったお子さんについても対象となる予定でおります。以上であります。
質問 4番 阿部君枝
5歳児健診の流れというか、どのような形でやっていく計画でいらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
ただいまの御質問にお答えいたします。先ほどの町長の答弁にもありましたとおり、町に正式な通知が届いたのが12月中旬に入ってからで、どのような形でやるかということが示され始めたのも年明けて、実は2月に入ってからです。詳しいスタート体制についてはまだ確定はしておりません。ただ、健診で行うには、まず医師の配置が必須でありますので、厚生病院との協議を進めているところであります。そのほかにつきましては、国の支援事業などの要綱などを参考にしながら、町で配置できるスタッフを決めていきたいと考えております。以上です。
質問 4番 阿部君枝
そうしましたら、具体的にこれからということだと思いますが、やっていただけるということで、5歳児健診のフォローアップ体制イメージという案もでていますので、しっかりこの件は取り組んでいただきたいと思います。この件に関して、最後になりますけれども、我が国の少子化はこれまでの予想を上回る勢いで進んでおり、人口減少社会が続く、厳しく困難な未来が待ち受けているかに思います。この課題である少子化の危機を突破するには、これまで以上に本町を挙げて、子育てしやすい町の取組、強い意志を持って前向きに未来に変えなければならないと考えます。町長の御決意をお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 佐々木修一
はい、頑張ります。
質問 4番 阿部君枝
ぜひ頑張っていただきたいと思います。高齢化ももちろんですが、少子化が進んでいくと、遠軽町の経済的なことも病んでくるように思いますので、ぜひ力を入れていただきたいと思います。2点目になりますけれども、認知症のスクリーニング推進については、このことは前回質問したので、こういうことを具体的に分かりやすい方法で、身近にあったらどうかなという思いで質問させていただきました。東京都のとうきょう認知ナビというのは検索してみたでしょうか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
ただいまの御質問にお答えします。私のほうでも確認させていただきました。
質問 4番 阿部君枝
これ私もやってみました。非常に身近なことを簡単にやれるので、非常に気づきやすいというか、そういう面では、今やっていらっしゃるものが身近にないものですからあれなのですけれども、10項目のうち、内容を5分前に聞いた話を思い出せないが全くないだとか、時々ある、頻繁にある、いつもそうだ、この4項目で点数になっているということで、課長も確認したということだから分かると思うのですけれども、これをチェックするというのは、非常に身近にできるという部分と、これを高齢者とかではなくて、今、若年性の認知症もありますので、身近で提示できて、例えば広報のどこかに載せていただいて、チェックしてみませんかと、そういう扱い方もあるのではないか、この方法がいいかどうか分かりませんけれども、そういうチェックリストというのをもっと町民に公表していただいたらいいかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
ただいまの阿部議員の御質問にお答えします。町が既に導入している、自分できる認知症のチェックリストというのは、東京都の健康長寿医療センター研究所が監修しているもので、ただいま阿部議員がおっしゃった東京都で使っているものと全く同じものです。磁気式認知症チェックリストについては、様々な研究グループで開発されておりますけれども、今おっしゃったチェックリストについては、特に代表的な例として取り上げられることが多いものですから、当時、認知症推進員がどのチェックリストを選ぶかに当たったところでも、信頼できると判断したところから、このチェックリストを採用したところであります。このチェックリストですけれども、本町においては、令和2年度から本格的に導入を始めております。先般の12月の定例会でも説明させていただいたところですけれども、日頃の活動で、認知症だとか、そういった啓発活動を行っている展示場だとか、そういうところから置き始めたのが初めです。その後、先ほど町長の答弁にもありましたけれども、ある理美容室から、うちの店に置いたらどうだろうかという相談もあったところから、令和4年度の初めから理美容組合を通じて設置したのをはじめ、サポーター養成講座を通じて知り合った町内の小売店の方のところに置かせていただき、げんき21や役場庁舎、公共施設にも置いております。その後、商工会議所を通じて、会議所が発行する会報の配布に併せて、会員の皆さんにも配布しているところであります。令和4年度に実施しているところであります。先ほど阿部議員がおっしゃったとおり、様々な媒体を通じて行うことをもちろん検討しており、ホームページや広報、今まで地道に活動を行っておりますので、どのタイミングがいいのかというのは、それぞれ検討しながら行っていきますし、常日頃タイミングを見計らいながらやっているところでありますので、今後も引き続き取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
質問 4番 阿部君枝
このことをなぜ取り上げたとかというと、前回も取り上げているのですけれども、そのことから、町民の方から、本人は全然認知症の意識がなくて、非常に身内にしたら、この人ちょっと認知症だよねとは言っても、なかなか言うことを聞いてくれないということで介護となることで、病院へ行って受診したところ、お医者さんに診てもらったと。受診した際に、アルツハイマー型の認知症と診断されたそうなのです。そのときに、本人は本当に椅子から飛び上がるほど驚かれたそうです。その後、自分が認知症と自覚したことで、老後の在り方、また、身内と話合いがスムーズにいって、高齢者施設に入居されたというのをお聞きしまして、今言われたようにいろいろなところに置かせていただいて、町として取り組んでいるということは十分分かりました。ですが、まだまだそれを手元にする方が少ないのが実情ではないかと思います。今後、置いてくださるということに期待していきたいと思います。どちらかといえば、定年後の生き方とか、また、いろいろありますけれども、学生時代が第1人生としたら、その次が第2の人生となり、老年期というのは総仕上げの人生だと思います。体が衰えるけれども、人生は、心一つで、いつでもどこでも自分を輝かせていける、これからだと目標を持って進んでいこう、この前向きな姿勢が認知症に対しては非常に新たな活力を生み出していくのだという話もあります。このように高齢になっても生きがいを持ち続けて、やっぱり遠軽町に住んでよかった、また、遠軽町のためにまだまだ何かできるなという思いで頑張っていただきたいと思いますので、町長、最後に、高齢者に対するエールをお願いいたします。
答弁 町長 佐々木修一
阿部議員のおっしゃるとおりだと思います。やはり高齢社会ですし、また、これから医学もどんどん進歩していって、医学の進歩は平均でいくわけではなくて、突然ぼーんと進歩するという話も伺っていますので、そういう中で、人口減少の中で、まだまだ、お年を召された方も社会の一員として、日本のため、地域のために働いていただくためには、健康であることが重要でございますので、町としてもしっかり取り組んでまいりたいと思います。以上です。