みんなの議会

遠軽町議会 平成31年第8回定例会 2019年12月11日

(1)骨髄バンクドナー登録推進について/(2)骨髄移植後のワクチン再接種への助成について

2019年12月11日、遠軽町議会の一般質問で、阿部君枝議員が「骨髄バンクドナー登録推進について」「骨髄移植後のワクチン再接種への助成について」について質問し、町長 佐々木修一、民生部長 舟木淳次、総務課長 鈴木浩、保健福祉課長 平間敏春が答弁しました。

質問者
阿部君枝 議員
答弁者
町長 佐々木修一、民生部長 舟木淳次、総務課長 鈴木浩、保健福祉課長 平間敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 9番 阿部君枝

通告書に従いまして、一般質問いたします。大きい1番として、骨髄バンクドナー登録推進について。白血病や悪性リンパ腫、骨髄腫などのいわゆる血液のがんは、以前はなかなか治りにくいと言われておりましたが、現在は医療の技術も進歩したので助かる割合が多くなっています。治療法は、抗がん剤を使った化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植療法が主なものです。病気の種類や患者の症状、年齢、体格、社会的要因などにより、まさに十人十色の治療法が選択されます。その中で造血幹細胞移植は、健康な造血幹細胞を提供してくださる方(ドナー)がいて初めて成り立つ治療であり、その取りまとめや患者とのコーディネートをしているのが日本骨髄バンク並びに臍帯血バンクです。骨髄バンクでは、ドナー登録希望者の確保が大きな課題となっており、登録できる年齢は18歳から54歳まで、55歳になり次第登録から外れていきます。実際の骨髄採取は20歳以降となり、本年9月末現在のドナー登録者数は全国で52万人、骨髄移植を行っている他国と比較するとドナー登録自体が少ない現状ですが、平成24年に移植に用いる造血幹細胞の適切な提供に関する法律の施行に伴い、北海道などによりさまざまな対策がとられております。そこで、次の点について町長の考えをお伺いします。(1)本町におけるドナー登録の実態を把握しているのか。(2)罹患率が年齢的に50代で増加、60代から急増となり、骨髄移植のドナー登録は54歳までであることから、少子高齢化により移植を必要とする患者はふえ、ドナー登録者は減ることになります。まずは啓発普及が重要と考えますが、町長の見解を伺います。大きな2番として、骨髄移植後のワクチン再接種への助成について。治療のために造血幹細胞移植を行った場合、移植前に実施された定期予防接種により獲得した免疫は低下、もしくは消失し感染症にかかりやすくなります。そのため、感染症の発生予防、または症状の軽減が期待できる場合には、主治医の指示のもと移植後に定期接種として受けたワクチンの再接種を寛解後、順次行っていくことが推奨されていますが、《令和元年12月11日》あくまでも予防接種であり病気治療ではないため、医療保険は適用されません。その費用は被接種者(保護者)の全額自己負担となっており、多い方では20万円かかるという方もいます。また、対象年齢時に白血病を発症し、闘病中で予防接種、ワクチン接種を受けられなかった方もおります。白血病などの治療は療養期間が長く、退院後も免疫抑制剤等の薬物療法が必要で、健康保険や高額医療制度がありますが、それでも経済負担は生活に大きな支障となります。そのような声を受け、20歳未満の再接種が必要な方への助成を実施する市町村に県が補助するという新聞発表がありました。本町でも助成について取り組むべきと考えますが、町長の見解を伺います。以上であります。

答弁 町長 佐々木修一

阿部議員の骨髄バンクドナー登録推進についての御質問にお答えをしてまいります。本町におけるドナー登録の実態を把握しているかとの御質問ですが、日本赤十字社北海道赤十字血液センターに確認したところ、平成30年度は55人の登録者だったと確認をしております。2点目の啓発普及が重要との質問ですが、町といたしましても普及啓発が大切であると認識をしております。公益財団法人日本骨髄バンクでは、各種メディアと連携し広く骨髄バンク事業の必要性を普及啓発しており、保健所ではホームページに掲載し普及啓発しています。遠軽町におきましては、現在げんき21や各総合支所等にポスター、パンフレットを常時窓口等に配置しドナー登録を呼びかけており、今後も継続してまいります。また、町の広報、ホームページ等にも掲載し、啓発をしてまいりたいと考えております。次に、骨髄移植後のワクチン再接種への助成についての質問にお答えをしてまいります。まず、定時接種の対象年齢の期間に病気で長期療養するなど、特別の事情で予防接種を受けられなかった場合は、特別な事情がなくなった日から起算して2年を経過する日までの間は定期接種対象とみなされ、予防接種することができるようになっています。その接種に当たっては、理由や医師の診断書等から市町村によって総合的に判断されますので、対象者の状況に応じて対応することになります。再接種につきましては、予防接種制度では任意での接種の扱いとなることから、その費用については自己負担となっています。現在、北海道は市町村への補助制度はなく、遠軽町としても現在のところワクチン再接種への助成の考えはありませんが、今後も北海道及び他町村の動向や再接種の支援のあり方等について情報収集をしてまいります。以上でございます。

質問 9番 阿部君枝

今、答弁の中に登録者が平成30年で55名とありましたが、紋別保健所内では2018年はゼロ名で2019年が2名というふうにお聞きしているのですが、そういうことからいきますと、本当に登録者数というのは少ないのです。それで、私もこのことに取り組むに当たって、本当に町内で身近な方が白血病で命をなくされた方がおります。1名は70代、1名は30代ということで、この30代の方は35歳で発症して5年間の闘病生活があったのですけれども、本当に3人の子どもさんを自宅に置きながらの闘病生活で、まず最初は親族との、それで弟さんとの不適合であったために、その他いろいろあったのですけれども結果的に合う方がいらっしゃらなくて、40歳でお亡くなりになりました。そんなこともあって、私としてはドナー登録というのが本当に重要なんだなと、この質問の中でもお話しさせていただいたのですけれども、登録する年代というのが限られていて、もう私などはしたくてもできない、本当に55歳になったらもう随時外れていく。この中に何人いらっしゃるのかなとふと思ったのですけれども、本当に適合率というのが兄弟で4分の1、そしてまた親子でもほとんど認められないというのです。他人の場合では、数百人から数万人に1人という確立で一致するということなのです。ですから、本当に、登録した方の適合率は90%ぐらいあるようなのですけれども、大体実際に提供に至るというのは、登録したから必ずしも適合して提供できるというものではなくて、かなりハードルというか条件があるようです。その件はここではお話ししないのですけれども、そんなことからいくと、確かに今、御答弁いただいたようにいろいろな形でPRしているよと、ホームページ等もやっているというお話ありますが、身近に、最近ですと全然話は違うのですけれども、血液の献血ありますよね。そういう形なぐらい、本当にもう少し実態的にそういうお話の機会、講演の機会とか、そういうことを設けて啓発普及に努めていく考えはございませんでしょうか。

答弁 民生部長 舟木淳次(民生部長は2019年12月まで)

国も道も今のところ講演等など積極的にやっていないということも伺っております。町のほうからも国・道にまず呼びかけて要請をしていきたいと、また、町も国・道と協力をしながら広報活動を行っていきたいというふうに思っております。

質問 9番 阿部君枝

ぜひ前向きに取り組んでいただくことをお願いしたいなと思います。これ非常にドナー登録をして、いざ実際に適合したと医療機関からありますと、勤務先などのドナー休暇制度、そういう部分では特別持ってないと思うのです、まずそういう団体というのはないと思うのですけれども、公共団体である遠軽町はそういう休暇の実態などはあるのでしょうか、あったのでしょうか。

答弁 総務課長 鈴木浩(総務課長は2022年3月まで)

遠軽町職員に対しての休暇制度でございますけれども、いわゆるドナー休暇という形で特別休暇の扱いで規定をしております。以上でございます。

質問 9番 阿部君枝

さらに踏み込んだ支援という部分では自治体でも行っているのですけれども、そういう骨髄提供をする際の本人や企業に対して助成金を交付する制度もあります。自治体では2万円とか、企業によっては1万円という内容がありますが、今後そのような検討をする考えはございますでしょうか。

答弁 町長 佐々木修一

企業とかにそういうドナー登録をする人がいれば、助成する考えは今のところは持ち合わせておりません。民生部長のほうも国も道もやっていないと、先ほど議員がおっしゃったような啓蒙活動とか、そういう段階でありますよね。そもそも論として、それは市町村も自治体ですから独自にやるのは、ほかの町がやっていようがやっていまいがやります。あと、ほかのいろいろな質問はいっぱいありますけれども、今後の考え方の共通として。だけれども、これもうちょっと国が、市町村がやる前に国とか道とかが本来もうちょっとやるべき話ではないのかなというふうに私は思っております。やるのであれば、一般の福祉ルールのように国が2分の1補助する、都道府県4分の1出して市町村4分の1出してねというようなことをやっぱり、そういう制度がつくれるべきではないかなとか、そういう検討を先にやっぱりされるべきではないかなというふうに思います。以上です。

質問 9番 阿部君枝

今、町長の言われたとおりだと思います。ですが、やはりこれは現場からの声というのが大事だと思いますので、ぜひ先ほどの答弁の形を実施していただきたいなと思います。次に2番目の予防接種の関係ですけれども、再接種に対しては平成30年に自治体に接種の状況、そういう骨髄移植後の医療行為に対する免除喪失の方に対する支援の実態調査というのがあったと思うのですが、遠軽町も当然提出されていると思います。まだまだこの費用の全額補助というのはされている自治体は少ないのですが、ぜひ今後ともそういう予防接種ということですので、本当に任意ですから本人の負担というか、家族の負担が大きいという部分からいくと、ぜひこの辺というのも再度御答弁いただきたいなと思います。

答弁 保健福祉課長 平間敏春(保健福祉課長は2020年3月まで)

ワクチンの再接種につきましては、予防接種の実施主体は市町村であります。ワクチン接種が望ましいかなどについては、ご本人の状況、それから主治医の慎重な判断を確認する必要があります。《令和元年12月11日》定期接種では、必要な経費については国から市町村に財政措置がございます。健康被害が発生した場合には、法に基づき国による救済措置の対象等もなっております。再接種につきましては、費用の面以外にも健康被害が生じた場合の救済措置も含めて、本来は道なり国に働きかけることであり、国が定期接種の対象とすることにつきまして検討すべきことではないかなというふうに考えております。

出典:遠軽町議会 平成31年第8回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる