美唄市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月13日
(1)行政改革について/(2)中国・四川大地震の教訓について/(3)公立高校配置計画について
2008年6月13日、美唄市議会の一般質問で、谷村孝一議員が「行政改革について」「中国・四川大地震の教訓について」「公立高校配置計画について」について質問し、市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄が答弁しました。
- 質問者
- 谷村孝一 議員
- 答弁者
- 市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 谷村孝一
平成20年第2回市議会定例会にあたり、私は大綱2点について市長並びに教育長に質問いたします。大綱1点目は、行政改革についてであります。1つは、国における三位一体改革による税財政制度の改革に加え、年金、介護保険、障害者福祉医療制度など、今まさに2006年の骨太方針に基づいて、社会保障制度全体が改革の嵐にあっております。大幅な改正が行われているところでございます。特に税財政改革のもとで本市における地方交付税等、この5年間で約7億円が減少することとなりました。美唄21世紀まちづくりプラン後期基本計画において、平成18年から22年までの5年間の計画期間。将来人口3万1,000人。重点政策では、福祉、環境、交流、経済振興を加え、横断的かつ重点的に取り組むと示されておりますが、交付税の減少、人口減少等による市税の減収。さらには各産業分野の低迷等、美唄市においては大変厳しい行政運営を行っていかなければならない現状のもと、自立的に生きていけるかどうかは、市民にとって大きな関心があるところであります。そこで、市長は市民並びに職員の、これらに対する認識をどう認識されているのか、お聞きをいたします。また行政のスリム化は、今まで以上に避けて通れない問題でありますが、今後どのように進めようと考えているのかもお答えいただきたいと思います。3つは、平成16年9月の市長選挙において圧倒的な市民の負託を受け、当選されました市長は、3本柱で30の約束に賑わいをつくるための7つの提案も公約されました。当選以来3年9ヶ月が経過しようとしております。この間17項目に及ぶ事業が実施されており、生き生きとした人づくりで生活安全条例の制定、乳幼児のブックスタートなど、行政経費の見直し、民間活力の導入等が実施されたことは、行政改革に向け一定の評価はできるものと考えておりますが、一方で、市立美唄病院の累積債務解消や改革プランの作成、今回明らかになった第三セクターへの債務一括返済が余儀なくされた、1 億2,800万など、しっかりとした財政健全化計画の策定が必至の状況であり、これら当面する課題解決の道筋をつけ、市民が安心できるまちづくりをしなければなりません。しかし、まだまだ行政の無駄を含めて市民の視点は厳しいものがございます。市長として、このような声をどのように受け止め、今後の行政改革に向け取り組まれようとしているのかお聞きいたします。4つに、平成20年度の市政執行方針が3月第1回定例会で示されました。この中で地域社会を取り巻く環境は大きく変化する中、自治体経営は、新たな転換期を迎え、行政の力では対応が難しい時代に入っているという思いをいたしておりました。このため、まちづくりの主役である市民と協働型社会作りを進め、地域に誇りと希望の持てるまちづくりを実現できるよう力を尽くしていかなければならないと決意をされました。まさに市長が全市民の先頭に立って、人心を1つにしながら、リーダーシップを発揮することがすべきことと思います。このことを踏まえ、今年度第1回定例市議会で同僚議員の質問にもありましたが、時期の問題もあり、明確な考え方が示されていなかったわけですが、改めて美唄市の再生を図るべく、本年9月の市長選挙に引き続き市民の先頭に立つおつもりがあるか否か、この際率直にお伺いをいたします。次に、教育長にお伺いいたします。その1点目は、中国四川大地震の教訓についてであります。今年5月12日の大地震は、発生以来1カ月を経ようとしておりますが、いまだ続く余震と2次災害の恐怖に怯え、既にこれまで6万9,000人以上の死者、負傷者37万4,000人。行方不明者1万7,800人になり、家屋の倒壊を含めると、1,000万人以上の被害があり、被災を受けた中国国民に対し、心から御見舞いとお悔やみを申し上げる次第でございます。さて、今度の大地震は、今年2月の段階のテレビ放映でブラジルのある予言者が大胆に予言されておりました。次の5つのことを言っております。1として、あるアジアの国でマグニチュード9.1の大地震が起こり、100万人以上が被災する。2として日本では2008年。今年度摂氏43度以上になる地域があり、亜熱帯特有の熱帯等蚊の媒体によるデング病の大流行がなされる。3つとして、2011年新型インフルエンザが大流行。世界で7,300万人の被害が出る。4として、2013年ブラジルに群生している植物から、エイズワクチンが完成する。5として2036年、直径500メートルの小惑星、アポフィスが地球に衝突。100メートルの津波が起こる。などを予言しておりましたが、不幸にも今回の大地震が的中したわけであり、今後それらの災害が当たらぬよう祈らざるを得ません。いずれにしても、何が起きても不思議でない昨今、温室効果により、地球温暖化が進んでいる中、天変地異が地球規模で起こる中、今回の大地震。特に学校の倒壊が著しく、本来一番安全である学校。生徒に被害が大きかったわけです。これを教訓に、地震大国日本でも、災害時の避難場所として、学校が使用されるわけでありますが、このほど調査の結果、全国でいまだ41%の学校で耐震化が進んでおらず、政府はこれを受け、早急に改善するべく、これまでの耐震強度整備費2分の1補助を3分の2に上げ、残りを地方交付税で対応するとのことでありますが、本市の場合も、活断層が走っている状況で、早急に対応が求められております。小中学校の体育館も含めて、耐震未整備数と今後の整備計画についてお伺いをいたします。次に、公立高校配置計画についてお伺いいたします。北海道教育委員会は2006年に1学年3学級以下の高校は、原則再編する指針を発表し、この中で美唄市の2校も検討校として示されており、ことし6月に具体的に空知南学区の美唄高校と美唄工業高校を募集停止し、23年に新設高校の設置が発表されました。報道では美唄市の中卒者の減少。市内への進学率が低いこと。現時点でも両校の定員割れなどが主な要因のようでありますが、今後5年くらいの中で中卒者の推移と子供を持つ父母の地元両校の意識調査などを行われたのかお伺いをいたします。また、新聞報道では教育長のコメントの中で今回の計画案については、現実として冷静に受け止めなければならないという、コメントが載っておりました。今後9月のタイムリミットまでにどのような内容の選択肢があるのか。そして最終的にどのように集約されるのか。タイムスケジュールも含めてお答えをいただきたいと思います。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
谷村議員の質問にお答えします。初めに、行政改革について。市民、職員の認識についてでありますが、これまで自立推進計画などに基づき、行財政改革に取り組んできたところであります。職員については、社会経済情勢の変化を的確に捉え、市民の皆さんとともに協働のまちづくりを進めていくことが求められており、市民サービスの質の向上とともに、行財政改革の必要性について、具体的な取り組みの中で認識を深めて来たところであります。一方、市民の声として、さらに行政改革を進めるべきというご意見もあるものと認識しております。次に、行政のスリム化についてでありますが、行政運営に当たっては、常に人口や産業構成などを考慮した、規模の適正化並びに組織及び運営の合理化が求められております。これまで自立推進計画などに基づき、事務事業の見直しや施設の統廃合、指定管理者の導入、民間委託などを勧めてまいりました。また、職員数については、この4年間で病院医療職を含め113人、約20%減となるなど、組織のスリム化に努めたところであります。次に、今後の取り組みについてでありますが、現在の逼迫した財政状況や市立美唄病院の経営状況などを踏まえ、今後も一層の行財政改革に取り組まなければならないものと考えております。その基本とするところは、財政健全化の実現による自治体経営基盤の強化と、協働のまちづくりによる住民自治の確立であります。今後まちづくり基本条例の理念と原則を踏まえつつ、財政健全化計画を新たに策定するとともに、自立推進計画の見直しを行う中で、具体的な取り組みを進めてまいります。次に、市長選についてでありますが、私は、平成16年10月に市長に就任して以来、諸課題に対し、全力を尽くしてまいりました。しかしながら、取り組むべき難題が山積していると考えており、「生き活き美唄」の実現は、道半ばの状況にあります。そのような中で、ふるさと美唄にも明るい兆しも見え始めております。1つは、露天掘りで脚光を浴びている石炭の再生であり、2つには、食の安全・安心から美唄の農業にチャンスが訪れていること、3つには、アルテピアッツァ美唄や、宮島沼、そして東明公園などを訪れている人が年々増えていることであります。このような明るい兆しを確実なものとし、「もっと輝く生き活き美唄」を目指して、財政健全化と地域活性化に全力投球する為、9月の市長選挙に無所属の立場で出馬することといたしました。特に取り組む内容といたしましては、交流人口と美唄のファンを増やし、街の活性化を図ること、安全・安心な生活を地域とともに守ること、食にこだわったまちづくりを民間とともに進めること、地域医療と救急体制の確立に努めること、行政経費のスリム化と収入増を図り、財政の健全化に努めることであります。引き続き美唄の未来づくりに私の持てる力を傾注してまいりたいと考えております。
答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)
谷村議員のご質問にお答えをいたします。初めに、本市学校施設の耐震整備の状況についてであります。このたびの中国・四川省大地震で尊い命を亡くされた方々や、被災された方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。学校施設の耐震整備につきましては、建築基準法が昭和56年に改正され、改正以後の建築物に関しては、耐震補強等の必要がない施設と判断されており、それ以前に建てられた施設について耐震診断を行い、耐震補強等を実施することとされております。本市におきましては現在のところ、耐震化が必要な学校施設については、小学校校舎8校、体育館7館、中学校校舎1校、体育館1館の他、一部中学校の特別教室棟1カ所となっているところでございます。なお、耐震化の必要な茶志内小学校・西美唄小学校につきましては、中学校の統合により、耐震構造になっております旧茶志内中学校と旧西美唄中学校にそれぞれ移転を行うこととしており、8月には耐震整備が必要な小学校校舎は6校、体育館は6館となります。また今後の整備計画につきましては、本年度において今後の耐震化に向けた、優先順位を判断していくこととしており、この優先順位を基に、耐震化に対する補助率の改正や学校の適正配置の考え方とともに、財政状況等踏まえながら、耐震診断、耐震改修へと進めてまいりたい。このように考えているとこでございます。次に、公立高等学校配置計画についてでありますが、初めに、空知南学区と本市の中学卒業者数について今後5年間の見込みについて申し上げます。平成21年は1,738名。うち美唄は、236名。平成22年は1,617名。うち美唄は225名。平成23年は1,593名。うち美唄は235名。平成24年は1,528名。うち美唄は210名。平成25年は1,480名。うち美唄は211名となっております。次に、保護者への意識調査についてでありますが、これまで生徒や保護者の方々に、地元高校への関心を深めて頂く為、市内高校の特色ある活動状況を広報メロディーに折込むなどして、市民周知のために高校等と連携を図ってきたところでございます。本市の高校のあり方についても保護者を初め広く市民の方々から意見をお聞きすることが大切だと考えているところでございまして、市PTA連合会など、関係機関と連携をとりながら、市内高校のあり方について保護者の方々の意見の把握に努めてまいりたい。このように考えております。次に、公立高等学校配置計画のタイムスケジュール等についてでありますが、道教委が6月3日に公表いたしました平成21年度から平成23年度までの「北海道公立高等学校配置計画(案)」の中で、新たに平成23年度に美唄高校と美唄工業高校の再編統合が示されたところでございます。これを受けて、6月下旬に美唄市高校問題等対策協議会を開催いたしまして、この計画(案)に対する意見などの集約を行い、来月7月上旬には道教委の出席を求め、協議会でのご意見などへの回答、意見交換を行うこととしております。これらの協議を踏まえまして、7月末には協議会で市内高校の望ましい高校配置のあり方をまとめていきたい。このように考えているところでございます。
再質問 15番 谷村孝一
この場から1点だけでございますけれども、再質問をさせていただきます。ただいま市長から力強い2期目に向けての決意を伺ったわけであります。しかし、今本市を取り巻く環境というのは非常に厳しいものがございまして、財政問題しかり。それから街の活性化しかり。そういった中で、美唄の底上げを図っていかなきゃならない。そういう状況下にあると思います。そういう中で、市長はこれからの自治運営については市民との協働自治を構築しなきゃならない。こういうことで、答弁の中でも力説をいたしておりましたけれども、まさにそう思うんです。そういう中にあってで、もう今財政的にもそれから、施策的にも前へ進めるために、理事者だけの考え方、構造だけでは立ち至っていかない状況下にあると思います。そういう中で、市民一人ひとりが行政を理解した中で、いかに協働歩調がとれるか。それからもう1点は、美唄市の議会でございます。議員のそれぞれの私たちも、この美唄市の浮沈に関わる状況を脱皮するためには、やっぱり議員一人ひとりも協力をしていかなければならないだろうと。こういう思いがいたしております。そういう中で、我々の立場というのは、いわゆる二元代表制ということで、我々も住民から選ばれておりますし、市長自身も住民から選ばれている。いわゆる二元代表制をとっているわけでして、それにはそれぞれ定めがあって、そういう中で、お互いの責任と権限の範疇を保ちながら行かなければならないというのは、これまでも一緒でございます。しかしながら、今前段申し上げましたように、まちづくりに関しては、これから一人ひとりの議員も率直に参画をして、美唄をアピールし、にぎわいを創設しなきゃならないだろうと。こういう思いがいたしております。市長自身これからの行政運営の中で対議会に対して何か思いがあったら、この際、お聞かせをいただきたいと思います。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
谷村議員の質問にお答えします。議会との関係についてでありますが、まちづくりは市民、市議会、そして私、市長がそれぞれの役割を果たしていくことが重要であると考えてございます。まちづくり基本条例を制定する際にも、議会の皆様とは、本市のまちづくりの根幹を成す理念や原則に関して協議させていただき、一体とした条例をつくることが出来ました。今後、このようにさまざまな面で議会の皆様と力を合わせて、自立と協働のまちづくりに邁進しなければならないものと考えておりますので、それぞれの責任と権限を尊重しつつ、引き続きお力添えをいただくようお願い申し上げる次第でございます。
再質問 15番 谷村孝一
本当は1回でやめようと思ったんですが。型どおりの、今市長から本議会に対する思いを言っていただきました。いずれかの時点で市長も言っておりましたように、色々な、街を活性化するための催しだとか、それからそういった事業が展開される中で、どうも議員の皆さん方の出席がいま一度だというような話もいたしておりましたことから、今回7月の1日から3日まで東京都庁で美唄の物産展がございます。そういう中で過日、会派の中で検討いたしまして、ぜひこういった場面で、我々も行ってお手伝いしようじゃないかと。こういうような事で今年から政務調査費はないですけれども、自費でそれぞれ参加をして、お手伝いをしてはどうかと。こういうことで今調整をいたしておるところでございます。それから、今日お配りいただきました、7月14日の福祉大会ですか。こういった事業も軒並みこうあるわけですが、こういった事業展開にも是非、我々参画をさせていただきたいと思いますし、そういう意味でそれぞれの責任と権限を守りながらも、一緒になって、美唄のまちを盛り上げていきたいという考え方でございますので、そのことも踏まえて市長からさらにあればお伺いいたしたいと思います。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
谷村議員の質問にお答えいたします。街づくりというのは、先程も言いましたように、市民、市議会そして、行政が本当にそれぞれの役割を果たす。これが今一番求められているのかなと、こんなことを考えております。その際、いろんなイベントとか、街づくりのいろんな行事等ございます。そういうものにぜひ参加していただいて、共に街を盛り上げていくと。活力のある街にしていくんだという、そういうことでご協力をいただければ幸いでございます。