みんなの議会

江別市議会 平成12年第3回定例会 2000年9月13日

(1)公共施設の活用状況と政策評価について/(2)PFIについて/(3)情報公開制度について/(4)義務教育について/(5)福祉除雪等(バリアフリー)について

2000年9月13日、江別市議会の一般質問で、立石静夫議員が「公共施設の活用状況と政策評価について」「PFIについて」「情報公開制度について」「義務教育について」「福祉除雪等(バリアフリー)について」について質問し、市長 小川公人、総務部長 小玉隆、保健福祉部長 荻野文雄、教育長 高橋侃が答弁しました。

質問者
立石静夫 議員
答弁者
市長 小川公人、総務部長 小玉隆、保健福祉部長 荻野文雄、教育長 高橋侃

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 立石静夫

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして、順次質問をさせていただきたいと思います。最初に、公的施設の活用状況やその施設の評価、また有り様について伺いたいと思います。初めに、旧野幌屯田兵第二中隊本部についてでありますが、この施設は北海道指定文化財であって、北海道開拓史上貴重な建物で、屯田兵軍政機構としては現存するもので最も古い建物です。市は平成6年に復元修理工事を行ったものであるが、確かに江別の開拓や歴史を肌で感じさせる建物であります。現在の設置場所に関しては歴史的な経緯や周囲の環境も整っていて、木造であるが全く問題ないものと思いますし、忠実な復元であり、資料館として評価できるものと考えております。入館料大人100円、小中学生50円となっておりますが、この入館料の考え方、また活用されている状況と行政としてのこの事業の市民的評価をどのように受け止めているか伺いたいと思います。次に、平成8年10月15日開設した旧町村農場について伺います。実施設計の費用から土地の購入、施設整備費など5億円以上掛かっているものと思っておりますが、敷地内にかかわるすべての維持管理費などを含め、今日までの事業の総体費は幾ら掛かっているものか教えていただきたいと思います。また、この事業推進に着手するに当たっての根本的な原因と目的、さらに今日的政策評価はどの程度のものと受け止めているか伺いたいと思います。私も第三中学校の卒業生でありまして、農場の芝生で昼食を取ったり、牛舎に入って牛のお尻を撫でたりといったことで、何度となくお邪魔をさせていただいたところでありますが、そのころと10年ほど前の2回、農場内の各施設について説明をいただいたところであります。説明を受けて感心したことは、農場で働く牧童の皆さんが合理的に、また快適に仕事ができるような牛舎であったり、母屋が大変大事な仕事場であることなど、農場の人たちの一日の作業、そして暮らしが分かる施設の説明であって、中学生のときの私としては、農場施設の仕組み、また牧場経営に大きな興味を持ったところです。行政としては、この旧町村農場を貴重な歴史的建造物として、また当時の農場での暮らしぶりを次世代に継承しようとする建物として位置付け推進させたものである。当初に近い姿に復元、整備が完了したとのことで拝見させていただきましたが、外見的には余り変化は見られないが、内装については牛舎も母屋も当時の農場としての暮らしぶりなど、全く説明できる状態ではなく改修され、牛舎については一体何だったのか想像がつかない、母屋に至っては真ん中に最新の大型ユニットタイプのようなトイレが設置され、また牧童の生活や作業に欠かせない裏玄関周辺の間取りもすべて改修されたもので、貴重な歴史的建造物を保存しているとか、次世代に継承するとか、学習の場にするなどと言えるのかどうか伺いたいと思います。また、入場無料とする考え方についても伺いたいと思います。また、駐車場の入り口はサイロ型のトイレが設置されているが、なぜその場所にトイレがあるのか、北海道のサイロがトイレで良いのかなど、発想が全く分からないわけですが、観光地で民間が利潤目的にでも設置された店舗のように感じられては、継承したり学ぶほどのものはないと考えております。私も時代を感じさせる古い建物を見ることが好きな方でして、旅行に行く機会があれば、その町の歴史的な建物を見ることが多いわけですが、その建て方、使われ方、その時代の暮らしぶり、その家主の人物像やその町の風土、また歴史を味わおうとするものですが、歴史を大事にしている自治体の管理している古い建造物は、そういった観点から特に忠実に原形を保とうと努力されているものがほとんどのように思います。また、私も議員として反省をしなければなりません。行政事業の細部の細部まで吟味し、認識することなく大枠的なところで、また感覚で承認してしまう危険性、さらに行政が細部まで説明しない、できない事業についての議員判断等に対し、自分自身に反省を加えるところでもあります。次に、旧石田邸、ガラス工芸館について伺いたいと思います。この建物は、れんが造りとしては大変に立派なものとして改修する前から見ておりましたが、行政がかかわり、平成6年に移転し、保存、開館となったものであります。そのことで私もその建物の間取りなど、どのような造りになっているのか大変興味を持っておりましたので、開館すると同時に見学をさせていただきましたが、入ってびっくりしたのが本当のところです。外見からは全く想像もつかない状態に中は変ぼうしているわけで、広い割には稼ぎ高の上がらない店舗のようでもあるし、動物園のは虫類が入っているガラス張りの施設のようにも見えたのが当時の感想であります。行政事業としてこういった形がれんが造りの建物を保存していると誇れるものか、市民に何を伝えようとしているのか、またれんが屋敷にガラス工房といったものはマッチしているのか、またガラス工芸作品製作の様子を一般の人が見学できるとなっているが、一般見学者の入館状況や実態について、さらに事業の継続性について伺いたいと思います。合わせて、先ほどの旧町村農場の件で伺った項目についても同じように伺いたいと思います。次に、岡田倉庫について伺います。本年、行政としてこの建物は敷地含めて買収したものと思っておりますが、現在まで掛けた総費用額をある程度詳細を含めて教えていただきたい。れんがは地場産業の一つであって、行政も育成できるものなら育成しなければならない立場であることは理解しているが、れんがの建物だけを特別強調して保存しようとし、また地震に弱い古いれんがの建物を金を掛け改修し、活用しようとしたところで、窯業関係企業の直接的な育成に余り関係ないのではないかと思う。ばくだいな税金で使用後の価値ないれんがをため込むより、製品を町全体で使用してもらうことの方が育成になるのではないか。古い建物なら木造やブロックなどたくさんあると思うが、その何となく古いレンガ建造物に必要以上に拘っているものは何か、旧岡田倉庫の明快な買収目的、活用事業、そしてその事業に予定される事業費総額も教えていただきたいところです。また、事業目的や事業計画がしっかりしているものならば、ランニングコストなども試算されているものと思いますので伺いたいと思います。行政としての事業目的や優先される事業では特になく、民間活力の導入などといって、安い価格で民間に施設を使用させ、民間がどうにかしてくれる、またしてもらうなどといった形では、最初から行政がかかわるような物件ではないのではないかと判断されるものです。次に、北海道林木育種場庁舎について伺いますが、この庁舎には私の母親や叔父、またその父親、じいさんに当たりますが、勤めていたこともありまして、40年ほど前幾度となく訪れた場所でもあります。そのころは建物に対して威厳というか、威風といったものを感じ受けたものですが、その後二、三回は大きな改修、また増築をしているものと思います。行政は平成9年からこの施設にかかわって本年まで3,500万円以上出費していると思われますが、保存活用事業としている明確な事業目的や内容、また改修工事や土地の買収などを含め、予定されているとすればその事業費総額を伺いたい。また、旧岡田倉庫について伺った他の項目についても伺いたいと思います。最近は景気が悪く、企業にとっても個人的にも経済的に大変に厳しい時代であります。ただでもらったとしても、置いておくだけで金が掛かるものとか、ランニングコストの負担をしなければならないといった形のものは、結果的に自分の首を絞めていくことになるため、荷物になり、余り財産にもならないようなものの取得については考えるのが当然である。今時の行政事業推進については、特に節税といった観点から考え、冷静に判断するべきと思われますし、推進するならば多数の市民の評価を間違いなく受けるものでなければならないと思います。次に、旧ヒダ工場について伺います。本年、行政として歴史的れんが建造物保存活用事業としていきなり旧ヒダ工場にかかわろうとし、4,100万円ほど予算計上しているものであるが、最終的には6億円以上掛かる事業とも聞こえています。この事業の推進に当たっては、民間同様、しっかりとした事業目的、総事業費、収入など全体計画がなされているものと考えております。それらについて詳細も含めてお答えをいただきたいと思います。本年になって特に気になる建物として注目しているところでありますが、日増しにひどい状態になってきて、特にれんがの煙突は危なそうで、今となっては完全に朽ち果てた、全く価値のない建物としか目に映りません。壁にもれんがが使用されておりますが、現状の構造では全く危険なもので、再利用できる建物ではないと思います。行政は歴史的れんが建造物と言っているが、どのような基準や判断でれんが建造物とするのか、また、大金を掛けても取得する価値があるとどこで判断するのか、このことは予算特別委員会においても説明がなされたかもしれませんが、ごく最近の考え方も含めて、再度お聞かせいただきたいと思います。次に、公的施設の集積、集中化について伺います。私は以前にバランスの取れたまちづくりについて質問したことがあります。医療や福祉の充実した地域、行政関係施設の集中した地域、環境の整った完全な住宅地域などであったわけですが、その質問の中でスポーツ施設、レクリエーション施設などが集中化されている地区があっても良いのではないかといった発想で質問させていただいたものですが、本年、会派での視察先の一つとして、そういった事業を推進している自治体に伺ったところであります。予想どおり、行政の効率化、合理化、事務事業の見直しなど、行政改革の一環であり、合わせて市民が半日、また一日過ごせる広さ28ヘクタール、1,800台無料駐車場設置の本格的な多目的大規模公園を目指しているものであります。江別のような生活中心都市の考え方や財政基盤を重視しなければならないまちに必要な施策と考えるところです。そういった場所に文化的な施設や歴史的と思われるような建造物なども合わせて集中させることによって、さらに施設は市民のために充実されますし、管理の面について考えてみても、大きな行政の合理化事業と考えられるわけです。前段質問させていただいた旧施設など、民間もほとんど興味を示さない廃業した後の建物や要らなくなった建物などを、土地を含めてあっちこっちに行政価格で買い上げていったとしても、その地域の活性化にそれほど役に立つ事業ではなく、ただ固定経費などを増大させるような事業の推進と思います。それらと比較、検討していただき、中長期的な考え方でも検討できないものか伺いたいと思います。次に、学校施設地域開放事業について伺います。この事業の進ちょく状況や今日的な評価をどのように受け止めているか伺いたいと思います。また、体育館などの使用を希望した際の管理側の対応にばらつきがあるように伺っているところであります。正式なスポーツ競技やスポーツ団体でなければ利用できないとしている体育館や、スポーツ競技でなくとも幅広く利用できる体育館があると聞くわけで、多少混乱が起きているようです。また、申込者の個人的な立場や資格などについてもしつこく聞かれることがあるようで、この際、統一された申込者の資格、使用するに対しての制限や基準を明確にしてはいかがかと思います。また、広報えべつなどで広く知らせ、事業推進を図るべきと考えるところであります。公的施設の活用状況や政策評価についての質問はここで終わるわけですが、施設だけに限らず、行政だけの都合や行政だけの利になっても、多くの市民には必要ない、ただの税金の無駄遣い、いわゆる市民が損する形の行政事業であれば、要らない公共事業などと判断されるもので、中止する、見直しするなどは、今日民間だけでなく、行政としても当然のことであると思います。行政も市民とともに市民のためのまちづくりを進めるとなっているもので、財政難と言いながら、スクラップを集めている事業が多いように見えてなりません。現状、市長が大きく掲げているスクラップ・アンド・ビルドなのか、スクラップ・アンド・スクラップなのか判断させていただきたいと思いますので、明快に答弁いただきたいと思います。次に、PFIについてでありますが、行政課題別検討委員会において検討されているものと思うわけですが、その施策の可能性など、委員会の進ちょく状況について伺いたいと思います。特に、青年センターや市民体育館は対象に考えやすい状況と思います。センターの大規模改修のほとんどは見えるところであって、基本的な本体や設備については青年センターも老朽化、市民体育館もそれに近いものと見えますし、江別市も中核都市として道内や管内のスポーツ競技の大会なども担当する必要性や状況で、駐車場だけ見ても大変狭く、バスなどは駐車場内に入れるような状態ではなく、環境が悪過ぎると思います。前段で公的施設の集積、集中化の質問で申し上げたような形で、さらに二つの施設を合体させる合理的な場所でのスポーツ施設を想像するところであります。PFIの多くの合理性や手法については、本年3月の定例会で宮澤議員の質問にもありましたが、行政の答弁としても、そのPFIの利点や効果については理解し、期待しているものとしているわけです。しかし、国庫補助金の対象施設や中間処理施設などでは障害だらけといった答弁であったようだが、青年センターや市民体育館ではどれだけの障壁、障害があるといった答弁になるのか、また、推進できるといったことになるのか伺いたいと思います。次に、情報公開制度について伺います。私は、基本的に行政が知り得た情報はすべて公開できるものではないかと考えている者の一人なのですが、行政としても市民とともに考え行動する行政を実現するために情報公開制度に取り組んだとしている。しかし、プライバシーの保護や意思形成過程情報など、合理的な理由に基づくものを除くとされている。これはだれにとって、何に対して合理的なことと考えているのか伺いたい。施策や政策の意思を形成している過程ほど、官、民それぞれの考え方について交換するべきであって、そのことが市民とともにまちづくりの形になるのではないかと思います。本年、視察先の自治体では新しい行政事業の発想や推進のための下準備が整った時点で、まち全体に情報として公開し、3年間置いて十分な意見や評価をいただいてから着手する、3年間で評価されなかった施策はあっさり取りやめるといった手法を持ち得ている。意思形成過程中であるとして、行政の考え方を情報として出さず、出したときが定例会中で、その定例会中に事業に着手する決定をしてしまうといったことでは、今後問題を残す結果になるのではないかと思うところであって、制度にある意思形成過程情報などといった文言は必要なく、制度の見直しを行政自ら考えなければいけない時期に既に来ていると思うが、行政事業を市民とともに考えたいとする市長に伺いたい。次に、義務教育について伺いたいと思います。このたびから新しい教育長となったわけですが、既にいろいろな書き物にPRされているところであって、聞くことも少なくなったところでありますが、二、三点ほど伺いたいと思います。教育の現場と言われております学校でありますが、近年特に傷まってきているようで、小中学生の学校内外での行動が取りざたされております。しかし、子供自体の行動は、今も昔もそれほど変わっていないと思います。変わってきたのは大人の行動であって、その反映された姿が子供の現在での姿ではないかと思います。今日までの国の教育方針は高度成長、またバブル時代に形成されてきたもので、経済中心の政治の中で教育政策は後れ、その後日本人は稼ぎ過ぎると言われ、余暇を考えさせられるわけだが、その余暇の過ごし方の中にも教育は取り入れられなかったのではないか。親や先生までが友達感覚など子供のレベルまで下げ、大人が無責任に楽になっているのではないか、結果的に日本の教育の形は開発途上国より落ちてきているように思うところです。昨今はペットブームで、多くの家庭でペットが飼われているが、他人には世話などさせず、自分たちでしつけをし、家庭で大事に育てられているようです。また、けがをさせたり病気にでもなって動物病院に連れて行けば、先生に注意され怒られ、深刻な顔をしてうなずいているのを見かける。しかし、人間としての子供を育てることは国任せ、学校任せであって、親もそれが当然といった感覚となっているような気がする。そのような状況で、学級生徒数30人、また20人にしても、先生を2人にしても余り変化はないと思う。現状での学校教育では一般的な教養はある程度教えることができても、一人前の人間として育て上げる力や能力、システム、また時間はないと思います。それをあたかもできるがごとき大ぶろしきを広げ、こたえようとしてきたところに今日の問題は発生しているように思うもので、何か教育的事件が起これば、先ほどのペットの先生とは逆に、学校の先生は謝って事を収めているだけであります。子供を育てることは親の当然の義務であると思うが、それを強調するのではなく、軽減しましょうといったような間違ったサービスを進めてきたのではないかと思います。介護保険制度の考え方ではないですが、教育を地域に戻す、家庭に戻す、親が責任を持つことがごく自然の考え方ではないかと思います。長い教員生活の中で、国の教育方針に対しどう考え、評価していたか、そして今後進めたいとする江別での教育的施策、方針、目標等があれば伺いたいと思います。また、学校である教育現場の出来事であるが、私も何回も入学式や卒業式に出席する機会があったわけですが、君が代の斉唱のときは生徒に起立することを指導している先生が、そのときには指導した先生たちが座ってしまうとか、会場から出て行くとか、またPTA会員の父母の皆さんは座ったままいる。しかし、校長先生、教頭先生、PTA役員は立っている。そういった式典が繰り返されていますが、式典を挙行するということは参加した者全員で協調された形が本来である。これも子供たちの問題では全くなく、社会人と言えるかどうか判断つかないが、大人たちの問題であって、学校の今日的問題の原点のような気もする。子供がこの式典の姿から直接肌で学ぶものは恐ろしいものがある。この際大人たちのエゴでいつまでも解決できないようであらば、子供の教育上、そういった形の式典はすべてやめるべきではないかと思うが、伺いたい。もう1点はPTAの活動であるが、すべて事務局は学校サイドで受け持っているものだが、その利点、欠点について感じているものはないか。私としてはPTAの事務局は学校サイドですべて受け持つ必要がないと思っておりますし、組織の中に学校としての在り方など、協議や検討などできる部会や委員会の設置を指導し、その地域として、また地域の父母として学校経営に積極的に参加、協力していただくシステム、本来のPTAを作るべきではないかと思いますが、伺いたいと思います。現在、日本での学校教育は学ぶことの将来的な価値観を分かっていない、また必要としない子供や親、また子供たちにまともな人生に向かっての、まずはトライさせようとする行動や責任を持たない親や地域に合わせ過ぎて、さらに学ぼうとする多くの小中学生に全く対応できていないと感じているものです。最後の質問になりますが、福祉除雪など、北海道の積雪地帯のバリアフリーについて伺いたいと思います。最近では、特に建物に関して語られてありますが、江別のような半年間ほども雪にかかわる地域は、住宅内部などにかかわるバリアフリーよりも先にまちのバリアフリーが語られなければならないと思います。冬期間、げたでも出掛けられるような政策など様々な検討が東北から北海道にかけてなされているわけですが、江別はどのような雪対策を今日までしてきたのかと思うところです。先日も話題になりましたが、敬老パス、これについても家から出ても道路に出て行けなければ何の意味もありません。今日までの福祉除雪の現状についてまずお聞かせいただきたいと思います。また、福祉除雪の雪は排雪されるのではなく、除雪車の進行方向の次の家の玄関前に置かれていくのではないかとの問題もあるようです。一人はみんなのために、みんなは一人のためにといった主義が成り立てば解消するかもしれませんが、そうなりましたら行政も議会もそれほど必要ない時代と考えるところでして、理想ではあるが、現時点での人間社会においては不可能ではないかと想像するわけです。この問題についてもどう考えているか伺いたいと思います。また、核家族といった考え方も流行し、いまだに実践している方も多いようですが、同居していても親は親、子は子といったことで、年老いた親がいるにもかかわらず、玄関前に雪が置かれていても除雪をせずに会社に行ってしまう息子や娘、そして孫、また1日、2日ほど帰って来ない日もある。こういった状況を耳にするわけですが、福祉除雪の対象となる家の条件について伺いたいと思います。また、市から除雪を委託されている業者が、委託作業中に個人的に金品をいただき、その家の前に置き雪をしていかないといった大変合理的な形があると伺ったところでありますが、形としては排雪をしているのではなく、雪を押していくだけの除雪をしているのであって、自分の家の直前にそういった個人的契約の形のものがあれば、通常より多くの雪が家の前に置いていかれるといった声もあります。基本的に福祉の対象者は年齢ではなく、全市民や住民のものであって、日常の安定した生活を維持するためにあるものと理解するところであります。家の前には雪を置いていかないとする政策は、積雪地域である江別には最も必要で、早急に求められている福祉事業であると思います。10日ほど前に、江崎玲於奈な氏の話を千歳で聞きましたが、教育問題を初め、日本の様々な諸問題を解決するには、また日本の未来を作るためには、今ある問題に手を加え、改善していくといった形ではセカンドランナーから世界のトップランナーにはなれず、今以上に世界から置いていかれる。問題を解消するには全く違う発想や想像力が必要なときに来ている。それには高度な教育の環境が必要といった内容であったが、今後行政の思い切った発想の雪対策、また福祉除雪の考え方を検討していただきたいと思うが、現状、行政サイドではどのような対策を考えているのか伺いたいと思います。以上で1回目の質問とさせていただきます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

立石議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、公的施設の活用状況と政策評価についてでありますが、まず旧岡田倉庫など、れんがや石造り建造物の活用の必要性につきましては、ご承知のとおり、江別市は北海道で唯一全国の25%シェアのれんがを生産するまちとして広く知られており、旧岡田倉庫や旧ヒダれんが工場などの建造物は歴史的にも貴重な産業遺産であり、江別市新総合計画後期基本計画の歴史と伝統文化の保存の観点に基づきまして、個性的な都市景観の創出という当市のアイデンティティを高めるためにも、その有効活用を図りながら保存していきたいと、まず基本的にこのように考えております。そこで、旧岡田倉庫につきましては、所有者の岡田氏からの母屋、倉庫などの建物の寄贈の意向に基づき、その活用方法など検討の結果、この地域一帯は江別地区発展の歴史的面影を残す建造物が点在していますことから、地区個性豊かな歴史を実感させてくれる場として、あるいはそれらとも連動する市民の触れ合いの場にふさわしい空間地帯と言うことができる、その拠点としての位置付けをしてきているメモリアルゾーンがあり、この建物はその中心に位置しているところの、明治30年代に建築され、江別地区発展の一翼を担ってきた歴史的建造物である、そういうことから、その建物と用地を取得する形での利活用を図ろうとしてきたものであります。ご質問の、これまでの総費用につきましては、議会にも既にご報告をさせていただき、予算としてもご理解をいただいてきたとおり、旧岡田倉庫ほか建物3戸の寄附を受けるとともに、土地1,659平方メートルを6,577万5,271円で土地開発公社から平成12年3月に取得しているところであります。この活用につきましては、旧岡田倉庫単体で実施するのではなく、江別駅前再開発、あるいは中小小売商業活性化策、観光振興計画、防災ステーションなどとの整合を図りながら、メモリアルゾーンとして計画しており、今後予定されます事業費等につきましても、計画の推進に合わせて検討してまいりたいと考えております。次に、旧ヒダれんが工場についてでありますが、その取得につきましては、現在相手方との協議交渉がほぼ合意に達し、近々売買契約の締結を予定をいたしております。この建物は、昭和26年に建築されたれんが造りのれんが工場建造物としての希少価値から、歴史的にも貴重な産業遺産であり、したがいまして、計画されております江別の顔づくりの中でもシンボリックな建物としてとらえてきているところであります。その事業推進方法や全体計画につきましては、当該施設が市民各層に広く利活用されることが前提でありますが、現在NPOやきもの21による市民参加型の当該建物修復事業や、陶芸等やきものによる商業観光事業、さらには国際経済交流など各種事業によるまちづくりの活動の場として、また江別建築士会などによります保存補修の技術習得と伝承などの施設としての活用を想定、予定しているところであります。このことから、市といたしましても、今後とも窯業関係等の試験研究ややきものなどの普及活動、またセラミックアートセンター関連の活動など、産業と文化、観光等を基本にNPOへの維持管理運営も含めて有効活用を図っていきたいと、このように考えております。なお、総事業費についてでありますが、今年度は建物の一部補修を予定しており、今後の全体修復事業につきましては、最少の経費で修復が可能となりますよう、十分に内容、方法等を検討、調査してまいりたいと考えております。また、江別がれんがの町として修復の技術等が、今後、江別から発信できますよう、その手法等も研究していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、公的施設の集積、集中化についてでありますが、今日、地方財政はひっ迫した状況にあるとともに、地方分権の中で個性を生かした地域づくりと様々な行政サービスの提供が求められております。こうした地方自治体を取り巻く環境変化の中で、効率的かつ効果的な行財政運営の実現を目指す上からも、これからの公的施設の在り方については大変重要な課題の一つであると認識をいたしております。平成11年3月の定例会におきまして、立石議員のご質問にもお答えをいたしておりますが、まちづくりに当たりましては、それぞれの地域が持つ歴史や文化、風土、地理的条件等を生かした中で、それぞれの地域の住民がより住みやすく、より暮らしやすいまちづくりを進めることを基本と考えているところであります。今後の公的施設の在り方といたしましては、今日的に量の充足を目指すため建設してきた学校などを、例えば少子高齢化のための施設へ転用するなど、地域の限られた資源を有効利用して住民に提供する行政サービスの水準を最大限に高める行政評価などによる質整備への取り組みが不可欠となってまいりますので、中長期的に既存施設の改築などの際、住民ニーズに合ったものを選択することはもちろん、複合化、集積化を図ることなども選択肢の一つとして研究してまいりたいと考えております。そのほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってご答弁を申し上げます。

答弁 総務部長 小玉隆(総務部長は2003年6月まで)

私から2点ご答弁申し上げます。まず、PFIについてでございますけれども、行政課題別検討委員会の進ちょく状況についてのご質問でございますが、この検討委員会につきましては、平成11年度より設置いたしまして、PFIの制度、あるいは各地での事業内容等について検討を行っているところでございます。全国的なPFI事業の取り組みといたしましては、例えば東京都の金町浄水場発電事業、これは平成12年の10月に供用開始の予定となっておりますが、事業費が約235億円、さらには神奈川県の大学の施設整備、あるいは北九州市のコンテナターミナル施設整備、埼玉県の街区整備事業と、いずれも現時点では極めて限定された事業と、このように承知しております。国におきましては、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律、いわゆるPFI法が成立したのは昨年7月でございまして、施行されたのは9月、法に基づくPFI事業の実施に関する基本方針が定められたのは本年3月でございます。さらに、最近の情報では、今年の10月中にはこのガイドラインを決定するというような段階にございまして、具体的な事象に乏しいのが現状でございます。PFIの導入につきましては、一定水準の公共事業及び公共サービスをより低価格で提供することができること、公共部分における効率的なサービスの提供、あるいは公共資源の節約、適切なリスク分担が可能になること、民間部門において新市場の開拓、事業機会の拡大が見込まれることなどのメリットがある一方で、入札プロセスに多大な時間とコストが掛かること、事業費規模は大きく、リスクも高くなることで、事業者が大手企業に限定される傾向にあること、さらには都市部に比較して地方では民間部門にとって需要熟度が低いことから、参入のインセンティブが働かないこと、さらには事業者にとって融資や債券発行などの資金調達コストが大きくなること、また事業実施のための金融、あるいは法務の専門家が不足している、こういった問題点がございまして、当市においてPFI事業を行うことにつきましては、当該事業の熟度が相当程度高まることが必要と考えております。いずれにいたしましても、PFI事業につきましては、低価格による公共サービス提供の可能性を秘めておりますことから、今後とも十分調査研究をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。次に、情報公開制度についてでございますが、意思形成過程における情報の公開については、公開することにより、明らかに市民に無用な混乱や誤解、又は特定の者に不当に利益あるいは不利益を与えるおそれのあるものを想定しておりまして、限定的であり、すべてが非公開となるものではございません。現時点においては、国や道におきましても同様の扱いでありまして、議員からのお話のありました意思形成過程での官民の意見交換につきましては、国では個別具体的な計画や国会等で審議される法律案などにつきましては各種審議会を中心としておりまして、規制の制定や改廃等にかかります政令、省令、告示等については情報提供を行い、広く国民に対して意見を聴くという限られた範囲で行われているものでございます。また、道におきましても、地域住民の意見を聴く場として国の方式に準じて個々の案件ごとに行われておりますが、どのようなものを対象とするかについては明確になっておりません。一方、当市におきましては、各種審議会、あるいは議会の審議、市民参加によるワークショップ、あるいはアンケート調査、地元との意見交換等々、各段階ごとに応じて実施してきておりまして、その結果も公表させていただいております。いずれにいたしましても、どの時点で情報を提供し意見を伺うかということにつきましては、個々の事象により判断していかなければならない部分がありますが、今後とも積極的に行政情報を市民の皆様に提供し、意見を伺う中で事業等を実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 保健福祉部長 荻野文雄(保健福祉部長は2002年3月まで)

私から福祉除雪サービスの事業につきまして、ご答弁を申し上げます。福祉除雪サービス事業は、高齢者が厳しい冬を地域で安心して暮らしていただけるよう、市が社会福祉協議会に委託をして、平成4年度から実施しているものでございます。また、平成11年度の利用世帯は465世帯で、年間の除雪回数は市内平均で16回となってございます。この利用の範囲についてでございますが、利用者には利用負担の軽減を図るため、利用料金の一部を助成してございます。範囲は70歳以上の単身高齢者及び高齢夫婦世帯、それから身体に重度の障害をお持ちで、前年の所得税が非課税の方に実施をしてございます。また、料金につきましては、この事業の趣旨から、利用者の負担が大きくならないように努めているところでございます。次に、事業内容でございますが、市道除雪が行われた後の玄関前にできた置き雪を敷地内で置き換えをし、必要に応じて排雪するという福祉戸口除雪サービスでございます。このため、雪の置き換え場所が必要でありますことから、事前に担当者と業者で現地調査を行い、置き換え場所を確認しているところであり、他人の家の前に雪を置くようなことはないものでございます。もし、そのようなことが起きました場合には、業者に対しまして十分指導をしてまいりたいと考えてございます。いずれにいたしましても、高齢者人口の増加に伴い福祉除雪サービスの期待は年々大きくなっておりますので、高齢者が利用しやすい福祉除雪サービスになるよう努めてまいりたいと考えております。以上です。

答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

続きまして、私の方から所管するご質問にご答弁申し上げます。少し長くなりますが、お許しください。まず最初に、野幌屯田兵第二中隊本部についてのご質問でございますが、野幌屯田兵第二中隊本部は現存する最古の屯田兵本部建物として、さらに当時の米国的な建築手法を残した建物として、極めて貴重なものであり、北海道有形文化財の指定を受けている建造物でございます。建物の老朽化が著しいことから、平成5年より抜本的な保存修理工事を実施し、平成7年に江別市屯田資料館として開館いたしたものでございます。施設の開館日は4月29日から11月3日までの6か月間でございまして、年間1,500人ほどの方々がご利用いただいてございます。施設の入館料につきましては、郷土資料館と同様に、受益者負担の原則から、少額ではありますが、利用者の方々にご負担をいただいておるところでございます。貴重な文化財を永く後世に伝えるとともに、江別の歴史を体験的に学習できる施設として来館者の方々、さらに学術的な見地から高い評価をいただいていると考えております。次に、ご質問の歴史的建造物について、ここで触れさせていただきたいと存じます。歴史的建造物についての基本的な考え方につきましては、五十嵐議員のご質問の中でもご答弁申し上げましたが、歴史的建造物とは、指定文化財等の文化財建造物と異なり、学術的及び文化財的価値はそれほど高くはないものの、地域の歴史や文化、産業と深いかかわりを持ち、地域の歴史を物語り、まちのシンボル的な建物として地域の人々に愛着を持たれている建造物を指すのが一般的な考え方でございます。したがいまして、文化財建造物と歴史的建造物では保存の考え方に若干の違いがあることをご理解いただきたいと思います。文化財建造物におきましては、その学術的価値を低下させることなく、限りなく原形に近い形で保存することが原則でありまして、一方、歴史的建造物と呼ばれる建物は、地域の歴史的シンボル性に重点が置かれることから、外観の保存を原則とし、建物の活用を図る保存が一般的な考え方でございます。このようなことから、再活用におきましては、往時の外観やイメージを保ちながら、利用形態に即した適切な改築を行い、保存活用されることが望ましく、歴史的建造物の保存活用は、歴史的景観の息づくまちづくりを進める上において、重要な要素の一つであると考えております。次に、旧町村農場についてでございますが、旧町村農場は平成8年10月に開設し、江別における酪農の先駆的な役割を果たしてまいりましたが、旧町村農場の施設を貴重な歴史的建造物として位置付け保存することを基本としながら、展示等により広く市民が江別の酪農の歴史に触れる学習機能を有する社会教育施設として、また市民が自由に憩い散策する場として、さらには旧町村農場の整備に伴い、北海道酪農の典型的な景観と牧歌的な雰囲気を生かした学習及び観光資源としても利用されているところでございます。この施設は、毎年4月29日から11月23日まで開館し、月平均700人ほどの入館がありまして、多くの市民にご利用いただいているところでございます。旧町村農場の取得から保存整備、維持管理に要している経費でございますが、平成6年度から8年度までの取得、実施設計、整備に要した経費として3億9,600万円、維持管理に掛かる経費として年間でおよそ900万円ほどを要しているところでございます。入場料につきましては、旧町村農場はほかの社会教育施設とは目的が異なりまして、農場の場所、景観を保存するということから無料としているものでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、ガラス工芸館につきましてでございますが、ご承知のように、この建物は江別では珍しいれんが造りの洋館として多くの市民に親しまれていた建物でございます。グリーンモールの建設に伴いまして、建物の外観を保存するとともに、ガラス工芸の振興と普及とを目的としまして、ガラス工房として再活用しているものでございます。現在、ガラス工芸家、米原眞司さんがこの施設を借り受け、工房及びギャラリーとして使用してございます。この施設は訪れた方々ばかりではなく、グリーンモールを散策する市民の方々からも好評を得ておりまして、周囲の緑とよくマッチして、潤いのある都市空間を形成しているところでございます。改築に要しました事業費は、約1億9,000万円でございまして、維持管理に要します経費は年間およそ200万円ほどでございます。年間利用者数は約7,200人、開館より4万3,200人ほどの方々にご利用いただいております。また、入館料につきましては、工房という施設の性格から無料としてございます。次に、旧北海道林木育種場庁舎についてでありますが、旧北海道林木育種場庁舎は昭和2年に建築され、柱部分を一部むき出しして見せるハーフテンバー様式で、内部にも大理石を用いるなど、市内でも数少ない昭和初期を代表する庁舎建造物でございます。酪農学園大学のキャンパスと一体感を有しまして、国道から眺望できる貴重なランドマーク、原始林の導入口にたたずむシンボリックな建物、北海道の林業史における功績等のことから、歴史的建造物としての位置付けの下に保存活用しようとするものでございます。現在、取得に向けまして、北海道森林管理局と協議中でございますが、この旧庁舎につきましては、補修を行いながらシンボル的建造物として森林公園に訪れる市民の憩いの場、あるいは動植物の生息に関する展示及び学習の場、体験学習の場等々を活用の視点として検討しているところでございます。これに要します事業費でございますが、これまで調査設計費、用地測量費等で1,358万7,000円を要していますが、今後の経費につきましては、現在、事業内容を検討しているところであり、それと合わせて所管の委員会にご報告申し上げながら進めてまいりたいと考えているところでございます。いずれにしましても、厳しい財政事情の中で、既存の建物を維持しながら保存目的及び活用方法につきまして、その効果を含めて十分に検討し、必要最小限の経費で計画的に整備をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、学校施設地域開放事業についてでございますが、この事業の現状につきましては、昨日、鈴木豊実議員にご答弁申し上げたとおりでございますが、基本的に学校体育施設を開放いたしているところでございます。今年度、市内の小中学校28校のうち24校を開放しておりまして、117の団体が利用している状況でございます。昨年まで使用窓口が校長とスポーツ課でありましたものを、今年度から開放の窓口をスポーツ課に一元化し、地域のスポーツクラブはもとより、よさこい・鳴子の踊りチーム、太鼓チーム等々に開放してございます。昨年まで体育施設夜間開放事業において管理業務を委託で行っておりましたが、今年度からは利用団体の自主管理方式に改め、経費の節減と合わせて、利用者自ら管理責任を持つことによって、学校施設は自らのコミュニティ施設であるという自覚につながることを期待するところでございます。利用状況も非常に活発でございまして、多様な活動が行われており、学校施設地域開放事業が体育施設の面において大きな効果をもたらしているという評価をいたしておるところでございます。しかしながら、体育施設以外の部分の開放については、学校施設の構造上、管理運営上の課題について検討しているところでございます。利用者の資格につきましては、市民10人以上で形成する団体が定例的にスポーツ活動等を行う場合には利用できるものであり、使用の制限については基本的に学校教育に支障を来す時間帯の利用等を除きまして、特に設けていない状況でございます。特別な用具等を使用する場合は利用団体が用意することで対応していただいております。学校体育施設の開放事業につきましては、利用団体も多く、日程の調整等難しい問題もありますが、利用者の方々の協力をいただき、ご提言いただきました広報活動にも十分配慮をいたし、開放してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次は、いよいよ力が入る部分でございますが、義務教育に対する考え方でありますが、まず初めに、私自身の教員生活の中から見た国の教育方針についてでありますが、ご承知のとおり、我が国は学習指導要領という準法規的に教育内容にかかわる指針を設定しまして、ほぼ10年ごとに改訂を繰り返してまいりました。改訂の背景には、その時々の我が国が置かれている社会状況や経済状況、そしてその時代における子供たちの実態を踏まえて問題解決的に教育施策を打ち出して、学習指導要領等へ反映させて改訂を行ってきた経緯がございます。もっと具体的に申しますと、子供たちの将来にどのような可能性、あるいは逆に危険や問題などが待ち構えているのか、こうしたことを主体的に解決していくためにはどのような能力が求められるのか、そのような未来が必要とする資質を磨き、能力を向上させるためにはどうすれば良いかなどを教育課題として受け止めてまいりました。また、教育は未来に直面するに際して、教師は子供たちに対して、常に時代を超えて変わらない価値のあるものをしっかりと見詰め続けさせ、人類文化並びに日本文化の優れた遺産や伝統の維持、継承に努め、この不易なるものを次の世代を担う子供たちにしっかりと教え込む責任があると考えております。同時に、時代とともに変化していくものを鋭敏に受け止め、これに柔軟かつ創造的に対処していかなければならないと肝に銘じ、今日まで教育にかかわってまいりました。次に、今後における教育的施策、方針、目標等でございますが、まず私は今の江別の子供たちに対して、江別を愛する心、これを持ってもらいたいと強く願っております。そして、今後訪れるであろう変化の激しい時代にたくましく生き抜く力を付けることに重視していきたいと考えておりまして、平成14年度には完全学校週5日制の実施段階に入りますので、土曜日に学校の手から離れた子供たちのために、江別市として教育環境づくりを今から準備していかなければならないと考えております。そのためには、例えば、これまで主として成人を対象にしてきた各種講座がございます。いわゆる生涯学習事業でございますが、これに子供たちを巻き込んだ中で、時には大人と子供たちが一緒に学ぶという一歩踏み込んだ、いわゆる学社融合事業への質的な転換を図ってまいりたいと考えております。したがって、今後の江別の教育は、子供たちに21世紀を力強く生き抜く力を付けるために、学校、家庭、地域と連携を図りながら教育行政を進めていく決意であります。次に、学校行事の式典についてでありますが、入学式や卒業式は、学習指導要領に基づいて教育課程上では教育活動の儀式的行事として位置付けてございます。日本の将来を担う子供たちが、不断の教科学習では得がたい経験の場でございまして、これからの国際社会で活躍する上で、その基盤としての貴重な学校教育活動であると私は考えております。したがって、このような入学式、卒業式などで培われる基本的なマナー、これは礼儀正しい日本人を育成する上で、貴重な教育的営みであろうと思います。また、そのようなマナーを身に付けた子供たちが、将来広く外国及び外国人と交流することを前提として考えますと、国際感覚を身に付けた日本人を育成する上からも貴重な教育活動でありまして、学校の教職員だけに限らず、議員ご指摘のように、子を持つ父母も含めて関係者にも十分理解してもらいたいと考えているところでございます。最後にPTAの活動でありますが、ご指摘のとおりでございまして、事務局を実際当該校の教頭が担い、進めているのが現状でございます。今日開かれた学校づくり、あるいは時代のニーズにこたえたPTAの改革が叫ばれている折、議員がご指摘のように、今後江別市の学校においてPTA活動の改善及び改革に取り組んでいく必要が十分あると考えているところでございます。したがいまして、このようなPTAの在り方につきまして、例えば、PTAを教育ボランティアとしての転換などが考えられますので、多くの父母の柔軟かつ多様な考え方を参考にして、今後、学校、父母、地域住民がPTAの改革に向けた協議、検討する場を持つ中で、互いに知恵や発想を出し合っていけるように教育委員会としても可能な限り働き掛けをしていきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。非常に長くなりましたが、以上でございます。

再質問 立石静夫

せっかくの機会ですので、2点ほど2回目の質問をさせていただきたいと思います。先ほどヒダ工場について市長からの答弁がありましたけれども、ヒダのれんが工場についても歴史的で大事だといったような答弁であったかと思いますが、れんが自体が歴史的なものであって、その工場だとかそれを使用していたというか、そういう会社の形というか、そういうものも歴史的には大事なことではないかと、こんなふうに思うわけですが、ヒダ工場のヒダという会社、またその工場については最近整理も進んでいると聞いていますが、余りいい形ではないようなことを聞いているところで、その歴史的なというものは工場の生い立ちなど、そういったものは全く関係ないものかどうか、その辺ちょっと伺ってみたいと思います。そして、岡田倉庫についてもご答弁いただきましたけれども、防災センターと整合性があると、こういったような答弁がありました。この防災センターやら岡田倉庫については、今江別地区で進められているまちづくりの一体の中にあるものではないかと、こんなふうに思っておりますけれども、そのまちづくりが進まなければこれらについても余り意味のないものとなるのではないか、又はその防災センターと岡田倉庫との整合性、またそれらとまちづくりとの整合性というものは関係ないのかどうか、これをちょっと聞きたい。続いて、NPOという団体の名前が出てきましたけど、このNPOに対しても余り私は認識がないわけでありますけれども、実態、この江別のNPOについてどのような団体と認識しているのか、ちょっと教えていただきたい。何か今年の春の予算特別委員会だったでしょうか、行政としても多少、何か二、三年かそこら支援をしていかなければ育たないというような感覚で受け止められる答弁が行政からあったように思っておりますけれども、この団体というものは行政として支援されるものなのか、支援していかなければならないものか、その程度についてはお答えをいただきたい。この3点ぐらいでして、学校教育につきましては、大変しんしなご答弁をいただきました。期待したいと思います。2回目の質問を終わります。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

立石議員の再質問でありますけれども、ご答弁をちょっと繰り返すことになるかもしれませんが、北海道の歴史はたかだかと言うと変ですけれども、もちろん開拓の前のアイヌの歴史とかいろいろありますけれども、この江別の歴史も100年、120年という、その中で江別に残されている古い建造物というのはそう数多くないわけであります。率直に申し上げますと、旧石田邸のれんがについても、実は私も議員時代があって、あれを壊すという議論がありました。そのとき私自身も、そのときにも学術的にはどうも余り価値がないとか、その建物のれんがの構造を見るとはね品で造られていてどうなのかとか、いろいろな議論がありましたけれども、江別がやきものの町、れんがの町という看板を下げるなら別でありますけれども、それを標ぼうして限りなくアイデンティティを追求し、限られた施設や残された施設をやはり残していくという視点は間違いではないだろうと。もちろんそういう古いものを取得すると、どうしても維持管理ということで経費的には掛かるんですけれども、やはりそういったことでは旧石田邸、あるいは石造り、れんがではありません、石造りですけれども岡田倉庫、そして象徴的には、まだ施設あるかもしれませんが、ヒダ倉庫、れんがの建物としてはやはり数少ない施設としてやはり残して活用したらどうかと、そういう視点でとらえてきておりますので、歴史的生い立ち、やはりその辺も先ほどもご答弁申し上げましたけれども、そういったことも含めてとらえて取得をしてきているということでご理解をいただきたいと思います。それから、岡田倉庫については、ご指摘のとおりのご答弁をしたつもりですね。あのメモリアルゾーンということでとらえ、しかも江別駅前の開発から一連のものをとらえて、ただこれだけ単体ではないということでお答えをさせていただいておりまして、そういった観点でこれを生かしていきたいと、こういうふうに思っております。それからNPOですけれども、先般石狩管内の首長の会議があって、これは道が主導している会議がありましたけれども、その中でテーマがですね、このNPOの今後の支援ということがわざわざ道から提起されてきたテーマで、できるだけ北海道としてはやはり立ち上がりのNPOというものを支援する、行政としてもできるだけ支援していきたいんだと、そういう観点で自治体の首長はどう思うかと、こういう意見も求められましたけれども、この団体はNPOは非営利団体ということで、いろんなまちづくりをする上でパートナーとしてこれから無視できない存在、むしろそういった方々との連携というのは重要であろうと、こういうふうに私もとらえておりまして、ただ丸々丸抱えで支援ということでなくて、せっかくそういう組織に行政として側面的にできるものは道としてもしていく、自治体としても協力できるものはして、まちづくりの上のパートナーとしても共に進められていけたらと、このように思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上であります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成12年第3回定例会 2000年9月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる