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江別市議会 平成14年第4回定例会 2002年12月11日

市長の政治姿勢について

2002年12月11日、江別市議会の一般質問で、宮澤義明議員が「市長の政治姿勢について」質問し、市長 小川公人が答弁しました。

質問者
宮澤義明 議員
答弁者
市長 小川公人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 宮澤義明

ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。師走の風が吹き、忘年会の声を聞く季節となりました。しかし、ちまたでは不況の嵐が吹きまくり、師走どころではない方々も多くおられ、実際どのように12月をやり過ごそうかと苦慮されている方々もおられると聞いております。日本では、バブル崩壊から10年以上にも及ぶ不況に株価は下落、金融機関の不良債権は膨らみ続け、貸し渋り、貸しはがしも一般化し、夜明けの見えない経済、デフレの様相を一段と強めています。世界経済のけん引役をこの10年間果たし続けてきたアメリカ経済も、IT神話の崩壊、大企業の会計監査への不信がきっかけとなり、経済に陰りが見えています。さらに、世界経済に暗雲を投げ掛けているのがイラクの大量破壊兵器査察であり、いったん攻撃が始まれば中近東は不安定になり、石油も高騰することが予測されます。今でさえ不安定な世界経済がさらに悪化し、日本経済もデフレスパイラルに飲み込まれ、世界不況も決して起こり得ない状況ではないと考えています。江別市も同様で、先日の新聞報道では、RTNの誘致企業である京セラグループの京セラタイコム北海道が、今年末をもって撤退との報道がなされております。また、江別市に本店がある金融機関も合併し、新たな金融機関としてスタートしていますが、年末を間近にして資金需要も増えていることから、柔軟な融資を心から望むものであります。バブル経済崩壊から始まった構造的不況の影響が遂に江別市内の企業にも及び、不況の嵐が冷たく吹き寄せているのを実感します。この厳しい経営環境が続けば、江別市の中小企業も徐々に体力を失い、早晩厳しい状況に立たされることは目に見えております。中小企業で働く多くの方々にとって収入が目減りしており、毎日が不安の連続ですと聞かされてもいます。この厳しい経済状況の中、市長は今年度当初からタウンミーティングを市内各地域で開催し、市の財政の厳しさを中心に事業説明をされておられます。しかし、市長との対話に出席されてこられた方々の中には、厳しい、厳しいとの一方的な話ばかりで希望が持てないなど、会合終了後に不満を述べられる方々も多くおられるようです。行財政の厳しい認識を持たれているのは市長として当然としても、市民は小川市長に期待をしており、このような厳しい時代だからこそリーダーシップを発揮し、市民に明日の希望を与え、リードされるのが市長の役目と考えます。正に現在の市内の状況は、江別市に希望を与え、明日に向けて元気が出る市長の出現を心より願っている状況です。市民の期待に十分こたえる政策を打ち出し、全国で一番住みやすい町を目指し、市政のかじ取りをするのが小川市長と、全国に名をはせる名市長になっていただきたいと心から願っております。しかし、そのためには、新時代の市長にふさわしい新しい視点で、新しい施策を大胆に実行、実現していただきたいと考えます。しかし、残念ながら現在のところ期待とは逆に、明確なリーダーシップを発揮されているようには見えません。例えば江別市の代表的な特産品はと聞かれれば、多くの市民はれんがと答えられる方が多いのではないでしょうか。道内最古のれんが生産地で、地場産れんがを活用したまちづくりを是非進めるべきと考えられている方も多い。そのため市長は批判を受けながらもヒダれんが工場跡地を購入され、アンテナショップもオープンされたのではないかと思っていました。見える部分は努力されているのは理解しますが、見えざる部分、もう一つの大事な施策のふるさと景観融資制度が、行政改革の名の下、利用者が少ないと制度が休止されています。江別には江別の歴史があり、アイデンティティがあるべきで、この1点でも江別市ならではの独自性が失われているようで残念でなりません。しかし、有り難いことに、市民の方々に伺うと江別は住みやすい町と答えてくれています。住みやすいと評価してくれる方々に、医療助成制度を挙げられる方もおりますし、障害児がおられる方にも低年齢児の福祉が充実していると江別市に住まれた方もいます。このことは江別市の福祉制度を評価してくれた結果であります。暮らしやすさ、住みやすさを求めるまちづくりが、江別市のアイデンティティであり、あっても良いと考えています。それらを含み市民が何を今一番求めているのかを理解し、その理解の上で実現に取り組み努力するのが小川市長の務めであり、責任ではないかと考えます。しかし、残念ながら30年間も市民に感謝されてきた江別市独自の福祉制度が、財政が厳しいからと、いの一番に財政改革の名の下に議会に提案をされました。市民はサービスカットを望んだわけではなく、今一番求めていることは、行財政改革をしっかり進め、高度経済成長の中で膨張し過ぎた行政組織、機構をスリム化して無駄な経費を削減し、その財源をもって市民が望むサービスをさらに充実してくれることを望んでいるのではないでしょうか。しかし、現在の市の状況は、市民の願いとは逆に、江別市民が大切にしてきた施策を行政改革の名の下に打ち切り、市民がサービス向上のために期待している施策については、計画は練っているが目に見えた結果は出せないでいます。市長は、江別市に財産として何を残すために市長になったのか、初心に返って思い出していただきたい。現状では弱い方々を財政が厳しいからと切り捨てるために市長になったと言われかねません。市民からえんさの声、不満の声が沸き上がっているのがお耳に届いておりませんでしょうか、お聞かせ願います。江別市民に財産として何を残すために市長になられたのでしょうか。古い江別的なしきたりから決別し、新たな江別を小川さんなら見せてくれるだろうと期待し、支援してくれた方々、リニューアルした施策を期待し、心待ちにしている市民の方々、また不満を抱いている市民にも明確に分かりやすくご説明をください。特に今回は高齢者、弱い立場の市民にも分かりやすく理解できるよう、具体的にお答えになる義務があります。次に、市長の施策の優先度は何を基準として進めておられるのかをお聞きします。財政が厳しくなるとの予測は今に始まったことではありませんが、これほど不況が長引き、税収が不足し、地方交付税が削減されるとは、財政当局も予測してはいなかったのではないか。しかし、現実は、各自治体とも税財源が縮小する中であっても、市民サービスに知恵を絞り、地域に応じた施策を実行していかなければなりません。ほかの自治体で好評を得ている施策であっても、江別市でできるものとできないものがあり、他の自治体が条例の廃止、縮小したから江別市も同じ論理で廃止、縮小するという理由にはならないのではないかと考えています。財源が不足というならば、江別市は行財政改革を思い切って進め、事務事業を見直し、民間でできることは民間で行い、財政の均衡を大胆に図るべきです。いみじくも老人医療費助成制度の見直しに当たっては、任期中に何らかの道筋をつけるというのが、私の責任であり、決意であると市長は述べられています。福祉制度の改悪には重大な決意を持って臨まれている市長ですが、身内の行政改革には至って温厚であり、言葉は先行するが具体的結果は依然出しておりません。市長は過去の予算特別委員会で質問された保育園の民営化については、施設の建替えがあったとき検討すると、事実上民営化については検討する意思がないような答弁をされておられます。タウンミーティングで市の財政のひっ迫を説明され、民生面の福祉事業まで任期中の決着とまで言われた重大な決意を持って臨まれている市長としては、民営化に手を付けないのは不自然ではないでしょうか。検討する時期が十分来ていると考えますし、早急に実行するのが市長の立場、役目ではないでしょうか。市長もご存じのように厚生労働省所管の保育行政、認可保育所については、公立であろうと民営であろうと保育単価、サービスは変わらないことになっています。なおかつ延長保育、夜間保育、休日保育、ゼロ歳児保育等の新たなニーズに対し、公立の認可保育所は組合、組織、人間関係もあり、市民ニーズを実現しようにも簡単に実現できない組織となっております。また、新サービスにこたえるべく検討を進めても人件費など経費がネックとなり、実現は基本的に難しいのが現状です。現在の厳しい経済不況の中、子供を保育園に預け、パートなど仕事に就くことを希望される方々が増えています。仕事の関係上残業、夜間勤務などをしなければならない方など、保育ニーズも多種多様に変わってきており、保育行政もこれまでの延長線上の考え方では対処できなくなりつつあり、大胆に運営方法、組織を再検討、見直しをすべきです。それが現代、21世紀のスタンダードモラルであり、大胆な変革こそ市民のニーズにこたえることになります。民営化した場合の財政効果は、将来的には数億円の効果があると考えます。これだけ財政効果が予測できる市民ニーズにこたえることのできる施策を、何ゆえ市長は検討し実行をされないのでしょうか。福祉施策への決意表明と余りにも対応が違う理由を、是非市民に理解できるように説明をいただきたいと思います。また、認可保育所だけでは対応のできない新たな保育ニーズに対しても、東京都など幾つかの自治体で独自施策として進められている認可外保育所に対する認証保育制度なども要綱を定めるなど、支援体制を江別市も早急に検討をすべきであります。また、病院の給食、学校給食センターの民間委託化も検討すべきで、事業の進め方によっては大きな財政効果を生み出し、結果的には市民の税負担が減少することになります。清掃事務所の完全なる公設民営化を進めるとともに、収集業務の完全民営化も進めるべきです。余剰人員についても民間に倣って出向などを検討し、賃金などもそれに応じて検討する可能性も探るべきです。また、他部署への配置転換は当然として、早期退職制度の活用などの検討もすべきで、できないではなく、できるところから手を付けるべきであります。また、市民会館、公民館、えぽあホールなど公共施設を振興公社管理から、運営も含め非営利組織のNPOにゆだねるべきと考えます。事務事業の整理、統合、縮小による職員の削減は避けられないのが現実で、それに伴う江別市の外郭団体の職員についても抑制的に検討すべきで、国・道などと同様に幹部職員の事実上の天下り先をもなくす方向で検討すべきであります。また、公共工事が半減し、業務量が減っている部署においては、定数管理を厳格に進めなければなりません。企業でも余剰人員を多数抱え、合理化対策が遅れているところは、間違いなく時代から取り残され、退場を余儀なくされています。行政視察で訪問させていただいた市では、行政改革本部を設け、学識経験者、市民代表にも参加をいただき、市長が本部長となり、行政改革を推進するため事務事業の項目を決め、大胆な民営化を進めているところもあります。この大胆な改革を進めている市長は、元は民間企業の社長であり、民間経営的手法を行政部門に導入し、大胆な行政改革を進めています。また、これまでも何回か質問させていただいている入札・契約事務及び一般事務についても電子化を進め、行政事務の効率化や社会コストの軽減化を進めるべきです。これらのシステムの構築は、結果的に市民への情報開示にもつながり、入札の透明性、公平性にもつながります。また、低入札価格調査制度が今年度から導入されており、効果も出始めております。一般競争入札についても、資格要件を満たした地元企業すべてに入札参加を認める。一般電子競争入札も早急に検討し、入札価格の適正化を図り、財源の効率的な運用を実現する時期に来ているのではないでしょうか。時代のキーワードはスピードです。福祉施策をスピード、決意を持って処理されるなら、当然、今ほど提起させていただいた行政改革諸施策も優先度を決めてスピードを持って処理すべきと考えますが、お答えください。特に申し添えますが、施策の執行には優先度、バランスが必要と考えます。外に厳しく、内には優しくではバランスを欠くと考えますし、今申し上げた改革事項が何年も先に実を結ぶ、結果を出すでは勝負になりません。市長の率直かつ前向きに時期を明示した決意を持ってご答弁をいただければと考えます。以上をもちまして、1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

宮澤議員の一般質問にご答弁を申し上げます。私の政治姿勢に関してのお尋ねでありますが、私は公平・公正・平等を旨とし、自主自律の江別を目指すということを基本に、行政の執行に取り組んでまいりました。しかし、少子高齢化や環境あるいは地方分権への対応を初めとして、地方自治体は多くの行政課題に直面する一方で、経済の低迷に伴う市税収入の落ち込みや地方交付税の減少などによる財源難から、自治体の経営は大変厳しい状況に置かれております。こうした状況にあって、地域社会が自主自律を確保し、分権の時代にふさわしい活力のある姿を実現していくためには、行政だけで都市経営を行うのではなく、市民との協働の中でこれに取り組んでいくことが重要であると考えております。そのためには、市民との情報共有化や意見交換が必要でありますことから、江別市の現状や行政課題を知っていただき、これらに対する取り組みを市民の皆さんとお互いに語り合うための場として、今年度から新たにタウンミーティングを実施してまいりました。そしてまた、行政が時代の変化に的確に対応するためには、成果主義や顧客志向などといった民間企業の経営手法を行政の仕組みの中に組み込むことが重要であると判断し、そうした仕組みを導入すべく専門家の知恵も借りながら、様々な行政システムの改革を進めてまいったところであります。さてそこで、江別市に財産として何を残すのかといった趣旨のご質問でありますが、その基本となるところは、新総合計画後期基本計画に示された将来都市像を具現化するための政策の実現であり、その政策を実現するための施策、事業の実施であります。さらに、これに加えて第1には、市民とのパートナーシップに基づいた透明性のある協働のまちづくりであり、第2には、効率的で成果達成を重視した新しい都市経営の姿を大切にしたいと考えてきました。このことを高齢者の方々にも分かりやすいように具体的にということでありますが、高齢者福祉という施策の意図は、高齢者が自立し、生きがいを持って暮らせるようにするということであります。そのためには、在宅福祉や施設ケアの充実を進めるほか、生きがいづくりの促進や健康の保持、増進を図るなど、様々な事業をバランスをとって総合的に展開することが必要であると認識をいたしております。次に、施策の優先度は何を基準に判断するのかと、こういうご質問でありますが、その基本は、総合計画に示されている政策を実現するために、最も効果的な施策を実施するということで、優先度を判断してまいりました。自治体を取り巻く環境が厳しくなる中で、今後は行政評価システムの考え方を中心に据えて、政策を実現するために、政策への貢献度の高いものから施策の優先度を決定し、施策への貢献度の高い順から、事務事業の優先度を決定してまいりたいと考えております。なお、行政改革の推進に関してでありますが、今後の都市経営の基本は、情報を市民と共有しつつ成果達成とスピードを重視しながら、市民とともに協働のまちづくりを進めていくことであると認識をいたしております。こうしたことから、今後の公共サービスの提供に当たっては、行政がすべて行うべきであるというふうには考えておりませんで、むしろ民間にできることは民間に任せる、市民やNPOなどにお願いできることは、市民の皆さんなどにお願いする、こうした考えを基本に対応した方が、公共サービスの質の向上や行政執行の効率性の面などで優れているものもあると考えております。しかし、個々の事業はそれぞれに目的や方向性も異なっており、委託することの適法性や経費の合理性、サービス向上の余地など総合的な観点から判断しなければなりません。このようなことから、民間ができることは民間に任せるといったことを基本にすべきと考えておりますが、民営化に関する市民的理解の促進のほかに、非常勤職員の活用などによる直営方式と民間委託との経費比較など、様々な観点からの検討を行ってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。なお、保育園を初めとした幾つかの施設管理に係る具体例、さらには電子入札につきましてもご提示いただきましたが、これらについては、今後の検討に際しての参考にさせていただきたいと考えております。なお、本年3月に、私は本部長を務める行政改革推進本部において、行政改革大綱を定めました。厳しい財政状況の中で、今後とも市民の負託にこたえるべく、この行政改革大綱に込められた理念の実現を目指して、行政自らが最初に血を流し、身を削りながら行政改革に積極的に取り組んでいく覚悟でありますので、そのことをお答え申し上げまして、答弁とさせていただきます。以上であります。

質問 宮澤義明

ご答弁をいただきました。基本的には今、小川市長が答弁された、正しくそのとおりやっていただければいいのかなと、そう思っております。ただ具体的に今回は、この議会には30年間福祉制度として行われた制度が議会に、委員会に提案されて、一定の今、方向を見ているわけですけれども、やはりそれだけ大きな福祉サービス、市民に対するサービスが直接的に今回は減る。その中で先ほど市長がお話しになった3月に行政改革本部を設けられて、行政改革大綱も出され、そしてこれから数年先にわたって行政改革をこれからこういうふうに進めていきます、そういうふうに述べられている。でも、実際には一つの今、この福祉制度については、今議会でもって結論を出さなければいけない。そういう時代的、スピード的、その部分のずれ、その部分がやはり今の部分になっているのかな。今、市長が答弁されたことについては、基本的には全くそのとおりで、そのとおりやっていただければ、市民もまた行政も本当に良いのだろうと思うんですけれども、実際には時間的なずれがあって、片方は現実に今結果を求められている。そして、もう片方の行政改革や何かについては、これから何年かかけてやります。苦労されてやっておられる部分も確かにあるわけですけれども、それらも今この質問の中で具体的に挙げたこの保育行政についても、厚生労働省所管の事業です。そして、国が決めた基準に基づいてサービスを提供する。これは公であろうと民であろうと全くサービス内容は同じわけです。何が違うかといったら、人件費だけです。そうすると財政効果、これは明らかに数年先には財政効果がはっきりしてくる。これらついては、市民サービスを下げるわけではない、結果を出さなければいけない、こういうサービスだと思うんです。確かに戦後からずっとバブル経済まで右肩上がりで経済が推移してきた、その中で市民要望もあり、やはり行政組織も膨らんできた。ただ、これから見ていくと少子高齢化社会の中で、間違いなく財源の部分も縮小していく。本当はそのまま今の体制で維持できれば、それは維持していった方が、本当はこういう経済状況の中ですからいいんですけれども、ただ市長がやはりタウンミーティングでおっしゃられているように、財政的には非常に厳しい、地方交付税も含めた形で財源も縮小していく、その中でやはり市民も最低限のサービスを願っている。その中で財源的に効率的にやるとしたら、やはり何らかの手法をしっかり考えなければいけない。そういう面からいくと、どうしても公共という部分は、人件費を含めて重いのかな。そうすると民間でできることについては民間でしていただいた方が、より柔軟性が効いて、結果としてサービスが向上できるのかなと。今後私が考えているのは、行政、これは企画、頭脳部分、人間の体でいけば、頭脳と神経系統、これが行政部門で、手と足、実際に動く部分については、民間部分のそういう部分でいいのかなと。確かに、過去にはまだノウハウもなくて、できない部分もたくさんあった。その中で保育の部分についてもやはり市民要望があって、どうしても行政が先発でやっていかなければいけない、そういう状況の中でこういうことを増やしていった。そして、それが民間という中で、今より以上にサービス的、柔軟性を持ってやれるのが、民間の方がもっと柔軟を持ってやれるようになった。そうすると、やはり時代的な要請にあっては、江別の子供たちを民間に預けていけるような、柔軟性を持ったその組織に預けた方が、よりサービスの向上を図れるのではないか。だったら、そのことをこの行政改革の中でいち早く、やはり市民にも痛みを求めるのであれば、そのことも、これで市民サービスが低下するのだったら別です。でも市民サービスは低下しない、そうであるのであれば、やはりそのことをしっかりテーブルに乗せて事務事業の見直し、行政改革の中でしっかり最初に取り上げていかなければいけない問題ではないかなと。ただそこには職員の方々がいらっしゃるし、職員の方々の今後のことを左右簡単になんて言えないかもしれないけれども、やはりもう何らかの手法を検討する時期に来ているのではないか。ましてこの行政改革大綱の中で、事務事業の見直しでは、そのことも含めてこれからやっていく。そうすると職員定数についても10年間かけて10%、今の時代に果たしてその言い方で、行政運営が財政的にできるのかどうか。それ以上にもっと時代はスピード化して、少子高齢化に向かって、より財源を効率的に使わなければいけない状況がはっきりしているわけです。そうなると、今の進め方では、私は遅いのかなと思っております。市長という立場で、また市の職員として、そして議員をやられ、ましてこうやって市長もやられている立場で一生懸命努力されているのは、理解できます。努力していないということではなくて、頑張られておられることは間違いなく頑張っておられる。ただ、その頑張っている状態が、今の時代のスピードに本当について行っているのかな。そういう面から見ると、やはり私はまだついて行っていない、つき切れていない、だから、市民サービス、市民が一番望んでいることをも、いち早く知らなければいけないような状況になっている。そうであるならば、それだけ財政的に厳しいのであれば、やはり膨らんできた行政機構、組織もこの時期に早急に見直し、結果を出すべきではないか。そのことによって市民は市長に市政を預けて、これだけ私たちに厳しいことも言うけれども、市長自らも、また行政組織自らも本当に頑張っている、そういう理解が得られるのではないか。それがこれから、また来年に向けての市長の決意につながっていくのではないか、私はそういうふうに思っています。基本として、民でできることを民で、よりそれを明確にこれから打ち出していただきたい。また、具体的にはこの保育行政だけ今取り上げているように見えますけれども、全体の中で事務事業を見直していただく。先ほど質問の中にもあった、今公共事業もこれだけ従来の一番多い時代から見たら3分の1です。そういうことからすると、そこで働いておられる方々もやはりそういう形の機構に、組織に見直していく時代に来ているのではないか。そういうことを1つ1つチェックしていくと、相当痛みを伴うけれども、財源の効率的活用という部分については、しっかり方向性を見いだせるのではないか、そんなふうに思っております。今後の行政改革のスケジュール、確かにあります。その中で今後保育行政も含めてどのようなスパンで、いつごろというのをちゃんと明示、結果を出されるのか、その点をご答弁をいただければと思います。2回目を終わります。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

宮澤議員さんから再質問があり、いろいろなかなり広い角度からご意見があって、質問のところでは今、保育園というふうに絞られておりますけれども、若干私もちょっと総論のところで、あえて付け加えさせていただきたいと思いますが、私は、こう言うと男性諸君にしかられるかもしれませんけれども、家庭で言えば昔型夫、昔型男性のように、自分の持ってくる給料は、企業の中で私の処遇はそれだけ、持ってきた給料はこれだけ、そして私は社会に出ているからこの小遣い、交際費は必要な額だ。残った金額で奥さんに丸投げして、あとはやりくりするのはご婦人の力量なんだ、おまえの仕事なんだと、こういうことで家計運営を奥さんに全部預けていい時代、そういう傾向だった社会も私はあったと思うんです。しかし、今はもうやはり家計のやりくりは夫も子供たちも、子供といえどもやはり隣の子供の小遣いはあんなにもらっているのに、どうして僕は半分になるんだ。これは隣の家庭は隣の家庭で、我が家は我が家なんだ、子供にも知らせなければならない。そういう意味では全体の財政、何も私は好き好んで市民の皆さんに暗い話、夢のない話ばかり、とにかく大変さ、何も好き好んではいないんですけれども、現実は本当に避けられない、直面している、何億円という、もう7億円とか8億円とかそういう単位で、交付税が目の前で毎年切られてくるわけです。ですから、やはりつらいけれども、この現状をまず知っていただくということで、タウンミーティングの中で、あえて暗い話でしかられたりもしましたけれども、説明させていただいて、その中でやはり本当にやるべきことをやる、やりくりすることも、私たちこういうふうに考えていますということで、暗い話なのは承知なんですけれども、まず知っていただくことが第一だと。その上で今、宮澤議員さんは、バランスの中で福祉の部分で切り詰める話をしている。では、行革の努力の仕方が、本当にそれに見合う形になっているか、これはまたどこをとらえたらそのバランスなのか、ちょっとそれぞれのお考えで定めがつかないですけれども。私どもとしては、今現在もささやかかもしれませんけれども、理事者の給料のカット、やはり市民がみんな痛みを受けているわけですから、我々もやはり痛みをまず受けようということで、今カットもしています。議員の皆様方も議員定数の削減に努力して、今回結果を出して3名減もされている。それぞれ努力している。そのほかに10年先に10%の職員削減がとろいのか、まだスピードが遅いか、しかし、行政改革の委員会の中で、私はものすごく重いと思うんです。市の職員を10年間10%といったら100人以上カットしなければならない。しかし、職員を明日から首にするなんてことはできないわけですから、やはり不補充、定年退職したときに埋めないとか、あるいは民間委託の中で調整をするとか、そういう中で改革を努力しないと、今明日からどんどんというふうにはいかないということ。それから、最後の方の保育園についても、民間委託を否定はしていないですし、公設民営を事実実行しましたけれども、むしろ逆にお金がかかり過ぎるような改革ということなら、皆さん方の意向には反するわけです。例えば公設民営の東野幌をしたときに、やはり条件が整ったわけです。乳児の待機が多くなっている、建物も老朽化している、いろいろな条件がうまく整ったときにあれを公設民営しました。だけれども、そういう条件がないまま委託をいきなりするといったら、残った保育園の保母さんを首にすれば別ですけれども、そうでないとしたら、またその保母さんをどこかの仕事にまた、わざわざ重複する形でどこかに移行したりしなければならない。そういう意味では、保育園もやはり一定の条件、まるでお金が逆にかかるようなことにならないようなにらみをしながら、私、しないと言っていませんし、そういう意味では、これからも民営についても条件が整う状況を見てやはりそんなことも十分検討したい。こういうことで行政改革生ぬるい、まだ不十分だというご指摘はあろうかと思いますけれども、私どもなりに行革を努力していますし、その中で本当に30年の歴史のあるこの制度に対して一つメスを入れたことについては、大変心痛むところもありますけれども、心からお願いしたいということで、今回提案させていただいている。その辺について是非ご理解をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 宮澤義明

ご答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。小川市長の性格からいって、一生懸命まじめに取り組んで頑張っておられる。これは私も十分よく理解しております。また、一生懸命取り組もうという、そういう人間的な素晴らしさ、これも多くの方が認めているところではないか。ただ、ある面で梨下に冠を正さずではないですけれども、やはり職員という中で議員になられて、市長になられた、一生懸命努力をしているんだけれども、ある面で、私たちから見るとまだ足りないかなと。今の時代のスピードというのはかなり速くて、そういう部分では、より以上に進めなければいけない時代にもう入ってしまった、良い悪いではなくて、いろいろな民間企業も大規模なリストラをやったり、まず会社自体がなくなっている。そういう状況の中で、行政も相当身を絞らなければいけない時代にもう入ってしまった。これはどなたが市長をやられようと、これはもう致し方ない時代に入ったんですね。その限られた財源の中で市民サービスを行っていこうとしたら、どこかに財源を求めなければいけないし、どこかでスリム化しなければいけない、絞らなければいけない。その過程の中で、今私たちもちょうど市長という立場、また議員という立場で、この議会で相対しているわけですけれども、やはり今そういう時代に入って、この議論の中でより以上に進むこと、また結果を出せることが見えてくる。そのことを今回はこの本会議でこの問題を取り上げさせていただいたのは、より市民の皆さんにもこの部分をもっと見ていただきたい。そして、その中で自分たちが選んだ議員が、また市長がこれだけ頑張っている、また頑張っていない、そんな評価も市民の中でしていただかなければいけない。そして、それぞれが立場としてしっかりこの江別市に対して発言する中、頑張る中で貢献をしていく。そして、その結果が市民サービスという形に最終的にやはりつながっていく、そんなこともあってあえて、3回目の部分でも保育とかそういう部分について取り上げさせていただきました。ただ、本当にこの部分を代表的に取り上げたというだけで、今このことを、では、明日から職員のこと関係ないですよと、そんな言い方で聞いたわけでなくて、やはりそのぐらい今時代は押し迫って、結果を出さなければいけない。否が応でも結果を出さなければいけないような状況になってきている。これはここにいらっしゃるどなたもすべてが感じていることで、今ちょうど市長がこの立場でおられて、その一身に12万人の江別市民の思いを受けなければいけないという立場で、今どうしたって頑張らなければいけない立場にありますので、私たちもこのようなちょっと厳しい言い方でお伺いをしておりますけれども。やはり基本としては、私は行政でできる分野は行政の分野、民でできる分野、なるべく効率的にできる分野については、すべて効率的に、そして民でできるものについては民で、そういう大きな線の引き方、縦割りの仕方をもうやらざるを得ないのかな。その部分で、また私たちも来年度に向けて市民の審判を受けながら、市長により以上に素晴らしい江別市を作っていただきたい、そんな思いで、また要求もいたしますし、またお願いもするところたくさんあると思います。そういう面で、こういう形で言われると大変苦しい部分もあるでしょうけれども、是非市長には、やはりそのことも含めてしっかり頑張っていただきたい。ある面で厳しさとエールを送りまして、私の質問を終わらせていただきます。

出典:江別市議会 平成14年第4回定例会 2002年12月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる