赤平市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日
茂尻地域における公共施設建設計画について
2017年6月15日、赤平市議会の一般質問で、御家瀬遵議員が「茂尻地域における公共施設建設計画について」質問し、学校教育課長 大橋一、市長 菊島好孝、建設課長 高橋雅明が答弁しました。
- 質問者
- 御家瀬遵 議員
- 答弁者
- 学校教育課長 大橋一、市長 菊島好孝、建設課長 高橋雅明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 9番 御家瀬遵
通告に基づきまして、質問させていただきます。答弁よろしくお願いいたします。大綱1、①、小学校の統廃合による統合小学校建設計画について伺います。当市における小中学校統廃合は、種々の事情から立ちおくれ、長期間にわたって小規模校の存在を余儀なくしていました。茂尻地域にかかわりのある統廃合としては、平成17年百戸小学校が茂尻小学校に統合され、同じく19年に平岸中学校、茂尻中学校、中央中学校の統廃合が行われ、統合中学校は中央中学校とされました。同じく26年に至り、平岸小学校、茂尻小学校、住友小学校の統廃合においては、統合小学校は茂尻小学校とされております。当市は、空知川沿いに東西に細長い地形を構成し、それぞれ地域の象徴的企業や事業所の後ろ盾もあって、土地柄を生かしながら発展を遂げてきております。また、地域の均衡発展には都市生活に必要不可欠な商業施設や教育文化施設、医療施設等の公共施設が適正に配置、配分されていなければならず、各地域においても最大の関心事であり、行政は住民の意向を無視した方針提起等の暴走が許されないゆえんでもあります。平成19年から26年にかけて行われた小中学校の統廃合は、地域の住民感情をしんしゃくし、中学校は赤平市街文京方面に、小学校は茂尻方面とした経緯が認められます。というより、周りから期待されたことは事実であります。最近の赤間、茂尻との統合をめぐる動きでは、突然文京案が浮上し、既成事実を積み上げる動きが見られます。行政の連続性からして感化できるものではありません。それとも、今になって茂尻小学校の存続は、豊里小学校、赤間小学校との合併にまでだったというのでしょうか。今までに平岸、茂尻、百戸の広い圏域から高校も中学校も撤退し、小学校もなくなることによる地域振興上のダメージをどのように認識しているのでしょうか。圏域に占める当市人口の約30%の市民が住みなれた土地から離れようともせず、今もって営々と生活しています。一方、茂尻地域の現況だけを見ても商店街が衰退し、病院が撤退したままになっています。子供たちの教育上、統廃合は喫緊の課題ではありますが、これ以上地域の荒廃を加速させないためにも茂尻小学校は茂尻地区に建設されるよう期待して質問しますので、見解を求めます。
答弁 学校教育課長 大橋一(学校教育課長は2019年12月まで)
小学校の統廃合による統合小学校建設計画についてお答えいたします。ことし3月に策定しました小学校統合に関する赤平市立小中学校適正配置計画の変更計画につきましては、総合教育会議での協議と保護者、関係者など広く市民の意見を求めるパブリックコメントを経て、広報あかびら4月号、そして5月22日から市内7会場において開催した春季住民懇談会においてお知らせしてきましたが、パブリックコメント及び住民懇談会における計画に対する異論はなかったところです。なお、本計画につきましては、子供たちによりよい教育環境を提供することを最優先に適正規模による教育の充実及び学校統合に合わせた教育環境の充実について十分に検討し、作成されたものであり、骨子としましては豊里小学校と赤間小学校の2校を統合するものであり、統合小学校は統合中学校を新築後に現赤平中学校を除却し、その跡地に国の負担金事業を利用して整備する内容となっております。ただし、統合協議を進める過程において、児童数の減少などにより茂尻小学校を含めた3小学校の統合が望ましいと判断される場合は、保護者及び地域住民の方々との意見交換を重ねて行わせていただき、市内1校とするものであります。そこで、統合小学校の建設予定地についてでありますが、文部科学省が推進している小中連携一貫教育を将来的に取り組むためには、小学校と中学校との距離が近いほうが好ましいことなどの理由から、現赤平中学校跡地に建設することが望ましいと考えております。学校は、地域の人たちに支えられ、地域に学校文化を創造してきた歴史がありますことから、小学校がなくなることによる影響は大きなものがあると思いますが、赤平市の将来を担う子供たちの健全なる教育のための計画の実現に向けて最大の努力を重ねてまいりますとともに、保護者及び地域住民の方々のご意見、お考えを聞きながら慎重に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
質問 9番 御家瀬遵
第1回質問でも述べましたが、茂尻地域から高校、中学校、病院が撤退し、商店街は無残にも衰退し、今や小学校までなくなるとしたら、地域崩壊の危惧さえあります。このため、この6月12日には茂尻町内会長会議において、皆さんの声を伺いました。皆さんは、一様に茂尻地域の将来に危機感を持ち、不安を募らせています。ここで小学校がなくなると、先々行政の冷たい仕打ちに対する憤りと無気力感だけが残り、何も期待できなくなるという声が圧倒的に多かったと思います。文部科学省が推進している小中連携一貫教育とは、小学校と中学校との距離が近いほうが好ましいとの理由から、現赤平中学校跡地に建設することが望ましいとのことですが、地域の事情に応じて選択でき、学校は単に児童生徒の教育の場だけでなく、地域コミュニティの拠点でもあり、災害時には避難所になるなど、実際には多様な機能を持っている。そのため、学校の統合を進めるには、保護者、地域住民の理解を得ていくことが必要となるとされております。念のため申し添えておきます。統合小学校の立地を教育委員会が地域振興上の理由で曲げるわけにいかないとしたが、一定の行政処分に伴い、特定地域が地域振興上ダメージを受けかねない場合に地域振興を所管する市長部局において、全庁を挙げて救済策を検討すべきと考えてますが、いかがでしょうか。市長の考えを伺います。
答弁 市長 菊島好孝(市長は2019年3月まで)
茂尻地区につきましては、公営住宅の建設などに取り組んできたところでございますが、今後人口減少対策につきまして、市内各地域ごとに検討していかなければならないというふうに考えておりますが、各種計画の見直しの中で茂尻地区のまちづくりにつきましても検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 9番 御家瀬遵
最後に感想を述べさせてもらいますが、次の質問入りたいと思います。2、茂尻地区におけるシルバーハウジング及びその他の公共施設建設計画について。本件については、平成28年第2回定例会において質問しており、茂尻地区におけるシルバーハウジングの建設が困難である趣旨の答弁に対して、個別に答弁内容の問題点を指摘して再質問しましたが、一切指摘に対する答弁がなかったので、答弁に臨む参与席の姿勢に対する指摘も含め、平成28年第2回定例会における再質問においておさらいをすることから始めますので、よろしくお願いいいたします。当市は、高齢者、障がい者等が安全、安心して自立した生活ができる住宅と住環境整備の一環としてシルバーハウジングの日の出ハイツ、青葉ハイツ、幸町ハイツ、新光ハイツと順次4団地132戸を建設してきており、高齢化が進む過程で生活相談や安否の確認、緊急時対応を備えた高齢者住宅行政は避けて通れない通過点になっており、茂尻地区にシルバーハウジング建設を願いたい旨の質問をしました。以下、答弁を要約して列挙します。住民の高齢化により建設要望が多いことは理解するが、以下の理由により困難である。1、道内においても整備水準が高いので、新たな整備は難しい。2、建設費用、その後の管理費用がかさむので、これ以上の費用負担は難しい。3、建てかえ移転対象者に影響が出たら困るので、整備が難しい。4、公的住宅依存率が高く、依存率を下げなければならない状況で新設は難しい。なお、茂尻にシルバーハウジングを建設しなくても以下の対応策を講じるので、了解してほしい。5、モバイル型緊急通報システムの普及やシルバーハウジングでのコミュニティ活動の充実のほか、サービスつき高齢者住宅など、民間の高齢者向け賃貸住宅の建設促進支援等を展開方向としている。6、総合戦略ではプラチナ社会形成を基本目標とし、医療の周辺地域にサービスつき高齢者住宅向け介護施設等を整備する。以上、6点にわたって建設が困難とする答弁に対して問題の指摘をしていますが、それぞれに対して再度質問しますので、答弁をお願いいたしますが、初めに各ハイツ別戸数と昨年同時期との最近までの入居戸数の推移を伺いたい。1、道内においても整備水準が高いので、新たな整備は難しいとのことであるが、日の出ハイツ建設から新光ハイツ建設まで厚い障壁だったはずであり、それでも乗り越えてきた障壁をこのたびは乗り越えられない何かがあるのか、納得のいく説明を求めます。2、建設費用、その後の管理費用がかさむので、これ以上の費用負担は難しいとのことであるが、突然費用負担に耐えられなくなった原因は何か。それとも、費用をかけるだけの行政効果がなくなった、テーマとして使命を果たしたとでも言うのか伺いたい。3、建てかえ移転対象者に影響が出たら困るので、整備が難しいとのことであるが、そのような言いわけは議会答弁になじまないというより、行政遂行に当たって日常的に起こり得るアクシデントを何事もなく処理していく危機管理能力が問われるものであり、なお言い分があれば伺いたいと思います。本市は、公的住宅依存率が高く、依存率を下げなければならない状況下で新設は難しいとのことであるが、公的住宅供給率の高いのは旧産炭地の宿命であり、供給率を下げることを目的化してはいけない。公的住宅の供給率が高いことを理由に新設が難しいという理念について、理解できるように詳しい説明を求めたい。モバイル型緊急通報システムの普及やシルバーハウジングでのコミュニティ活動の充実のほか、サービスつき高齢者住宅など民間の高齢者向け賃貸住宅の建設促進支援等を展開方向としているということでありますが、過去1年間の緊急通報システムの構築数並びにサ高住の実績及び今後の見通しについて伺いたい。6、総合戦略では、プラチナ社会形成を基本目標とし、医療の周辺地域にサービスつき高齢者住宅向け住宅介護施設等を整備するとのことであるが、この1年間の実績及び今後の見通しについて伺いたい。最後に、茂尻地区におけるシルバーハウジングだけがどういう理由で今もって実現していないのか伺いたい。
答弁 建設課長 高橋雅明(建設課長は2019年6月まで)
茂尻地域におけるシルバーハウジング及びその他公共施設建設計画についてお答えをさせていただきます。シルバーハウジングは、昭和63年にシルバーハウジングプロジェクト計画を策定し、福祉行政と建設行政の連携を図る公的住宅として建設計画を立案。平成元年度から平成19年度にかけて日の出団地32戸、青葉団地30戸、幸町団地36戸、新光団地34戸の合計132戸を建設したところでございます。各シルバーハウジングの状況につきましては、昨年の平成28年5月31日は全て入居済みでありましたが、ことしの5月31日現在は日の出団地1戸、青葉団地1戸、新光団地2戸、幸町団地1戸の合計5戸があいている状況でございます。入居戸数の推移でありますが、平成28年4月から平成29年3月までの間、退去が12戸あり、入居が7戸、5戸のあきとなっております。整備水準についてでございますが、昭和26年4月1日の資料によりますと、道内のシルバーハウジングの整備戸数は1,082戸、赤平市においては132戸整備してございますので、全道の12.2%のシルバーハウジングが赤平市にあることでございますので、整備水準が高いと説明をさせていただきました。建設並びに管理費用の関係でございますが、建設面におきましては、公営住宅の附帯設備として緊急通報システムや高齢者生活相談所など高齢者の利用に供するための施設を整備しなければならないこととなっており、管理面におきましてはLSAを配置し、生活相談や一時的な生活支援並びに緊急時対応等のサービスをあわせての提供が必要となることから、公営住宅等の建設に比べ費用がかさむと説明させていただきました。建てかえ移転の対象者への影響についてですが、現在赤平市公営住宅等長寿命化計画にのっとり、福栄地区の建てかえ事業及び昨年度より吉野団地建てかえ計画につきましても地域に説明しながら入居アンケートや意向調査等を行っているところであります。財政状況を鑑み、学校等の公共建築物の建設や老朽化した施設の大規模修繕の関係から、公営住宅におきましては、工事費の平準化のため、単年度に1棟までの建設を計画的に進めておりますので、現在建てかえの説明をさせていただいております移転対象者への影響が発生すると説明をさせていただきました。公的住宅の依存率についてですが、公的住宅の依存度が高いことは以前から問題でもあります。議員がおっしゃるとおり、旧産炭地特有のものと判断しておりますが、維持可能な都市経営の観点から、人口規模に見合った良質な公的住宅のストックを目指していかなければならないという状況をご理解いただきたいと考えております。モバイル型緊急通報システム及びサービスつき高齢者住宅につきましては、モバイル型緊急通報システムは、昨年は11件の申し込み、取りつけがございました。サービスつき高齢者住宅の実績につきましてはございませんでした。今後の見通しですが、有料老人ホームが増床されたこと、ほかの施設にも増床計画があること、サービスつき高齢者住宅運営上の従事者の確保が厳しいことなどから、現状建設計画がない状況と思われます。しかし、サービスつき高齢者住宅建設促進と入居者の負担軽減を図るため、助成制度の創設を検討しているところであります。茂尻地区にシルバーハウジングがなぜできないのかとの質問でありますが、シルバーハウジングは60歳以上の高齢者が自立して安全かつ快適な生活を営むことができることを目的に建設をするものでございまして、自立できない場合または自立ができなくなった場合はほかの施設に移っていただくこととなります。このことから、赤平市としましては、先ほど申し上げたとおり、サービスつき高齢者住宅へ助成制度を創設し、サービスつき高齢者住宅建設促進と入居者の負担軽減を図っていきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
質問 9番 御家瀬遵
ありがとうございました。第1回答弁で各項目別に丁寧に回答していただきました。ただ、建設は困難な理由というより、建設に向けてクリアしていかなければならない課題として受けとめさせていただきました。統合小学校建設にかかわる再質問でも申し述べておりますが、6月12日の町内会長会議では建設をお願いすることはもとより、茂尻地区は全市的に見てシルバーハウジング入所希望者が圧倒的に少なかったわけでもなく、今も昔も茂尻から離れたくないと訴えながら泣く泣く各地区のシルバーハウジングに分散入所していった方もたくさんいらっしゃいます。関係者からは、なぜ茂尻地区は今までほったらかされてきたのだろうかとむしろ行政に対する不信感を募らせています。これらの状況を勘案され、納得のいく対応策を提示賜りたく市長の考えを伺います。
答弁 市長 菊島好孝(市長は2019年3月まで)
先ほど建設課長が答弁いたしましたけれども、シルバーハウジングの建設につきましては、持続可能な都市経営の観点からも今後は難しいというふうに考えてございます。茂尻地区につきましては、公営住宅の建設などに取り組んできたところでございますけれども、今後人口減少対策については市内各地域ごとに検討していかなければならない、そういうふうに考えておりますけれども、各種計画の見直しの中で茂尻地域のまちづくりにつきましても必ず検討してまいりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
質問 9番 御家瀬遵
今市長からの計画の検討をということで返事いただきました。今回の答弁を地元に戻って、地元と相談してどのような行動ができるか検討したいと思います。また、今後具体的な回答が出るまで継続して質問をしていきたい。これで私の質問を終わります。ありがとうございました。