みんなの議会

洞爺湖町議会 令和2年3月会議 2020年3月9日

「町の防災備蓄計画は、洞爺湖町全域が7.2メートルの津波が押し寄せることを想定しているわけですが、そのようなときにも被害に遭わない場所に備蓄していた、適正に設置されているのか」

2020年3月9日、洞爺湖町議会の一般質問で、大屋治議員が質問し、企画防災課長 高橋秀明、副町長 遠藤秀男、町長 真屋敏春、産業振興課長 田所昭博、経済部参与 鈴木清隆が答えました。

聞いた人
大屋治 議員
答えた人
企画防災課長 高橋秀明、副町長 遠藤秀男、町長 真屋敏春、産業振興課長 田所昭博、経済部参与 鈴木清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 大屋治

次、行きます。町の防災備蓄計画は、洞爺湖町全域が7.2メートルの津波が押し寄せることを想定しているわけですが、そのようなときにも被害に遭わない場所に備蓄していた、適正に設置されているのかをお伺いいたします。

町の答え 企画防災課長 高橋秀明(企画防災課長は2020年3月まで)

洞爺湖町の防災備蓄計画については、地域防災計画に基づいた個別計画として、平成31年1月に策定したというところでございます。災害時の備蓄体制といたしましては、自助・共助・公助の考え方を基本といたしまして、実施するということとしているところでございます。備蓄施設の適正に配置されているのかというようなところでございますが、役場本庁舎の防災備蓄庫の標高が3.5メートルということになっておりまして、津波浸水想定区域に位置しているというところでございますが、津波以外の災害も想定しなければならないということから、防災備蓄品については1カ所に集中させることなく、リスク分散を考慮して今、備蓄しているというような状況でございます。以上でございます。

議員の質問 4番 大屋治

了解いたしました。2000年の噴火以来、あちこちで自然災害が発生しております。そういった中で、大切な防災備蓄品がまた災害に遭ったとき流されてしまったとか、使えなくなってしまったということがないような形で取り進めていきたいのと、今回、たまたま自然災害と言えるかどうかわかりませんけれども、皆さんマスクされているコロナウイルスの感染症につきましても、ある保険会社では災害と認定しなければいけないということも考えているところでありますけれども、そういった中でマスクや何かについても、十分な備蓄があってしかるべきでないのかなと。人口はたしか私ども、今、8,600人しかいないかもしれませんけれども、そういった津波だとか、有珠山噴火の災害だとか、あと豪雪になったり、そういったところの自然災害のリスクについて、十分なものが備えられているのか、その辺ちょっとお聞きしたいのです。

町の答え 企画防災課長 高橋秀明(企画防災課長は2020年3月まで)

まず、自然災害の部分については、地域防災計画に基づいた防災備蓄計画を策定しておりまして、そういう自然災害に向けて、どういうようなことで備蓄していくかというようなことが記されているところでございます。コロナウイルスの関係につきましては、感染症等の関係の計画の中でどういう備蓄をしていくかということが、また、ちょっと別なものになるとは思うのですけれども、町としてはまず自然災害に向けた防災備蓄計画を策定しまして、年次計画で順次そろえていくというようなことで考えているところでございまして、洞爺湖町の場合の避難で、一番避難が最も対象人口が多くなるというのが有珠山噴火の山頂を想定しておりまして、大体5,500人ぐらいが避難、最大でするのではないかということで、その計画の中で位置づけているところでございます。その中で、先ほど申し上げました家庭内で備蓄していただくとか、あとは流通で備蓄していただくこと、あとは行政のほうで備蓄しなければならないということで、自助・共助・公助の中で備蓄していくというようなことで考えているところでございます。以上でございます。

議員の質問 4番 大屋治

了解いたしました。次に、備蓄施設は、津波などの災害に遭遇しない場所に設置されたり、先ほどの本町保育所については移転計画をされているわけです。そこで洞爺湖町文化会館の跡地の利用計画は、前段で説明を受けてきた津波想定の区域外移転施設にはならないのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。

町の答え 企画防災課長 高橋秀明(企画防災課長は2020年3月まで)

洞爺湖町文化交流会館の跡地の部分でございます。あそこの地域は標高が3.5メートルと、最大で津波が来た場合は、影響が出る場所であるというところでございます。

議員の質問 4番 大屋治

ということは、その施設は通常ならば移転を考えなければいけない、そういう施設だったということでございますか。

町の答え 企画防災課長 高橋秀明(企画防災課長は2020年3月まで)

まず、そこの場所について、建物が建てられるか建てられないかというようなところでございますけれども、開発行為がまずできるとかできないとか、建物が建てられるかどうかというところの部分につきましては、先ほども議員おっしゃっておりました平成23年12月に、津波防災地域づくりに関する法律というのが施行されまして、その法律に基づいて津波災害特別警戒区域というのに指定された場合は、市町村の条例によって一定の開発行為及び建築等を制限するということができるというふうになっておりまして、北海道来においては特別警戒区域に指定されている市町村というのはございません。法律を受けて北海道としては、太平洋沿岸に係る津波浸水予想図の公表は実施していると、その中で町としてハザードマップというのをつくっているところでございますけれども、ハザードマップというのは、何かを制限したりするというということではなくて、そのような危険性がありますということを広く住民の皆さんに認識していただくということで、迅速に避難し、命を守っていただくということにつなげてもらうことを主な目的としているようなところでございます。

議員の質問 4番 大屋治

先ほどに話が戻るかもしれませんけれども、国土交通省はこんな指針を出しているわけですね、先ほど申し上げました。構造物で被害を防ぐことは、非現実的であるので、避難対策で人命だけでも確保することが重要である、そのように言っているのですけれども、それらと整合性がとれるのでしょうか。

町の答え 副町長 遠藤秀男(副町長は2021年3月まで)

できるだけ公共施設等については、災害の被害の及ばないところに設置する、建設するというのが理想かなと思ってございます。ただ、私ども今回、本町保育所につきましては、町有施設のうちでも特に生活弱者というのでしょうか、高齢者も含めて、また乳幼児等も含めまして、本当にそこの施設で長時間生活するそういう状況については、やはり被害の及ばないところに移転をする。そういう考えのもとで、本町保育所を入江保育所と統合して、新たに整備するというふうに考えたところでございます。それ以外の町有の施設につきましては、そういった条件とはなりませんので、現在のところ区域外への移転ということは、考えていないというところでございます。

議員の質問 4番 大屋治

今、津波のハザードマップや何かについてのご質問させていただいたわけなのですが、このハザードマップには、未曾有の震災を風化させず、後世にこの被害のすごさを伝えることが大事だということで書いてございます。この中にも書いてございます。そういったことと、先ほどの誰かが申していますそういった施設について、生活館を建てようとしているところについては、そういったことに当てはまらないのでしょうか。

町の答え 副町長 遠藤秀男(副町長は2021年3月まで)

できるだけ災害リスクというのは、避けなければいけないとは思ってございますが、やはりそこで地域のあり方、それらも考慮しながら進めていく必要があろうと思ってございます。もし災害が来る時に、本当に避難体制がとれないような状況なのか、また、それが非常に厳しい状況なのか、そういうことも考慮しながら、総合的に考えていかなければいけないというふうに思っているところでございます。

議員の質問 4番 大屋治

津波災害にちょっと戻りますけれども、津波は、今、千島海溝沖だとか、太平洋のそういった海溝でもって、大きな災害が発生することを今あちこちの新聞なり書物に載っているわけですけれども、そういったことを踏まえた中で今、来ないからいいのだと、そうではなくて、このハザードマップに書いてありますように、こういった災害を風化させずということでなっていますので、そういったことを考慮した中で、今、来なかったからいいのだと。将来にわたってどうなのだということを、ちょっとお聞きしたいのですが、たしか7.2メーター、洞爺湖町の7.2メーターの津波というのは、非常に大きな津波を想定しているのだと思います。3.5メーターか2メーターかもしれませんけれども、将来にわたって7.2メーターの津波は、今後も十分に発生し得ると。近い将来において発生し得るということで、いろいろな書物に書いてありますけれども、それらも全然考慮しないで、今、担当課長なり副町長がお話ししたような形で、住民がそこにオーケー出したからいいのだということにはならないような気がするのですけれども、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

津波災害の関係、そしてハザードマップとの関係でございますけれども、まずは高砂、あるいは本町、さらには入江、こちらのほうは全てハザードマップの中に、津波災害想定区域ということで記載をされております。私どものまちといたしましては、恐らくこの線路、JR室蘭線これから下のほうにつきましては、今、議員がおっしゃっていただいているような大型津波が来たときには、逆にすっぽり埋まってしまうだろうというふうに想定されます。それがために、今、避難計画・避難行動をとっている時には、まず、そういうふうな情報が発生した時には、その地域に住んでいる方々は、いち早く高いところに逃げていただきたい。それで、そのためには自助・公助・扶助こういうものを活用しながら多くの人、全ての人に高いところに逃げていただきたい。施設があるないではなくて、高いところに逃げていただきたいと、これを常日ごろ申しているところでございまして、そうすることによって命が救われる。東北大震災の時にもそうでございますが、何回も何回も高いところへ逃げる訓練をしていた、それが奏して、ある小学校の子供たちの命が救われたということもございます。いい先進事例がございます。そんなことから、私どもまずはハザードマップをハザードマップとして、こういうふうな津波災害の想定が起こり得る場所ですよ。だけれども、大きな津波が発生するときには、いち早く高いところへ逃げてください。これを今、住民の皆様とともに築き上げてまいりたいというふうに考えているところでございます。

議員の質問 4番 大屋治

了解いたしました。了解しましたけれども、おっしゃることはわかりますけれども、ただ、津波災害についてはしつこいのですけれども、人間の力ではどうしようもないと、できないこともあるのだということです。構築物だけ、要するに堤防だとかそういったものだけで対処はできない。要するに、今、町長のおっしゃるような形でいち早く逃げなければいけないということなのだけれども、津波の速度というのはそんなのんびりしたものではないと思うのですよ。ハザードマップ等にも示されたとおり、浅くなるに従って速度が速くなると、津波の速度が。ですから、そうなったとき遅い津波に対して後から大きな津波が来たら、それを追い返すような形で、さらに大きな被害になるということでございますので、そういった7.2メーター以内にある公共施設等については、また、そういった敷地等については、十分な配慮をいただきながら取り進めていただきたいと思います。次に移ります。ある新聞の大きめのコラムみたいなところに、こんなことが書かれてありました。官公庁の2019年の調査では、オーストラリア人は日本への旅行で1人当たり24万9,000円、中国人は21万3,000円を使う、ニセコ地域に集まる外国人富裕層、そのお金はニセコを飛び越え、さらに広範囲に広がっていると。洞爺湖町に2018年に開業した中国資本の高級ホテルは、冬期の宿泊客の1割はニセコ地域のスキー客を目当てにしていましたけれども、今期は昨年への 3割ふえたということでございます。ニセコは欧米人にも人気が高く、連携駅は多様な客の獲得が見込めると期待を膨らませている。官公庁によると、世界経済の減速など不安要素もありますが、ニセコ発展途上でまだまだ伸びると、シンガポールの開発業者の見方は強いとのことでございます。2016年、ニセコ地域からツアーが始まった千走川温泉旅館は、冬の間は月30名ほどの宿泊客でしたが、今は108人に激増したとのことでございます。一番の閑散期が一番の繁忙期になったと、顔をほころばせていると。人口840人ほどの島牧の村長は、事業はリスクと隣り合わせだが、人口減を前にして座して疲弊を待つのか、可能性に挑戦したいと話す。拡大するニセコ消費圏のそのチャンスをいかに洞爺湖町に引き寄せるかが、見えた行動を起こすときが来ていると言われているように気がします。ニセコや羊蹄山周辺からあふれたラフティング業者や開発業者が、洞爺湖や先ほどの島牧の千走側に向かっているのかと思います。ニセコは宿泊施設なども不足しているわけですから、洞爺湖温泉は適正なアピールしていくことが必要と存じます。本題に入ります。道の駅は、言わずと知れた国土交通省の大ヒット商品と言われています。今の道の駅あぷたの整備計画を本気で検討するときが来ていると思いますが、いかがなものなのでしょうか。

町の答え 産業振興課長 田所昭博(産業振興課長は2020年12月まで)

道の駅あぷたにつきましては、平成17年8月10日、91番目として道の駅に登録された施設でございます。議員おっしゃるとおり、以前から施設自体が手狭であるということは言われていますが、出店者の方々のご努力で年間1億円以上の売り上げがあります。この施設につきましても、平成26年度に道の駅あぷた、トレールセンター両施設の屋根・外壁の塗装をし、施設を良好に維持していると考えております。また、平成29年度にはトイレの洋式化を行っております。町としましては、施設の長寿命化を図り、現施設を活用しながら将来整備について、引き続き検討をしてまいりたいと考えております。

議員の質問 4番 大屋治

道の駅あぷたにつきましては、今の産業振興課長のほうからお話があったような形で、今後とも前向きに取り進めていただきたいと思います。それとあわせて、近くにパークゴルフ場があるわけですけれども、昨年来から体協の関係団体のところから、何とか今27ホールしかないものを36に仕上げてもらいたいと。そうしないと、地元で適正な大会ができないので、何とか36になるようにということで言われていますけれども、それらの整備についてはどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。

町の答え 経済部参与 鈴木清隆(経済部参与は2020年3月まで)

夕日ケ丘パークゴルフ場でございます。平成12年に整備され、現在、27ホール、パー99、延長1,160メートルのコースになっているところであります。議員おっしゃるとおり、3コース、9ホールごとの三つのコースにはなっておりますけれども、現在のこの利用状況をまずちょっとお知らせしていきたいと思います。平成26年度においては、1万6,161人の利用がありましたが、令和元年度においては8,906人という形で、現在、ちょっと減少はしているところであります。ただ、この部分が27ホールである部分で、お客様が減っているという部分ではないのではないかと見ているところであります。議員は、以前30年の9月の会議においても、パー27ではなく36でということでのご意見をいただいて、私どももその後、周辺の私有地等の所有者にお話をさせていただいたところです。また、議員に対しても検討してまいるという形の中で動いてきたところですけれども、所有者の方のご理解が得られない中で、現在の部分ではふやすことが難しいとの現状です。ただ、今、夕日ケ丘パークゴルフ場の横に隣接しています歴史公園でありますけれども、そちらには今現在はアイヌ民族慰霊碑や、2000年有珠山噴火災害により犠牲になったペットを慰霊するモニュメント、また馬頭観音がございますけれども、利用する用地が一部ございますので、新しいコースができないかどうか、そうした部分を増設できるかどうかということなのですけれども、指定管理者でありますグリーンステイ洞爺湖やそこの担当整備員とお話をしながら、現在、検討しているところでありまして、少しでも多くの方が楽しんで利用していただけるような整備に、今後も努めてまいりたいと考えております。

議員の質問 4番 大屋治

了解いたしました。鈴木参与につきましては、長い間、洞爺湖温泉の美化、花や何か大変整備されまして、きれいなまちになったと、私は感心しているところです。それから、またフットパスや何かの整備につきましても、みずからチエンソーを担いで整備に当たって、本当に忙しい中でパークゴルフ場の整備までお願いするのは、大変心苦しいのでありますけれども、今後とももう一踏ん張り、もう二踏ん張り頑張っていただいて、パークゴルフの整備だとかフットパスの整備等にも力を注いでいただきたいと思います。これで質問終わります。

出典:洞爺湖町議会 令和2年3月会議 2020年3月9日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる