豊浦町議会 令和6年定例会12月会議 2024年12月12日
避難所施設等の維持管理について
2024年12月12日、豊浦町議会の一般質問で、大髙一敏議員が「避難所施設等の維持管理について」質問し、町長 杉谷佳昭、政策財政課主幹 武田貴博が答えました。
- 聞いた人
- 大髙一敏 議員
- 答えた人
- 町長 杉谷佳昭、政策財政課主幹 武田貴博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 大髙一敏
議長の許可をいただきましたので、これより一般質問を始めさせていただきたいと思います。一般質問に当たりまして、通告の1番と2番の避難所と避難道路は関連するところがありますので、行ったり来たりするかもしれませんが、通告に従って質問してまいりたいと思います。私が議員になったときに、豊浦町の地域防災計画を渡されまして、必死になって読みました。その中で、避難所、避難道路に関しましてちょっと違いがあるのかなというところがありまして、そういったところも質問をさせていただきたいと思います。通告にはありませんが、避難計画、防災計画に関しましては、豊浦町民の生命と身体と財産を守るという意味で行政の肝でありますし、皆さんは恐らく共通の認識をお持ちだというふうに私は思っておりますので、多少、通告からずれるかもしれませんが、答えられる範囲でお答えいただければと考えております。それでは、質問に移らせていただきます。まず、避難所施設等の維持管理についてお伺いいたします。避難施設は、ふだんはあまり使われることがなく、いざ使うとなると不具合が出る例が多々あります。いつの間にか劣化が進み、また、ふだん利用しない建物は傷みも早いものです。修理などの手当てをして使える建物、使えない建物があると思いますが、修理しないでおくと利用できる建物も利用できなくなる場合もあります。避難施設として、どこまでの利用と目的をお考えか、それぞれ伺います。まず、1点目として、避難所施設が老朽化しています。施設の維持管理マニュアルがあると思うが、現状と対策を伺います。2点目として、避難施設として豊浦神社、社務所があります。経年劣化も進んでいますが、避難施設、社務所、祭典、行事など目的を考えると建物の見直しが必要と考えます。3点目として、北部方面などが避難所として集会場を利用していますが、自治会の現状が会員数の減少、高齢化などと変化しており、行事などで集会所と神社を併設し管理と利便性をよくしたい考えもあるようです。一度、現状を確認する時期に来ていると思いますが、考えを伺います。
町の答え 町長 杉谷佳昭
避難所施設等の維持管理についてお答えいたします。1点目の避難所施設の維持管理についてですが、政策財政課で避難所として指定を行っている各施設の維持管理は各所管課で行っており、施設の状況として、災害避難所としての利用が難しい場合は政策財政課において避難所の指定から外しております。公共施設の維持、管理に係る方針は、公共施設等総合管理計画におきまして、維持、改修などの方針を定めております。避難所としての利用も公共施設維持、管理に係る方針に関する要素ではありますので、避難所としての機能も考慮した上で計画の見直しや改定を行ってまいります。2点目の豊浦神社や社務所の避難施設としての整備についてですが、豊浦神社の敷地内は災害時の緊急避難場所として当面の身の安全を確保する場所とさせていただいておりますが、避難生活を送る避難所としての指定は行っておりません。神社や社務所の維持、整備につきましては、神社の管理者の方に行っていただくものと考えております。3点目の集会所と神社を併設することについてですが、今年7月頃に北部方面自治会から、神社が老朽化してきていること、住宅地から離れた場所にあるため各種地域活動に参加しにくくなってきていることから、集会場近くの町有地に神社を移設したいと考えているとの相談がありました。これを受け、地域コミュニティーの維持、活性化につながることから、敷地分について有償貸与することは可能である旨を回答しており、現在は自治会で移設について協議中と聞いております。
議員の質問 1番 大髙一敏
避難所の関係で避難道路も含めてですが、防災計画は令和6年3月に作成されています。ただ、施行は平成26年4月1日ということでかなり年数がたっていると考えております。そういった中で、津波避難対策で令和4年9月30日に北海道知事がコメントをしております。内容に関しましては、津波が発生した場合、特に著しい津波被害が生じるおそれがあるため、津波避難対策を特別に強化すべき地域ということで、特別強化地域に道内39の市町村が指定されました。今後、その特別強化地域においては、津波避難施設の整備の促進、避難意識の周知、ハード・ソフト面での取組を推進することになっております。本町においては、防災対策推進地域、また、津波避難対策特別強化地域に令和4年に追加指定されていまして、6月17日に施行となっておりますけれども、能登半島の災害から避難所の形態が、避難する生活から日常と変わらない生活、こういった形に変わってきているのだなと私は感じ取っております。そういった中で、衛生面、例えば、お風呂やトイレなど、それぞれ課題が以前と今と違ってきているということが言われております。特にトイレにおきましては、今は洋式の水洗が普及していますので、和式はなじまないと思いますし、排泄物の処理、臭いに対する不快、衛生面、その悪化は生命に関わるとまで言われております。そういった中で、豊浦町の仮設トイレは用意することになっておりますが、おおむね20人に1基ということが今言われています。国の方針としまして、移動式トイレやマンホールトイレを考えていきたいということが言われております。こういった面に関しまして、防災担当としてどういった考えをお持ちか、伺いたいと思います。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
議員がお尋ねの避難所の衛生設備についてでございます。確かに、議員がおっしゃるとおり、衛生設備が十分設置されているかというと、そう言い難い部分はございます。トイレにつきましては、災害の中身にもよるのですけれども、例えば、水道が止まってしまったとか、水道管が破綻してしまったとか、様々な要因でトイレが使えなくなったことを想定しまして、簡易的な、かぶせて袋に入れて捨てることができるような衛生的な備品は取りそろえているところでございます。しかしながら、確かに、便器が和式のところもあるということで、防災面で考えますと、少なくとも町内の避難所はその要件を十分満たしているとは言い難いと捉えているところでございます。
議員の質問 1番 大髙一敏
今、衛生面が非常に大事だというふうに言われていますし、先ほど申しましたが、命に関わる部分ということになっております。豊浦町は、確かに仮設トイレは準備されていると思いますが、今、 実際に何基ぐらいが用意されているのか、また、協力業者は災害を想定してどういう形で何台用意するかという打合せが防災計画にあるのでしょうか、お尋ねしたいと思います。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
簡易的なトイレの備品につきましては、町として準備しているのは、まず、最大限の避難人数を収容した場合における1日分を備品としてストックしております。なぜ1日分かというと、2日目以降は関係機関からのプッシュでの支援、道や国からの支援がある程度想定されるところもありまして、1日分とさせていただいております。ただ、能登半島地震の例を見ますと、道路の寸断等があると、やはり1日分では足りないというところもございますので、今後は、1日分ではなく、3日分と日数を増やして備蓄することを考えております。また、仮設トイレについての民間事業者との協定でございますが、残念ながら、これを結んでいる事業者はございません。我々の力不足もあると思いますけれども、そういったところは充実を図る必要があるというふうに課題として捉えているところです。
議員の質問 1番 大髙一敏
先日、道議会の代表質問の中で移動式トイレが要望として挙がっていました。そういったものを各市町村に周知するようにといった通達もあったようです。もちろん、豊浦町はそういったことを受けて準備を進めていると思いますので、その辺はしっかりとやっていただきたいと考えています。次に、食事面に関してですが、これも能登半島の災害を受けて、先ほど申し上げたように、日常生活と変わらない形で避難生活を送っていただくということで、温かい食事を提供していくということも考えられているようです。キッチンカーなどですね。また、豊浦町におきましては炊き出しという形で準備しております。施設に関しましては5か所ほどです。ただ、津波被害を考えたときに、この5か所の中で使えるのは実際には2か所か3か所ぐらいかと私は考えております。というのは、礼文華、大岸に関しましては、生活館を予定していますので、生活館は浸水地域になるのでしょうけれども、そうなってくると、豊浦町本町にある給食センターであったり、生活館、中学校であったりです。ただ、生活館におきましては、一度確認してほしいのですが、実は排水が使えないのです。これは分っていると思うのですが、排水口がすごく小さくて、言うなれば、アリの穴にバケツで水を入れているようなものなのです。排水管がすぐに詰まってしまいます。老朽化しているということもあるのですが、そういったものをきちんと点検しながらいざというときに備えていただく、これが大事なことで、いざ炊き出しをやろうとして水回りが使えないのであればこれはもう何も意味をなさないわけですから、そういったところをきちんと点検していただきたいというふうに私は考えております。そういった中で、炊き出しの施設は一応用意してあるのですが、トラック等の配送車ですか、これが一応、豊浦町でかなりの台数を用意してあります。ただ、その車が使えるのかどうかは、私は分かりません。台数的には一応、防災計画の中で用意してありますが、そういった中で炊き出しの配送、そういったところはどういった車というか、いろいろ分けて出しているようですが、トラック何台とか乗用車25台とかと書かれていますけれども、どういった形で予定されているか、分かっている範囲でお願いします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
避難所への避難備蓄、避難物資の配送ということかと思います。これは、災害の種別にもよると思いますけれども、地震、津波、河川の洪水といった様々な災害に応じた避難所への備蓄品の配送が必要と捉えておりまして、その中では、建設課が所有して、町営バスで利用している大型のバスや大型の車両、職員が利用している公用車もフルに活用しての配達になると思うのですけれども、災害別に、この災害についてはこの車両で配送を行うといった細かい部分につきましてはまだまだ検討できていませんので、そこも今後の課題として我々は捉えております。
議員の質問 1番 大髙一敏
災害を特定しながらというのはなかなか難しいのですが、豊浦町において、ある程度は災害に対して特定できるのかなと私は思います。先ほど申し上げたように、まずは津波、そして、洪水の関係ですが、これはハザードマップがあります。このハザードマップも古いなと思いながら私は見ています。地震に関しましても、豊浦町は意外と岩盤が強いので、過去にはさほど大きな地震ということはなかったと思います。一番心配なのは、有珠山の火山脈がぽこっと内浦湾に出てきたときに、これは大変な被害になると思います。避難までに68分でしたでしょうか、そんなことでは収まらないぞと思いながら、災害というのは、いつ、どんな形で起こってくるか分かりません。そういった中で、津波、そして、洪水の関係、ハザードマップを見ますと、先ほど私は豊浦神社を避難所としてと申し上げましたが、これを調べてみたら、実はないのです。載っていなかったのです。豊浦神社は避難場所にならないのか、なぜなのかと思っていました。今申し上げた海岸線の海岸町の津波、またはベンベ川の洪水、これをハザードマップで見た中で、ここに住む町民が避難する場所として一番想定されるのは豊浦神社だと私は思うのです。もし違うのであれば、どこに避難するのか、これは避難経路が明確になっていないのです。ですから、避難経路がどういうふうになっているのか、その辺があるのであれば教えてください。なければ、私は突然質問したものですから、後でも構わないのですが、もしあれば教えてください。豊浦神社がベストだろうと思っています。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
避難場所としての豊浦神社の活用というところですけれども、我々の中では、今のところ、公共の施設の中で避難される方の収容はできるという想定がございますので、もしそういったところが難しいということであれば、神社、仏閣を避難所として指定するのは特に駄目だということはありませんので、管理者の方にご相談するということは考えられるかと思います。本町地区で言いますと、今のところ、小学校で、中学校も含めて、津波による最大の避難者数を791名と想定していまして、避難所での収容人数は817名を想定しているものですから、今ある避難所の中で収容できるのかなと捉えております。避難経路につきましては、主な避難経路や避難場所としての目標地点は我々のほうである程度考えているところはございますけれども、どちらかというと幹線道路を主な避難経路としていただいて、緊急避難場所につきましては、本町地区で言いますと、この間の避難訓練でも設定させていただきましたけれども、豊浦神社の敷地内や西教寺、高岡展望公園や車両センターを目指していただく形で避難訓練は行っております。
議員の質問 1番 大髙一敏
今出てきましたお寺は、私もいろいろ考えました。皆さんも目を閉じて考えていただきたいのですけれども、海岸町、特に虻田側の海岸線ですが、その方々が60分程度で避難すると考えたときに、車での避難はできるだけしないでくださいという話もあります。そういった中で、徒歩で避難をしたときに、例えば、駅前の坂を上っていくのか、または、役場のすぐ脇の坂を上っていくのか、もしくは、とわにーの坂を上っていくのか、それぐらいしか想定できないわけです。一番手っ取り早いのは先ほど申し上げた神社なわけです。これはベンベ川の洪水に対しても、また、津波に対しても有効な避難場所なわけです。さらに役場の坂を上っていくと、もちろん庁舎があります。もうちょっと大岸側に行くと西教寺、北海寺というお寺がありまして、これも避難所として使っていくことは有効だろうと私は思います。というのは、危険区域から外れているからです。そのように考えていくと限定されていくと思います。さらに、今おっしゃったように、小学校、中学校まで行くとなるとどうなのかなと思 っていたものですから、一時的な避難としてそこがベストなのだろうと思いますし、町民への周知に関しましても、取りあえず高台となると神社が一番の適所だと私は考えます。そういった意味で、どこに避難するかというのは災害計画の中で大事なところだと思います。計画というのは一番大事なので、この手元が狂ってしまうと、救える人命も救えなくなってきますので、計画はしっかりと組んでいただきたいと思っております。各都道府県の防災担当主幹から様々な事務連絡が来ております。そういった中で何点かありますけれども、災害時のキッチンカーであったり、炊き出しであったり、避難所となる学校体育館の空調設備は最近です。令和6年11月29日に来ていますので、そういった中でこれから予算を組むに当たって、何か計画的なものがあればお尋ねしたいと思います。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
国のほうから、特に石破総理大臣の所信表明演説におきまして、全ての避難所にスフィア基準と呼ばれる国際的な人道基準に沿った避難所整備をしていただきたいというお話もありまして、それに関する補助金の通知も各市町村に、そして、我々のほうにも届いています。おっしゃるとおり、キッチンカーやトイレの設備を充実させるものとして補助金の案内は来ております。届いたばかりということもありますし、財政的に特に大きな支出につながるところもありますので、こちらにつきましては課の中で協議を行った上で検討してまいりたいと思います。
議員の質問 1番 大髙一敏
まず、1点目の避難所施設等の維持管理については終わります。