江別市議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日
(1)鉄道高架事業と市街地活性化について/(2)市立病院の問題について
2007年12月12日、江別市議会の一般質問で、宮澤義明議員が「鉄道高架事業と市街地活性化について」「市立病院の問題について」について質問し、市長 三好昇、副市長 佐々木雄二、病院長 梶井直文、病院事務長 藤田政典が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤義明 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、副市長 佐々木雄二、病院長 梶井直文、病院事務長 藤田政典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 宮澤義明
ただいま質問の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問してまいります。本年は統一地方選挙、参議院選挙と国民の判断を求める大きな選挙が続きました。市民の皆様をはじめ市長、各議員の皆様、大変お疲れさまでしたと申し上げたいと思います。忙しかったこの1年も12月半ばとなり、終わりを告げようとしていますが、明年も国民の信を問う衆議院選挙が想定されており、日本の進路が再び問われます。21世紀になって明確になったことは、伸び続けてきた日本の人口が21世紀初頭から少子高齢化の影響を受けて、歴史上初めて人口減少の局面に入ったことです。日本の急激な人口の減少と高齢化は、世界のどの国もこれまで経験したことがない早さで進行しており、医療や年金など社会保障費も大幅に増えることが予測されており、今後の日本の政治、経済のかじ取りが心配される状況です。劇的な社会構造の変化に対し、約1億2,700万人の日本人の生活を守り、少子高齢化に向かう日本社会を混乱なく安定軌道に乗せる初めての試みに挑戦しなければならないのです。これが我が国の政府、国民に課せられた大きな課題と責任です。また、地方は地方として中央に隷属することなく独自の取り組みが求められています。地方自治体の首長や議会議員は、予測不可能な人口減社会の到来から、知恵を働かせ市民の暮らしを守らなければなりません。江別市では生活の基盤である仕事一つ取り上げても、市民や学生、主婦、中高年の方々の働く場の確保に課題を残しています。これまでにも職を求めて江別から出て行かれる方は多数に及んでいます。江別の今後の選択は、企業が進出しやすい企業立地環境の整備を積極的に進め、若者や子育て世代が働き暮らすことのできる社会の整備が大切です。また、高齢者の方々や弱者の方々の生活、医療や介護も含め保障していかなければなりません。各世代にわたって、今後の暮らしの保障をすることは、口で言うほど簡単なことではありませんが、今こそ市民の英知を結集して、まちづくりに当たらなければならないと考えます。折しも、江別にとっては最後の大型公共事業とも言える鉄道高架事業を含めた三位一体の江別の顔づくり事業を現在進めています。江別市は北海道の政治、経済の中心地、札幌市の隣で、人も物もお金も一番集まりやすい道央圏に位置しています。しかし、その中で当市は道央圏他都市と比べても企業の集積実績は大きく立ち後れています。都市間競争で勝ち抜き、産業の充実と雇用の拡大を積極的に進め、市民が安心して働き、暮らすことのできる環境の整備・充実は江別の未来にとって最も大切な仕事です。その実現を目指し鉄道高架事業と関連の市街地再開発事業を進めているのです。この事業が成功するのか失敗するのかは、今後の江別にとって大変重要な意味を持ちます。各事業を計画どおり進め、疲弊した市内経済がにぎわいを取り戻し、市民の皆様に喜んでいただけることを心から願ってやみません。しかし、これまで企業の誘致と雇用の拡大を市は進めてきましたが、必ずしも十分な成果を上げているとは言えません。成果を上げるためにも、現在、進めている鉄道高架事業と他の事業に市民と行政が一体となって取り組むことが重要です。しかし、市が事業に全力で取り組み、市民を巻き込む熱意と勢いがあるとか、市民が関心を持って事業の推移を見守っているなどの雰囲気や思いは伝わってきません。今後、二度とできるかできないかの事業を進めているのにです。以前、反対の住民の方々の会合や意見の表明が、新聞の報道で数回掲載されたことを記憶しています。しかし、事業の推進に積極的な意見や内容、会合等が掲載されたのはほとんど見ていません。これは市が積極的に事業をアピールし、訴えてこなかったからではないかと思います。こんなことでは成功を心から願って事業を進めてこられてきたのかと疑ってしまいます。これからが本番です。市民が見て奮い立つようなアピールを打ち出すべきと考えます。また、多くの市民は事業の完成日程も現段階では理解していないのではないでしょうか。工事が無事故で大成功に完了するよう市民向けの表示を日程も含め早急に出すべきと考えます。また、完成に向けたカウントダウンの実施も検討すべきではと考えます。市長の積極的なご見解をお聞かせください。これが1点目の質問です。質問の2点目は、本日、角田議員が質問をしておりましたけれども、質問通告の関係でそのまま読ませていただきたいと思います。事業計画の中で、野幌駅前に(仮称)市民の暮らし会館が整備されることになっています。しかし、いまだにどのような施設なのか実態が定かではありません。事業が本格的にスタートした現在、市民に具体的に説明されなければなりません。(仮称)市民の暮らし会館とは、どのような施設をイメージし、何を目的として整備されるのかご説明をいただきたいと考えます。また、駅前において是非検討いただきたい施設があります。江別ではイベントを企画しても会場がないのです。商工会議所の建設部会で毎年春に市民向けにリフォームフェアを開催しています。市民会館小ホールでは会場が狭く、市民体育館を利用していますが、イベントホールとして設計されていないので利便性に難があり、会場の損傷も心配です。できれば交通の便が良くて、人も集まりやすい場所にイベントも含め、多目的に利用しやすい江別市に合うサイズの会場、ホールができれば大変便利で効果的であります。また、いつも大きなイベントばかりが開催できるわけではないので、使用規模に応じて間仕切りを簡易に取り付けることができる施設が整備されれば大変重宝です。周辺商店街には、イベントごとに人が流れ、経済効果も高くなると考えます。江別市に合うサイズのイベントホールもご検討いただきたいと考えます。お答え願います。3点目の質問は、駅に直結したビジネスホテルを誘致してはいかがでしょうかということであります。私は、個人の仕事や行政調査で他市を訪問する機会がありますが、宿泊は駅に近いビジネスホテルを利用することがほとんどであります。逆に江別を訪問される方々も、市内で宿泊する場合は、ビジネスホテルを探されるのではないかと考えます。しかし、残念ながら江別市には一般的に言われる一定の規模のビジネスホテルがありません。ビジネスホテルがないために、江別を訪れ経済効果をもたらすと考えられる宿泊客が結果的には、札幌市に流れているのが現実ではないでしょうか。市内にホテルがあれば、すべてのお客様に江別で宿泊していただくことは不可能としても、一定の努力があれば可能となり、駅周辺の飲食店街にも好影響をもたらす可能性があります。また、努力によっては道立野幌総合運動公園で行う大学や企業の強化合宿で利用していただくことも可能となります。また、三好市長に代わられてからは、企業誘致も積極的に進められています。企業側のビジネスホテル利用も誘致を進めることによって更に増えるのではないかと考えます。新駅に直結したビジネスホテル誘致を是非検討すべきではないかと考えます。また、2点目で提案したイベントホールとビジネスホテルの組合せも検討できないかお考えいただければと思います。市長のご見解をお聞かせください。4点目の質問は、新駅に特急を停車させることを本格的に検討し、鉄道高架事業完成を待つことなく実現するよう官民挙げて運動を起こすべきだと考えますがいかがでしょうか。特急の停車は、これまでも12万市民の願いであり、実現を願ってきたわけですが、札幌に近いこともあり実現していません。唯一やきもの市のときに江別駅に臨時停車しますが、そのときだけです。江別よりも人口が少ない地方都市であっても、止まっているのが現実です。鉄道高架事業が進み、札幌圏の中心都市として今後も他地域と比べて人口を維持しやすい環境を考えれば、JR北海道にとっても営業効果が期待できると考えます。駅周辺も今後、順次整備されます。ビジネスホテルも含めた新たな駅前商店街及び居住区が整備されれば、経済効果は更に拡大します。特急が止まっても恥じない駅周辺整備を更に加速させるためにも、特急停車を実現できるよう国土交通省、北海道、JR北海道に官民挙げて働き掛けを強めるべきと考えますが、いかがでしょうか。三好市長の考えをお聞かせください。5点目の質問は、江別の中心市街地を整備すべく野幌駅で鉄道高架事業を進めていますが、新しく整備される駅については江別の中心街にふさわしい新駅名を検討する必要があると考えますのでお聞きいたします。江別市内には、JR北海道の駅が5か所もあります。地域別に挙げれば江別、野幌、大麻、高砂、豊幌となり、市街地が細長く分散しています。これが江別の特徴でもあり、中心市街地を形成できなかった原因でもあります。江別を訪れる方々も江別の名前を冠した駅が中心駅と思い下車されるようですが、12万都市のイメージと掛け離れた寂れた駅前をごらんになって驚かされておられます。そのために江別をグレード・アップさせる計画が、現在進められている野幌駅周辺を中核とした市街地づくりです。鉄道高架事業と街路事業、土地区画整理事業が計画に沿って進められています。この事業は、野幌地区を江別の中心市街地にと考えて進められている事業です。したがって、新駅はこの計画に沿って江別市の中心市街地にふさわしい駅名に変えるべきだと考えますが、いかがでしょうか。また、新駅名の決定は、事業の関心度を高めるためにも選定委員会を設け、市民公募することが最良と考えます。当然、駅の完成時に新駅の命名者に選ばれた方には、市長や来賓の方と共に、オープニング式典でテープ・カットや懸賞金など幾つかの特典も検討すべきではないかと考えます。市民の関心と注目度を高める新駅の駅名募集について検討すべきだと考えますが、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。6点目の質問は、鉄道高架事業及び土地区画整理事業が進む野幌駅周辺地区を、商店街とともに子供から高齢者まで各世代が生活可能な職・住ともに備わったまちにすべきではないかということをお聞きいたします。これまでにも概念的には、にぎわいのある江別市の中心市街地の再整備を目指すと言われています。国も過去のまちづくりの失敗からまちづくり三法で駅を中心にしたコンパクトなまちづくりを全国に推奨しています。 コンパクトなまちとは、企業もお店もあり、そして、働く人も高齢者も子供たちも住み分けをしながら一体となって中心市街地に共存、生活するまちということだと思います。例を挙げれば、ヨーロッパの地方都市の町並み、中世の町並みは非常にコンパクトです。江別でも駅を中心に職・住をコンパクトにまとめれば、江別の目指すまちづくりが見えてくるのかなと思います。駅を中心にして商業施設の整備を進め、その周辺に一、二階が商業施設、それ以上の階に居住施設が整備されるようなまちづくりも今後の検討課題です。江別では、野幌駅周辺に市営駐車場など市の土地が複数ありますので、これらの土地も活用して、居住人口の増加と利便性を高めるための活用を考えるべきであります。大麻で長年暮らした高齢の方々が除雪作業ができなくなり、札幌市等にマンションを求め引っ越される例が最近多いとお聞きしております。土地が安く暮らしやすいと江別に来られた方が不便を感じて江別を後にされるのは残念なことです。しかし、その方々のために江別市単独で市営住宅を駅周辺に建設することも財政上できません。しかし、高齢者が江別市から移転することなく安全性、利便性の高い市営住宅に準ずる施設、市有地を活用して、マンションを民間の力で建てることは検討できるのではないか。また、そのことを江別市の住宅政策として検討すべき時期にきているのではないかと考えます。今後は、正しく少子高齢化が進んでいく時代です。子育てがしやすい環境整備の視点から前段述べた施設を政策的に子育て世代が優先して利用できる施設とし、施設内に保育所も完備できれば最高で、子育てが終わった時点で若い世代に入居を替わっていただく施設が検討されてもよいのではないかと考えます。駅周辺の利便性の高い地域に住むことによって施設に子供を預け、ご夫婦で働くことも可能となります。また、元気な高齢者の生きがい対策と住宅政策として、子供のいる世帯と高齢者世帯を同じ施設の上下階に住み分け、この施設内で居住する子供たちを見ていただく施設内ファミリーサポート事業も検討が可能ではないかと考えます。各世代が駅を中心に住み続けることができる利便性の高いまちづくりが、江別市の考えているコンパクトな中心市街地整備にも合致しているのではないかと考えます。今後のまちづくりのために提案させていただきました。市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。次は、市立病院の経営問題について質問させていただきます。近年、全国各地で頻発した派遣先の病院からの医師の引揚げ、激務による小児科、産婦人科の医師の不足など、国内の医療環境が大きく変化をしています。そのさなか、行政が夜間急病診療所での過酷な勤務について、内科医の改善要求に対する判断を誤り、12名の内科医全員が退職したことは記憶に新しいところです。入院患者や通院患者の皆様、市民は、何が起きたのかも理解できないうちに市立病院からの退院・転院を迫られ、大変驚きました。その結果、市民の市立病院に対する不信感も頂点に達し、患者が激減し、大きな赤字を計上するに至り、不良債務も4,000万円を超えるまでになりました。新年度に入り、三好市長と梶井病院長ほか、多くの市立病院を心配する方々の努力もあり、内科医師の充足も進み、現在8名の内科医師が勤務し診療に当たっています。しかし、市民の市立病院に対する不信感がいまだに強いのか、診察を受ける市民が少しずつ増えているものの、以前の状態には回復せず、毎月大きな赤字が発生し、不良債務を拡大させています。今年度も10億円を超す不良債務が生じる状況となっています。新たな不良債務の増加は、税収が他市よりも劣る江別市の財政を更に厳しくさせるとともに、行政サービスの低下も懸念されるところです。市立病院の存続にも大きな影響を与えることは明らかであります。三好市長は、5月に新市長に就任されていますが、スタートから大きなマイナスの荷物を背負わされ、市立病院の経営危機の打開に奔走されているのが現実です。しかし、医療事情に明るいと言われる三好市長でさえ、経営危機打開の目途は簡単に立たないというのが現実です。最近、市長は自治会の会長が集まった会合で、市立病院の医療体制の充実ぶりを説明し、市民の皆様が市立病院に戻って来ても大丈夫ですと訴えられました。その努力には心から敬意を表します。市立病院の全職員の方々には、病院再建のために自らが当事者として市民の理解を得る努力が市長以上に必要だと考えます。なぜならば、職員の中には病院再生の思いに反する考えの方も見受けられるからです。これまでの数十年にも及ぶ市立病院の功績と実績を考えるならば、今後も地域医療を担っていただくことが最善であり、市民の心からの願いであります。病院長を中心に職員が一丸となって、病院再建に取り組んでいただくことを心から願うものです。1点目の質問は、全職員の皆さんが市立病院の問題を自らの課題としてとらえているのかどうかです。市立病院の経営改善に向けて、職員の方々は具体的にどのような貢献をされてきたのか。また、なそうとしているのかをお聞きします。私の知人の話ですが、以前入院したときは、医師、看護師の対応が素晴らしく、今回も迷わず市立病院に入院したそうです。しかし、今回の入院では、余りにも対応が悪く憤慨していました。経験不足なのか点滴もしっかりとできず、内出血を起こしました。主治医に来ていただけるよう看護師に訴えたが、夕方まで来てもらえず、その間、食事ができないために脱水症状が更に進行し、唇も渇いてしまったそうです。このまま市立病院にいたら大変なことになると考え、強引に退院し、以前に市立病院におられた開業医の先生のところに駆け込み、対応していただき、回復したとのことであります。このような話が入院した患者から出るのは、誠に残念なことです。このような例は特殊な事例かもしれませんが、患者が戻らないのは当然ではないでしょうか。心して患者に接することを願うものであります。2点目の質問です。1点目とも関連しますが、市立病院として経営が成り立つためには、市民の病院に対する信頼は絶対に欠かせません。信頼される市立病院になるための具体的な対策をお聞かせいただきたいと思います。3点目の質問です。市立病院の診療体制の立て直しのため、総合診療内科を充実させ、専門医を招へいして経営に努力されています。しかし、市民の多くは診療体制が整ったのか、充実しつつあるのか、本当のところはよく分からないというのが実状です。一度不信感を抱いた病院が本当に変わったと理解されなければ、現在、通院している病院を変えることは困難であります。広報等を通じ、診療体制の内容や充実ぶりを市民に知らせる必要があると考えます。今後の市民向けの広報対策をどのように進めようとしているのかお聞かせいただきたいと思います。4点目の質問は、経営的視点からです。市立病院として経営を続けるためには収支のバランスが必要です。現状は不良債務を出し続けており、病院経営を続けるために売上げや収支を改善する必要があります。今後の経営健全化計画をお示しください。また、何年間の猶予があれば経営の改善が図れるのか、お考えをお示しいただきたいと思います。5点目の質問です。国の公立病院経営に関するガイドラインの策定によって、例えば、3年間、病床利用率が70%に満たなければ改善命令が下されるなど厳しくなる一方であります。江別市の厳しい財政事情の中で、不良債務を出し続け、経営改善が一向に進まなければ、市立病院の選択肢は当然限られてきます。端的に言えば、市立病院を廃止して民間経営に移行することも検討しなければなりません。市民は、地域医療が保障されれば、公営と民営のどちらでもご理解をいただけるはずであります。そのために、公立病院として経営を続けるためには、不良債務の限度額を市民に示し、理解を得なければならないと考えます。経営継続の判断をどのように考えられているのか、お示しをいただきたいと思います。6点目の質問は、市立病院の経営存続が前提ですが、市民が特に要望している診療科について設置を積極的に検討する必要があると考えますのでお聞きします。過重労働や医療事故の訴訟などで、センター化が進みつつある産婦人科については、市立病院での病棟再開はかなり難しいと聞いています。しかし、江別に住む若い世代を考えれば、今後の再開を粘り強く進めなければならないと考えます。さらに、早急に解決しなければならない課題も存在します。江別で生活する方々の半数以上は女性です。女性の数が多い分、女性だけが発病する病気も多いと考えるのが自然です。しかし、市立病院の産婦人科病棟は、昨年の騒動で閉鎖されたままで、現在は総合病院の使命を果たしていないと考えます。医師を確保することは大変厳しいことと理解しますが、市内の女性のために婦人科を整備すべく大学などの関係機関と交渉を進めていただければと願うものであります。産婦人科についての見通しと、産婦人科再整備に対する取り組みをお聞かせください。市民は、厳しい市の財政状況の中であっても、必要と感じ信頼に足る市立病院と理解すれば、市立病院への財政支援についても理解を示すと考えます。7点目の質問は、産婦人科病棟を当面再開できないのであれば、妊産婦の方々や若い女性の利便性を考え、助産師外来と院内助産院の開設を検討すべきということでお聞きします。江別市立病院は、一昨年の12月まで、毎年300人から400人程度の分べんを扱ってきました。しかし、産婦人科医の退職で分べんを扱うことができなくなりました。その影響は大きく、市内で唯一の個人で開業されている産婦人科医院は常に満室で、分べんをお断りしている状態です。産婦人科病院は近隣の札幌市内に複数ありますが、市立病院で出産を経験された方からは、時間もお金も掛かり大変不便だという苦情を聞きます。妊産婦の方々にとっては、札幌までの時間と労力、お金の問題があります。市立病院にとっては、現実的な経営の問題、地域社会にとっては、少子化対策が叫ばれ、その解決を考える上でも大きな損失を被っています。兵庫県伊丹市の市立伊丹病院でも、昨年6月から産婦人科医に不足が生じ、分べんを制限することになったそうです。危機的状況の中、助産師を中心に何かできないかと考え、助産師外来と院内助産を始めるための企画書を病院側に提出し、その後、病院内で検討を進め、実行することを決定しています。他の病院や助産院と打合せを行うとともに現場研修を重ね、本年4月には助産師外来を開設し、7月には院内助産を始めたそうです。助産師外来では、医師の許可の下、正常に経過している妊婦を対象に、妊娠20週以降は助産師による検診と保健指導を行っています。また、院内助産においては、出産時に分べん台を使わず、自由な体位での分べんが可能となっています。同病院では、12人の助産師が交代で医師による分べんと、院内助産による分べんを行っているそうであります。この背景には、出産は病気ではなく、可能な限り医師による医療介入はしないという意思表示もあると言われています。助産師外来や院内助産など伊丹市で実際に進められている新しい取り組みを紹介させていただきました。また、常勤医師を置いていない独立行政法人国立病院機構南和歌山医療センターでは、昨年9月に助産師外来を、同年12月には院内助産院を開設しました。助産院では、5人の助産師が検診や正常分べん介助、産後のケアなどを行っています。この医療センターも徳島大学が産婦人科医の派遣を休止した10月以降は、常勤医師が不在ですが、市内病院の産婦人科医が助産院の嘱託医を務めており、助産院で分べんする妊婦については妊娠中に嘱託医による3回の検診を受けることになっています。異常分べんが予想される場合は、早めに嘱託医のいる病院に紹介し、入院して分べんに備えているということです。常勤医師がいない病院でも、これまでの産科の知識を生かし、地元での分べんに努力をされています。江別市立病院では、産婦人科医を招へいできることが、市民にとって最良の結果ですが、産婦人科医が不在であっても、大学病院からの指導・助言を得たり、札幌市内の産婦人科病院と嘱託医の契約を結ぶという方法や市内開業医と出産に関する新たなルールを話し合うなど、江別で取り組むことが可能な新たな出産の制度を検討すべきと考えます。家庭を持ち、子供を育てたいと望む市内の女性や近郊の女性のために、地元で出産可能な仕組みを是非とも検討すべきと考えますが、ご検討いただけるかどうか病院長にご答弁を賜りたいと考えます。他市においては、小児科医の不足が叫ばれている今日、市立病院では他の病院に勝る5人の優秀な小児科医による診療体制で、子供たちの診療を日々行っています。この体制は、子供を持つ親に対しては大きな安心感をもたらし、江別市立病院の特徴でもあります。今後は、新生児にも対応できる救急医療体制の整備・研究を進めていただき、この地域における小児医療センターとしての役割も期待したいところであります。新生児や子供に対する救急医療体制が市立病院で確立できれば、産婦人科医に市立病院で安心して働いていただけると思いますし、産婦人科医の招へいにもつながるのではないかと考えます。医療事情を知らない素人の提案かもしれませんが、小児科の責任者であるとともに市立病院の病院長でもあります梶井病院長及び市長に是非ご検討いただき、前向きな取り組みをいただけますようお願いを申し上げます。病院長より、今後に期待が持てる前向きなご答弁を求めたいと思います。これをもって、1回目の質問を終わらせていただきます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
宮澤議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、鉄道高架事業に関する市民PRについてでございますが、現在、野幌駅舎景観検討委員会で駅舎・駅前広場デザイン案の協議を進めており、年明けの1月にはパブリックコメント募集を予定しておりまして、市の広報1月号に駅舎・駅前広場デザイン案のパンフレットを折り込み、全戸配布する準備を進めているところでございます。併せまして、1月には市民PRの一環といたしまして、野幌駅景観シンポジウムの開催も予定しているところでございます。また、ご質問のありました鉄道高架事業のカウントダウンにつきましては、鉄道高架事業の完成日時の特定が非常に難しい面もありまして、困難であると考えております。そういう状況でありますが、来年度には、駅構内への事業PRパネルの展示などを検討しておりまして、これらを通じまして事業全体の市民の皆様への広報に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、(仮称)市民の暮らし会館についてでございます。駅南側の拠点街区に、様々な市民が集う交流拠点の形成を目的に、市民の暮らし会館と様々なイベント広場として活用できる南口駅前広場を一体的に整備しようとする計画でございましたが、当初の主要な考え方でありました公設公営での市民の暮らし会館の建設は困難であると考えております。今後は、民間の活用を含め、まちの活性化につながるよう検討してまいりたいと考えております。また、イベントホールについてのお話でございますが、その必要性や具体的な利用形態、さらに利用の見通しや運営形態など、様々な観点から検討しなければならないものと考えているところでございます。次に、ホテルの誘致についてでございますが、江別市におけるホテルの必要性につきましては、大学関係者や民間企業、さらには、議員がご指摘の道立野幌総合運動公園を利用する体育関係者など、本当に多くの方から、ホテル誘致のご要望をいただいているところでございます。駅周辺でのホテル誘致となりますと、JR北海道との連携が必要となってきますので、JR北海道並びに地元関係者をはじめ商工会議所など、関係機関を含めて、ホテル誘致の可能性について検討してまいりたいと考えております。次に、市立病院に関連しまして、まず、病院職員自らの課題の認識についてでございますが、市立病院では、いたわりの心を持って患者さん本位の医療を提供することを基本理念としており、職員は、この理念を常に意識しながら日々の医療に取り組んでおります。今後におきましても、患者さんの体調に気を配り、その気持ちを察しながら適切に対応してまいりたいと考えております。そこで、経営改善に向けての取り組みでございますが、病院再建案について検討を行った課題別検討チームには、数多くの職員が主体的に参加し、課題解決に向けた対応を行っているほか、接遇改善活動、さらには各種イベントでのPR活動など、様々な実践を行っているところでございます。いずれにいたしましても、経営改善を図るためには、多くの患者さんに来ていただくことが何よりも必要でありますので、今後におきましても患者増に向けて、市立病院を挙げて職員全員が一致して現状を改善するための取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、市民から信頼される病院づくりについてでありますが、市民の皆様が市立病院に求めるものは、質の高い医療の提供であると考えております。そして、この医療の質という言葉には、産婦人科や循環器科などの市民が望む専門医の確保のほかに、患者さんと医療者とのパートナーシップの構築など、幅広い概念が含まれていると考えております。そこで、この専門医の確保につきましては、一日も早く結果を出し市民の皆様に安心していただけるよう鋭意努力を続けてまいりたいと考えております。また、より市民に信頼されるためには、医療及び看護の質、安全確保の体制、患者サービスなど病院が持つ必要な機能について、内部の評価だけではなく、中立な立場の第三者による客観的な評価が有効であると考えております。そのため、市立病院の医療の質を更に向上させ、それを恒久的に運営するシステムを構築することを目的といたしまして、去る10月末に財団法人日本医療機能評価機構が審査する病院機能評価を受審しております。この結果はまだ出ておりませんが、評価を受けるために、病院職員が一致結束して取り組んできたものでありまして、そのことが市民の信頼回復につながっていくものと信じております。次に、広報体制についてでありますが、市立病院を立て直すためには、市民の皆様への積極的な情報発信が極めて重要であると考えております。こうしたことから、毎月の広報を通じまして、市立病院に係る情報を積極的に提供するとともに、ホームページの内容を充実したほか、市立病院の現在の姿を多くの方々に知っていただけるよう、医師をはじめとして看護師やコメディカル職員が様々な場所へ出向く健康セミナーを数多く開催しております。多くの方々に市立病院の現状を理解していただくための広報活動は極めて重要でございますので、今後とも更に充実してまいりたいと考えております。次に、経営の改善についてでありますが、経営を健全化するためには、まず、患者さんに戻っていただくこと、そして、不足している専門医を確保することが必要であります。そこで、こうした医療体制の整備を基に、現在、今後の計画の策定作業を進めているところでありまして、短期間での経営改善は難しいものの、経営健全化に向けた取るべき対策を含め、3月議会において、その内容をお示ししたいと考えているところでございます。次に、市立病院の経営継続判断についてでありますが、病院経営の安定化のためには、まず不良債務の解消を図らなければなりません。そして、現段階における不良債務の見通しは、今年度末で10億円程度になるものと考えておりますが、不良債務に歯止めを掛けるためには、さらなる経費の節減と併せて、大幅な収益の増加が必要でございます。そのためには医療体制の整備を急ぐべく、現在、私や病院長などが大学医局や関係機関に積極的に要請を重ねているところでございます。なお、10月以降、他の医療機関からの紹介患者をはじめとして、入院患者数も次第に増加傾向にありますが、一日も早く閉鎖している病棟を再開するよう努力してまいりたいと考えております。市立病院の役割は、救急医療や不採算部門を担い、地域医療を確保することでありますので、まずは必要な医療の確保と市立病院の経営改善を図るために、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問に対する答弁につきましては、副市長ほかをもって答弁させていただきます。
答弁 副市長 佐々木雄二(副市長は2021年6月まで)
私から特急の停車実現に向けた努力ほかについて、ご答弁を申し上げます。まず、特急の停車実現ということですけれども、以前、江別の顔づくり事業を進めるに当たって、都市間交流など広域性も視野に入れた都市構造への展開と、まち全体の魅力を高めるため、野幌駅への特急の停車について、JR北海道へ要望した経緯がございますが、JR北海道は、小樽・岩見沢間について快速体系の整備充実を図っていること、また、野幌駅は待避線の確保が難しいということで、特急を停車することは難しいとのことでございました。しかしながら、本市の特性でもあります大学及び研究機関の立地や企業誘致など、都市構造の魅力を高めるためにも、地元関係機関等とも連携をしまして、改めて要望してまいりたいと考えているところでございます。次に、新駅名の検討をということでございますが、野幌駅は明治22年に開設され、118年という長い歴史がありまして、地域の方々にとっては愛着のある駅名でもありますことから、新駅名につきましては、市民・住民の方々のコンセンサスの醸成が最も大切になってくるものと考えております。今後とも、市民並びに地域の方々の意向を見極めながら慎重に対応してまいりたいと考えております。次に、子育て世代から高齢者まで生活可能なまちをということについてでございますが、ご提案のとおり、これからは高齢者の方々が安心して住み続けることのできるコンパクトなまちづくりを進めていく必要があると考えておりまして、各駅周辺の利便性の高い地域には、多世代の方々が支え合いながら暮らしていけるまちづくりが求められているものと考えております。そうした観点から、駅周辺の市有地につきましても、顔づくり事業を発展させる重要な土地でもありますので、今後、市民並びに地域の方々を交えて、活用策について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 病院長 梶井直文(病院長は2015年3月まで)
私から産婦人科及び助産師外来等について、お答え申し上げます。まず、産婦人科整備に関する取り組みについてでありますが、江別市においては、一定の分べん数があることから、産婦人科医確保に対する市民の強い要望があることについて、私も十分に認識しており、その確保に努力を重ねているところであります。しかし、分べん・出産を扱う産婦人科医につきましては、ご存じのように福島県立大野病院の一人勤務産婦人科医逮捕の事件を受けて、日本産科婦人科学会、北大病院産科・婦人科等では、中核総合病院での分べん・出産には、産婦人科医3名以上の配置が必要と規定しております。このことを踏まえて、産婦人科医の全道的な集約化や再編が行われており、医師の確保は難しい状況にあります。一方で、婦人科疾患を担当する産婦人科医の確保については、女性医療センターの構想をもって、大学をはじめ関係機関に要請しているところでありますので、もう少し事態の推移を見守る必要があるものと認識しているところであります。次に、助産師外来などについてでありますが、産婦人科医不足の中で、助産師としての資格を最大限活用し、産科医師の負担軽減を図るシステムとして、一部の医療機関で取り入れていることは、承知しているところであります。市立病院では、昨年、分べんを扱っていたときの助産師数は16名でありましたが、産婦人科医の退職とともに、助産師数は現在2名となり、病棟で看護業務に就いているところであります。そこで、このシステムを導入するとなれば、一定数の助産師を確保するとともに、常時、産婦人科医のバック・アップ体制が必要となってまいります。産婦人科医不在の中で、一定数の助産師確保は極めて難しい状況にあり、確保できたとしても、リスク管理や経営上の問題など、課題は多いものと考えるところであります。したがいまして、まずは、分べん・出産受入れ再開のための複数の産婦人科医確保に優先的に取り組むことが必要であると考えているところであります。以上です。
再質問 宮澤義明
ご答弁をいただき、大変ありがとうございます。何点か、2回目の質問と要望をさせていただきたいと思っております。まず、野幌駅鉄道高架事業の市民PRについては、鉄道高架事業が進んでいるが、市民の認知度は、先ほどの答弁があり、また私の質問にもありましたように、なかなか上がっていないと。私がよく知っている経営者などに話をするわけですけれども、その内容等について、まだ理解していただけていないという状況があります。そういう面で、先ほどしっかりアピールをしていきたいとのことでしたが、完成までには相当の年数がありますので、市民の方々に、この鉄道高架事業がどういう効果をもたらすのか、また、今後どういうふうな方向を目指すのかという意味で、しっかりPRをしていただきたいと思っております。これは要望でございます。また、イベントホールについてですけれども、先ほど市長から公設公営ではもう考えることはできないと。私も今の江別の財政力などの状況を考えれば、なかなかその点は難しいなと考えています。でも、江別の中心街として、人々が集まりやすい環境づくりが必要です。そんなことを考えると、是非とも集客のことも含め、また江別の産業の発展も考え、こういう施設が必要だと思っています。そのために、ビジネスホテル誘致の検討を是非ともとお話ししましたけれども、これらの複合的な部分で民間の活力を借りて、そういう形での整備ができないのかなと思っておりますので、その点についてもう一度ご答弁をいただければと思います。特急の停車については、これまでも12万人都市であっても止まらなかったし、先ほど副市長の方から、特急停車のために鋭意努力をしているけれども、今後も野幌駅に待避線を確保することが難しいと話されています。これが難しいのは、はなから承知していますし、時間としては、この完成までの日時を考えれば、後5年ぐらいの時間があります。是非とも知恵を絞って、国土交通省、そして北海道、JR北海道も動かすような勢いで、官民一体でこの計画に沿って努力をいただきたい。特急が止まることによって、全道から来られる方、また全道へ出掛けていく方々の利便性も高まっていくのかなと。そんな意味もございますので、是非、その辺について再度ご答弁をいただければと思います。また、新駅名につきまして、これは野幌という伝統のあるところで、今お話がありましたように、屯田兵の方々などが、大変な中で、この野幌駅や野幌駅周辺をつくられたご苦労を考えれば、簡単に変えられるようなことでは決してないと思っていますけれども、江別に5駅ある中で、やはり中心街として、このまちを本当の江別の中心拠点として、今つくろうということで、そういう努力を江別全体でされているわけです。それを考えたときに、このことを検討する機会というのは、今後はほとんどないと思います。やはり、そういう意味では、駅名も含めて江別が一本化され、野幌地区を中心とした江別という大きなまちをつくっていくんだという意味では、やはり検討する機会があれば、是非検討をいただきたいなと。そんな思いがいたしますので、これは、長年、野幌駅を使われてきた地域の方々にとって、冗談じゃないという思いがあるかもしれないけれども、是非とも江別が大きく飛躍するために、そういうことも検討してほしい。こういう機会がなければ検討できませんので、是非検討を進めていただければ有り難いなと思っております。この点についても、ご答弁を賜りたいと思います。また、子育て世代から高齢者まで暮らすことができるまちということで、これは今後の江別の住宅政策、とりわけ市営住宅の政策もあり、まちづくりの観点もあります。是非とも、コンパクトなまちづくりという意味で、今、国が目指している方向と江別市が目指している方向は、共に同じ方向を向いておりますので、そういう面では、民間活力を活用するという意味で、是非ご検討をいただきたい。これは要望としておきたいと思います。是非ともご検討をいただきたいと思っております。次に、市立病院関係についてであります。市立病院が長年、江別市民、そして周辺地域の方々の健康を守ってきた歴史は大変尊いものです。地域に貢献した歴史を消さないためにも、市立病院の職員だけではなく、市長部局の職員も含めて、全部を合わせれば1,000人を超える職員の方々が市内に住んでおられますので、その方々が地域の自治会や地域のお付き合いの場ですとか、その中で今の江別の現状を訴えていただくということが大事なのかなと。今回の答弁でもインターネットを使ったホームページの閲覧、それから広報もありますという話なのですけれども、ホームページについては、病院に行かれる方々の何割かは見ておられるかもしれませんが、なかなかインターネットを開いて、それを見るということは難しいのかなと。そうするとやはり一番効果的なのは口コミで、地域に住んでいる方々が市立病院はこんなに変わった、良くなったよと聞くことがすごく大切なのかなと思っております。そういう面で、一番そのことを理解できる立場にある職員1,000人超の方々が、もし市立病院の広報マンとして地域に入って、市立病院の素晴らしさを訴えたとしたら、それを一週間に1人でも2人でもやったとしたら、年間で相当な数になっていく。これは間違いなく市立病院のことを発信していくということでは、大きな影響を与えるのではないかと思っております。そういう面で、従来からある広報やインターネットは当然使っていただくと同時に、やはり市の職員自らが市立病院の広報マンとして、市立病院の素晴らしさや今の診療体制だとか、そのことをしっかり訴えていけるような流れをつくっていただければ有り難いなと思っております。その辺について、本庁の職員も含めた形の中で、どういう努力ができるのかという部分について、ご答弁をいただきたいと思っております。それから、産婦人科についても再度お尋ねします。江別の現状として、産婦人科医の確保は難しいと、今、病院長から説明がありました。いろんな方に聞いてもセンター化、それから様々な医療訴訟の問題を考えたときに、江別市立病院が産婦人科病棟を再開させるのは至難の業だと、そんなふうに思っているわけです。ただ、私の住む地域では、若い世代の方々がたくさん住んでいます。そういう方の中には、以前に市立病院で出産されたが、今は札幌に通院されている方もいらして、子供さんの面倒を見なければならないことも考えて、大変不便を被っている。そういう面では江別市立病院に産婦人科があったときは、本当に良かったと言われていますし、簡単なことではないけれども、やはり再開を是非ともお願いをしたい。そして、そのために今、病院長自ら小児科医として診察にも当たっていただいておりますけれども、ほかの病院にない優れた江別市立病院の特徴もございます。それらを複合的に見る中で、何とかそういうことができないのかなと。その一環として、産婦人科医が江別市立病院に来やすい環境として、やはり助産師外来だとか、院内助産院という形で、院内で勉強・研究を進めること自体も産婦人科医を呼ぶ、そういう一つの流れになるのではないかと。そんな思いもあって今回の助産師外来と院内助産院という話をさせていただきました。ただ16名いた助産師が今は2名で、市民もこのことを聞くと、本当にそんな状態なのかと驚かれると思うんです。そのぐらい江別市立病院にとっては、大きな財産を失ったわけですけれども、決してすべての目がふさがれたとは考えておりませんので、是非その辺については、今、病院長が言われたように進めていただきたいと思います。ただ、産婦人科については、やはり、この世の中に住む半分以上の方が女性です。その多くの方々にとって女性特有の病気治療ということを考えれば、やはりこれは、何としても努力していただいて、産婦人科医を招へいしていただきたい。そのご努力をいただきたい。そんな思いを持っておりますので、この辺のことについて、再度、決意を聞いて、私としては終わりたいと思います。以上で2回目の質問を終わりたいと思います。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
宮澤議員の再質問にお答え申し上げます。私からは、鉄道高架事業に関連しまして、イベントホールの設置についてお答え申し上げます。ホテルとの併設でのイベントホールということでございますが、先ほどもお答え申し上げましたけれども、イベントホールにつきましては、その必要性、利用形態、さらにはその見通しなど様々な観点から検討する必要があると考えております。今後、この民間活力の導入に当たりまして、イベントホールなども含めてまちの活性化に資する施設として、市民の皆様をはじめ地域、関係機関、関係者の皆様で多角的に検討していただきまして、市としても検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 副市長 佐々木雄二(副市長は2021年6月まで)
私から特急の停車の関係について、まず、ご答弁を申し上げますが、特急の停車については、先ほども申し上げましたようにいろいろと課題もあることと、それから、これからの要望行動ですけれども、やはり地元の熱意やそういった盛り上がりを大事にして、官民を挙げて連携して要望してまいりたいというふうに考えています。ご質問の中で、12万人以下の都市にも止まっているというのは、観光地など、議員がご指摘のとおりJR自体が止めたいといった、そういう魅力のある都市であると思います。そういった意味では、今後は江別市総体が魅力のあるまちづくりを進めながら、そして、そのことを背景として、官民挙げて、JRの特急停車について取り組んでまいりたいというふうに考えております。それから新駅名については、顔づくり事業を広く市民に周知し、また、この顔づくり事業の機運を高めるということについては、一つのそういった盛り上がりを見せる要素になるのではないかというふうに考えております。ただ、先ほど申し上げましたとおり、歴史的な背景やダイヤ等の関係など、いろんな課題があると聞いております。そういった課題もありますけれども、これが今後の地元でのいろんなまちづくりを考えていく中で、一定のテーマとなり、そういうような状況が出てくることも考えられますので、そういった機運が高まるようなことも含めて、その動向を注視しながら慎重に対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
答弁 病院長 梶井直文(病院長は2015年3月まで)
宮澤議員の産婦人科関係の再質問に対してお答えします。今、市立病院は、再生の途上で院内、それからこの前の病院機能評価受審のプレゼンテーションでも取り上げているものとして、もちろん内科の再構築があり、その中で、総合診療内科を核とした消化器内科のさらなる充実、それから、専門内科としての循環器内科医の確保に努力するということを挙げております。もう一つは、やはり産婦人科で、特に先ほども申し上げましたように分べん・出産がなかなか今難しい状況であれば、女性医療センター的な構想で、婦人科的な疾患に対応する産婦人科の医師に来ていただいて、その延長線上に分べん・出産を扱えるような状況をつくりたいということで、今、いろんな機関と接触している次第であります。これは時間が掛かりますけれども、粘り強く内科を再構築するのと同じぐらいの意味合いで、産婦人科をまた復活させるということは、重要な問題というふうに認識しております。それから産婦人科医がいないときの助産師外来や院内助産院ということに関しては、私としては一つの意見を持っていまして、やはり非常に危険ではないかと。新生児死亡率という出生後4週以内に死亡する赤ちゃんの年ごとの統計がありまして、出生1,000人に対しての率ですが、1985年は3.4、 それから1991年は2.4、最新のデータは持ち合わせていないのですけれども、恐らく医学が進歩しても1とか2、つまり1,000人に1人や2人は、やはり新生児期に亡くなると。人生70年、80年と長い中で、我々は出生のときに一番死亡の危険性が高い時期を通り抜けてくるということです。それで、そのうちの大多数が分べんのときの重度仮死、いわゆる難産による低酸素性脳症などで亡くなる。あるいは亡くならなくても重大な神経学的後遺症を残して、いわゆる脳性まひと精神遅滞とてんかんを合併するようなお子さんが、今、医学がこれだけ進んでいても、一定の数はおられるわけです。そういう小児の神経発達を診ている立場としては、やはりその一番危険な出産・分べんに当たるところは、今の医学の最善の状況をつくって、それでも起きたものについては、不可抗力ということになるのですけれども、やはりきちっとした体制を組まなければならないのではないかというふうに考えております。確かに、今、宮澤議員が挙げられましたようなところでは、そういう取り組みをしていて、インターネットを見ましても、盛んに助産師外来、院内助産院という動きがありますけれども、私としてはそういうリスクを考えると、かえって安易にやってそういう不幸を千に一でも招くようなことがあっては、いけないのではないかと思います。やはり、産婦人科のドクターをきちっと招へいして、そこでは、我々、小児科の中の新生児の専門医も協力して、あるいは、看護師の方も周産期という一つのチームをつくってやるというような形を取らないと駄目ではないかというふうに考えております。以上です。
答弁 病院事務長 藤田政典(病院事務長は2010年11月まで)
広報の充実に関しまして、私からお答え申し上げます。多くの方々に市立病院の現状をご理解いただき、市立病院への信頼を回復する意味で、職員一人ひとりが地域の中で口コミなどによりまして、地道な活動をすることの重要性につきましては、私どもも十分に認識しております。そうしたことから、医師の充足状況などが地域全体に伝わるよう病院内の様々な会議はもとより、市役所の部長会議や主務課長等会議などで、市立病院の現状や経営状況などを説明するとともに、職員向けの庁内LANなども活用しながら逐次情報を流しているほか、間近で市立病院の現状を見ていらっしゃる病院ボランティアコスモスの皆さんなど、こういった方々にもお願いしながら地域で医療の情報を伝えていただくよう取り組んでいるところであります。いずれにいたしましても、一日も早く患者さんに戻っていただけるよう職員それぞれができることを今後も続けてまいります。以上です。