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八雲町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月4日

病院を維持するためには

2025年9月4日、八雲町議会の一般質問で、赤井睦美議員が「病院を維持するためには」について質問し、町長 岩村克詔、総合病院庶務課長 長谷川信義が答弁しました。

質問者
赤井睦美 議員
答弁者
町長 岩村克詔、総合病院庶務課長 長谷川信義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 1番 赤井睦美

次の質問に入ります。病院を維持するためには。8月1日に国保病院がオープンし、涼しくて快適な病院が始動しました。4年前の選挙後、すぐに注目された熊石国保病院ですが、無事オープンすることができ、今は町長の肩の荷が降りた感じもあるのではないでしょうか。今、自治体病院の9割超が赤字だという報道もありますが、八雲の病院も例外ではありません。もちろん電気代や物価の高騰による影響、近隣町含む人口減少、内科医不足が大きく影響していると思います。しかし、今のままの国の方針では、どんなに頑張っても自治体病院をこのまま維持することは、ほぼ不可能になっていると思います。町長はじめ、病院スタッフの皆さまは、ずっと以前から医師や各スタッフの確保、患者輸送バス導入の検討、デジタル化など様々な努力をして下さっていることは、みんなが理解しております。しかし、自治体の努力だけでは限界に来ていると思います。町長は、今までの取り組みを通して、10 年後も 20 年後も頼られる病院でいるためには、どのような方法が必要だとお考えでしょうか。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

赤井議員の2つ目のご質問にお答えいたします。熊石国保病院は、熊石平町に位置を移し、8月1日に新病院を開院いたしました。空調設備が整い明るく開放的な院内で、患者様の療養環境と病院職員の勤務環境が大幅に改善されているところであります。これまで、老朽化が著しい国保病院の建替事業を進めるにあたり、熊石地域住民と意見交換を行い、議会とも議論を深め、慎重に進めてきたところであり、新病院開院という節目を迎えたことで、熊石地域のみならず北渡島檜山医療圏においても、医療の確保に寄与してまいりたいと考えております。そして、熊石国保病院、また、八雲総合病院が抱える経営課題に向き合っている現状では、肩の荷が降りたという思いはありません。地域医療を取り巻く情勢は、少子高齢化、医療圏域の急激な人口減少、物価高騰や人件費の大幅な上昇に加え、地域の基幹病院としての機能を維持するためには、医師をはじめとする医療従事者の確保は最重要課題でありますが、とりわけ常勤医師の確保が進まない中、診療維持を出張医師に頼らざるを得ない状況であり、極めて厳しい経営環境にあります。また、経営のあり方は、自治体病院においても独立採算を第一義とするところでありますが、地方の小規模自治体では、地域住民の医療を確保するため、不採算が明らかであっても公的病院としての責務を担う必要性も同時に有しております。現状、病院運営におきましては、一般会計からの多額の繰入金により、何とか維持されてきたところでありますが、その繰入金をもってしても、なお余りある巨額の損失を計上する経営体質に陥っている現状にあります。この状況に対しましては、一部、国からの財政支援はあるもののすべてを賄うことは不可能であり、地域の小規模自治体にとっては大きな負担となっております。さらには、診療報酬は全国一律であるのに対し、かかる費用、とりわけ医師確保に要する費用は大きな格差があることからも経営悪化は必然であり、地域医療の崩壊、存続の危機であることに対しましては、国をはじめ関係団体に対しまして、これまで継続的に要請してきたところでありますが、依然として解決には至っていない現状にあります。議員ご指摘の、将来的にわたって安定した医療をどのように確保していくかにつきましては、良質な医療の安定的な提供と、一方で病院経営の健全化を実現することは、現在の情勢からしますと、極めて困難であり、手立てが見つからないのが実情であります。地域での生活を支える最重要インフラのひとつである医療をどうのように確保し、安定的に継続していくかにつきましては、これまでと同様になりますが、医師確保対策を強力に推し進めるとともに、費用削減、業務の効率化のほか、国が進める地域医療構想の推進のもと、今後の人口減少や高齢化、人口構造の変化などに対応した、医療需要と病床機能ごとの必要量、具体的には病床削減やバランスの取れた医療提供体制を目指すとともに、国及び道に対しましては、持続可能な医療提供体制を維持できる、実効性のある施策を国レベルで図られるよう要望してまいりますので、よろしくお願いいたします。

質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

質問 1番 赤井睦美

北海道には二次医療圏と呼ばれる病院が 10 数個あるんですか。数はちょっと把握してないんですけど、その中で八雲総合病院って財政的にどれぐらいの位置にいるのか教えてください。ごめんなさい。いいかな。すいません。ベストスリーかワーストスリーか、どっちかを教えてください。ごめんなさいね、言い方悪くて。経営状況。上から下からか、正確な順位じゃなくて、上のほうなのか下のほうなのか教えてください。

答弁 総合病院庶務課長 長谷川信義

議長、庶務課長。

答弁 総合病院庶務課長 長谷川信義

経営状況のお話かと思いますけれども、詳細な資料は持ち合わせておりませんので、お答えすることはできませんけれども、このセンター病院と言われる病院の経営状況は、非常に厳しいというふうに理解をしてございます。八雲総合病院の状況からしても、この圏域の人口規模を考えますと下から数えたほうが早いだろうというふうに感覚的なものでありまけども、思ってございます。

質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

質問 1番 赤井睦美

千葉県とか埼玉県とか、大きな病院がやっぱり赤字になって統合しましたって話がニュースで出ましたけれども、あの県の面積を見ると渡島半島の八雲の二次医療圏と大して変わらない面積の中で、そうすると、うちの場合は統合なんてしてしまったら、もっともっと患者さんは遠いところまで行かなきゃいけなくて、北海道と本州って全く条件違うと思うんですね。その辺で、町長はやっぱり国の方に向かっていう時に、北海道のならではの対策をしてほしいって強く強く要望すべきだと思うんですけども、その辺国ってどんな感覚なんでしょうか。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

赤井議員ですね。北海道の状況というのは、国に対して口酸っぱく何十回も言ってます。先ほど赤井議員さんがおっしゃった本州は、本当に小さい面積の中で統廃合だとかいろんなことやってるんですけど、我々は大きい面積の中、まして人口は少ないです。さらに、冬になると雪が降ります。そういう状況だということを行くたびに何回言っても、理解できてないと思います。本当に何十回言っても、ああそうですかって。この間も同じことを言ったよねと言っても、そうですかみたいだから、理解してないと思います。赤井議員ですね。10 年後 20 年後を私は想像できません。我々2030 年に新幹線に来るって言ったのも、もう 2038 年って訳のわからないんで、国の状況だとかこの世の中の状況というのはね、10 年後 20 年後というのはね、赤井議員はどう想像するか知りませんけど、私はね、どんな状況に病院がなってるかっていうのは想像はできません。しかしながら、八雲総合病院と熊石国保病院は地域の命を守る。そして、福祉・教育の中では一番重要な病院でありますので、この病院は必ず維持していくというのは大事だと思っています。これに対して、何が一番必要か、私は財政だと思っています。この財政の中で、私は今まで 12 年間一回も赤字を出さないで積み立ててきました。前回の議員の中の質問でも、財政が悪くなったら町長はどうしますかって言った時も、はっきりと私は財政がマイナスになるのであれば、無報酬っていうのはともかくとして、私の報酬はね、すぐ半分にするということでありますので、多分赤井議員さんも先ほど議員報酬を上げてましたけど、議員も多分その半分にしても、病院を守るという覚悟はあるんでしょ、ということを質問いたします。

質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

質問 1番 赤井睦美

いいですね。私この逆質問、非常にやってほしいってずっと思ってたので大歓迎です。無償にしたってやりますよ。もう絶対病院を守りたいから、私はおかげさまで元気で病院には通ってないんですけれども、薬も飲んでませんしね。だから、総合病院がどんなに大変でっていうのは、ちょっとあまり病院に行ってないから分かりませんけれども、やっぱりもう聞く人聞く人みんなが総合病院がなくなったらもう大変だよと、なんとか残してほしいっていう。いっぱいそういう声は聞いています。ですから、本当にどんな形であろうと、絶対に残していかなきゃいけないっていうのはあるので、そこはもう絶対に、自分もゼロにしてでも残していきたいという強い思いはあります。それで、前に町長がお医者さんをお招きっていうか、するときに病院ばっかりがいいんじゃなくて、町そのものが魅力的でなければお医者さんは来てくれないんだという話をされてましたけど、今の八雲町の足りないとこ、お医者さんが来てくれるためには、どんな町にしたらいいと思ってますか。私はこれ以上分からないので、ぜひ教えてほしいと思います。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

お医者さんが常勤してくれる、医療スタッフがいるっていうのは、やっぱり交通だと思ってます。2030 年に新幹線が開業しなかったら、大打撃だと思っています。新幹線が開業することによって、今の新幹線のスピードで 40 何分って言ってますけど、もっとスピードが出る新幹線でありますので、下手したら札幌まで 30 分ということになります。函館まで 10 分。そうなると、八雲に住んでも子供たちも学校にも通えますし、特にお医者様の奥様方も札幌にも買い物して、スッと帰ってこれるようなそんな状況にもなりますし、また逆に、札幌に家があっても、札幌から通勤でスッと来て、終わったら帰れるということになりますので、私は病院を守っていくのも一番は交通だと思っています。先ほど言った 10 年、20 年をやるには財政だと思っていますし、この財政については、私が感覚的には軽く頭の中で描いているのは、今国保病院と八雲総合病院の多分赤字額は、20 億円程度だと思います。この数年、多分 20 億円で行くだろうと。その時に、国からの地方交付税の措置はだいたい 11 億から 12 億弱だという認識をしていますので、ただ今は八雲総合病院は皆さんもご存知のとおり、コロナの時に少し余剰金がありますので、この1、2年は、その余剰金でなんとかなるだろうと思いますけど、その後は多分一般会計からどんどん持ち出していくような状況になるんだと思っています。しかしながら、病院の業績悪化というのは、八雲ばかりではありませんので、すべての病院が今赤字であります。これはやっぱり医療報酬が今の物価高やいろんなものに追いついていない。それは国に対して何回も言ってるんですが、国が今、皆さんごちゃごちゃしているもんですから、なかなかここに取りかかっていかないというのが現状なんで、しかしながら、これは国はほっとかないだろうと思ってますので、私の思いであると、この1、2年には医療報酬が変わったり、いろんなものが変わって、医療自体の環境はもうちょっと良くなるだろうと。今の 20 億以下になるだろうと思っていますが、ただ、これが1年続くのか、2年続くか3年続くかっっていうのはちょっとわかりませんけれども、だからその時に、先ほど言ったとおり、みんなで病院を守っていくということで必要だろうと思っていますが、そこまではいかないだろうという想像しています。ただ、今言ったとおり医療報酬上げだとか、国からの地域センター病院の補助金は強く言ってますので、先ほど初めて八雲町に今年、私が酸っぱく言うものですから、国から見に来て、八雲の病院の実情も見ていってますので、先ほどは認識してないと。認識はだいぶ今回したと思いますので、病院の医療報酬の環境は少し改善していくと思いますけれども、私はなんといっても新幹線開業、交通が一番住んでいくために必要だと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

質問 1番 赤井睦美

国から見に来たってことは、厚労省の方が視察されたということですか。そこで課題は、ちゃんといい方向に向いてくれるといいと思います。最初の町長の答弁で、経費削減、経費削減という言葉があったんですけど、私、これ以上削減できることがあるのかってね。もう本当に、病院毎年削減頑張ってますよね。だからこれ以上ないんじゃないかって、私事務長は削減すぎて、そんなに細くなったんじゃないかと心配しています。そんなね、もうこれ以上絞れませんみたいな雑巾状態になってしまったので、その削減、削減ってもちろん赤字はいくらでも出していいなんて思ってませんけれども、やっぱり私たちみんなで送迎バスがなくなってしまったら、もうちょっと患者さんを運ぶ方法をみんなで考えるとか、どうか全部任せっきりにしないで、みんなで方法を考えるということをしていかなきゃいけないなと思うんですけれども。1つちょっとわからないんですけど、病院の会計ってなんか特別ですよね。私たちが診療報酬の点数とかなんとかかんとかってすっごい難しくて。だから、役場の職員の方がポーンと行ってできるものなのか、それともそういう専門の方をちゃんと入れてやった方が大変じゃないのかね。よくわからないんですけれども、その辺、今後のやり方としてね、専門の方を入れてやっていくっていうのがありか、それとも初めから総合病院の職員って、変な言い方ですけど、そういうのを学んできた人たちが役場に移動しないで、ずっと病院で頑張るとか、そういう専門性を持たせた方がいいんじゃないかと思うんですけど、そういう人事っていかがなもんでしょう。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

多分、それは必要性は少しあると思っています。ただ、八雲町の総合病院も何回もコンサルを入れながら、その辺は先ほど赤井さん良いことおっしゃってましたけど、本当にやれることはね、やってると私も認識しています。これ以上絞ったら、本当に雑巾切れるんじゃないかぐらい多分、事務職員並びにスタッフも努力していると私もそう思っています。しかしながら、医療報酬というのは、しょっちゅういろんなことが変わってきますので、それについても専門家を入れたりしますので、確かに専門の人も必要ですけれども、今言ったコンサルも定期的に入れながら、今回は厚労省が来て見てもらったりと、やっぱり外部の人に見てもらって、我々が今まで気づかないことを気付かせてもらって、改善策をしていくというのも必要だろうと思っていますので、それはケースバイケースで必要なことだと思っています。これから八雲総合病院と熊石の国保病院がしっかりと連携しながら、両方の良さでこの病院を八雲町内の1つの病院として経営していきながら守っていくということが必要だろうと今考えています。

質問 1番 赤井睦美

議長、赤井。

質問 1番 赤井睦美

働く人にとっても、そして町民にとっても、本当に頼れる病院でいられるように、みんなで知恵を出し合いながら取り組んでいけたらと思ってますので、赤字でもなんでもどんどん情報を出してみんなで考えるっていう、災害にしても、病院にしても、すべて病院だけのせいとか、役場だけのせいじゃなくて、みんなで考える。だから、町民は納めた税金がどのように使われているかっていう、そういうチェックする責任もありますし、この使い方もうちょっと病院に使ってもいいんじゃないっていう、そういう考え方もある人もいるから、そういうのを大事にしながら、町民全体で八雲町をもっともっと良くなるように考えていける仕組みも作っていただきたいと思いますが。今まで町長はいっぱいやってきて、貯金もいっぱい増えて、本当に今いろいろお話を聞いても、常にこう前向きでなんか若い人からも夢が持てるっていう町長の答弁を聞いて、そういう声をいただきました。私は。いつも私は町長を責めてばっかり言うんですけど、岩村町長の答弁は夢が持てるっていう、答弁いただきました。本当になんかこれが町長とやり合うのが最後なので、なんか今まで本当に、こういう言葉があってるかどうかわかりませんけれども、ありがとうございました。これで、質問を終わらせていただきます。

出典:八雲町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月4日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる