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斜里町議会 令和4年12月会議 2022年12月14日

一般廃棄物処理計画について

2022年12月14日、斜里町議会の一般質問で、金盛典夫議員が「一般廃棄物処理計画について」質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
金盛典夫 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 金盛典夫

私は、一般廃棄物処理計画について、の質問をさせていただきます。大きくは2点、一般廃棄物、一般ごみ、生ごみに関しますけれども、内容は相互に関連しますが、便宜的に二つに分けて質問させていただきたいと思います。まず、一般廃棄物処理事業について、今広域化による令和10年度稼働を目指して1市4町と協議中であるということでありますが、そこで次の2点について、町長の所見を伺います。まず1点目は、一般ごみの処理について、広域事業による一般ごみの処理は焼却方式が有力視されていると思います。その場合、最終処分場の延命を図るため極力焼却残渣を残さない方式、例えば、灰溶融施設の併設、または、低炭素シャフトの採用などを検討する必要があるのではないかと考えますが、町長の所見を伺います。この場合、焼却炉といっても一番技術的に安定していると言われているストーカー式を採用した場合、かなり焼却残渣が残る。つまり30%は残ると言われておりますので、そういったことを考慮して対策が必要ではないかという意味でございます。また、生ごみの処理についてでありますけれども、これについては3点ほどございますが、一つは広域化によって一般ごみを、仮に町外で処分するということになりますと、現在みらいあーるの資源化施設が不要になるのではないかと思われます。ここの施設は14億円を投じた巨額の投資をした施設であります。この耐用年数からして15年程度の使用でそのあと不使用ということでは、費用対効果という意味で膨大な無駄を生じさせるということにもなりかねない、そういった心配もされるわけであります。例えば、資源化施設を利用した生ごみ処理の検討というのは必要ではないかと思いますが、これについて町長の所見を伺います。また、生ごみの加水分解、現在一般ごみについては高温高圧処理をしているわけでありますけれども、この生ごみについても、これは可能であると思っております。ただし生ごみについては80%が水分であると言われておりますので、固形物はほとんど残らないかもしれません。しかしその分、水分がかなり大量に発生すると思われます。そうしますとこの利用について浄化槽で浄化して公有水面に流すということも一つの方法とは思いますけれども、今の斜里町が進めている資源化という観点からすれば、これを液肥として資源化していくということも考えられると思いますが、それについての町長の所見を伺います。三つ目には、資源化施設を利用した生ごみ、資源化施設を利用したとした場合、生ごみ処理が施設で分解処理したとすればいろいろな形で利点があると思います。例えば、この生ごみについても広域化であるとすれば、そこまでの運搬賃が掛かるわけです。特にこの斜里町の場合は生ごみの割合が非常に大きい。一般ごみとほぼ変わらない。それに近いだけの生ごみの量が発生しているわけでありますから、それに係る運搬費、当然そのCO2はNOxも排出するといったことも考えられるし、また、焼却するにあたってもちろん事前効果というのはあるわけですけれども、化石燃料を大量に使うということも考えられる、そういったさまざまなことを考えると生ごみについては資源化という意味を含めて、地元で処理をするのは非常に有利であると思いますが、これについての町長の所見を伺います。

答弁 町長 馬場

金盛議員の、一般廃棄物処理計画について、のご質問にお答えいたします。まず、1項目めの、一般ごみの処理についてですが、広域による一般ごみの処理については、議員ご指摘のとおり焼却方式を念頭に検討を進めているところですが、その心臓部ともいえる炉の形式については、現在のところまだ定めてはおりません。今年度、広域の担当者により焼却炉メーカー5社を招き勉強会を実施しましたが、メーカーによりさまざまな炉の形式があると認識しているところであります。今後、検討を進めていく中で、議員のご指摘のとおり焼却灰の発生量が少なく、地域のごみ質にもあって経済性等もすぐれた炉の選定について、進めてまいりたいと考えております。次に、2項目めの、生ごみの処理についてお答えします。議員のご質問は、広域化後の資源化施設の有効活用等の提案と受け止めました。そのうえでまず1点目の、資源化施設の後利用についてですが、現在のところ資源化施設内の浸出水処理施設は、2期目最終処分場の浸出水処理施設として活用するほか、現在屋外で処理をしている粗大ごみの破砕を資源化施設内で実施し、水分を含まない状態で広域処理施設に持ち込みたいと考えております。したがって、不要になるとは考えておりません。2点目の、生ごみの高温高圧処理については、加水分解処理を行うことで液肥が発生する技術については認識しておりますが、現在の高温高圧処理施設は、可燃物を粉体として取り出す施設で、液体として安定的に取り出すには相当の改造が必要であることから、液肥を製造することは検討しておらず、従って農地還元の試験研究についても考えておりません。3点目の、ゼロカーボン上の利点についてですが、資源化施設を活用した生ごみの処理は、重油ボイラーを稼働し続けて加水分解を行う必要があるため、二酸化炭素排出量は現状の堆肥化処理より増加すると考えられます。一方、広域による焼却処理を行う場合においても、施設においては着火の際に化石燃料を使用しますが、その後、基本的には空気量の調整で燃焼をし続けることができるため、運搬の燃料使用量を加味したとしても、これに比較しての利点は少ないものと考えていることを申し上げ、金盛議員への答弁といたします。

質問 金盛典夫

まず、広域事業で進めるということについてはさまざまな難しいやり方、難しさというのがあると思います。単独の町で進めるということとは違った、いろいろな協議が必要でありますから、その辺の調整については大変な苦労が必要だろうと私も思っております。ただ現状の処理の方法については、特に1市4町が町々でばらばらに行われている、特に今有力視されている焼却方式については、この1市4町では実施されているところがないと私は理解しております。清里町は、ここに入っていませんので、ほとんど埋め立て方式、生ごみについても埋め立てをしているところもある。非堆肥化をしているとこもあるけれども、生ごみを埋め立てしているところもあるという状況にあって、斜里町と同じ考え方でやっているところは非常に少ない、むしろ少ないと言ってもいいくらい、その中で調整をするという大変厳しいものがあると思います。しかし、たとえそうであったとしても、まず基本的に斜里町はどういう町であるのか、どういう町を目指しているのか、これをしっかりと各市町に訴えていく必要があると思います。言うまでもなく斜里町は昭和46年から、みどりと人間の調和を求めて、ずっと一貫して基本理念を持ち続けてきております。第7次でどういう理念を求めるかわかりませんが、少なくとも第6次まではこれを継承してきた。また、環境自治体もしているわけであります。斜里町がこの設立のきっかけをつくった一つでもありますけれども、そして、また循環型社会、低公害、ゼロカーボン、これは時代の求めるところであります。これは今やっていることについても、どんどん見直しをかけて、さらにこれに近づけていく、循環型社会、低公害、ゼロカーボンに近づけていく、そういう方向に向かっていると、これは疑いのない事実です。なので、特にこの廃棄物処理に関しては、このことをしっかりと認識した、認識といいましょうか、位置づけしたうえで協議の場に臨む必要がある。当然そうである以上は我々自身も、斜里町の考え方も処理方式をどういう形が望ましいのか。斜里町のごみ処理に合わせてどういう形が望ましいのか。今の循環型社会、あるいは低公害、ゼロカーボン、そういったものを目指して、基本理念を目指していくためにはどういったことが望ましい、これをまず押さえる必要があるのではないかと思いますが、町長その辺についてはどうお考えでしょうか。

答弁 町長 馬場

いろいろ広域の処理にあたって斜里町の協議に臨む姿勢、一緒に参画する姿勢というのをいえるかもしれません。それについてどう考えるのかというお尋ねかと思います。最初に焼却方式が言われているだろうが、どこもやっていることはないというお話でしたけれども、大空町は焼却方式でやっております。それが違いますので、あとはそれぞれの現状の中で、どういう方式がいいのかということを持ち寄りながら、また、さまざまな知見を集結しながら検討をしていこうという話になっております。そして私どもの町、みどりと人間の調和を求めて、さらには環境自治体会議、こういった姿勢が変わるものではありません。この広域の処理方式にあたっても、どれだけ環境を意識した方式をとれるのかということでありますし、また、それを意識する以前に環境省の交付金、これを活用せざるを得ないと私は思っております。そう考えたときに、そこに合致しないものは基本的に受け入れられないということになりますので、その時点ではっきり言ってハードルがあるでしょうと私は思っております。また、どういうのが望ましいかという意味では、今も申し上げたとおり、そこにしっかりと適うやり方をしていく。そのために可能性はまだつながりきっていないのですけれども、いろいろなこの方式、焼却でいけるのかいけないのか、生ごみで、そういうことも含めて、今詰めをしながら最終的な方式を定めていこう、それぞれのこれまで向き合ってきた町民、あるいは市民の感覚はみんな一様ではないということがよくわかりました。そういう中で合わせていくということは、合わせていかなければならないのですが非常に大変ではありますけれども、長いスパンで、それを乗り越えていかなければならないのだろうと思います。私は意見交換をする中で、強く感じたところでございます。

質問 金盛典夫

大空町の焼却方式を私失念しておりました。それで、この斜里町の基本理念、あるいは時代の要請に合わせて、もう一つ大事なことは、こういった施設はかなり高額の費用を伴うわけであり、多額の投資が必要なわけであります。そこで基本的に考えなければいけないのは、最少の経費で最大の効果、これも合わせて求めなければいけない。もちろんその技術的な問題もあります。それから経済性の問題もあり、そういったことを含めながら先ほどの基本理念を合わせて、さらにその最少の経費で最大の効果、これも兼ね合わせながら考えていくと大変難しい問題があると思います。そしてまた技術的な問題の中では、特に今最終処分場、これはどこの地域でも自治体でも困っている。多分斜里町、これだけ面積があったとしてもそう潤沢に最終処分場を求められる状況にはない。これも、今のみらいあーるを設置するときもすでにそういうことを経験してきているわけであります。最終処分場のこれからの在り方を考えていくと、やはり今の以久科清掃センター、あれは閉鎖してまだ廃止できない。閉鎖をしているけど廃止できない。ああいう状態でずっと続けていくということになり得ないのだろうと。確か今の計画の中では最終処分場の屋根つきの処分場も検討の中に入っているようですから、ぜひそういったことも含めて考える。屋根をつけるというのは確かに経費が掛かるわけですけれども、しかし、その面積を縮小するだとか後々の管理体制、そういったものを長期にわたる維持管理を含めて考えれば、場合によっては屋根つきの最終処分場も必要になってくるのではないかという気がするわけです。そうしますと焼却方式のやり方によって焼却残渣が30%になるのか、10%程度で収まるのか、あるいは飛灰だけ最終処分場に持っていけばいいかということが計算されていかなければいけない。そういったことも合わせて経済性、あるいは最小の経費で最大の効果ということを求めていかなければいけないと思うわけですけれども、その辺についての考えはいかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

1点、屋根つき云々、最終処分場のこれについて今検討しているとかというそういう部分も含めて、とにかくコストをいかに下げるかということが、私たちも身に染みて感じております。ですから先ほど時代の要請という意味でゼロカーボンだとかお話、少し私そこの話ししましたけれども、当然それも意識していかなければなりませんし、灰ができるだけ最小になるような、そういう焼却方式であれば考えも本当に当然だと思います。私ども電気料も含めてさまざまなコストがかかっているごみ処理施設だと思っております。これをいかに節減できるかということが、斜里町財政にとっても大きな要素であるという認識は強く私も思っていますし、原課も思っていますので、それを踏まえた選択をしっかりとやっていくことが大事だと思います。そういう意味では金盛議員のお考えといいますか、同感でございますので、一緒になって意識を持ってあたっていきたいと考えているところでございます。

質問 金盛典夫

確かに焼却残渣、さらに灰溶融施設で恐らくメタン化していく、その搬路の問題もありますから簡単ではないと思います。しかし、今かなり実験など進んでいて、実際道路の路盤材として使ってみたり、あるいは魚礁の材料に使ってみたり、セメントの材料に、いろいろな使い方が試行されているということですから、残りの飛灰だけでかなり縮小されるという方式も今あるようでございますので、ぜひその辺も検討すべきだろうと思います。もう1点、最少の経費で最大の効果ということでありますけれども、今後についてはもちろんそれを検討、十分考えなければいけないわけです。一部の施設についても27億円の投資をした、資源化施設だけでも14億円の投資をしているわけであります。これが15年程度で終わり、令和10年から新しい施設を稼働するとすれば、あまり長い期間使えないわけです。粗大ごみの破砕施設として活用する、それも一つの方法だと思います。今、外でやるより中でやるというのは、これは必要なことだと思いますから、そのこと自体はいいわけですけれども、しかし今の資源化施設を高温高圧で分子化して、そして資源化をするということを目的につくった施設であります。今後の中では液肥をつくるためにはもう相当改良しなければいけない、今のままでは使えない、そういうお話でした。しかし高温高圧のタンク自体、釜はもともとの生ごみ処理でスタートしたはずです。一般ごみについてあまり実例はなかったと思うのです。生ごみではかなり実績があって、それでの利用の仕方というのは、ほかの民間とかもかなりあると思います。行政、自治体ではあまりないかもしれませんけれども、そういうことからすれば多少の改善、改良は必要かもしれません。全く使えないという状態ではない、私はそういうものを資源化するという意味での14億円の投資だと、粗大ごみ破砕するための14億円ということは効率的にも、金の使い方として私は適切ではないと思いますが、町長いかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

今、確かにそのように見ていくと14億円を掛けたものが15年程度で終わるということは、もったいないということだとおっしゃっていると理解するのですが、そもそもどうしてこの施設を使えないかといいますか、十分稼働させられないかというのは生成物の利活用の部分で行き詰まりがある、これが当初描いていたようにはならなかったということが大きなポイントです。それが可能であれば継続していく道もありましたし、またそれと並行してにらみながら広域ということも考えていくことはできたのですが、まずこのまま継続することがさらにコストをかけていくことにつながっていくのだということだと私は思っています。ですから、ここで終わってしまうのはもったいないというのは、まさにそのとおりです。これを続けていくことによってさらなる費用を掛けて、そしてかつ液肥という意味ではほかではあるのでしょうけれども、あの施設を改修して液肥というのは、私たちはこうなると思わないで多分町としてはこのシステムを導入したわけですけれども、結果的に生ごみでは実績があったというお話しました。一般ごみでは白老に続いて二番目であった、そういう中で、それでもチャレンジをした結果としてこのようになってしまいました。そういうこれまでの経過を踏まえますと、やはり新しいものにチャレンジしていくというのは非常に心理的にも物理的にも私はハードルが高いと思っております。そこにはなかなか踏み込めないというのがこれまでやってきた実績をもとにした一つの方向性だと捉えております。

質問 金盛典夫

確かに一般ごみについては期待する成果は得られなかった。要するに生成物が有価物として市場に流通させることができなかった。そういうことは事実があって改善の方法はないと、機械そのものが駄目だったわけではないです。製品が処理できなかったという意味であそこを使えなかったということなので、私は確かに一般ごみ、あそこで資源化するというのは無理なのだろうと、今の状態だとか技術が発達進歩すれば可能かもしれませんけれども、今のところはまだそういう状況ではないということになりますと一般ごみの資源化については諦めざるを得ない。したがって焼却方式もやむを得ないと私も思っています。市からは、そのあとどうするのかというそういう議論をしているわけですけれども、そこで生ごみが堆肥化、これもいろいろ問題があると、計画書でも言われているように臭いのせいだと思います。汚い、臭い、そのほか給料が安いというのがあるかもしれませんが、若い人が定着しない、入ったとしてもすぐ辞めてしまうという状況が続いているのは、やはり施設の状態によるものだろうという気がするわけです。当初、乾燥した状態で皆さん当時視察をして、そういう理解でスタートしたはずなのだけれども、結果的にはそうならなかった。いろいろ理由はあるのでしょうけれども、それを今言ってもしょうがないのです。まず生ごみについても今の堆肥化は難しい、続けられないという前提、片方であると。一般ごみも使わない、そうすると資源化施設をどう使うかという、今議論をしているわけです。そのために液肥を取り出すことが目的ではないのです。私は言っているわけではないのです。大量に出るだろうと、その場合の処理の仕方として液肥としての活用方法もあるのではないかということで、固形物では生ごみはほとんど量的には期待できませんから、それはまず無理だ、必要ないと考える人もいないと思いますけれども液が出るだろうと、そのためには一定の調査研究をする必要があるのではないかということなのです。今、町長は改良するための経費が膨大に掛かると、私はそうは思えないのです。それから実際やったとしても効果が使えるものができるかどうかということもわからない。それは今の段階でそうだと思います。それをしっかりと調査研究する必要があるのではないかというのは、私の質問の趣旨ですから、その辺についてお答えをいただきたい。

答弁 町長 馬場

まず今の資源化施設、これもいろいろやっていく中で課題も起きております。そういった中で基本的には1社に、施設を導入した企業に運営をある意味で委ねている。これは直接でありますけれども、JVでそこに委ねながらやっております。さまざまな改善についてもなかなか思うようにいっていない中で生成物をつくるのですら、なかなかこの改善というのでしょうか、そこにもためらいというのか、正直もどかしさを感じていたところです。それを違う方式にすることによって果たして研究といいながら受けられるものかとなったときに相当厳しいものがあるのではないか、相談もしてないですから、それは何とも言えない話かもしれません。私の提案に対して受けた印象はそういうものでございます。どこまで調査研究するべきか、これについては生ごみ、今室内で生ごみを堆肥化しているわけですけれども、これも継続をするか否か、正直未知数です。最終的に広域で一般ごみだけを焼却するのか、生ごみも一緒にするのか、別なのかというところはまだ定まっておりません。その辺の推移も見据えながらやっていくことかと思っています。せっかくご提案をいただいた部分ですので、メーカーに対してはこの辺について可能性はどうなのか、そういうことは確認をしながらすることはやぶさかではないと思いますので、その中での研究というのでしょうか、それはできるかと思います。

質問 金盛典夫

調査研究に踏み込むことには少し逡巡をされているようですけれども、今の状態で請負業者にやれといってもなかなかそういう知識も技術もないと思うのです。私はそこを言っているわけではないのです。執行側、行政の中でもそういう専門職がいるかというといないわけですから、だからここでやることは少し無理だと思います。それをそういう中で、しかし、いろいろな情報が出されているわけです。ネットで引けばかなりの数そういうのが出て、実際に使用している。そういう検証がいろいろなところに紹介されて、それから言えば使っている機械を納入した業者もそれなりの専門的な知識や技術を持っていたはずですから、今うまくいってないというのは製品が販売できないということで、生成物そのものは予定どおりつくれているわけですから、生成物そのもの。例えばどんなことでしょうか。

答弁 町長 馬場

生成物はやはり塩素濃度の問題で、そこは大丈夫だというところから始まっているのです。もちろんバイオボイラというものにしてということがありましたけれども、そういう全体のシステムの中で循環型という仕組みができる。そういう売りで提案をして導入をしたにもかかわらず、そのサイクルが回らないことに対して手を打っていなかったという意味では、なかなかそこは難しいのではないかというのが正直な気持ちです。それから調査研究、自分たちでできるのはまさに専門家でありませんので、それはなかなか難しいですけれども、今、難しいですのでやれと言ってもなかなかできませんが、一方、今精力的にこの広域でどうするかという、この部分にやはり重点を置かざるを得ないということでございます。まずはその中で今後について、先ほども言いましたように不確定要素もございますので、そんな中で必要に応じて考えていくということが現実的なことではないかと私は思っているところでございます。

質問 金盛典夫

塩素の問題ということで、これは最初から問題になっていることで、改めてそれがおかしいだとか、そういうことを私は言っているわけではないのです。つまり製造過程での何か異常があった、不具合があったということではなく、それではでき上がったものが製造を抜け出せなくて商品として販売できない、そのことが問題なのだと。これは私も十分わかっています。しかし、高温高圧で分子分解して固形物だったり粉体であったり、そういうところまではきちんとできているわけですから、水も出るし、そのことは全然問題ないと。仮にそれを、固形物を分解する方式から生ごみを処理するにあたって、今の機械がそのまま使えるかどうかというこれはやはり専門家に聞いてみないとわからない、メーカーに聞いてないとわからないところがあるけれども、基本的に構造そのものは一般ごみであれ、生ごみであれ、使えることになっているはずなのです。そういうものとしてできているはずなのです。そういったことの確認を含めて生成物、それから水であるなど固形物であるかもしれませんけれども、そういった利用についての調査研究をしっかりする必要があるのではないか、そういうことを申し上げているのです。

答弁 町長 馬場

繰り返しになりますけれども、塩素濃度が多いのはもう最初からわかり切っていたことだと、確かにそうです。しかしそれを前提にしながら、システムは回るということを前提に提示してきているのです、メーカーが。そこに斜里町が乗っかったということですから、それがかなわないのに、それは完全にきちんとできているのだからいいのだという、私はその論議にはなかなかストンとはいかないというのが正直です。そういう中で本当に、液肥という一つの生ごみを別の方式で、この資源化施設を使うことでうまく回れば、それも一つの方法だとは思います。一方で、それをすることによって、答弁でもお話ししたかと思いますけれども、当然、自燃式でできた生成物も含めてバイオボイラは燃料としていたわけです。その部分がなくなったら結局は脱炭素ではありませんけれども、別のものを増やして高圧処理をしなければならないだとか、さまざまな今考えられることだけでもいろいろあるものですから、なかなか今ストンとできるかという話にはなりにくいのかと思います。ただ、これだけは言えるかと思うのは、メーカーに対して仮にこのような生ごみ処理をして液肥等にするということを考えたときに、可能なのかということは聞くことはありかと思います。もったいないもったいないと言いますけれども、これまで相当の改修費等々もかかっています。だから単純に2社の14億円、これだけでもったいないということを言ってはいられないと思いますので、今後の稼働も含めて全体で、まさに最小の経費、最大の効果を常に意識してやっていくことが大事だろうと思っています。そういうしっかりした方針で臨むというアドバイスについては、真摯に受け止めながら臨ませていただきたいと思います。

質問 金盛典夫

塩素の問題を私今ここで繰り返して言うつもりはないのですけれども、一般ごみにも含まれる塩化ビニール、あそこも大量に入るから出るわけです。塩化ビニール、家庭から排出される、事業系から排出される塩化ビニール、一般ごみに大量に含まれるからそこに残ってしまうわけで、生ごみはそれがないわけですから、そういったことの質の違いがまずあるわけです。私は生ごみのどうかと言っている中では、果たして液肥が使えるかどうかという部分は問題がありますけれども、肥料としてなるかどうかというような問題がありますけれども、塩素が含まれるから少し駄目なのだという考えは全く持ってないのです。それともったいないという、単にもったいないということではなくて具体的に14億円かけて建って15年。それで、その機能を終わらせるということは果たしていいのかどうかということを言っているのです。38年、鉄筋コンクリートのああいう施設については、耐用年数は一応財務省の区分では38年間使えるということになっているわけですから、それ以上使えるかもしれないし、部品を取り換えなければいけないかもしれない。全部が全部38年ということではないかもしれないけれども、少なくとも一般的に機能して、そこで考えられるのは、38年間は使えるという前提で考えなければいけない。それを15年でやめてしまうと。ほかの転用を使うにしても、粗大ごみの破砕施設に使うと、これは少しどうなのだと思います。もし生ごみを資源化施設で再利用できるのであれば、なお、粗大ごみは今の堆肥化施設で破砕できるわけですから、そういう使い方をすればあまり改良、改善をしなくてもすむのでないかなと思うのです。しかし今の、あまりわきにそれると話がこんらがってしまいますので、私は今資源化施設、それが一般ごみではなくて生ごみに変わるという形で、少なくとも使えるか使えないか、それをしっかりと調べておく、メーカーや専門家の意見を聞きながら調べる、そのうえで判断をする。そして生ごみは広域化で処理するか地元で処理したほうがいいのか、それが斜里町の基本理念に沿うものなのか。今の環境に関わる、時代の要請にこたえられる方法なのかどうか、それが政治的な判断になってくると思うのですが、町長そう思いませんか。

答弁 町長 馬場

理念に沿うかという意味では、それに沿わないものは基本的にできないと私は思っています。それからプラがなければ塩素濃度の問題はないでしょうと言うけれども、生ごみで生成物をつくるわけではないです。液肥をつくると言っているのですよね。燃やすものをつくるわけではないですから、それを一緒になってお話しするのは少し違うのではないかと私は感じました。それから38年、これは上屋です、建物の耐用年数です。中の釜等々はそんなにもたないのです。それを繰り返さざるを得ないのです。それを前提でもちろんやってきましたけれども、38年を持ち出すというのは少し違うのではないかと私は思います。いずれにしても、液肥をつくることが可能なのか否かという部分については、先ほども申し上げたとおりメーカーにはどうなのだということは聞くことができると思いますので、それはやらせてもらいたいと思います。今後、生ごみの処理についてはまだまだ決まっておりませんので、その辺の見通しも含めて、こちらもできる対応をしっかりやっていかなければならないなと、そのように思っております。

質問 金盛典夫

あまり変なふうにわきにそれると少しまずいかと思いつつ改めて言うのですけれども、その耐用年数の見方ですけれども、私も一時期はそんな気もしたのです。これは鉄筋コンクリートの38年だろうと、中の施設設備を7、8年で交換しなければいけないのではないか。全部が全部38年ではないという、これはあたり前です。私が言っているのは機能として、自然資源化施設として考えた場合の骨格となるコンクリート、これで事務所をつくったわけではないのです。資源化施設として14億円かけてつくったということを言っているのです。1年、5年か6年で交換する部品もたくさんあると思います。特にああいうごみ処理の場合は早いですから、そういう一つ一つのことではなくて資源化施設という一つの機能として考えた場合、38年使うべきものを15年でどうかということを言っているのです。その辺は誤解しないでいただきたいのです。それと液肥をつくることを目的としていないということを、先ほども言ったとおりです。結果として出る、出るからそれを処理の仕方を考えなければいけないだろうと、そのために今のうちに調査研究が必要ではないか、何も出なければ一番いいのです。違うのです。一般と違った、もっと違った形でそれを考える必要があるのではないかという、それだけです。

答弁 町長 馬場

いろいろご心配をいただいていることは伝わっています。その中でよりよい道を探れと、最少の経費で最大の効果、まさにそのとおりだと思います。これまで投じた部分もできるだけ活かせということも、そのとおりだと思っています。これを38年もつものを云々と、また繰り返しになるかもしれませんが、決してそれを避けようとしているわけではないです。これを使えるものなら使おうという考えもありましたけれども、今後どこでどのように処理をしていくのか、しかも期限が決められている、そして交付金の活用も考えていかなければならないといったときに、そうしたときにどうなのかというトータルの中で方向性を出して、今広域の協議に入っているところでございます。金盛議員がご心配されている、あるものを十分生かすような、そういう考え方について議論を差し挟む気はございませんが、先ほど言った何度も繰り返しされている最少の経費で最大の効果が上がる、そんなやり方につながるような取り組みを今後も考えていきたいと思います。

出典:斜里町議会 令和4年12月会議 2022年12月14日 議事録 PDF(70ページ) 間違いを知らせる