みんなの議会

赤平市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日

(1)市政執行方針について/(2)教育行政執行方針について

2010年3月11日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、鎌田恒彰議員が「市政執行方針について」「教育行政執行方針について」について質問し、市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄が答弁しました。

質問者
鎌田恒彰 議員
答弁者
市長 高尾弘明、教育長 渡邊敏雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 9番 鎌田恒彰

新年度の市長の市政執行方針並びに教育長の教育行政方針について、通告に基づき、新政クラブよりの質問をいたします。大綱1、市政執行方針について、①、政権交代後の国家予算案と地方財政についてお伺いいたします。○アのマニフェストの実現と財源について、○イの国民が求めている政治とはについて、一括して質問をいたします。答弁も一括でお願いいたします。国民の大きな期待を担って誕生した新政権。新政権下での初めてとなる予算案が今、国会で審議中であります。一般会計予算総額92兆2,992億円は過去最大の規模となりましたが、子ども手当、高校授業料の無償化、農家への戸別所得補償制度、高速道路の無料化などマニフェストの実現に必要な財源の捻出は難航必至のようであります。マニフェストの目的の一つでもあった暫定税率の廃止は財源確保のため実質維持することとなり、2.5兆円の財源確保の見通しは立ったものの、100年に1度と言われている世界同時不況による深刻な9兆円にも及ぶ税収の落ち込みは、22年度予算編成に大きな影響が出ております。今年度予算の税収見込みは37.4兆円、1985年、昭和60年時のレベルとなり、国債発行額は44.3兆円、債務残高も973兆円、これは国債や借入金の合計でありますが、借金が税収を上回る異常な事態になっております。法人税収入も15兆円から5兆円に激減し、社会保障費27.7兆2,686億円は毎年1兆円ずつふえ続け、11年度は6兆円の不足を生じるとも言われ、子ども手当の満額支給に与党内からさえ不安の声が出ています。国会は政策の審議の場であるのに、予算委員会や党首討論、国会中継のテレビ放映や新聞報道は政治と金の議論が大半であり、政治に対する庶民感覚は期待から失望へと変わりつつあるように思えてなりません。審議拒否は、国会議員の職場放棄だとして批判してきたのは自民党でした。マスコミに向けてのパフォーマンスもかつての野党と同じ。政権交代で攻守所を変えたにもかかわらず、民主党も自民党も旧態依然の国会戦術であり、国民の政治不信は増すばかり。政治に期待する国民目線と政治の現実に、余りにも大きなギャップを感じます。前政権に対する失望感が定着し、そのムードが漂う中クリーンな政治を求めた政権交代は、政治への信頼回復のチャンスでもあったはずです。しかし、今なお残る数は力なり、力は金なりの政治の姿は、反面教師を期待し、政権交代を選択した人々の目にはどう映っているのでしょうか。政治の信頼は国民の手に取り戻せるのかとても心配であります。一方、地方財政についてですが、今もなお公共事業に多くを依存してきている北海道経済はコンクリートから人への政策転換で、公共事業費5兆7,731億円、18.4%のマイナス予算は大変大きな影響を受けます。北海道開発予算も昭和52年以来33年ぶりに5,000億円を割り込み、ピークだった平成9年の1兆59億円が10年間で一挙に半分以下に縮減となり、北海道特例もなくなり、道内企業に及ぼす影響は余りにも大き過ぎます。社会資本整備のおくれていた地域から、北海道を他の地域と同等の扱いにするのはまだまだ早いと思います。社会資本整備に地域間の格差がさらに広がってしまうことが懸念されるからであります。1年限りの見通しのない予算と危惧する声もあり、最近新たに恒久財源の議論が浮上しつつありますが、膨らみ続ける債務残高、今後も予想される税収不足、憂慮される国家予算が危機的状況にある地方財政や地方経済に与える影響についてお伺いいたします。②、2010年度の予算についてお伺いいたします。一般会計2兆8,181億円、特別会計6,581億円、新年度の道予算案が発表されました。心配されていた健全化団体への転落は回避される見通しのようでありますが、硬直した道財政の実態は変わってきてはおりません。公共事業費の縮小が最も大きな影響だったと知事が総括しているようにコンクリートから人への政策方針の転換は今なお公共事業に多く依存している北海道経済にとって大きな打撃であります。医療費や生活保護費などの社会保障費は膨らみ続け、公共事業費は過去10年で最大の減少幅となり、景気低迷により道税収入は21年ぶりに5,000億円を割り込み、深刻化する雇用への対策は急務であります。今後もコンクリートから人への政策が続くのであれば、建設業界への異業種参入への支援策など具体的な政策を講じていく必要があると思います。国の緊急雇用対策を活用し、就労支援などに133億円を追加し、総額250億円を計上するなど重点政策もありますが、国が大幅に減額した分を道が少しでもカバーすることも必要との認識も示しております。税収が5,000億円を切り、1980年代、昭和55年代の水準に戻り、道債残高は5兆7,000億円になる見込みで、危機的状況にある道財政の当市に及ぶ影響についてご見解をお伺いいたします。高尾市政の2期目の最終予算は、一般会計87億1,371万円、特別会計、企業会計を含めた総額は166億3,000万円、第5次総合計画の実質的な初年度としての編成となったようであります。再生団体入り回避に没頭してきたこの数年間であります。その危機感から少しは解放された編成作業であったのではないでしょうか。一般会計に回復の兆しがうかがわれるところであります。主な収入の財源は市税収入9億3,780万円、地方交付税は43億2,125万円、主な歳入は市債10億6,146万円、諸収入は3億972万円ですが、市税収入は景気低迷や人口減により減収の方向であり、収納率によってはさらなるマイナス要素が考えられます。地方交付税は、国の方針により減額された市税収入の目減り分はカバーされそうですが、次年度以降の見通しは未定であります。市債の発行も健全化比率を考えながらの事業展開となるでしょうし、産炭地基金についても23年12月までの期限であり、その後はゼロとなってしまいます。ただ、取り崩しを認められた産炭地基金の活用は、厳しい市の財政運営の中にあって、地域経済に大きな活力をもたらしてくれました。一括返済を求められ、各種基金を取り崩し、どん底状態の財政運営の中でもがき、苦しんできた当時の苦労も少しは報われた思いがいたします。来年度も産炭地基金を活用しての多くの予算が計上されておりますが、有効に活用し、評価していただきたいものであります。次に、歳出であります。コンクリートから人への方針で公共事業が大幅に縮減された国の予算とは正反対の予算で、普通建設事業費は21年度補正も含め、12億3,464万円の予算計上は地元建設業者にとって思いもよらぬ朗報で、地域経済の活性化と雇用確保に大きな影響をもたらします。病院会計への繰り出しですが、特例債借り入れに係る国との約束であり、赤字を出さないための繰り出しは避けられるものではありませんが、市税収入や人件費に匹敵する繰出額に不安視する多くの声があるのも事実であります。計画どおりにしっかりと進めていただきたいものであります。人件費については、退職手当組合負担金の3年ごとの精算年での増額が要因のようであります。公債費は9億645万円で、前年対比9,230万円、9.2%の減で、今後の公債費の推移も気になります。今年度の主な歳出、普通建設事業費、病院への繰り出し、公債費の見通しと今年度の予算の特色についてお伺いいたします。③、財政の現況と課題についてお伺いいたします。市長は市政執行方針の中で、赤平には財政的ピンチを脱した底力があると確信していると述べられております。私は、過去に多くの炭鉱の閉山を経験し、その都度苦難を克服してきた先達のDNAがあるのだと思っております。赤字の御三家と言われてきた赤平花卉公社もすぐれた企業に事業を継承していただき、業績も好調、赤平のランとしてのPRとともに、イベントにも参加、協力していただき、エコ社会への貢献もされております。国保会計の累積赤字も21年度決算で解消の予定であり、残る赤字の御三家の一つ、病院事業会計の不良債務解消に全力を傾注していただかなければならないと思います。③のア、市立赤平総合病院経営健全化計画推進の決意についてお伺いいたします。この質問は、今定例会で質問に立つ全議員が通告をしております。それほど重要な課題であるとの認識からであります。病院の健全化計画は、委員会付託を受け、5日間にわたり審議し、委員会の意見を付しての可決となりましたが、外部監査の今後の検討課題の中にもある、現状のような赤平市の税金に頼る経営は今後許されないと考え、今後さらなる税金投入ということになると市民の理解が得られないことを十分認識する必要があるとし、病院経営の責任体制が明確でなかったこともあり、責任体制を明確にすることも問題点とし、極めて深刻な状況にある病院経営に警鐘を鳴らしております。経営健全化計画はベストであるとの認識をお持ちのようでありますが、各種計画が計画どおりに進まなかった経験から不安が残ります。赤平総合病院経営健全化計画推進についての市長の決意について改めてお伺いいたします。③のイ、コンクリートから人へで地方経済、市内企業への影響についてお伺いいたします。コンクリートから人への政策転換は、地方経済に大きな影響が出てきています。特に北海道経済に与える影響は大きく、道内の地方へもその波は及んでまいります。以前からの公共事業縮減に加え、来年度の国の公共事業費18.3%のマイナス予算は、全国の建設業者が50万社から20万社へと激減する結果を招き、地方経済や雇用に重大な支障を与えております。2010年度の赤平市の建設事業費は大幅増で、地元事業者には大歓迎の予算なのですが、国や道と受注関係にある地元大手の建設会社はその影響を直接受けてしまい、雇用の確保は難しくなり、地方経済は深刻な状態となってまいります。赤平市の公共事業の大きな柱であった下水道工事もピークを過ぎ、終息の状況であるとのことであり、産炭地基金の活用もあとわずか、今後の対策を考えていかなければいけないときではないでしょうか。コンクリートから人へと直接関係ないことでありますが、食料品から衣料品に至る価格破壊に地元商店は壊滅的な打撃を受けております。弁当が198円、ジーンズが690円、背広が5,000円など信じられない価格競争に、地元の商店の経営は成り立つわけがありません。来年度もスーパープレミアム商品券に対し助成を行い、商業振興の活性化を図るとしておりますが、シャッター街どころではなく、商店の解体が進み、裏通りまで見通せるところが目立ってきております。新たな商店街振興策が急がれます。見解をお聞かせください。④、第5次赤平市総合計画について、アの赤平市の将来像についてお伺いいたします。赤平市の第5次総合計画の中のまちの将来像に「あふれる笑顔輝く未来を創造するまち」とし、活力に満ちた人が輝くまち赤平を目指しますとなっております。ある人が仲間の人に赤平の印象について、今赤平に一番欠けていることは何ですかと聞いたところ、開口一番活力がないこととの答えが返ってきたそうです。もちろんほんの一例であり、個人の感覚の違いもありますが、考えさせられた話でした。赤平を外側から見ている人、赤平以外での生活経験のある人の意見を参考にすることも、赤平の将来計画を考える上でとても大切なことだと思います。赤平市の将来人口は、平成30年度で1万238人、高齢化比率は45.9%となっております。平成30年といえば、8年後のことであります。もうすぐのことであります。閉山以来高齢化が進み、いち早くシルバーハウジングの建設に着手し、シルバー先進地としてシルバー産業も根づき、従来より福祉施設の整っているまちであります。助け合いの根強い精神は炭鉱独特の風習で、将来にわたって引き継ぎ、伝えていきたい赤平のDNAの一つでもあります。高齢者が生き生きと笑顔で暮らせるまちづくりも、赤平の将来の一つの姿なのではないでしょうか。物づくりのまちとして発展し、ロケット産業、炭鉱遺産で人を呼び、イチゴや農産物などの赤平ブランドが開発され、人口を維持しつつ発展していける赤平の将来に期待を抱いておりますが、赤平のまちづくりをどのように考え、どんなまちにしたいのか見解をお伺いいたします。イの移住定住の促進と定住自立圏構想についてお伺いいたします。まず、移住定住の促進についてお伺いいたします。人口減と過疎化に悩む各自治体が人口定着に向け、団塊世代を受け入れようと移住促進戦略を競ってきました。道の試算で、団塊世代が退職する07年からの3年間で3,000世帯、6,000人が移住すると、経済波及効果は5,700億円に上るとしていて、各自治体の取り組みを例に質問をしてまいりましたが、来年度は当市にも新たに予算が計上され、移住定住促進への動きが見えてきそうであります。どのような取り組みをしようとしているのか具体的にお示しください。次に、定住自立圏構想についてお伺いいたします。地方から大都市への人口流出を防ぐため、市町村の境界を超えた圏域をつくる構想でありますが、道内でも小樽市、釧路市、室蘭市、旭川市、ことしになって稚内市も中心市宣言をし、道内では5つの市が中心市宣言をしました。特に構想の中には、各自治体の悩みである地域医療はこのままでは崩壊するとの危機感から、1つの自治体で考える時代ではなく、地域が連携し、医療再構築へ役割を分担すべきとの発想もあり、将来の自治体の姿を示唆しております。知事もきめ細かな地方対策の取り組みとして、合併に傾斜していた従来からの道の市町村対策を実質的に転換し、道独自の定住自立圏を認定し、財政支援をする方針を固めたようであります。当市は中心市になる資格要件は満たされておりませんが、この地域では地域が連携し、この構想に加わるという動きは出てきてはいないのでしょうか。現在の状況についてお伺いいたします。ウの炭鉱遺産の活用についてお伺いいたします。赤平市には、立坑を代表に数々の炭鉱遺産が残っております。戦後日本の経済復興に大きく寄与し、国の近代化と国のエネルギー産業を支えてきた貴重な遺産であります。立坑を初め炭鉱遺産は企業の資産であり、行政は関与できないことでありますが、福岡県田川市は閉山後地盤整備を行い、炭鉱遺産を観光資源として活用をしております。遺産の認定に至るには、施設の建設後最低でも50年の経過期間が必要であったとの活用までの苦労話を伺ってきました。行政は、将来の遺産認定を目指して努力すべきと考えます。国内最後の坑内掘りも閉山後既に15年を経過、元炭鉱マンの知識を後世に継承していくことも遺産保存とともに大切なことではないでしょうか。当然身の丈に合ったものでなければいけませんが、炭鉱遺産の活用についての見解をお伺いいたします。また、赤平には過去に貨物輸送取り扱い歴全国ナンバーワンの記録があります。当時活躍したSLがひっそりと人の目につかなくなったところで眠っております。遺産認定を期待しつつ、炭鉱遺産の集約とともに、SLを人目につく駅裏に移設することは行政のでき得ることではないかと考えますが、見解をお伺いいたします。次に、大綱2、教育行政執行方針についてお伺いいたします。最初に、①、学力問題とゆとり教育についてお願いいたします。自分が住んでいる都道府県名の名前を漢字で書きなさい、昨年春全国の小学校教師などでつくる日本教育技術学会が小学校で学んだ内容を見るために全国の中学1年生に行ったテストで出された問題です。道内のある中学校教師は、北海道と漢字で書けない生徒が複数いることを知り、愕然としたといいます。北海道の学力テストの09年度の47都道府県の順位は、小学校国語Aは46位、国語Bは47位、算数Aは47位、算数Bは45位、中学校では国語Aが39位、国語Bが43位、数学Aは41位、数学Bも41位で、北海道の児童生徒の成績は毎年最下位レベルで低迷しています。学力の差は地域間格差、経済力格差、学校間格差などさまざまな要因がありますが、私は北海道の中で赤平の学力は低いほうのレベルにあるのではないかと心配しております。学力の低迷の要因は何か、どうすれば学力向上を図れるのか、教育委員会に何を求めるかの教育問題に関する世論調査で、学力の低迷の原因はどこにあるかの設問に対して、家庭、教師、教育委員会が上位に並んでおります。家庭が最も多かったのは、子供の勉強を学校に任せるだけでなく、家庭学習が大事との見解であります。子供の学力に家庭の果たす役割の大きいことを示しております。ゆとり教育を掲げた指導要領は学習塾のある、なしで地域間に格差を生じさせてしまいましたし、経済力格差は地域や家庭の経済力がそのまま学力の差に結びついてしまい、習熟度別授業の実施率によって学校間に格差が生じており、保護者や住民の間にある教育への関心の差があるとの指摘もあります。学校間に格差があることについては教師間でさえ話題に上っていて、転勤シーズンには学力の低い学校に転勤が決まった同僚に、大変だねと学校間の格差があることが話題になるそうであります。昨年は、市内で新型インフルエンザの感染拡大で授業時数や学校行事に影響があったと思われますが、各地では冬休みを短縮して影響を最小限に食いとめた報道が目につきました。赤平の対応はどうだったのでしょうか、お伺いいたします。勉強しなくても何とかなるという子が多くなってきていると耳にします。札幌市内の小学6年生の男児がつづった将来の夢は、生活保護を受けて楽に暮らしたいだったといいます。小学校の校長は、大きな衝撃を受けたそうであります。別の小学校の教師も勉強するようにと指導した際に返ってきた、生活保護をもらうからいいよという児童の言葉が耳に残って離れないと言います。今後は国際化が進み、海外の人材と競争しなければならなくなり、基礎学力がなければ働く機会さえも得られなくなります。かつて「大学は出たけれど」という時代がありました。最近は、高学歴ワーキングプアという言葉を耳にいたします。学ぶことの大切さをしっかりと指導していただきたいものであります。公立の小学校に自治体が配分する図書購入費が国の想定を大きく下回っているという報道があります。都道府県別に見ると、基準財政需要額を最も大きく下回ったのは青森が42%、北海道が49%、千葉が51%の順であります。北海道の学力の低迷の理由がこのあたりにもあるのかもしれません。自治体は学校に対し、財政難を理由にしてはいけないと思います。赤平の子供たちの中には、学習面でもスポーツでもタレント性を持った子供も、磨けば光る石がたくさんあるはずです。それらを磨くのは親であり、地域の大人たちです。学力問題とゆとり教育について教育長の見解をお伺いいたします。②、条件整備のさらなる前進についてお伺いいたします。教育委員会の懸命な努力で進められた教育条件整備でした。しばらくはこのままでいけるものと思っておりましたが、急速に進む少子化現象は当初目的どおりの学校規模を維持できなくなりそうであります。小学校は複式の解消、中学校は学年複数学級を目標に、地域に配慮しながらの計画進行でしたが、今後は子供を中心に教育的配慮からの学校規模を考えていかなければならないと思います。今後の条件整備の考え方をお伺いいたします。③、子ども手当と給食費についてお伺いいたします。多くの議論の中、子ども手当の支給は当面半額の1万3,000円、6月スタートで実施されそうです。当市給食センターの運営は順調に進められているようでありますが、給食費の未納はいつも問題があるところであります。さきの質問でも申し上げましたが、最近の経済感覚は少し異常であります。国会でも議論になっておりましたが、子ども手当の支給によって給食費の未納は解消されることになるのでしょうか。子ども手当と給食費についてお伺いいたします。④、赤平高校と高校授業料の無料化についてお伺いいたします。地元唯一の赤平高校、暫定1間口校として厳しい学校運営が続いております。市長や教育長の懸命な努力にもかかわらず、来年の志望者は22名のようであり、地元志望者確保につながってきていないのが実情であります。これからも綱渡りの運営は続くことが予想され、将来に大きな不安を抱いております。高校授業料の無償化も微妙に影響されると思われるからであります。高校授業料の関連予算は約3,900億円、公立高の授業料相当額は12万円、私立高に通う年収500万円未満の世帯に24万円を限度に支給されます。入りたい部活を求めて私立高を選択したり、より高い学力を求め志望を私立に切りかえたり、志望校の選択肢は広がってまいります。親も助成を考えると、子供の希望をかなえてあげたいということにもなるでしょうし、私立高の生徒獲得競争も激しくなるでしょう。授業料の無料化は赤平高校への影響もあると思われます。見解をお伺いいたします。⑤、どうなる、教員免許更新についてお伺いいたします。この件につきましては、昨年の第3回定例会において同僚議員の質問に答弁もいただいており、多くは申し上げませんが、この制度は昨年4月にスタートした制度であります。教員や父兄間に賛否両論があり、政権交代後は廃止論も出ておりました。マニフェストに掲げられていた教員養成課程の6年制や専門制について検討段階に入り、現行の教員免許更新制については11年度以降は廃止の意向が示されました。免許の更新制は、最新の知識や技術を身につけてもらうことのほかに、不適格教員への対策でもあったはずです。廃止されそうな教員免許更新についての見解をお伺いいたします。⑥、幼保一元化の行方についてお伺いいたします。幼保一元化は、話題となって久しいわけですが、所管が文部科学省と厚生労働省ということで、なかなか話が進展することなく、時は過ぎていきました。政権交代後急速に一元化の議論がされるようになりました。少子化対策、子育て支援策の一環として来月にも素案が示され、6月に基本方針が発表される報道もありました。幼保一元化は、実施されるのでしょうか。古くからの議論でもあります。幼保一元化の行方についての見解をお伺いし、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)

それでは、順番にお答え申し上げます。初めに、①の政権交代後の国家予算案と地方財政についてでありますが、昨年9月に発足いたしました鳩山内閣による初めての国家予算案が今国会に提出をされておりますが、その中で命を守る予算3つの変革といたしまして、お話ございましたようにコンクリートから人へ政治主導の徹底、さらに予算編成プロセスの透明化といったスローガンが掲げられております。一般会計予算総額といたしましては約92.3兆円、前年度比3.7兆円の増となっておりますが、コンクリートから人へのスローガンのもと公共事業関係費は前年度比1.3兆円の減額となり、一方では子ども手当の創設等によりまして社会保障関係費が前年度比2.4兆円の増で、新政権による予算の柱となっております。マニフェストの主要事項といたしましては、先ほど申し上げました子ども手当や高校の実質無償化、農業の戸別所得補償、暫定税率の廃止、高速道路の無料化などに伴う予算が総額3.1兆円計上されており、その財源の確保については安易に国債増発に依存することなく、行政刷新会議における事業仕分けを通じて予算の全面的な組み替えを実施し、必要な財源を確保していくと、こういう考え方が示されておりますが、国税収入は37.4兆円、前年度比マイナス8.7兆円と大幅な減収の見通しで、マニフェストの一つであります暫定税率の廃止につきましては、現行の10年間の暫定税率は廃止するものの、当分の間10年間の現行の税率水準を維持することとしておりまして、マニフェスト実行のため、財源確保に相当苦慮するということがうかがえます。新政権が掲げますコンクリートから人へのスローガンは地方財政、とりわけ公共事業への依存度が高い北海道にとりまして非常に厳しいものがございますが、人に優しい政策や財政出動ということは一方では重要なことと思いますし、特に地方交付税につきましては、地域活性化・雇用等臨時特例費の創設等によりまして1.1兆円の増額が示されており、また最近の報道でございましたように財政力のない団体への配慮として算定方式の見直し作業も進められているようでありますので、交付税への依存度が高く、過疎化の進む小規模自治体にとりましては、地域経済の活性化につながるものとして大いに期待しているところでございます。国及び地方の財政状況について短期的視点では以上申し上げたとおりでありますが、一方では平成22年度末の国及び地方の長期債務残高が860兆円に達する見通しでありまして、国、地方を通じてやはり必要以上の借金をつくらないということが重要であるというふうに考えまして、毎年1兆円以上のペースでふえ続けます社会保障費等の歳出増加対策については、事業仕分け等による徹底した無駄の切り詰めとともに、今後の税制調査会の動向等を私どもとしては注視してまいりたいと考えているところでございます。次に、②の2010年度予算についてお答え申し上げます。全国的な景気低迷の影響を受け、道内経済が依然として厳しい状況になる中、先般道の新年度予算が公表されました。国の政権交代後初めての道予算ということになりますが、知事は政権交代による予算編成上の一番大きな影響について、開発予算の大幅な減少であり、道内に激震が走ったと言っても過言ではないと、こうした発言をされております。また、心配されておりました実質公債費比率による平成23年度決算での早期健全化団体入りは、道は回避できる見込みであるという見通しが示されましたが、国から経済対策で交付された各種基金を活用しながら、できる限り公共事業に伴う道債の新規発行を抑えるなどして当面の危機を乗り切るということでありまして、こうした公共事業関連予算の減少が赤平のこの市内経済においてどのような影響が生じるか、正直非常に私どもとしても危惧をしているところでございます。しかし、知恵と工夫の中で道有施設等の建設、あるいは医療福祉施設の耐震化、森林整備といった道単独の投資的経費を計上し、さらには新年度の補正等でさらなる上積みも含めて努力をしていくということでございますので、今後の道財政運営に期待したいと思っております。新政権が掲げますコンクリートから人へのスローガンは、公共事業への依存度が高い道内経済にとって非常に厳しいものと考えておりますが、一方では国の施策と歩調を合わせまして、自然環境や自然エネルギーといった環境対策に道としても重点的に取り組むとのことでありますので、こういった分野でのビジネスチャンスが道内経済回復に向けての動き出しに結びつくことを期待するものであります。さて、当市の新年度予算でありますが、市長就任以来2期目の最終年という節目の年を迎え、第5次赤平市総合計画を推進していくための実質的初年度としての予算の位置づけと、平成20年度決算に引き続き財政規律を重視していくため、財政健全化計画を基本として編成をしたところでございます。歳入につきましては、当市の主要財源であります地方交付税について、国は財政力の弱い団体への配慮として算定方式の改正を行うとしておりますことから、当初予算としては臨時財政対策債を含め、前年度比3.5%増で計上しておりますが、さらなる上積みも十分期待をしているところでありまして、今後7月に決定をいたします普通交付税が当初予算を大きく上回った場合には、さらなる経済対策も検討してまいりたいというふうに考えております。空知産炭地域総合発展基金につきましては、平成18年度に紆余曲折を経まして、最終的に取り崩しが認められたところでありますが、当時は財政再生団体入りも懸念される厳しい財政状況の中で、基金活用によって今日まで、最低限度でありますが、建設事業費を確保することができまして、景気が低迷する中、一定程度社会資本整備を進めることができたということは、やはりこの基金の役割は大きかったと、こう考えております。今後も基金の取り崩しにつきましては、残された期間の中で有効に活用してまいりたいと思っております。次に、歳出でありますが、普通建設事業につきましては、道予算とは対照的に前年度からの繰越事業も含めますと、12億円台の予算を確保いたしました。また、雇用対策といたしまして、昨年度に引き続き緊急雇用創出事業費を計上し、直接雇用、さらに委託による間接雇用を含めまして40名の新規雇用を図るなど経済、雇用政策に努めたところでございます。一方では、病院事業に対する繰出金が10億円を計上しておりますが、病院事業につきましては経営健全化計画を実行に移すことが資金不足の解消につながるほか、平成24年度からの一般会計の繰出金の抑制にもなってまいりますので、この計画につきましては今後も最重要課題として全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。最後に、今後の公債費の見通しでありますが、財政健全化計画でお示ししたとおり、ほぼ計画どおりに推移していく見込みであり、実質公債費比率につきましても早期に改善する可能性もあるというふうに判断をしているところでございます。次に、③の財政の現況の課題、アの市立赤平総合病院経営健全化計画推進の決意についてでございますが、財政健全化法に基づきまして平成20年度の資金不足比率が81.2%になり、今般計画の策定となりましたが、赤平市及び以外の方にとりましても、市立赤平総合病院を存続させるべき私は大変重要な使命を持っているというふうに認識をしております。このたびの一般質問におきましてもお話ございましたように質問者5人全員がこの計画に対する質問の通告いただいておりますが、まさにやはり危機感のあらわれだというふうに私も率直に受けとめておりますし、そうした議会の意見も十分肝に銘じながら今後進めてまいりたいと思います。内容につきましては、もう既にお示ししておりますが、安定経営に向けまして規模の適正化を盛り込むとともに、サービスの確保、一般会計からの繰出金の増額など現状赤平市ができることを最大限に実行いたしまして、市立病院の経営健全化に向けまして、再度申し上げますが、議会の意見も十分肝に銘じながら、全精力を傾けてまいりたいというふうに考えております。一方では、そうした自助努力とともに、自治体病院の共通したやはり課題でございまして、今後も地域医療が全国のすべての地域で持続できるような、そうした医療制度、医療施策というものをぜひ進めていただきますよう、引き続き国等に対して私どもとしても求めてまいらなければならないというふうに考えているところでございます。次に、イのコンクリートから人へで地方経済、市内企業への影響についてでありますが、議員が言われますように全国的に公共事業が大幅に縮減されている現状でございますが、当市の新年度予算におきましては前年度比165.9%の増としたところであります。産炭地基金の基盤整備事業につきましては平成23年12月までの時限となっておりまして、残る23年度までの間に重点的に活用してまいりたいと考えております。貴重な基金でありますので、有効にしっかりと活用させていただきたいというふうに考えております。基金助成事業終了後の、その後のご心配でございますが、24年度以降の建設事業費は、今のところ実施計画では、毎年5億円程度ということで推移をするというふうに今のところは見込んでおります。こうした中では、昨日参議院で可決成立されたようでありますが、平成28年3月31日までの6年間の延長が決まりました過疎債などを有効な財源として活用してまいりたいと考えているところでございます。価格破壊の話もございました。デフレの状態がいまだ続いておりまして、私自身としても大変危惧しているところでございます。こうした厳しい現状から、21年度におきましては商工会議所の発行いたしますスーパープレミアム商品券に対しまして600万円の助成をし、また交流センターみらいにイルミネーションを設置をいたしまして、中心商業地域の活性化、少しでもこの中心商業地が明るくなるようにイメージアップの一助にということで取り組まさせていただいたところでございまして、22年度におきましても引き続きプレミアム商品券、22年度は単独助成でありますが、1,000万円の助成、さらにイルミネーションも引き続き点灯して、少しでも商業振興策の一助になればというふうに考えております。と同時に、やはりイルミネーションもそうでありますが、地域の商業者の皆さんによる新たな取り組みも期待をしたいというふうに考えているところでございます。また、空き店舗や空洞化が目立ってきている商店街活性化による振興対策につきましては、私どもとしては喫緊の課題としてとらえておりますし、十分ひとつ会議所等も含め、協議をさせていただきたいというふうに思います。また、中心市街地におきます大型店の進出によりまして、人の流れが変化してきております。そうした中で大変ご苦労なことでありますが、やはり市としての商店街振興対策ございますが、商業者みずからがこうした人の流れをどうするか、どう生かすか、大変難しい課題ではございますが、またこの商品券、プレミアム商品券などをいかに生かすか、こうしたことも十分ひとつ検討いただくということも大事ではないのかと思います。行政といたしましても、会議所などと十分連携図りながら、必要に応じ、支援策については今後も検討してまいらなければならないと考えているところでございます。

答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)

はい。

答弁 市長 高尾弘明(市長は2015年3月まで)

午前中に引き続きまして、お答え申し上げます。④の第5次赤平市総合計画についての最初、アの赤平市の将来像についてということでございますが、第5次赤平市総合計画につきましては、策定に当たりまして市民会議や市民アンケート、さらに各団体との懇談会や青少年みらい会議などさまざまな機会を通じて市民の皆様と協議し、さらに議員各位の意見等もいただきながら策定し、議決をいただきましたまちで最も重要な計画でありますので、平成30年度までは当然本計画の趣旨に沿ったまちづくりを展開してまいらなければなりません。財政問題が山積し、沈滞ムードが漂う中、キャッチフレーズを設定する際にも当時相当な議論がございましたが、やはり皆さんが笑顔でいたい、みんなが元気でいたいといった思いも強く、最終的に「あふれる笑顔 輝く未来を創造するまち」と、こうしたキャッチフレーズに決定をさせていただいたところでございます。近年における厳しい経済情勢の中にあっても、産炭地基金を活用いたしました設備投資などにより新たな事業展開を図ろうと懸命に努力する姿もあり、また市民においても財政危機を一つの契機としてさまざまなまちづくり活動やボランティア活動が展開され、新しい芽が生まれ育ってきております。こうした赤平市民の頑張る姿が注目を浴び、当時出身者を初め、全国の方々から激励のメッセージをいただき、またあかびらガンバレ応援寄附金等にもつながっているものと思います。現在も病院経営に関する大きな課題を抱えておりますが、一定程度回復し、平成22年度は、再三申し上げておりますが、総合計画の本格実施のスタートを切る1年でございます。お話の中に仲間の方が活力がないと、こういったお話もございましたが、まさに市政執行方針の中でも申し上げさせていただいておりますが、私が思うことしのキーワードはまさに活力でございます。財政再生団体入りを回避した底力を今度はまちづくりに生かしてまいりたいと考えておりまして、そのためにもしっかりと市民の皆さんと話し合い、高齢者の方が培ってきた知恵を生かし、若者の行動力を生かし、そして次世代を担う子供たちが夢と郷土愛を持って成長できるまちを目指し、みんなで力を合わせ、赤平をもっともっと元気にしてまいりたいというふうに考えております。そうしたことを実現することによって、子供から高齢者までだれもが安心して暮らせる明るい社会がつくれるものと思っているところでございます。研究課題であります産業振興、住環境整備、さらに少子化対策、この3つのまちづくり重点プロジェクトを中心として、総合計画が示す諸施策の早期実現に向け、努力をさせていただきたいと思っているところでございます。次に、イの移住定住の促進と定住自立圏構想についてお答え申し上げます。まず、これまでの移住定住促進の取り組み経過についてでございますが、あかびらスクラムプランに基づく施策の展開を図るため、平成18年度に庁内市職員によります赤平市移住定住促進グループというものも立ち上げまして、赤平市移住定住促進計画を策定してきたところでありますが、ご承知のようにその直後に産炭地基金問題が発生し、助成制度等を盛り込んだ内容でありましたために、今日まで実施できずにきたというのが実態でございます。この間市ホームページにおける宅地分譲、住宅情報の発信を行うほか、道内市町村をパートナーといたします北海道移住促進協議会に加入し、本協議会によるホームページにリンクさせていただき、PRに努めるほか、企画財政課職員をワンストップ窓口として、これまで3件の相談を受けたようでございますが、移住には残念ながら結びついておりません。そこで、22年度から本格的にスタートしてまいりますが、新年度は具体的な取り組みとして市立病院の医師住宅、このあいている館を有効活用いたしまして、おためし暮らし事業を実施をいたしまして、当市での実際の暮らしぶりを体験いただきまして、移住についての相談を受け、さらに移住が困難な場合はその理由についても把握をさせていただき、次のステップにつなげてまいりたいと考えています。また、赤平の魅力をPRするためホームページの充実を図るほか、パンフレットを作成し、広く市民にも周知をさせていただきまして、市民自身にも広報マンとしてのご協力をお願いしたいというふうに思っています。さらに、耐震補強、構造強化、省エネリフォーム、老朽住宅除却費用の一部を助成いたしますあんしん住宅助成事業を新たに22年度創設してまいります。今後の課題といたしましては、市有地の有効活用や市民や企業との連携手法についても検討してまいらなければならないと思っているところでございます。次に、お尋ねの定住自立圏構想の取り組みについてでありますが、平成21年4月1日に定住自立圏構想推進要綱が施行され、平成22年3月では中心市宣言を行った市は全国で46市となり、うち定住自立圏共生ビジョン策定済みは4市、定住自立圏形成協定もしくは方針策定まで終えた市が21市となっており、道内では議員おっしゃったように5市で中心市宣言を行っている状況でございます。既に協定を策定している圏域の主な取り組み事例といたしましては、自治体病院間における医師派遣体制等の医療の役割分担による連携がすべての圏域に盛り込まれており、次いで産業振興、地域公共交通、教育と続き、当市が課題としている分野と類似するものであります。しかしながら、当中空知圏域におきましては、現在中心市の要件を満たすまちとしての動きは特にございませんので、空知支庁を含む企画担当課長で構成いたします中空知広域連携研究会において広域連携の可能性について協議を重ねているほか、広域連携や広域消防についても引き続き関係者によって検討され、また中・北空知廃棄物処理広域連合についてはご承知のように実際に動き始めている現状であります。定住自立圏構想を含め、いずれも相手がある話でありますので、他市町の動向を見つつ、その可能性について今後も検討してまいりたいと思っているところでございます。ご理解いただきたいと思います。私に対する質問最後のウの炭鉱遺産の活用についてでございますが、日本のエネルギーを支え、当市の基幹産業でありました石炭産業の産業遺産は、平成13年に空知の炭鉱関連施設等を生活、文化として北海道遺産に選定され、さらに平成15年に第6回国際鉱山ヒストリー会議赤平大会が開催されたことなどが契機となり、炭鉱遺産に関する市民意識も変化し、炭鉱資料収集保存会や赤平コミュニティガイドクラブTANtanの市民団体が設立され、現在も積極的な活動が展開されているほか、平成18年には市が管理する赤平市炭鉱歴史資料館も開設してまいりました。また、立坑等の保存につきましても赤平の立坑を守る会が昨年11月に設立され、行政もオブザーバーとして参加をさせていただいているところでございます。一方、空知支庁におきましても平成10年度から炭鉱の記憶を生かした取り組みに着手をし、平成20年3月に策定されました新北海道総合計画の中におきましても炭鉱の記憶で地域づくりということで地域重点プロジェクトに位置づけられ、同年元気そらち!産炭地域活性化戦略を策定し、平成21年度には岩見沢市内にマネジメントセンターを設置し、具体的展開を図っており、21年度の提案活動、協働実践事業において赤平コミュニティクラブTANtanがフットパスルートの設定とマップの作成、赤平写真映像資料収集会では炭鉱従事者などに聞き取りした当時の様子を整理した記録集を作成するなど後世に継承する動きも出てきております。しかしながら、炭鉱を含む炭鉱遺産は議員が言われますように企業が所有する資産が多く存在し、さまざまな課題がございますが、歴史を継承する貴重な地域資源として、また観光事業としての可能性もあり、その活用につきましては市民の皆様や関係する団体とも十分協議をしてまいらなければならないと考えておりますし、まずは炭鉱遺産に関する市民の意識を高めていくことが最も重要であると思っています。こうした課題に対処するため、道の地域振興条例に基づく道職員の派遣も4月から予定をされておりまして、駅裏の炭鉱跡地の開発や炭鉱遺産の保存、継承、SLの移転等の方法も含め、道や関係団体と連携を図りながら、具体的に検討してまいりたいというふうに思っております。なお、将来遺産認定とのお話もございましたが、かねてより空知総合開発期成会と通じまして、国のエネルギーを支えてきた貴重な産業遺産を我が国の遺産として保存していただくよう要請しておりますが、なかなか前進をしませんが、引き続き粘り強く要請をしてまいりたいと考えているところでございます。以上、お答えさせていただきました。よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 渡邊敏雄(教育長は2012年9月まで)

教育行政執行方針について何点かご質問がございましたので、お答えを申し上げたいと思います。まず、学力問題とゆとり教育についてということでありますが、昨年秋に流行しました新型インフルエンザについてでありますが、市内の幼稚園、小学校、中学校、そして高校で感染が拡大して、学級、学年、そしてまた学校閉鎖が相次いだところであります。このことによって学校行事に大きく影響を及ぼしましたが、とりわけ授業時数の確保が大きな課題となったところであります。教育委員会としては、各学校に対して通常の課業日に工夫して授業の確保に努めるように指示するとともに、大きく欠課時数が出ることが予想された場合は長期休業中の休業期間の短縮措置等を講ずるなど校長会を通じて指導してまいったところであります。その結果、小中各1校で長期休業期間中の短縮を実施し、同じく小中各1校で特定学年で短縮を同じく実施したほか、終業式あるいは始業式時に授業を実施するなど各学校とも授業時数の確保に最大限の努力をしてきたということであります。次に、学力問題とゆとり教育についてでありますが、昨年度の全国学力・学習状況調査の結果につきましては議員ご指摘のとおりであり、北海道においては下位に位置するという結果となっていますし、本市にあっては、学校間にばらつきがありますけれども、低い状態にあるということであります。このことから教育委員会としては、各種の会合を通して、まずは基礎、基本の定着と、そして家庭学習の定着を重点に授業の改善充実を訴えてきたところでありますが、学校評価等の分析からしても、なかなか効果が上がっていないというのが現状であります。議員ご指摘のように今年度は新学習指導要領の本格実施に向けた移行期間ということであり、新学習指導要領においては授業時数が小中学校ともに大幅にふえるということになっていきます。そうした意味では、現行の学習指導要領で言われてきました、いわゆるゆとり重視の教育から脱却して、特に基礎、基本の定着を中心とした学力向上に向けた教育内容となるということは必至の状況であります。いずれにしても、教育に格差は生じさせてはならないということであって、このためにも学校、家庭、地域が連携をして、子供たちを育てていかなければならないというふうに考えているところであります。特にその中でも学校の役割というのは極めて重要であり、その中でも教師の教育力の向上というのは欠かすことができないということであります。一人一人の子供たちにしっかり目配りをして、授業の工夫、改善、そして充実に努めるよう今後とも指導してまいりたいと考えていますので、ご理解をお願いしたいというふうに思います。次に、②、教育条件整備のさらなる前進についてでありますが、平成16年度からの学校教育条件整備具体化構想に基づいて学校統合を進めてまいりましたが、結果として小学校は現在5校、中学校は2校となりました。しかし、執行方針でも述べているとおりでありますけれども、予想をはるかに超える少子化の進行ということによって、学校の規模がどんどん縮小、小規模化していっているというのが現状であります。第5次赤平市の総合計画でも触れていますが、学校統合というのはそういった意味では喫緊の課題であるという認識でおります。教育委員会としましても、こうした状況にやはり対応するためにも、教育条件整備審議会を早急に立ち上げて、さまざまな角度から議論していただくよう取り組みを進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いをしたいというふうに思います。次に、子ども手当と給食費についてであります。給食費の過年度分の未納額は、20年度で86万9,690円、21年度、今年度1月現在は57万7,080円であり、年々未納額が減少をしてきている、そういった傾向にあります。給食費は、すべての家庭で納めるのが本来的なことでありますが、さまざまな事情により未納があることは極めて残念なことであるというふうに感じています。そこで、22年度より子ども手当が支給されることとなっていることから、これを機会に給食費の未納が解消できないかということでありますけれども、現在の情報としては制度的に子ども手当から給食費を引き去るということはできないということであります。しかしながら、給食費の滞納問題については、収納率が上昇しているとはいえ、やはり滞納がなくなったわけではないということから、公平性の観点からも一層未納対策は進めていかなければならないというふうに考えているところであり、少なくともこうした国による施策によって未納がなくなることを私どもも期待しているところでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。次に、赤平高校と高校授業料無料化についてであります。赤平高校の入学者の減少の要因という部分については、さきの議員にもお答えしておりますけれども、最大の要因は地元に、中学校の生徒、保護者らに赤平高校の頑張っている様子が選択肢に入っていかないというのが実情であり、そうした意味では赤平高校みずからが地元の生徒に受け入れられる、そういう努力をしていかなければならないのではないかというふうに考えています。今回国の施策として高校授業料の無料化というのが打ち出されてきましたけれども、保護者の経済的な負担が大幅に軽減されることになることから、高校の選択肢も広がっていくことは避けて通ることはできないというふうに考えますし、逆に高校にあってはさらなる特色ある高校づくりに取り組まなければならないというふうに考えます。そうした意味では、赤平高校現状でも非常に厳しい状況ですけれども、さらに厳しい状況が生まれてくるのではないかということも十分に予想をされるところであります。加えて、中卒者の減少傾向が続く中で、いよいよ赤平高校存続に向けた取り組みも正念場を迎えるようになるのではないかということで、そういったことが十分に予想されると、今回の高校授業料無料化からしてそういうことが予想されるのではないかというふうに考えているところであります。次に、どうなる、教員免許更新についてであります。教員免許更新制については平成21年度から実施されていますが、その目的はその時々で教員として必要な資質、能力が保たれるよう最新の知識、技能を身につけておくことで教員としてある意味では信頼される、信頼を得るということを目指す制度であり、議員ご指摘のような趣旨も多分にこの制度の中には含まれているということも私自身も承知しているところであります。今般この制度はこれまでの、21年度始まっていますから、講習を受けたものについては何らかの形で生かすということからとしながらも、来年度から、制度を来年度で廃止されるというようでありますが、私自身はこの制度導入自体にいささか若干の疑問を持っているものでありますが、制度廃止によって新たな質の高い教員養成制度への転換が図られるよう期待をしたいというふうに考えているところであります。次に、幼保一元化の行方についてでありますけれども、幼保一元化については幼保連携型、そして幼稚園型、保育園型などの形態がありますが、議員ご指摘のとおり所轄が文部科学省と厚生労働省ということであって、幼稚園と保育所のそれぞれの設置目的の違いもあって、それぞれに係る条件などがあるところであります。当市としては、現状においては新たな施設の整備が必要となることから、一体化は非常に厳しいものというふうに判断しておりますが、いずれにしましても子供たちにとって、子供にとっての視点と、さらに子育て支援との観点から今後政府の基本方針が発表されることでもあり、その内容をよく見きわめた上で市長部局とも協議しながら幼保一元化の可能性について検討をしてまいりたいというふうに考えていますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げたいと思います。以上で答弁終わります。

質問 9番 鎌田恒彰

市長さん、そして教育長さんにそれぞれご丁寧に答弁をしていただきました。特に議会として心配をしておりました病院経営健全化計画の推進については、全精力を傾注して、かたい決意で臨むという意向が示されました。ぜひそのように頑張っていただきたいと思っております。公共事業の今後の課題についても毎年5億円程度で推移していきたいというお話も伺いました。この公共事業というのは、年によってばらつきがありますと、企業にとって技術者の確保、あるいは従業員の確保が非常に難しくなってまいります。それぞれの財政事情も理解できるわけでありますけれども、できるだけ平準化をしていただければ、企業にとってもあたわしい、助かることでございますので、ご配慮をよろしくお願いをいたしたいと思います。細部にわたっては、本定例会中に予算委員会もあることでありますし、新政クラブよりそれぞれ質問させていただきたいと思いますので、以上をもって私の質問を終えさせていただきます。どうもありがとうございました。

出典:赤平市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる