みんなの議会

八雲町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月10日

国立病院機構八雲病院の今後は

2016年3月10日、八雲町議会の一般質問で、横田喜世志議員が「国立病院機構八雲病院の今後は」について質問し、町長 岩村克詔が答弁しました。

質問者
横田喜世志 議員
答弁者
町長 岩村克詔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 横田喜世志

議長。

質問 2番 横田喜世志

明日までの一般質問 10 件のうちの1番手。初めて私1番やらせていただきます。よろしくお願いいたします。1つ目、国立病院機構八雲病院の今後はと題しまして質問させていただきます。昨年6月に機構が基本構想を発表しました。存続期成会は機構に要請活動を行ってきましたが変更はあり得ない等とし、患者・家族の要望、医師確保・充実の困難との一方的な対応をされました。それを受けて2月 14 日の集会で患者家族は札幌移転しても変わらない療育を求める署名を行っている事が発言されました。全医労八雲支部が行っている移転計画見直しを求める署名は、この質問を書いた時点で 8,000 を超えています。2月 24 日の機構と全医労との第一回団体交渉が行われた中でも、函館か札幌だけでなく、八雲に残りたいという声を受け止めてほしいとの要求に、「引き続き考えたい、あくまでも基本構想を示した段階」と回答されています。2月3日の衆議院議員畠山和也とのレクチャーで教育が必要な患者の対応でも、三者、これは札幌市、八雲病院、機構で協議中、又八雲町との関係では昨年 11 月に基本的に理解されている、期成会も理解いただいている、八雲町の関心は跡地活用にあると言われている、という機構側の答弁です。この構想で3年~4年としている中で存続させる手立てをつくすべきではないかと考えますが、町長の考えを伺います。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

それでは横田議員の1つ目のご質問にお答えします。国立病院機構は八雲病院の医療機能を札幌及び函館に移転し、筋ジストロフィー医療や重症心身障害医療の療養環境を改善するとした基本構想を昨年6月に発表いたしました。移転の理由は八雲での医師確保が困難となっており、交通アクセスの不便さや患者家族が札幌圏での開設を強く要望しているなどであります。町としては移転計画発表前から厚生労働省や国立病院機構本部などに八雲病院存続を求めてきており、発表後も国立病院機構と協議を続けてまいりましたが、国の政策医療としての筋ジストロフィー医療や重症心身障害医療の継続、充実及び大多数の患者の要望が最優先という考えに至ったところであります。また、日本筋ジストロフィー協会などの署名活動は、札幌に移転しても八雲病院での人工呼吸や療育のノウハウを継続できる体制を望んでいるというものであると、国立病院機構から聞いております。さらに、患者家族や職員への説明について、引き続き丁寧に対応していくことや、3年から4年後の移転のスケジュールについて、基本構想を示した段階で、まだ固まっておらず、引き続き検討している状況であると聞いております。今後につきましては、移転は3~4年ほどしかなく、まちづくりを進めていくには早急な対応が必要なことから、国立病院機構八雲病院跡地利用検討協議会を立ち上げましたので、八雲養護学校の動向を含めて、跡地利用をより前向きにまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いをいたします。

質問 2番 横田喜世志

議長。

質問 2番 横田喜世志

今の答弁のですけれども、最後の方にまちづくりを進めるためにはという、跡地利用をしなきゃないと。そのためにはもう3、4年しかないんだという言い方ですけれども。まちづくりのことを考えているのであれば、八雲病院が無くなったら、それで人口が減るという部分はまちづくりではないんですか。600 人にも及ぶ人口が一気に減るんですよ。それはまちづくりに影響するんじゃないんですか。そのためにも存続を願うべきなのではないんですか。先日の全員協議会の中でも、八雲町の財政、いくら一次産業の漁業の売り上げが上がっている、それでそこそこ税収があるという言い方をしていますけれども。その中で言っていたのは、ようは給与所得者から入っている町税の方がほとんどだという話ですよ。その給与所得者の一部である八雲病院の職員なり患者さんがいなくなったら、その分もろに響くんじゃないんですか。響くのが分かりつつ存続を求めないというのは、八雲町のまちづくりを考える上ではおかしな話じゃないんですか。万が一、跡地利用でもう確約された、それを担うようなものが来るという話でもあるんですか。答弁をお願いします。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

今、横田議員おっしゃるとおりですね、本当にこの八雲国立病院機構がなくなるということは、大変町にとっては経済的にも財政的にも大変大きなマイナスになるだろうと、そういう思いは同じであります。私もこの病院計画、この情報を知って、町と議会も含め存続期成会を起こして、早急に機構等々に存続で会議を持ちました。その会議の席上で筋ジスの家族会の会長さんから、存続をするのであれば私たちはこの期成会には出席できないというような話もあり、後で聞いた時には私に対して、町長は患者・患者の家族の会のことは何も考えないのかと。経済的なことだけを話しているというような話もありました。それから私は、やはりこの病院の問題については第一に患者、患者の家族の人たちの思いを大切にしなければならないという思いであります。この全医労さんの話も何回も私は聞かせていただきました。先日も聞かせていただきました。全医労さんの組合の方も、札幌に新たな施設を設置することは大いに賛成だという話であり、ただ、八雲国立機構が全て残るとは思いませんけれども、一部でも残したいと、そんな思いで話をされていました。私もここに残る患者さんもいるだろう、そういう人たちに対してはですね、町も総合病院がありますので、全面的に協力をしてまいりたいと思っております。同時に町としても病院がなくなることに、先ほどから横田議員おっしゃるとおりですね、人口も減り、財政も圧迫します。この件につきまして、この跡地も含め活性化していかなければならないだろうという思いでありますので、ご理解をお願いをいたします。

質問 2番 横田喜世志

議長。

質問 2番 横田喜世志

あの、患者の気持ちっていうのは第一最優先だとは思います。けど、その患者の気持ちの中で皆がみんな札幌が良いんだって言っていないんですよ。そこのところです。存続期成会だから何が何でもこのまま残せって言わなくても私はいいと思うんです。札幌の方が都合がいい人も多々いるみたいですから。その人たちに八雲にいなさいというのは、これは言えません。でも、八雲が良いっていう人のためにやっぱり残さなきゃないと思うんですよ。機構が発表しているのは移転で、廃止ですよ八雲が。そうじゃなくて、機能の移転をしてほしいんですよ。そのための手立てをつくせということなんですが、どうしてもそこにはいきませんか。そういう、いろいろな手が打てると思うんです。例えば私が聞いている中では、最初の機構がこの6月に発表する前に2月の中旬くらいに、昨年の6月発表前、私たちというか、3月に議会に要請されて議決する前の情報としてですね、分かったから3月の議会で取り上げて議決をいただいて、期成会が再開したわけですよ。その2月の情報が漏れてきた段階では、函館病院の赤字を埋めるためにどうするか。そこで取りざたされたのが八雲病院ですよ。そういう経緯があって、ようは機構は一介の会社ですよ。自分たちがどうすればいいのかしか考えていないんですから。その中で患者の意向を無視するような、町長が期成会で交渉に行った時に8割も9割以上の患者さんがそう言っているんだというような機構の説明をまともに受けることは出来ないと思いますよ。これだって札幌か函館に2つの選択しかないんですよ。3者はないんですよ。八雲にいることができるのを含めた3つの選択というのが、機構側にはないんですよ。で、今現在、先ほどのお昼の時間に行われた議連の話の中で出てきてたのは、機構側のそういう言っていることが、私どもが掴んでいる情報とかけ離れているんですよ。一方的な言い分なんですよ。そこは期成会を作っている八雲町として、機構が言うことを覆すような、覆せとは言いませんが、中身があるはずなんです。そういう手立てを尽くすべきだと、本当に移転する前に。まだ計画なんですから、そこを全医労の署名でも、昨日機構本部に集まった署名を届けたそうです。署名数が1万 1,104 筆です。まだ届いていない分があります。私がこの一般質問を書いた時、3月の3日時点では町内だけで 5,000 を超えています。この町内の声、5,000 を超える声だけでもやらなきゃならないんじゃないですか。もう1度伺います。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

横田議員、本当に私もそうですね、患者、患者家族の会を考えることが一番だと、私もそう思っております。それは横田議員と変わりのないものと考えております。ただ、機構さんの方と団体交渉をした時に、この地に残りたいという声を受け止めてほしいという要望に対して、その点については引き続き考えたいというような答えもしていると聞いております。私も今まで存続期成会で、筋ジスの家族会に対して何度と面談したくてアポをとりましたけれども、なかなか叶わなかった。それと重身の親の会にも取りましたけれども、なかなか取れないということでありますので。ここで、私はこれから多分、総会等々もあると思いますので、今度は存続期成会の名前ではなくですね、町長として患者と患者の家族会、そして両方の重身とともに声を集めて、その声がどのような声なのかということをしっかりと受け止めて、次に進んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いをいたします。

質問 2番 横田喜世志

議長。

質問 2番 横田喜世志

今の答えだと、期成会だとやれないということなんですか。期成会の名前を使うと会ってくれない。で、町長としてなら会ってもらえるんですか。で、町長として会って声を拾った時に、それは期成会にフィードバック出来るんですか。それで先ほど言ったように、まちづくりを進めるためには跡地利用なんちゃらというものを作らなきゃならない。だから期成会と並行するということですか。例えば今は期成会が存在していますよね。で、跡地を考えるというのは機構の言い分をそのそのまま聞いて、期成会を解散して跡地利用という道筋がもう出来ているんですか。そういうことではないんじゃないですか。先ほども言ったように、患者の意見が聞こえていないと。そういう努力もせず、解散しようとしているんですか。その辺をもう1度お伺いします。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

横田議員にお答えいたします。この期成会についてはですね、何度となく話し合いがもたれですね、最終的に機構さんの言うことと我々が受けていることが違うということでですね、全医労の方を本当は機構本部に出向くところを、機構さんの方から札幌に来ていただいて確認をさせていただきました。その時もきっぱりと、このことは進めるという意見でありましたので、期成会の話としては、今は期成会は残すということで話し合いはついております。ただし、この期成会が動く時には、機構並びにいろんな条件が大きく動く時には変えようと、動かそうということで、今は休んでいる状態だと思っております。それと、期成会の中でも先ほどから、私もあまり大きい声では言えませんけれども、町に対する経済的等々の影響がありますので、この 400 人、500 人、600 人と減るような事態が起きそうでありますので、それを止める手立てを考えていかなければならないということで、今、跡地利用を含めたことを考えているところであります。

質問 2番 横田喜世志

議長。

質問 2番 横田喜世志

どうも、機構はもうがんと、がんというか自分らの立場がありますからね。でも私たちにも立場があるんですよ。そこで、折り合いをつけるところは折り合いをつけようやというところが要るんじゃないんですかね。一方的な折り合いじゃなく。全医労さんが指摘している機能移転の問題点。ここに7点ほど抽出されております。1つは患者さんや家族が求める真の要望にこたえていない。これは先ほどから言っています。2つめは北海道に居住する筋ジストロフィー患者の専門病院が札幌に移転しても道内には1か所の専門病院であることには変わりない。現実に病床 120、そのまま札幌に移転。120 のままです。3点目、新築病院とされている北海道医療センター、この敷地に現在市立山の手養護学校があります。ここを今立ち退いてくれと言われているんです。その中で今、この学校を利用している生徒やPTAから声が上がっていますよね。って、言われている北海道医療センター、ようは場所が場所ですよ。八雲みたいに広くはないんですよ。そうすると、高層階の病棟になるわけですよ。その中で筋ジスの患者、八雲だと車椅子でどこにでも行ける状態なんですよ。それが高層階になった時にどうなるんですか。病棟から病棟に行く時に上下移動ですよ。仮にエレベーターがあっても上下移動ですよ。今は誰の手も借りずに隣の病棟に行けるんですよ。隣のお友達に会えるんですよ。それが上下になることによって1人で行けないかもしれないじゃないですか。車椅子って普通の患者の車椅子じゃないんですよ。筋ジスの車椅子なんですよ。5つ目、今八雲病院に勤めていらっしゃる職員の方でも移転先の病院には行けない人がいるんです。転勤できない人がいるんですよ。そういう人たちがどれだけいて、その人たちが職を失った時、どうするんですか。6つ目、そういう転勤出来ない職員がいない病院になるんですよ、新しい病院が。その時に一番困るのが重症心身障害者です。今まで慣れた看護師さんがお世話をしてきた分、環境の変化に敏感なんですから。この間、八雲病院に来て慣れるまでにも時間がかかっているんです。そういうのを機構の都合だけでやろうということには反対しなければならない。7つめは、医師や看護師確保なんてものはどこでも困っているんですよ。その部分で八雲総合病院だって困っているでしょう。どこに行ったって同じなんですよ。そういうことが同じ条件のはずなのに、何故移転が先にありきなのか。まあ、機能の移転は良いとしても、なんで八雲が廃止なのか。今私が言ったというよりも、全医労さんが出したこの7つの点を機構さんだって解消出来ていないはずですよ。こういうことを全面に出して交渉するという手を考えて、手立てを尽くしてほしいと思いますが。どうでしょうか。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

議長、町長。

答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)

今ですね、横田議員から考えてほしいということでありました。やはり私は最初から言っている通りですね、第一に考えるのは患者さん、そして家族の人たちが 2010 年よりこの札幌に誘致をしようと期成会を立ち上げ進んできたということを患者と患者家族の会の代表者から聞きました。町長は患者と患者の家族のことを考えているのかと言われた時にですね、やはり第一にここを考えなければならないだろうと。ただ、先ほどから横田議員がおっしゃるとおりですね、筋ジス 120 名、重身 120 名の中には八雲に残っていたいという声はお聞きしておりますので、その点については町も全面的に、機構さんの方には要望活動をしてまいりたいと思っております。

質問 2番 横田喜世志

議長。

質問 2番 横田喜世志

今のお答えの前に八雲病院もあることだしという言葉もありましたよね。八雲に、要は移転して八雲病院が廃止になって、八雲にどうしても残らければいけない患者のために八雲総合病院があるって言いましたよね。八雲総合病院で診るみたいな言い方しましたよね。そういう気があるんだったら、機構からこのまま譲り受けるという考えはないんですか。総合病院と違って黒字ですよ。そういう、これはあまりにも私個人的な意見ですけれども、そういういろいろな手立てを考えていってほしい。どうも今まで私が聞こえてくる中では、もう負けたという雰囲気というか、負けた、勝ったという話ではないんですが、どうも押されちゃっているという印象がありますので。何とか挽回をお願いしたいと思います。とりあえず1つ目はここまでとさせていただきたいと思います。

出典:八雲町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月10日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる