みんなの議会

洞爺湖町議会 令和3年12月会議 2021年12月13日

中島散策路フットパスの整備取組について

2021年12月13日、洞爺湖町議会の一般質問で、大屋治議員が「中島散策路フットパスの整備取組について」質問し、観光振興課長 田仁孝志、産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也、農業振興課長 片岸明弘が答えました。

聞いた人
大屋治 議員
答えた人
観光振興課長 田仁孝志、産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也、農業振興課長 片岸明弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 大屋治

4番、大屋でございます。質問内容につきましては、観光産業に対する対策、それから2番目としましては、一次産業振興について、3番目にペット対策についてということで、3項目を質問させていただきますので、よろしくお願いします。まず、1番目に聞きます。洞爺湖中島の自然を回復するために、鹿の生息数は限りなくゼロに抑えるべく、現在取り組んでいるところです。中島湖の森博物館は、洞爺湖を取り巻く豊かな自然、そして、そこに生きる生物をテーマとした資料を展示するための施設として整備して、魅力ある博物館に今年4月にリニューアルしたところです。ところが、そこを訪れた方々から、野鳥のさえずりがほとんど聞こえてこないと指摘されているのはご存じでしょうか。また、自然感や季節感もないと言われています。コロナ禍で中島を訪れた人たちが少なかったのは紛れもないことでしょうが、せっかく整備した森林博物館なのに、評判はいまいちのようです。これからのコロナ禍後の滞在型観光に、一役も二役も担ってもらわねばならない施設なのに、なぜなのでしょうか。博物館内のパネル展示も不評でした。中島散策路コースとして、中島一周探検ルートとして洞爺湖有珠山ジオパークは設定しています。湖に浮かぶ中島の豊かな自然を堪能するコースとして期待されるわけですが、その中島散策路フットパスの整備取組についてお伺いいたします。

町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)

まず、新しく4月にオープンしました湖の森博物館、これの展示がいまいちであるというようなご指摘がございました。こちらについてですけれども、今年の4月末にオープンした中島湖の森博物館ですが、ジオパークの紹介が大きなテーマとなっております。火山活動による大地の変遷や中島形成の記憶、有珠山噴火の仕組みなども詳しく紹介しながら、火山活動を続ける有珠山との共生について学んだり、感じたりしていただける展示内容となってございます。さらに、中島の自然環境やフィールド散策情報などを紹介しまして、実際に散策路へ出てもらえるような展示構成となってございます。館内には、Wi-Fiの環境も整備をしまして、スマートフォンやタブレットなどでも情報を得ることができるよう整備をしたところでございます。また、次年度には、館内のスペースを利用しまして、世界遺産にも登録にもなりました縄文遺跡のパネル展なんかもちょっと計画をしながら、リピーター客にも新鮮な情報が提供できるよう、工夫を凝らしてまいりたいと考えております。また、中島の散策路でございますけれども、今年は、緊急事態宣言等によりまして、散策路の整備が若干遅くなりましたけれども、6月以降は2か月に一度程度、職員による散策路の草刈りや倒木処理を実施しております。また、洞爺湖風景林保護管理協議会主催によります外来種のアメリカオニアザミの駆除を実施いたしました。さらに、地域の有志によります環境整備なども実施したところで、議員からご指摘のありました散策路につきましては、整備を実施しまして、安全に歩ける散策路として開放をしてきたところでございます。以上でございます。

議員の質問 4番 大屋治

了解いたしました。これからさらに散策しやすいコースとして整備を進めていただくわけですが、私が3年前に行ったときも、カラマツコースということでコースありました。そこ、今年もたどってみましたら、何かいまいちなのですよね。それは、これから整備することなのでしょうけれども、それは何かといったら、広葉樹の樹木がないと。ほとんど、そのカラマツコースと言われるだけあって、針葉樹がコースを塞ぐような形で、足元が暗くなるくらい幼木がびっしり生えています。そういったことも、いろいろ対策を考えながら、安全で、しかも自然が感じられるようなコースにしていただきたいと思います。次に移ります。今年のシーズン中にも大波を受けて、プレジャーボート類が中島周辺の湖岸ぎりぎりを周遊するのを目の当たりにしております。当然のことながら、爆音も立てていると思われる。野鳥や岸辺の水生動植物に影響が懸念されます。水上バイクなどの周遊規制は、洞爺湖適正利用推進連絡協議会でも懸念事項と存じますが、どうして規制ができないのでしょうか。中島に上陸したりして、桟橋など工作物を設置する行為は規制するけれども、それ以外は利用者のモラルに依存するとは、あまりにも他人ごとではないでしょうか。そこで、以前にも質問させていただいておりますが、プレジャーボート類の中島湖岸への周遊規制についてお伺いいたします。

町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)

洞爺湖中島の湖岸の周遊規制についてでございます。こちらは、洞爺湖の利用につきましては、昨年8月に中島において無許可の違法桟橋の設置が発見されまして、その後、洞爺湖適正利用推進連絡協議会において、洞爺湖利用ルール&マナーガイドマニュアルを作成しました。今年の7月よりこのマニュアルを運用を開始したところでございます。8月のお盆時期には、湖畔パトロールを実施いたしまして、利用者にルールやマナーの徹底を周知するとともに、違法行為をしている利用者には注意喚起を行ってきたところでございます。また、11月には湖上パトロールを行いまして、無許可工作物がないかを確認を行っております。行ったところですが、中島には、違法工作物がないことを確認したところでございます。動力船の利用につきましては、まだルールやマナーが徹底されていない利用者がいたことから、管理団体に注意指導を行いながら運用してきたところでございます。特に中島周辺については、洞爺湖利用ルールガイドマニュアルで、中島には上陸しないこと、遊覧船航路には入らないこととしておりますが、まだ守られていない利用者も見受けられておりました。中島周辺の湖底には、希少な水草も生息が確認されていると聞いております。また、野鳥への影響も少なからずあるかと思っておりますので、環境保護のためにも、来年度には、ルールの改正も含め、見直しが必要であると認識しているところでございます。以上でございます。

議員の質問 4番 大屋治

今、担当課長のほうから説明がありましたように、洞爺湖適正利用推進連絡協議会のルール・マナーガイドマニュアルには、今課長がお話したようなことが載っています。その中、ちょっと特出したことがありましたので、ちょっと読み上げます。湖面利用のルールを守るということで、その中に、「暴走や見せびらかし行為をしてませんか」と。そして、あと「航行禁止区域、自粛区域を守っていますか」ということなのだけれども、今、課長からありましたように、来年以降については、その水草や野鳥のに対するいろいろな弊害を阻止するために、そういった禁止区域なり自粛水域を設定して、マナーを守ってもらおうということに取り組んでいくということですから、それに期待をしていきたいと思います。三つ目にいきます。当町は、有珠山の火山活動によって持たらされた雄大な地形や100年の歴史がある洞爺湖温泉を有する観光地であり、2008年に開催された北海道洞爺湖サミットや国内初のユネスコ世界ジオパークに認定された洞爺湖有珠山ジオパークに加え、今年は世界文化遺産に登録された北海道北東北縄文遺跡群の構成資産の一つで入江・高砂貝塚など、世界的にも高い評価と注目を集める地域資源や、自然景観等を背景としたいろいろな施設や運動場や歴史や文化並びに自然をテーマとした公園と、6月会議に7番議員、千葉議員から質問がありました洞爺湖ぐるっと彫刻公園、洞爺の自然を満喫できるキャンプ場もあります。支笏湖では、既存観光拠点の再生、高付加価値化推事業により、観光全体で地区の魅力と集力を高めるべく、観光の再生計画に取り組んでいます。再生計画は、千歳市が作成を指導し、湖畔の飲食施設にチップの活魚を展示する巨大水槽を設置し、地元商店街や宿泊施設の希望する業者には、店舗改修や客室改装などの使用を行い、4年後の宿泊客3割増を目指すのだという内容の報道がされました。当町には、国道が37号と230号が2本通っております。道道自動車道も通っており、今年度はJR洞爺駅にエレベーターも整備されました。今後は、洞爺地区のいこいの家並びに道の駅あぷたや夕日ヶ丘パークゴルフ場の整備が待たれるところですが、洞爺湖観光は通過型ではあってはならないのであります。8番議員から、要するに今野議員からも先般、世界遺産となった施設の完成いたしました。それら施設を最大に活用し、集客につながるべきではないかという趣旨の質問だったと思います。もう一度申し上げます。洞爺湖観光は、通過型であってはならないのであります。洞爺湖有珠山ジオパークの認定エリアの中心に広がる洞爺湖は、支笏洞爺国立公園のシンボルです。その中にある洞爺湖町の収益を高めるための施策である洞爺湖温泉の滞在型観光の取組についてお伺いいたします。

町の答え 観光振興課長 田仁孝志(観光振興課長は2025年9月まで)

ただいまの、洞爺の観光は通過型ではなく、滞在型観光に取り組むべきだという質問でございます。当町は、洞爺湖有珠山ジオパーク、入江・高砂貝塚の縄文遺跡、そして洞爺湖ぐるっと彫刻公園や洞爺湖芸術館など、自然と歴史、文化、芸術が調和し、またそれらを活用したアクティビティーも充実している地域でございます。今年、北海道で開催予定でしたアドベンチャートラベルワールドサミットは、残念ながらオンラインでの開催となりましたが、2023年には、再び北海道開催が内定したところでございます。アドベンチャートラベルとは、自然、異文化体験、アクティビティーの3要素のうち二つ以上を含む旅行のことであり、アフターコロナにおいては、非常に有効な旅行スタイル、旅行形態になるだろうと言われております。当町は、それらの資源を十分に兼ね備えており、今年も旅行会社を招聘しましたモニターツアーの実施など、魅力を伝えるよう取り組んでまいりました。今後も、貴重な観光資源を有効に活用し、魅力が伝わるよう情報発信を行いながら、長期滞在型への観光地へと変えていけるよう努めてまいります。また、当町は、以前からロングラン花火やイルミネーショントンネルなど、夜のイベントを多く実施しながら、宿泊につながるよう取組を行ってきたところでございます。当町のほか、ジオパークを構成しております西胆振の3市町にも、価値ある観光資源が点在しております。国の特別天然記念物にも指定されております昭和新山のある壮瞥町、第一次産業である海産物を新たな観光資源として取り組んで注目を浴びております豊浦町、当町と同じく世界遺産登録になった北黄金貝塚や歴史、文化の広がる伊達市などと連携を強化しながら、当エリア一帯を周遊して見ていただけるよう取組を行いながら、滞在型観光の促進を図ってまいりたいと思っております。以上です。

議員の質問 4番 大屋治

了解いたしました。先ほど来からほかの議員のほうからもお話がありましたけれども、いろいろ施設は、今もう充実しかかっています。本当に残すところ、あと僅かなのだろうと思います。自分の考えでは。あと、洞爺のいこいの家、あと夕日ヶ丘パークゴルフ場、それから、そこにある道の駅あぷた、それの整備が整えれば、大方の施設が整う形になるのでないかなと思います。今、課長から話がありましたように、他町村と連携しながら誘客に努めていきたい、要するに滞在型観光を目指していくということですから、今後も真摯に取り進めていただきたいと思います。次に質問を変えます。第一次産業の振興策についてということで質問させていただきます。当町の第一次産業の漁業並びに農業は、有珠山が定期的に噴火するたび、何らかの災害を被りました。しかし、噴火の恵みも、同時に享受しています。噴火湾沿いに発達したホタテ養殖事業は、当町漁業の根幹をなすものですが、ザラボヤの異常発生に伴う処理対策に加え、ホタテへい死が発生し、厳しい経営状況が続いています。先人の人たちの絶え間ない努力の結果でしょうが、有珠山が噴火する際、噴出する火山灰によって、大地は肥沃な農地へと転換してくれたおかげで、花和及び洞爺地区に見られるような高付加価値、高収益を上げられるような農業地帯になっております。さらに、国営の大原二期地区工事及び道営土地改良事業により、省力化高収益が見込まれる農業に邁進しているところです。さらには、根菜類の作付に対応できる農地の集約化、高度化を促進させるべく事業展開中です。本年は、少雨高温の異常な気象に見舞われた洞爺湖農業ですが、大きな被害は見られず、まずまずの年になるようです。一方、道東や日高沿岸に発生した赤潮は、その地区における漁業の甚大な被害を及ぼしたようです。当町のホタテへい死被害の現状についてお伺いいたします。

町の答え 産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也

当町のホタテのへい死被害の状況、現況でございます。ホタテのへい死につきましては、平成28年度から発生し、現在に至っておりますけれども、関係機関においていろいろ原因調査を行ってきましたが、はっきりとした原因は不明であります。令和3年度の養殖かご内のホタテの過密を避け、ホタテの耳吊り時期を早めるなど、養殖技術の改良に取り組み、3,500トンの漁獲を見込んでおり、令和2年度の、2,257トンと比較しても、徐々に回復傾向にあると期待をしているところでございます。

議員の質問 4番 大屋治

了解いたしました。何か聞くところによりますと、他のところでは赤潮だとかということで、大変被害を被りましたけれども、洞爺湖町においては、今言われた形で、まだ終息はしてないでしょうけれども、徐々にいい方向に向かっているということですので、期待はしております。それでは、次に移ります。安定した漁業及び農業経営の省力化、そして生産性の向上を図るべく、いろいろな整備事業を今日まで進めてきております。現在の従業者数を今後も維持するのは至難の技ですが、本年実施されている後継者対策の取組をお伺いいたします。

町の答え 農業振興課長 片岸明弘

今年度実施している後継者対策の取組についてということで、農業の関係、先にご説明申し上げたいと思います。洞爺湖町内で、若手農業者が組織しております団体は、農協青年部、ACとうや、えんプロジェクトが活動してございます。今の活動は、新型コロナウイルス感染症の影響により活動に制限がありまして、かなり苦慮している状況でございます。ACとうやでは、近隣市町村の施設やスマート農業に関する施設研修、野菜の直売会などを実施しているところでございます。今後は、昨年に引き続きまして、狩猟免許の講習の実施や道外視察を感染状況を見ながら計画をしていると聞いてございます。町といたしましては、講師の派遣など、情報の提供に当たっていきたいと考えてございます。それから、えんプロジェクトの活動でございます。緊急事態宣言によりまして、6月、9月の開催が中止となってしまいました。当初、7回の計画でございましたが、4回の開催となってしまいました。しかしながら、直接、最近では連絡ありまして、注文いただいているというふうに聞いてございます。町民の皆さんの認知度が向上されていると思ってございますので、引き続き支援をしていきたいと考えてございます。また、本年度より実施しております経営継承・発展等支援事業に取り組んでございます。本制度は、農業者の高齢化及び減少が進行する中、将来にわたって地域の農地利用等を担う形態を確保するため、家族農業経営を始めようとする担い手の経営を継承し、発展させる取組に、必要な経費100万円を上限に、国と地域が2分の1ずつ負担して支援をしていくという事業でございます。具体的には、新品種、新規作物の導入や販路拡大の取組、機械導入や法人化の経営、データ管理のソフト導入などの経費が対象となります。本年度、1名の方が父から経営を継承しまして経営を開始されましたので、経営規模拡大に伴いまして乾燥機の導入されております。当町では、後継者が数多くおられますので、経営継承時に新たな取組に必要な経費がある後継者には、継続して支援をしていきたいと考えてございます。以上です。

町の答え 産業振興課長兼新型コロナウイルス特別対策室長 原信也

漁業の後継者対策の取組についてでございます。当町の漁業は、ホタテ養殖業が中心となっておりまして、初期の設備投資に莫大な費用が必要となることから、新規に漁業を始めることは非常に難しい状況でございます。漁業を絶やさないためにも、やはり現在のホタテのへい死を乗り越え、ホタテの安定生産を図るとともに、ウニやナマコなどをつくり育てることで、安定した生産や収入が確保され、跡を継いでくれる後継者が育ってくるものと思っていますので、魅力ある漁業になるよう、漁協ととともに取り組むことが必要と考えております。以上です。

議員の質問 4番 大屋治

了解しました。観光産業について、第一次産業の農業、漁業は、本当に洞爺湖町の根幹をなす産業でございますので、お二方のそれぞれの課長の努力に対して心から敬意を表するものであります。ということで、第一次産業振興策についての質問を終了します。次に、3番目のペット対策についてということで質問させていただきます。

出典:洞爺湖町議会 令和3年12月会議 2021年12月13日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる