赤平市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日
多世代と交流するオープン型住環境について
2016年6月16日、赤平市議会の一般質問で、御家瀬遵議員が「多世代と交流するオープン型住環境について」質問し、建設課長 熊谷敦が答弁しました。
- 質問者
- 御家瀬遵 議員
- 答弁者
- 建設課長 熊谷敦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 9番 御家瀬遵
通告に基づきまして、質問させていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。大綱1、多世代と交流するオープン型住環境について。1、1つの住棟で高齢者、障がい者、子育て世帯がともに生活できる混在型公住建設について伺います。本件は、平成22年3月定例会において同僚議員の質問に対する市長答弁に基づき、現在までどのように施策が反映されているかについて伺うものです。現在進めている公営住宅建替事業では、1LDK、2LDK、3LDKと3タイプを混合することにより、子育て世帯から高齢者世帯まで入居可能とし、その他バリアフリー化及びユニバーサルデザインを採用することによって1つの住棟で高齢者、障がい者、子育て世帯がともに生活できる混在型公住建設を推進していると思いますが、平成22年度以降建てかえ公営住宅のうち1LDK、2LDK、3LDKと3タイプを混合する混在型公住の戸数及び高齢者、障がい者、子育て世帯別に入居状況をお伺いしたい。
答弁 建設課長 熊谷敦(建設課長は2017年3月まで)
混在型住宅の現況についてお答えをさせていただきます。本市の公的住宅の整備につきましては、これまで住宅マスタープラン等に基づき、集約建替事業を中心に進め、そして平成27年度からは新たな計画である住生活基本計画及び公営住宅等長寿命化計画を基本に計画的な建てかえや改善、修繕により良質な住宅ストックの形成とともに、持続可能な都市経営の観点から人口規模に見合った適正な管理戸数を目指しております。ご質問の平成22年度以降の公的住宅の建設状況でございますが、福栄団地と茂尻第一団地の2団地の建替事業を実施しております。茂尻第一団地につきましては、移転対象者の意向などを考慮した中で、1号棟、2号棟は1LDKから3LDKのタイプを設けており、そのほかは2LDK、3LDKのタイプとなっております。建設戸数につきましては両団地合わせ7棟68戸で、高齢者等の入居状況は、一部重複してはおりますが、高齢者世帯が45世帯、障がい者世帯が17世帯、子育て世帯が3世帯となっております。以上でございます。
質問 9番 御家瀬遵
ただいま68戸中高齢者が45世帯、障がい者が17世帯、子育て世帯は3世帯、このバランスがいいのかどうかということも今後検討していきたいと思います。それでは、次の質問に移ります。高齢者、障がい者、子育て世帯がともに生活できる混在型公住とシルバーハウジングの併設について伺います。シルバーハウジングは、バリアフリー化された住環境で、ライフサポートアドバイザーが生活相談や安否の確認、緊急時対応をする公営住宅とされていますが、当市が高齢化社会をたくましく生き抜いていくためには自助、共助、公助のバランスは必要不可欠と思われます。シルバーハウジングでの多様な共助を構築させていくために1つの住棟において高齢世帯、障がい者世帯、子育て世帯を交えた共助を可能とする混在型公住との併設による新たな住環境づくりに着手してはと思います。混在型公住とシルバーハウジングの併設について考えを伺いたい。
答弁 建設課長 熊谷敦(建設課長は2017年3月まで)
混在型住宅とシルバーハウジングの併設についてお答えをさせていただきます。本市のシルバーハウジングは、公営住宅に住む高齢者が増加する中、高齢単身及び高齢夫婦の自立した生活が長く続けられるよう昭和63年度に策定したシルバーハウジングプロジェクト計画により実施されたもので、現在市内には日の出、青葉、幸、新光の4団地132戸のシルバーハウジングが整備されております。シルバーハウジングには生活援助員が生活指導、相談、安否の確認、一時的な家事支援などを行っておりますが、入居者の生活支援全てを行うわけではありませんので、入居者同士や近隣住民との助け合いも生活を維持する上では重要なことであります。議員ご提案の多様な世帯とが混在したシルバーハウジングの建設につきましては、入居者同士の共助を図る上では効果的な方法であると思われますが、一方1つの住棟に多様な世帯が入居することは、ライフスタイルの違いから生活音や除雪の時間等に関する入居者間におけるトラブルの相談が寄せられている現状もあり、特にシルバーハウジングでは一般の公営住宅とは入居者の状況も異なりますので、検討を要するものと思われます。また、新たな住棟の建設は公営住宅等長寿命化計画に基づき現在進めております建替事業等との整合性から難しい状況にあると思われますので、ご理解をいただきたくお願い申し上げます。
質問 9番 御家瀬遵
私の質問の趣旨は、今後シルバーハウジングを新設する場合に既存施設から進化した新しいタイプの可能性について質問しているわけです。その中で多様な共助を期待していけるのでないかということで質問させてもらっています。それでは、次の質問に移ります。3、今後のシルバーハウジングの建設について伺います。赤平市は65歳以上の人口比率は全国平均をはるかに超えており、急速な少子高齢化が進んでいるところから、高齢者、障がい者等が安全、安心して自立した生活ができる住宅と住環境整備の一環としてシルバーハウジング日の出ハイツ、青葉ハイツ、幸ハイツ、新光ハイツと順次4団地132戸を建設してきております。高齢化が着実に進む過渡で、生活相談や安否の確認、緊急時対応を備えた高齢者住宅行政は多くの高齢者にとって安心、安全の面で行政の温かい配慮に触れる機会でもあり、長い人生の中で避けて通れない大切な通過点でもあります。シルバーハウジングに入居していない高齢者に対する安心、安全なシステムがどう機能しているかについても同様に問われるものと思いますが、事細かく対応されていると思います。一方、平成26年度策定住生活基本計画では、総合的な高齢者住宅対策の充実を主要な課題としており、シルバーハウジングの入居率は99.3%、おおむね100%ということは空戸がないことにより需要が逼迫しているということを懸念するところであります。現在までのところ、シルバーハウジングは茂尻地区は空白地区となっており、次はぜひ茂尻にと建設を願う声が地域内で起きております。今まで茂尻地区で生活してきた高齢者が住みなれた地域から離れて、各地区のシルバーハウジングに入所してきたことをネガティブに捉えているわけではありません。茂尻地区は、雄別茂尻炭鉱閉山後商業をなりわいとする方々は商圏内人口の減少に耐え、必死に頑張っております。高齢者が施設入所等によって茂尻から流出し、じわじわと商売にも影響は出てくるのだろうなと心配しつつ、いずれ茂尻に同様施設が建設されるときは懐かしい顔ぶれが戻ってくることを期待して、なぜいつも茂尻が開発から取り残されているのか疑念を持ちながらじっと我慢をしているのです。平岸が最後で、あとは新設しませんというのではなく、早急にシルバーハウジングの検討についてご検討いただきたく、考えを賜りたい。
答弁 建設課長 熊谷敦(建設課長は2017年3月まで)
今後のシルバーハウジングの建設についてお答えをさせていただきます。本市には若木町から平岸にかけ4地区にシルバーハウジングが整備されております。新たな建設については、住民の高齢化等により建設要望が多い現状は理解いたしますが、道内においても整備水準が高い状況にあることや建設費用、その後の管理費用、建てかえ移転対象者に与える影響、また本市は公的住宅依存度が高いことなど検討しなければならない課題も多くあります。そのようなことから、本市の住生活基本計画においては住宅施策の4つの目標の一つとして高齢者、障がい者等が安全、安心に生活できる住環境の整備を掲げており、モバイル型の緊急通報システムの普及やシルバーハウジングでのコミュニティ活動の充実のほか、サービスつき高齢者向け住宅など民間の高齢者向け賃貸住宅の建設促進支援等を展開方向としております。また、総合戦略においては、高齢者が生きがいを持って、安心して生活できるプラチナ社会の形成を一つの基本目標とし、医療の周辺地域にサービスつき高齢者向け住宅、介護施設等を整備し、3世代交流や健康づくり事業などを実施し、都市部からの移住促進、若者の雇用拡大を図る赤平版CCRC構想の実現を重点施策としておりますので、ご理解いただきたくお願いを申し上げます。
質問 9番 御家瀬遵
ただいま建設要望が多い現状は理解できるが、赤平市は道内での整備水準が高い、建設費用とその後の管理費用、建てかえ移転対象者に与える影響、公的住宅依存度が高いことを理由として難しいとの回答でした。まず、建てかえ移転者に与える影響はどのようなことでしょうか。新たにシルバーハウジングを建設できない決定的理由として建てかえ移転者に与えるどのような影響があるのでしょうか。伺います。次に、整備水準が高い、建設費用とその後の管理費用、公的住宅依存度が高いという理由は、日の出ハイツを建設するときから新光ハイツを建設するときまでずっとついて回った厚い障壁だと思います。確かに困難だったけれども、乗り越えてきた障壁をこのたびはできませんという理由で納得してくださいというのでしょうか。伺います。高齢化による建設要望が多い現状は理解しているが、新たな整備は難しいということですが、行政需要に対してしっかり向き合い、応えていく誠意が見受けられません。実際にシルバーハウジングの新設が困難であるなら、せめて日常生活を送る上で安全、安心を危惧する高齢者に対して安否の確認や緊急時対応だけでもしなければならないと思いますが、どのように検討は進められているかについて伺います。
答弁 建設課長 熊谷敦(建設課長は2017年3月まで)
お答えをさせていただきます。平成22年度以降公的住宅の建替事業は、福栄団地と茂尻第一団地を行ってまいりましたが、財政事情から1年1棟の建設で進めてまいりました。茂尻第一団地の建設が昨年で完了し、今後吉野団地の建てかえを進めていくこととなりますが、今後予定されている大型事業などもあり、これまで同様1年1棟の建設計画となっております。単年で複数棟の建設が困難な状況から、新たな住宅の建設となった場合は現在進めている事業の進捗に影響が出てくることとなります。また、公的住宅依存度が高いことは以前からの問題でありますが、今後進んでいく人口減少等を考慮し、持続可能な都市経営の観点から人口規模に見合った良質な公的住宅のストックの形成が求められておりますので、ご理解をいただきたくお願いを申し上げます。以上です。
質問 9番 御家瀬遵
ただいま答弁に対する疑問点を示しながら再答弁をしていただきましたが、到底納得のいくものではありません。私は、シルバーハウジングという制度にこだわるつもりではありませんが、高齢者の安全、安心のために実施した新制度に過不足が出てきたときは修正、補完したり、発展的に別制度に乗りかえることはよくあることだと思います。それは、行政の連続性を断ち切るということではありません。需要があるにもかかわらず、制度の役割を終えたことにして、いつの間にか性格の異なる別の施策と置きかえるなどということはあってはならないことです。私は、このたびの答弁を持ち帰って、地域の皆さんにも報告し、今後の進め方について相談しようと思いますし、今後の定例会において引き続き質問をしてまいります。このたびはこれでこの質問を終わらせていただきます。