美唄市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月19日
(1)商工行政について/(2)環境行政について
2007年9月19日、美唄市議会の一般質問で、谷村孝一議員が「商工行政について」「環境行政について」について質問し、市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄が答弁しました。
- 質問者
- 谷村孝一 議員
- 答弁者
- 市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 谷村孝一
平成 19 年第3回定例会にあたり、先に通告した大綱2点について市長並びに教育長にお伺いをいたします。その1点目は商工行政で本市の東明工業団地における製造業、いわゆるものづくり産業の実体と基盤についてであります。先ごろ、道は経済活性化戦略を発表し、2010 年までの4年間で重点的に取り組む施策を明示し、特にものづくり産業の牽引となる自動車や電子機器産業の重点業種として苫小牧東部と石狩湾新港を拠点に位置づけ、機能強化を図る方針を打ち出したわけであります。さて、本市の場合も現在の東明地区に昭和38 年三井美唄炭鉱の閉山を皮切りに、昭和 48 年には本市の全ての炭鉱が姿を消していく中、石炭産業にかわる産業の開発と産炭地域振興事業団によって国内で初めて造成されたのが東明工業団地であります。さらに第2東明1工区、第2工区を造成し、企業誘致を行い、進出企業第1号として昭和 41 年の矢崎化工をはじめ、多くの企業がこの美唄に進出したわけで、文字どおり炭鉱のまち美唄から農耕都市美唄として再出発いたし、40 年の年月を経ていまや本市の経済基盤の重要な位置づけとして、雇用や税そして経済の波及効果の面からも、更なる発展が期待されていると思うわけであります。そこでお伺いいたしますが、特に製造業と言われる企業は現在何社なのか、また雇用数や税金、税全体の収納額についても教えてください。さらに現下の時代背景の中にあって厳しい企業努力が強いられていると思われますが、現在も道や美唄市の企業立地促進条例、いわゆる産業振興条例なるものはあるものの、一定の期間が過ぎると活用できず、なかなか投資や事業拡大につながらず、現状維持か縮小を余儀なくされていますが、事業継続中の企業に対する優遇措置があればお聞かせください。情報によると、昨年道が取り組んだものづくりを支える北海道の基盤技術企業 100 選が発表されました。本市からも3社がこれに入り、頑張っている姿が掲載されており感銘を受けたわけであります。そこで、本市の重要な位置にある中小企業に対する願いや悩みを行政も共有し、指導・助言が必要と思いますが市長の認識をお伺いいたします。次に、大綱の2点目は環境行政についてであります。本年 10 月からはじまるごみ有料化に向け市民の中からは不法投棄が大量に発生するのではないかと懸念されています。特に粗大ごみや一般ごみ等に収集金額がかかることから、不法投棄につながるのではないかと思われますが、これらの対策をどのように講じられるのか市長にお伺いいたします。2つ目は、環境問題教育についてであります。先に述べましたが、ごみ有料化に対して分別収集はごみの減量化、資源ごみのリサイクル化に向け重要であると思います。特にプラスチックの生産量は年間 1,388 万トンで内 73%にあたる 1,016 万トンが何らかの形で廃プラとして毎年廃棄されております。このプラスチックは石油から造られている貴重な高分子材料で、その利用は古くから叫ばれておりますが、廃棄処分されている割合が多く、半分しか有効に再利用されておりません。すなわち残りは埋め立てなど廃棄処分されているのが現状です。本市においても廃プラスチック等の再資源化の重要性に対する教育が必要ではありませんか。現在教育の現場で限りある資源に対してどのような教育指導等に取り組んでおられるのか、教育長にお伺いいたします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
谷村議員の質問にお答えします。はじめに商工行政について、東明工業団地の製造業についてでありますが、現在団地内で操業中の製造業の事業所は 25 社で、これらの企業に働く従業員は、正社員は 290 人、パート等の臨時社員が 130 人、あわせて 420 人となっており、課税された市税の額は平成 18年度で固定資産税及び都市計画税が 5,330 万円、法人市民税が 1,810 万円、あわせて 7,140 万円となっております。製造業への支援については、助成措置として工場やリサイクル設備等の新設・増設、また工場と用地取得に対する補助金の交付、固定資産税及び都市計画税の免除をしているほか、新たな雇用者があった場合や工業用水の使用料に対して補助金を交付しているところでございます。次に中小企業に対する現状認識についてでありますが、資本力など経営基盤が比較的弱い中小企業は、景気の動向が経営を大きく作用することから、長引く不況の中多くの企業が厳しい経営を強いられているものと認識いたしております。その中にあっても、一部企業におきましては独自の発想と優れた技術力をもって新製品の開発に取り組み、信頼を得ているところであります。市といたしましても、今後も助成措置のほか、中小企業者の金融の円滑化を図るための制度融資や産業構造の高度化・情報化の進展等に対応し得る人材の養成を図るための補助制度等、中小企業の体質向上に向けた施策の推進に努めてまいりたいと考えております。次に、環境行政について、ごみ有料化後の粗大ごみ等の不法投棄対策についてでありますが、有料化実施後は不法投棄の増加が懸念されますので、広報紙等での周知の徹底、注意喚起の看板の設置などのほか、不適正排出の防止や不法投棄の監視を行う清掃指導員を配置し、また不法投棄処理をするための衛生班業務員の増員、職員によるパトロールの実施やサンアール推進員と連携したごみステーションの巡回指導など、市民の皆さんや関係機関と連携しながら不法投棄の防止に努めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、町内会組織全体での取り組みなど、市民一人ひとりが不法投棄に取り組む姿勢が大切であることから、市民のモラルの向上などを訴えてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)
谷村議員のご質問にお答えいたします。限りある資源に対する教育指導についてでありますが、教育委員会といたしましては現在の地球環境やエネルギー等限りある資源について考えるとき、これからの学校教育において基礎的な知識を学んでいくことは大変重要なことであると考えているところであります。現在、小学校3・4年生の社会科では、自分たちの住んでいる身近な地域について学習することとなっており、本市におきましてもそれらの学習を進めるため、独自に社会科副読本「びばい」を編集しております。その中には、本市のごみの分別収集からリサイクルに至るまでの一連の流れが記載されており、この内容については小学校4年生で扱うこととしております。この学習の際、理解を深めるためリサイクルセンター等への見学、調査が行われている実態も学校から報告されており、資源の有効活用についての意識付けに配慮した指導が行われているところでございます。
質問 15番 谷村孝一
ただいまそれぞれご答弁をいただきましたけれども、自席から2、3点について再質問をさせていただきます。まず、商工行政についてでありますが、ただいま市長の答弁の中からるるいろいろな施策が発表されていますが、概ね私の理解としては美唄ではじめて企業を立ち上げる、それからそのための施設投資やそういったものに対する施策というのはいま伺ってわかるわけですが、一定の期間この事業を美唄で継続している、現在操業している企業に対しての措置がいまいちかなと感じたわけです。一例を申し上げますと、特に今回製造業という限定したものの言い方をしておりますが、中でいわゆる製造業の新しく社員を採用する場合に、どうしても製造業なるがゆえに熟練工が必要になってくる、そういう中で一般社員として迎える場合は別ですけれども、工場内でものを作るということになりますと、ある程度の熟練が必要、そのために一定の期間、関連企業だとかそういうところに派遣をして技術を取得してくる。この間の、その社員に対するいろいろな面でのフォローが、会社だけでやるのが非常に難しいという嘆きも私のところへ聞こえてきております。したがって、それは1つの一例でありますが、現在事業を継続している会社等々に対して今後いろいろな悩みや相談を受け付けて、あるいはアンケート調査等々をやっていまの企業の悩みというものを行政も知る必要があるだろう、こういう中で今後のその対応についてもう一度市長認識をお願いしたいと思います。それから、環境行政でありますが、1つ目の不法投棄の問題ですが、確かに広報紙で周知をするとか、監視を行うとか、清掃指導員の配置があるとかというのは、これは当然しなくてはならないことだと思います。しかしこれだけでは、不法投棄とその監視の合間をぬっていたちごっこになる可能性がないか、こういう心配が1つあるわけです。そういうことから、現在各市町村の実態等をマスコミの報道を見る中でも各地域でこの問題に苦慮しているのが現状でないかというふうに思います。そこで、これら問題解消に向け粗大ごみあるいは一般ごみも含めた条例を整備する必要があるのではないかと思いますが、市長にお考えをお聞きいたしたいと思います。次に、いまほど教育長からお答えをいただきました教育現場の取り組みはわかりました。私から府県で廃プラスチック再利用化に向けた取り組みの事例について、お話をしたいと思います。神奈川県の茅ヶ崎小学校では、廃プラスチック油化教育授業モデルとして学校教育へのカリキュラムを導入しております。これは生徒の各家庭で出る1週間あたりの廃プラを回収し、授業カリキュラムで導入した廃プラ油化装置を使い、実際に廃プラから石油を再出できる工程を目で確認してもらい、再資源化の大切さを教えています。この教育による波及効果として1、プラスチックリサイクルの教育確立。2、資源回収意識の向上。3、廃棄物削減リサイクルの促進。4、次世代への環境浄化運動の普及。5、CO2削減の効果。6、地球温暖化防止につながる教育効果が図られる。10 月からのごみ有料化がスタートしますが、いま改めて環境に関わる教育を進めるべく廃プラ油化装置を導入し、子どもたちの将来を見据えた教材として教育に活かすべきだと思いますが、改めて教育長に見解をお聞きします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
谷村議員の質問にお答えします。はじめに、製造業に対する支援についてでありますが、先ほど申し上げましたとおり、助成措置として美唄市産業振興条例に基づく要件での助成支援や公的研修機関で行う人材養成事業に参加した場合の受講料支援などを行っております。次に、企業とのコンタクトについてでありますが、これまでも毎年実施しております設備動向調査などでの情報収集や、企業訪問で種々お話をお聞きしておりますが、今後さらに積極的に企業訪問等に取り組み、情報収集と提供に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、不法投棄禁止条例等の制定についてでございますが、不法投棄の禁止につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定されておりますが、本市におきましても現在検討中の「(仮称)美しきまちづくり環境条例」を制定することによりまして、不法投棄の未然防止に努めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)
谷村議員のご質問にお答えをいたします。環境学習についてでありますが、教育委員会といたしましては小学校段階から環境問題に関心を持ち、身近な生活の中で自らができることに積極的に取り組んでいく姿勢を身に付けることは大切でありますことから、学校での環境学習の充実や家庭への理解啓発が必要であると考えております。ご質問いただきました廃プラスチックの再利用設備につきましては、資源の有効活用やごみの減量化に対する市民の意識、啓発にも有効と考えておりますが、購入にかかる費用等の課題もありますことから、今後関係部局と協議するなど調査研究してまいりたい、このように考えているところでございます。ただ、来年は北海道洞爺で環境サミットが開催されます。北海道としては環境の関係では記念年になるものである、このように私ども受け止めておりますし、平成 14 年には美唄の宮島沼がラムサール条約の認定ということで認定された経緯もございます。こんなことから私としては、来年は市内の各学校でこういった環境を中心とした学習が、総合的な学習の中でより一層取り組まれるように働きかけを行ってまいりたい、そのように考えているところでございます。
質問 15番 谷村孝一
あと1点だけ再度教育長にお伺いをいたします。ただいま答弁をいただきまして、その必要性等々についてはわかりました。しかし、諸般のいろいろな事情の中で調査研究をしたい、こういうことでありますが、前向きに調査研究をするのであれば我が会派に、行ってきたときのCDだとか、パンフレットがすでに用意をされておりますから、何とか1歩でも2歩でも前へ進むように期待をいたしたいと思います。そのことについて再度ご見解をお聞かせください。
答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)
私どもその施設についてはちょっと見たことございませんので、そういったものがあれば一度借りてお見せいただきたい、勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いします。