江別市議会 平成15年第4回定例会 2003年12月11日
(1)市長の市政に対する姿勢と経営手法について/(2)教育行政について
2003年12月11日、江別市議会の一般質問で、立石静夫議員が「市長の市政に対する姿勢と経営手法について」「教育行政について」について質問し、市長 小川公人、助役 中川正志、教育長 高橋侃が答弁しました。
- 質問者
- 立石静夫 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、助役 中川正志、教育長 高橋侃
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 立石静夫
それでは、通告に従いまして質問させていただきます。最初に、市長の政治姿勢、また自治体の経営手法について伺いたいと思います。小川市政は平成7年からスタートしたわけですが、バブル経済の崩壊後数年が経過し、企業や国民は大きな不安を抱いていた時期であったように記憶しております。しかし、不況経済もある一定の期間で回復するのではないかとして楽観視されている人もいたように思えます。このような判断は、地方自治体も同様であって、トップのスタンスや考え方で、その後の自治体運営、また経営についての別れ道となったものと思えます。他自治体や経済団体等の視察調査から判断させていただきますと、都市間競争などといった形でのまち活性化事業は、20年以上も前から各都市で始まっているわけですが、特に努力されてきた自治体はバブル崩壊後の景気回復に疑問を持ち、また景気が回復したとしても、従前のような高度成長をし続ける時代は終えたのではないかとして、平成7年ころには既に民託化を進め、事務事業の見直しや職員数の適正化、また適正な配置等々、行財政改革に着手しているわけです。そういった改革推進の結果の一つとしては、平成7年ころの起債残高、いわゆる借金の総額を増やさない、さらに減額することに努力する。また、将来的な安定経営のために積立金などを増額させてきた形が見受けられます。一方、江別市の一般会計から見ますと、平成7年ころの借金の総額は318億円ほどであったと思いますが、14年度には480億円ほどになり、1.5倍以上にも膨らませてしまった形となっているものです。したがって、毎年返していかなければならない借金返済額は、平成7年の32億円ほどから、現在は54億円ほどにもなっている現状ではないかと思います。このことは厳しくなる今日的財政難に対して、さらに追い打ちをかけている状況ではないかと思います。江別市での金なし行政の歴史は長く、小川市政以前から伺っているところでもあって、聞き慣れている点もあるわけですが、ここ1年ほどは補助金や助成金までもがし意的と申しますか、一律的にカットしてきている形のようであって、昨今の金なし行政は間違いなく本物であると認識しなければなりません。しかし、行財政改革等に対して、早い段階での実践的取り組みがなされてきていれば、今日のような待ったなしと申しますか、いきなりといった形での市民サービスの低下や市民への負担増、また給料削減など、早急な形の論議にはなっていなかったのではないかと思うわけです。先見性を持ち得て、いち早く行財政改革に取り組み、体力づくりを推進してきた自治体と違い、的を絞ることなく結果の出せない顔づくりを中心的に長期間進めてきたことが、今日の財政難をより大きなものにしたのではないかと思いますが、市長の見解を伺いたいと思います。特に、これからの2年から3年の行政執行の在り方が大変重要なポイントになろうかと思います。今日までのトップとしての考え方から、今後の執行について注目させていただきたいと考えておりますので、分かりやすい形でご答弁をいただきたいと思います。また、近年は民間参入や市民と協働などといった言葉を使用することが多いようですが、財政難もここまで来ればとどのつまり状態で、投資的経費なども大幅な削減、さらに何もかも削減といった状況で、市民ニーズよりまず財政の維持であって、なりふり構わずの状態に見えるわけです。手法としては少々単純であって、冷静さを欠いているのではないかと思うところでありますが、補助金などの対象となっていて、市民活動を進めてきた各団体からは、わずかな補助金であっても全額カットとなり、思うような市民活動ができなくなった、このような意見を昨年ころより伺う機会が多くなってきております。そういった団体の趣を見ましても、まちづくりにおいては活発な活動を期待したいところでありますが、行政としては市民活動団体への助成金や補助金額、また団体の評価について何をもって計っているのか、また今後の対応についても伺いたいと思います。まちづくりは市民と協働と言ってはいるものの、手法を間違えると、市民と行政の距離が広がるばかりではないかときぐするものですが、財政破たん寸前の厳しい状況であれば、今まで以上に市民の皆さんに認識していただく必要があるのではないかと思います。財政の実態については、公的に説明が不十分ではないかと思います。こういったことも開かれた行政としての市政になっていないのではないかと思いますが、この点についても市長の見解を伺いたいと思います。次に、行政がしようとした事業なのか、民間企業の自主的事業なのか、結果的に目的としていた事業の推進が中断となり、事業の責任などについてよく理解できない事件でありますが、有限会社みらいにかかわって伺いたいと思います。昨今は民間企業の参入によって財政難に対応、さらに事業内容の充実を図るなど、他市での成功した行政事業の事例を多く伺うところでありますが、行政が目的とする事業に対し、事業主体としての民間参入を考えたときには、その事業目的や事業内容に対し、卓越された技術力、豊富な知識や経験、実績、また資力を持ち得た民間企業の参入でなければ、事業の推進は難しいものであると考えるのが常識的な考え方ではないかと思うわけです。今回の江別駅前活性化のための一事業にかかわって見てみますと、総体事業費は20億円ほどにもなろうかと思いますが、事業主体並びに施行主体としての民間会社を行政主導で立ち上げられているわけです。内容としては、地域の商業者6企業が出資し、資本金300万円の有限会社であり、開発や開発系コンサルタント、また箱物に対してもほとんどかかわりのない集合体であると認識せざるを得ない形のものであります。この有限会社は、行政が行政事業の遂行を目的に主導的に立ち上げた民間会社であるため、土地開発公社などと同じで行政の都合で動く、また行政が動かなければ動きようのない民間企業ではないかと思うわけです。公社と違う点は、出資金や会社の経費負担等にはかかわりなく、正に財政難に対応する行政的な知恵となっている点です。開発の対象となった同じ場所での開発事業には、振興公社がかかわったところでもありますが、調査や分析、そして企画などに時間をかけ努力したものの、そのかいもなく断念したところであって、引き続き行政主導で有限会社を立ち上げ進めようとしても、結果的に第2の公社的民間有限会社となっては、厳しい結論になることは当然と思うわけです。結果的には、一時中断を決意する時期を延長されただけに過ぎなかったのではないかと思うわけで、この点について市長の見解を伺いたいと思います。しかし、財政難の中であっても、市民生活のためには必要不可欠で優先度の高い事業は、民間の力を借りても推進、検討しなければいけないと思いますが、それぞれの行政事業の目的に合致し、参入していただくべく、民間企業の基準や規模などについて、行政の基本的な考え方があればあわせてお答えいただきたいと思います。次に、土地開発公社の活用について伺います。公社の大きな目的は、先行投資のために存在しているわけですが、日本の長期にわたる高度成長時代には、大都市に隣接する衛星都市も拡大成長するわけで、当行政にとっても公社の必要性もあったかもしれません。しかし、ここ十数年来、土地の価格は下がる一方であって、さきに土地を買っておくことは先行投資の逆で、先行損になってしまう形であると言えます。今後、多少景気が回復したとしても、当市の環境からして土地の値上がりはそれほど考えられなく、公社の維持管理費の方が高いものについていくのではないかと思えます。現在は土地の売却など処分することがほとんどの業務のようであると認識するところでありますが、この程度の業務内容については、最近工業振興課でも土地の売却にかかわって企業誘致などに努力されているようですので、業務を移譲し、あわせて進めていただくことが良いのではないかと思うわけです。土地開発公社については、時代の変化によってその役割を既に終えているものと判断するわけですが、出資者である行政として、市長の考え方を伺いたいと思います。公社にかかわってもう1点伺いたいと思います。昨今の経済状況から、市の歳入が減額になっていくことは、市民を初めだれもが多少は認識していると思うわけですが、財政的に厳しくなればなるほど何に税金を使っているのか、いわゆる歳出面について、今以上に厳しく注目されるわけです。前段で申し上げたように、ここ数年土地を大量に買収するといった先行投資事業もない公社に対し、毎年40億円ほどの大金を貸し付けている形は、全く理解されるものではないと思います。しかし、同額に近い金額が返済され、収入として歳入総額の中に入ってきて、40億円ほども歳入額を膨らませていることも事実であって、この形は毎年繰り返されておりますが、公社がその年に先行投資の必要性がないとすれば、維持管理経費など以外の大金を一般会計から貸し付ける必要もなく、収入として戻ってくることもありません。そうしますと、現状の歳入総額が10%ほども減額となるわけですが、なぜこういった手法を続けているのか、伺いたいと思います。また、実際に貸付けしているとなれば、40億円ほどの現金がどのような形で動いているのか、あわせてお尋ねをいたしたいと思います。次に、教育行政について伺いたいと思います。昨今、江別市での大きな話題になっているものの一つに、学校選択制導入についての問題があります。私も野幌公民館で開催されました最後のタウンミーティングに参加させていただき、皆さんのご意見を拝聴させていただきましたが、活発な意見交換の場となったように思えます。現職の先生の意見は、選択制導入について反対、一部先生が加わった大半の保護者の皆さんは賛成と、意見が大きく二つに分かれていたのが特徴的と申しますか、印象に残る会議であったと思います。私も子供の教育や子育てを考える団体、またPTAなどにも20年以上かかわりを持ちましたが、選択制導入について、保護者としては何ら問題のないものと理解する方が多いのではないかと思います。それは保護者の考え方でどうにでもなる形の説明であるからです。しかし、問題になるとすれば、人数に制限があるとか、学校にかかわるいろいろな人の意見や立場を考慮し、調整を幾つも重ね、目的とした形が見えなくなり、中途半端な事業になってしまうことがかえって問題になると思います。一切の制限をやめ、現状のバランスなどが崩れても対応する姿勢でなければ、何をしようとしているのかよく理解できないものであって、今日急がれている教育改革を推進している形にはならないと思います。国のゆとり教育方針も1年ほどで大きな論議となっているなど、日本の教育行政も崩壊寸前の状況ではないかと思うわけですが、行政全般に言えることは、市民のニーズもあって、何でもかんでもやりますと言ったことで手を付けなければならない環境の中で今日まで進めてきたと思うわけですが、だれもが責任をとらない。また、責任をとらなくてもいいように調整に調整、折衷に折衷を重ね、結果的に少しでもやってあげているといった形で済ましていることが多いように思えるわけです。そういった形の方が平和的でいいのではないかとしている方もいるようですが、正に時代が変わったことを認識すれば、今日までの行政の姿勢は現状からして時代遅れの対応となっているわけで、本来民間でしなければならないことは民間にお返しすること、いわゆる民と公との役割分担を明確にし、進めていくことが今求められている行政改革の大きな形ではないかと思います。教育の分野も同じであると思うわけですが、学校は学問を学ぶ所であって、はしの持ち方から便所の仕方、あいさつの仕方等々、子育てにかかわるようなことまで保護者から取り上げるのではなく、保護者にお返しをしなければならないところに来ていると思います。学校では子育て、保護者としては塾に通わせるでは、逆の形になっていると思うわけです。9月議会での教育長の答弁の中には、この選択制導入については、保護者の皆さんに学校教育に関しても十分に考えていただく、そして教育に参加していただくことが大きな目的といった内容で発言されているところであります。教育改革を進めるに当たっては、学校としての課題もたくさんあると思いますが、地域社会や保護者の皆さんが本気で意識しなければならない改革のための施策が今求められていると思います。選択制導入がその起爆剤となり得るのか、注目させていただきたいと思っておりますが、現状での進ちょく状況、また今後の教育行政改革に関しての考え方があればお聞かせ願いたいと思います。以上で1回目の質問とさせていただきます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
立石議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、私の市政に対する姿勢と経営手法についてでありますが、我が国の内政は、国と地方が一体となって推進される仕組みとなっており、国内の地方自治体が国と歩調を合わせていくことが重要としてきたことは言をまたないところであります。そうした中で、バブル崩壊以降、既に現実のものとなっていた少子高齢化による財政再建よりも景気対策がより喫緊の課題とされ、実施されてきたことにより、平成14年度末の国、地方を通じた借入金残高が705兆円という結果になっているものと考えております。一方、行財政改革はここ数年でにわかに浮上してきた課題ではなく、我が市におきましても、古くは昭和35年度の行政事務改善に始まり、昭和50年度の行財政改善合理化委員会、昭和53年度の外部のコンサルタントに委託した総合行政診断と行政改善委員会、昭和55年度の市立病院準用再建、昭和60年度の行政改革大綱策定による取り組みと、〓市税構造のぜい弱な我が市においては、〓不断の努力が積み重ねられてきているものであります。殊に、私が市長に就任いたしました平成7年度には、新たに行政改革推進本部を設置し、第2次の行政改革大綱を策定し、その後さらに平成13年度に再度行政診断を行う中で、第3次の行政改革大綱を策定して、財政健全化に向けた集中的な取り組みを進めてきたところであります。また、こうした取り組みの結果、本市においては公債費負担比率や経常収支比率等の指標を見ても、行財政改革の取り組みが道内他都市に遅れをとっていることはないものと考えておりますが、引き続き景気が低迷し、国、地方を通じた構造改革が急速に進展していく中で、新たな総合計画を推進し、足腰の強い持続可能な都市として江別市を後世に引き継いでいくためには、さらなる行財政改革の推進が必要であると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、市民と協働のまちづくりの市政についてでありますが、市民活動団体等への補助金については、平成13年度から補助金全般について見直しを進める中で、例えば団体の単純な維持費、運営費に対する補助は、負担あるいは義務を伴わない単なる受益に終止していないか。とすればむしろ市民団体自らが行う各種事業について、いわゆる事業費補助として政策、施策の市民的な成果向上のために補助すべきといった観点等をとらえる中で、見直しを進めてきているところであります。また、協働型まちづくりのモデル事業として、従前までは補助対象となっていなかった新たな団体の事業についても、補助事業を公募し、コンペ方式によりNPO等の代表者による選考を経て補助を行うなど、新たな取り組みも進めてきており、私も各団体のプレゼンテーションを拝見いたしましたが、市民団体と行政の協働に向けて、多くの市民の方々が熱心に取り組まれていることを改めて認識し、大変心強く感じたところであります。次に、財政の現状の市民説明についてでありますが、これまで市広報における予算や決算、半期ごとの執行状況の公表を初め、江別市の台所事情などの記事の掲載及びバランスシートの作成や財政の現状と課題に係る資料作成と公表並びにタウンミーティングにおける私自身の説明、さらにはこれらの内容の市ホームページへの掲載など、様々な機会をとらえて説明を行ってきたところでありますが、今後地域における出前講座の開催など、市民と協働で行政を運営していく観点から、従前にも増して財政状況に係る市民的な認識を得るべく、説明会の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、ご質問の有限会社みらいに関連しての江別駅周辺再開発事業に対する姿勢ということでありますが、江別駅周辺再開発事業につきましては、過去様々な経緯の中で、地域住民、地元商業者や商工会議所と協議検討する中で、極めて重要な政策であり、長年の行政課題であるとの認識に立って積極的に取り組んできたところであります。また、議会や所管委員会におきましても、これまで節目節目に議論をいただいてきたところであります。ご承知のとおり、優良建築物等整備事業による商業を核とする活性化拠点施設の建設につきましては、室蘭輪西地区での商業者有志での施行主体設立による再開発事業の成功例を手本として、地元商業者による施行主体の有限会社みらいが地元の期待を一心に集めて立ち上がり、商工会議所や市が全面的な支援体制を組む中で、3者推進協議会で一丸となり、この事業を推進してきたところであります。しかし、結果として有限会社みらいが商業を核とする活性化拠点施設での事業実施が困難と判断せざるを得ない状況に至ったことにつきましては、さきの議会でもご答弁を申し上げたところであります。また、先般の江別地区市政懇談会におきましても、今後の対応について報告し、地域住民の皆様にも一定の理解をいただけたものと考えているところであります。有限会社みらいとしても、現在、地元関係者に対する再開発事業の経過等の報告を含めて、今後の方向性 等々の内部協議を精力的に行っているところであります。また、江別駅周辺再開発につきましては、市といたしまして、まちの歴史性を生かしながら、芸術文化活動等による活性化や事業順位等の見直しなどによる人口増加策等の方向性に沿って、民間参入による手法も含めて、多様な事業手法を想定しながら再検討しているところであります。いずれにいたしましても、地方行財政を取り巻く環境は誠に厳しい状況にあり、このことも十分踏まえつつ、また一方では民間ディベロッパー等の企業投資環境も相当厳しい社会状況にあることも考慮しながら、いかなる条件等の設定によって民間誘導等による企業参入を促すことが可能か等々、引き続き江別地区のまちの活性化等に向けて、地域の意見を十分聴く中で、できるものは市民協働を図りつつ、少し時間をかけて有限会社みらいとも連携を図りながら、できるものから事業化する方向で取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかのご質問につきましては、助役ほかをもってご答弁を申し上げます。
答弁 助役 中川正志
私から、土地開発公社の活用についてお答えを申し上げます。土地開発公社は、昭和47年の公有地拡大の推進に関する法律に基づきまして、公共用地の先行取得のために全国の各自治体が設置し、活用されてきたところでございますが、このような形態は地価が上昇することを前提としたものでありまして、逆に地価が下がっている昨今の経済情勢にありましては、時代にそぐわないものになっているところであります。したがいまして、市の事務事業の全般的な見直しの中で、同公社の存続を含め検討すべき時期に来ており、現在、計画的に実施しております一般会計買戻しによる公社の長期保有地の解消を図ることによって、解散した時点での一般会計負担も視野に入れながら、その在り方について検討を進めていきたいと、このように考えているところでございます。また、土地開発公社に対する貸付けの必要性と歳入総額とのかかわりについてでございますけれども、平成15年度におきまして、一般会計から38億2,700万円と土地開発基金の運用で6億円の土地開発公社への貸付けを行っておりますが、これは民間資金よりも低い金利で貸し付けることによりまして、公社保有の例えばRTNの分譲用地及び今年度全区画の分譲を終えました第2工業団地B地区に係る分譲価格への金利の上乗せを極力抑制しまして、他都市と比較して競争力のある分譲価格とすることで、販売を促進するために行ってきているものでございます。こうした土地開発公社への貸付けによって、貸付金及びその返還金により一般会計歳入歳出総額は、それぞれ増加することとなりますので、財政構造等の分析、あるいは他都市との比較に当たりましては、一般財源による費目ごとの経常収支比率での分析でありますとか、住民1人当たりでの比較を行うなど、一つの指標のみによることなく、多角的な視点で分析することが重要となってくるものでございます。また、土地開発公社への貸付金は、公社が年度当初に金融機関あるいは一般会計などから資金を借り入れ、土地の取得のみならず、保有に係る資金を賄っているものであります。この資金は年度末に返還されることを基本にしており、それぞれの口座における会計上のやりとりはなされますが、実際の現金の動きはないものでございます。以上であります。
答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)
私から、教育行政につきましてご答弁申し上げます。まず、学校選択制の進ちょく状況につきましては、昨日もご答弁申し上げておりますが、9月24日開催の平成15年第1回江別市立小学校及び中学校通学区域審議会に、学校選択制の基本的な考え方及び導入方法等について諮問し、審議中でありますことから、現在までの進ちょく状況等についてご答弁させていただきたいと思いますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。通学区域審議会は、現在まで6回開催され、教職員及び父母からの意見聴取を行い、学校選択制の基本的な考え方について審議を行っているものでございます。その間、教育委員会では、教職員や保護者との意見交換会及び市民との意見交換を目的に開催した教育タウンミーティングを合わせ、計9回開催し、延べ747人の参加がございました。また、3歳児から15歳児までの児童生徒の保護者2,065世帯にアンケート調査を実施し、これらの結果や意見交換会、タウンミーティングでの意見を通学区域審議会に報告してきたものでございます。11月17日開催の第5回通学区域審議会において、教育委員会に対し、たたき台を提出するよう求めがありましたことから、11月定例教育委員会で協議を行い、一定の考え方について、第6回通学区域審議会に提案したものであります。提案の内容は、対象や範囲など、学校選択制の導入方法等についてでございます。なお、審議に当たっては、市民や教育関係者から意見のあった多くのメリットやデメリットも含め検討され、まず導入の是非について、導入の必要があると方向性が出された場合に、導入方法等について審議されるよう要請したものでございます。その後、審議会では、市民や教育関係者などから意見として出されましたメリットやデメリットについて集中審議を行い、次回12月17日開催予定の第7回通学区域審議会で導入の是非について、一定の考え方をまとめることで確認されたものであります。次に、学校教育改革に関しての考え方についてでございますが、新しい時代に新しい学校づくりの推進、子供の可能性にかける教育の推進、学校はだれのため、何のためにあるのか、選択には責任が伴うの4点を学校選択制の基本姿勢としまして、教育タウンミーティングの場で、市民の皆様方にご説明させていただいてきたところでございます。これからの学校は、子供の社会的自立への準備の場でもありますし、一人ひとりの才能を伸ばし、創造性に富む人間を育成するための場としていかなければならないと思っております。教育を受ける側である子供や親の求める質の高い教育の提供へと転換しなければなりません。そのためにも、それぞれの学校が努力をし、その成果を相応に評価されるようにしていかなければならないと考えております。また、学校は子供のためにあります。学校は子供や保護者の声によく耳を傾けて、きめ細かな対応や経営努力が必要であります。核家族化、都市化などにより、家庭の様相が大きく変ぼうしてきておりますことから、親だけには任せずして、社会の英知を集め、家庭と学校と地域がそれぞれの使命、役割を認識、連携して支援すべきであると考えております。地域の方々、保護者も学校の教師と一体となり、地域の学校として存在価値を高めていくとともに、信頼にこたえる学校づくりを進めることが子供たちの幸せにつながるものと考えております。子供の個性や希望に応じた学校の選択は、保護者や子供自身が自らの意思で入学する学校を決めるものであり、このことによって、より一層学校について家族で話し合う機会が多くなるとともに、学校への親近感や積極的なかかわりが期待されるところでございます。また、保護者には選択することの責任も伴うものと考えております。以上、学校選択制にかかわります基本的な認識を述べさせていただきましたが、もちろんこうした考えに多様なご意見があることも事実でございます。今後、通学区域審議会からの答申を受けた後、教育委員会といたしましては最終的な方針決定を行ってまいります。また、これまでも所管委員会には報告させていただいており、今後も報告してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
質問 立石静夫
ご答弁をいただきましたけれども、2回目なんですが、少しお話しさせていただきたいんですが、今ほどご答弁いただいて、行政もお金がなくなると、運営していくことについては大変なところまで落ち込んでしまうのかなということが実態的に分かるわけですが、行政としてさらにまちづくりは永遠に求められるわけですが、そのまちづくりの方向性を見失うことは、市民も混乱するわけで、市場原理に余り左右されない行政システムを基本的に検討しなければならないときに来ているのではないかと思います。今後、議会も今までのように要求型といったようなニーズ型の議会というんでしょうか、そういうものから改革型の議会に今まで以上にシフトしていくというか、変わっていくのではないかと思うわけです。そういうことから、行政改革の進ちょくについては、行政サイドとしては情報として細かく公開していただくようにしていただきたいというふうに思いますし、そういうお願いをしておきたいと思います。先ほど公社の40億円の貸付けについてもあるわけですが、千歳の貸付金などを見ますと2億円ほどではないか。恵庭も3億円か4億円ほどといったことでありますけれども、お互いの行政の比較検討まで私しておりませんので、どっちが得かなと、そんな手法については、また今後ちょっと勉強させていただきたいなというふうに思っております。いずれにしても、なかなか難しい答弁になっているようで、私も理解がしづらいというか、難しい形でありますが、住民レベルでも分かるような形でひとつ今後はお願いしたいなと思います。また、そうしていただければ、今日のことにつきましても、私も大変研究不足のところもありますので、また次回質問できるかなと思ってございます。極力分かりやすい形で、改革についての情報公開をどんどん出してほしいということはお願いしておきたいと思います。教育行政のことについても質問させていただきましたけれども、教育長の今ほどの答弁の姿勢を見ておりまして、教育改革というのは、まずもって改革のリーダーである教育長が健康に留意されて、元気一杯していただくことが進むのかなと、こんなふうに期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。再質問は要望となってしまいましたが、以上で終わりたいと思います。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き