音更町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日
クーリングシェルターの運用について
2025年3月7日、音更町議会の一般質問で、柴田秀樹議員が「クーリングシェルターの運用について」質問し、町長 小野信次、環境生活課長 鎌田隆寛、町民生活部長 井原愛啓、保健福祉部長 堀田昇が答弁しました。
- 質問者
- 柴田秀樹 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、環境生活課長 鎌田隆寛、町民生活部長 井原愛啓、保健福祉部長 堀田昇
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 16番 柴田秀樹
それでは、通告書に従い、クーリングシェルターの運用について質問いたします。近年、全国各地で猛暑日が急増し、熱中症の発生件数が年々増加しています。昨年も各地で35度以上の猛暑日が記録され、熱中症による救急搬送者数が急増しました。特に高齢者や乳幼児、基礎疾患を有する方々は、暑さへの耐性が低いことから、熱中症が重篤化するリスクが高いと指摘されています。北海道は、全国的に見てエアコンの設置率が低く、暑さ対策が十分ではない地域とされています。特に、エアコン未設置の住宅にお住まいの方は、気温の急激な上昇に対応できず、熱中症リスクが一層高まる傾向があり、道内においても熱中症への対策が喫緊の課題となっています。音更町では、今年度からクーリングシェルターの運用が開始され、町民の命を守る重要な施策として位置付けられています。この取組は高く評価すべきものですが、一方で、幾つかの課題も浮き彫りになっています。まず、現行の周知手段について、主にSNSや広報紙が活用されており、シェルター開放時には施設への「のぼり」の設置をする運用が行われていますが、SNSを利用しない方々には情報が十分に届いていない可能性があります。クーリングシェルターは多くの町民に利用されることで初めてその効果を発揮するものであり、周知手段の改善が必要であると考えます。また、現在音更町では、暑さ指数、WBGT値33を基準にシェルターを開放していますが、急激な気温差が生じやすい初夏など、基準値に達しない場合でも熱中症リスクが高まる時期があります。特に初夏は、体が暑さに慣れていないため、暑さ指数が低くても熱中症が発症しやすいとされており、この時期については柔軟な運用が必要であり、町独自の基準引下げや対応強化が町民の命を守るために不可欠と考えます。さらに、これらの施策を実行する上で、財政的課題や人材の確保、他の防災施策との連携についても考慮が必要で、町民の命を守るという観点から、費用と効果のバランスを見極めつつ、より効果的な運用を実現する必要があります。以上のような背景を踏まえ、町民の命と健康を守るため、クーリングシェルターに関連する以下の点について質問させていただきます。1、クーリングシェルターの認知度と周知方法は。2、稼働実績及び利用状況の分析は。3、時期に応じてクーリングシェルターの設置基準を柔軟な運用にする必要があると考えるが、町の考えは。4、周知及び基準運用に係る財政的影響は。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
クーリングシェルターの運用についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目のクーリングシェルターの認知度と周知方法についてでありますが、クーリングシェルターにつきましては、気候変動適応法の改正に伴い、市町村長が熱中症の被害を防止するため、冷房設備を有するなどの要件を満たす場合に、誰もが利用可能な暑さをしのげる場所として指定した施設のことで、熱中症特別警戒アラートが発表された場合に開放することが義務付けられております。本町においても、暑さをしのげる場を確保し、熱中症による重大な健康被害の発生を防止するため、町内10か所の公共施設のほか、町内企業の御協力をいただき、2か所の民間施設をクーリングシェルターとして指定しております。クーリングシェルターの周知につきましては、広報紙やホームページ、公式LINEへの掲載のほか、指定されていることが分かるように、施設の出入口にポスターを掲示しております。なお、クーリングシェルターを開放する場合につきましては、ホームページや公式LINEなどを通じ、町民の皆さんに対し迅速にお知らせするほか、指定施設にのぼりを設置し、開放状況を周知しております。また、庁内の各部署を通じて、関係機関に情報提供するよう努めているところであります。町といたしましては、認知度の調査は行っておりませんが、様々な方法で周知を行っているほか、テレビや新聞などでも報道されていることから、一定の認知はされているものと認識をしております。引き続き町民の皆さんに広く認知されるよう、より一層の周知に努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の、稼働実績及び利用状況の分析についてでありますが、今年度の稼働実績につきましては、7月23日の1日のみで、その時点で指定していた10か所の公式施設をクーリングシェルターとして開放しております。利用状況につきましては、利用者の受付などは行っておりませんので、正確な人数などは把握しておりませんが、全体で40人程度の利用があったところであります。最後に3点目の、時期に応じてクーリングシェルターの設置基準を柔軟な運用にする考え、及び4点目の、周知や基準運用に係る財政的影響につきましては関連がありますので、一括してお答えをいたします。国が定めるクーリングシェルター開放の基準につきましては、都道府県内の全ての暑さ数値情報提供地点における予測値が35以上となる「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合となっておりますが、本町においては独自の運用として、あらかじめこの基準を引き下げ、十勝管内のいずれかの暑さ数値情報提供地点における予測値が33以上となる「熱中症警戒アラート」が発表された場合に開放することとしております。また、現在指定している公共施設においては、既に冷房設備が整備されており、警戒アラートに関係なく利用できる施設となっておりますので、今後、運用を変更した場合においても、財政的影響はないものと考えております。クーリングシェルターにつきましては、今年度から新たに開設したばかりですので、現在のところ、運用を変更する考えは持ち合わせておりませんが、熱中症による健康被害を防止し、町民の皆さんの生命と健康を守るため、状況を見ながら、より効果的な運用に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 16番 柴田秀樹
御答弁ありがとうございました。町がクーリングシェルターの設置運用について他の自治体よりも、比べても、積極的に対応していることは私も大変評価しているところであります。特に、国の基準よりも低い基準値、WBGT値33で運用されている。それから、シェルター開放時ののぼりなど、他の町では見られない積極的な町独自の工夫も見られているところであります。また、LINEアプリや広報紙を通じて町民への情報提供を行っていることも確認できております。それを踏まえた上で、町としてクーリングシェルターが本当に必要な方々に十分に活用されているか、熱中症のリスクを認知されているか、これを検証する必要ではないかという考えでこれで幾つか質問をさせていただきます。まず、1点目のクーリングシェルターの認知度と周知方法はというところで、まずは、熱中症警戒アラートやクーリングシェルター開放のお知らせの情報源となるLINEアカウント、これの登録者数を教えてください。
答弁 環境生活課長 鎌田隆寛(環境生活課長は2025年3月まで)
町の公式LINEの登録者数についてなんですけれども、町の公式LINEの登録者につきましては、2月末現在で7,839人というふうになっております。年代別の内訳について申し上げますと、受信設定のほうを行っている方、4,998人の数字となりますが、多い順に申し上げますと、40代が1,212人で24.2パーセント、次いで50代で1,118人で22.4パーセント。次が30代で843人で16.9パーセント、以下、60代の14.9パーセント、20代の9パーセント、70代の7.2パーセントと続いております。以上です。
質問 16番 柴田秀樹
ありがとうございます。まずは、音更町の住民の方、世帯数でいうと今、2万990世帯、これ2月末の情報ですけども、このうちLINEアカウントに登録されているのは7,839、半数に満たない。各御家庭に1人いたとしても、半数以下の状況になっています。ホームページを使われない方、インターネット接続されない方、これらに関して、最近、町内会の加入者も減っておりますが、広報紙も入手できない、こういった方々への情報の提供の仕方、それからクーリングシェルターの認知度、ここら辺に関してはどうお考えかお聞かせください。
答弁 町民生活部長 井原愛啓
先ほど町長からの御答弁でも申し上げましたとおり、令和6年度、初めて開設させていただきました。このことによって、やはりいろいろな報道がされた。それとあと、一応この基準を暑さ指数33として運用している理由といたしましては、熱中症警戒アラートが出るときにニュースで放送されます。それが一番の周知方法だというふうに私どもは捉えております。ということで、一応、クーリングシェルターを開設するに当たっては、ここが一番分かりやすいのではないかということで、こういった形で今回運用させていただいております。
質問 16番 柴田秀樹
ありがとうございます。クーリングシェルターの開放の通知は、テレビなりラジオ、こういった情報源が皆さんへの情報の基になっているというお考えの下で動いているということでした。では、町は熱中症と対策において積極的な対応を行っていると認識していますが、気温が急激に上昇する時期、町民の熱中症リスクを減らすために注意喚起を強化する必要があるんじゃないかと感じるんですけども、例えば、気温が25度を超える日が続く、こういったときに、町としては特別な注意喚起を行うことは可能でしょうか。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
そうなる前に、熱中症の予防という観点から、健康推進課のほうからホームページやLINEなどで周知をさせていただいております。また、先ほどのクーリングシェルターについても、ケアマネジャーさんとか、高齢者の携わる方々に、町はクーリングシェルター開設しますよと、それから熱中症の予防についても、それぞれ受持ちの高齢者の方に対応してお願いをしているところでございます。
質問 16番 柴田秀樹
ありがとうございます。周知については、おおむね問題ないのではないかという回答です。さすが音更町というところですね。では、すみません、次の質問に移りたいと思います。それでは、稼働実績及び利用状況の分析はということで、まず、正確な数が把握しにくい、しきれないというお話でした。稼働実績は1回、利用者数は全ての施設を置いて40人程度というお話でした。実際の利用者を把握することが、今後の運用見直しにつながるというふうに考えるんですけども、何か利用状況を把握するような検討はできるのかどうか、そこら辺をお答えいただきたいと思います。
答弁 環境生活課長 鎌田隆寛(環境生活課長は2025年3月まで)
クーリングシェルターの利用状況の集計というか把握ということの御質問ですが、今年度、6年度に関しましては、初めてということで、一度だけの発表ということでしたので、クーリングシェルターの開設は一度だけだったんですけれども、各担当職員、施設の担当職員のほうに依頼して、ある程度どれぐらい人数、把握は難しいと思ったんですけれども、どれぐらい来ているだろうかということで目視で見ていただいた数が、大体おおよそ40人というふうになっております。利用の人数の把握のほう、できれば必要かとは思うんですけれども、ただ、クーリングシェルター、ふだんですね、通常でも冷房施設整っている施設ですので、ふだんどおり公共施設に来る方もいらっしゃいますので、特にクーリングシェルターを開設したときに混雑して、この施設にいろいろ問題が出るという場合は別なんですけれども、そうでない場合は皆さん気軽にというか、いつでも利用していただきたいというふうに考えておりますので、利用状況の把握というのは考えておりません。以上です。
質問 16番 柴田秀樹
ありがとうございます。それでは、昨年、1回の稼働で40人程度の利用、こういった中で、例えば、熱中症で救急搬送された方の数というのを把握されているでしょうか。
答弁 環境生活課長 鎌田隆寛(環境生活課長は2025年3月まで)
町内での熱中症による緊急搬送された方の人数ということで、過去3年間の数字で申し上げますと、令和4年度が10人、令和5年度が58人、令和6年度が28人というふうになっております。以上です。
質問 16番 柴田秀樹
ありがとうございます。昨年度、それでも28人の方が搬送されているというお話でした。これに関してはやはりもうちょっと周知なりが必要なのかなとも思っております。暑さに慣れた後にもう正常性バイアスが働いて、炎天下での活動の危険性を軽視してしまう人がいる、そういったことも聞こえてくるんですけども、例えば、町として、夏の中盤以降、暑さに体が慣れた頃に改めて熱中症の危険性を強調する周知を行う考えはあるかどうかお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
現在のところ、そこまではちょっと考えてないかなと思っております。先ほど、救急搬送も、救急搬送という形ではあるんですけども、そのほかにも、御家族や自分自身で受診されている方々もいらっしゃいます。医療機関にいろいろお話伺う中では、例えば、外で仕事をする建設業の方とか、多くは、社長さんが多いというふうに聞いたんですよね。それは、やっぱり人手不足で、自ら仕事をしなきゃならないということで、ふだん事務職等の方が外に出て、慣れない仕事の中で行ったりとか、あと農作業の最中になっているというようなお話も伺っております。それぞれは、皆さん、病院にかかった際には、分かってはいたと。ただ、自分がなるとは思ってないというような認識の中で病院にかかっていらっしゃるというふうに伺っております。町としては、従前どおり、予防については周知を進めていきたいというふうに考えております。
質問 16番 柴田秀樹
ありがとうございました。やはり、分かっていながらもかかってしまう。これに関してはやっぱり周知、認知していただくことがやっぱり重要かなと考えます。3番の、設置基準の柔軟な対応、それから、財政的影響に関しては、既に柔軟な対応をされているということと、特に財政的影響はないというお話でしたので、これで質問を終わりたいと思いますが、町が他の自治体と比べて積極的に熱中症対策を進めていることは大変評価しています。先ほども申しましたけども、大変評価しております。しかしながら、気温が急激に上昇する時期には、体が暑さになれるまで数日から2週間程度かかるのではないかと言われております。熱中症のリスクが特に高まり、より一層の注意喚起を求める時期には、町から情報を提供していただいて、また、それから暑さに慣れた頃、さっきも言いましたけども、正常性バイアスによって、私は大丈夫だと。分かっていながらも熱中症になってしまう。こういった油断が生じることも専門家によって指摘されているとおり、大きなリスクとなっております。これらの課題に対応するために、急激な気温上昇時の特別な注意喚起、それから猛暑時の中盤以降の追加の周知対策、それから、LINEアカウント、これの登録者数の増加、これらについて町の取組を一歩進めることで御検討いただきたく、引き続き町民の生命と安全を守るため、熱中症の危険性の認知拡大に努めていただくことを強くお願いして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
答弁 町長 小野信次
これからいよいよ暑くなるというね、まあ、まだ寒いけれども、去年の反省を込めてということでの御質問だったかなというふうに思っています。どんなに物事を完備しても、今、柴田議員がおっしゃるように、周知の在り方というお話でありますが、この熱中症に関しては、これはやっぱり自分の認識、これをどう高めていくかということが大変必要ではないかなというふうに、今のお話も伺いながら、去年の経過を見ても思っております。あわせて、御自身も評価をしていただきましたが、我が町にあっては、よく隣近所のね、町の自慢される場合もありますけども、公共施設におけるエアコンの設置については、今、お話あったように、近隣の町村からよく言われるのは、よくできたねって。うちは全然そうそういったことでは、クーリングシェルターとしても公共施設は付いているところが本当に少ないというね、お話ありますけども、我が町におっては、さっき担当から説明がありましたように、日常の生活の中で、特に御高齢の皆さん方、自分の活動範囲の中で公共施設を利用されている方が多いですから、そういう意味では、自分たち、我々だけが周知するという意味よりも、そういった人たちにも協力いただくようなふうにまた心がけていきたいなというふうに思っています。あとは、LINEアカウントの話で、人口の割に少ないんじゃないかというお話もございました。そうは言いながらも、これも相当、その周知をね、欠かさずやってもいるし、LINEアカウントだからってLINEアカウントで周知したって、LINE増えていかないわね。だからこそ、広報であったりね、そしてあと、今、議会も今日も小澤さんもさっき枕言葉で、今日の議場コンサートの話されたけども、議会でもね、是非。我々に求めるだけじゃない。これ、一体だから、まちづくり。柴田議員さんもこのLINEアカウントをね、ふだん勧めてくれているとは思うけど、もっともっと勧めていただきたいと思うし、逆に、情報の発信の量は、他の町と比べていただいたら分かると思うけども、1日に少なくとも複数件というか、相当な情報が出されていると思います。こういったことを共にやっていかないと。この情報というのは共有ですから、一方的に情報開示をしなさいだとか、あるいは周知をしなさいという話よりも、今、この機会に皆さん方、今日ここにいる議員の皆さん方も含めて、それを共有していっていただければ、なおいいかなというふうに思っています。あとは、今、スマホの話もありますけども、さっき数字を出していただきました。例えば僕のような70歳だったら、7.2パーセントしかね、それが利用されてないというような話になるけども、ところが、コミュニケーションとして集まるのは、皆さんのように若かったら、自分1人で情報、共有でなくて自分1人で持ち込んでいるけども、このぐらいの年齢になったらね、こんなの出たよってね、聞きたくなくても教えてくれるんだよ。ね。そういうことも含めて、この数字だけにごまかさないでやってほしいんだわ。だから、利用している人が、じゃあそこから発信してくれるかということも大事だと思う。だからもっともっとそういった意味では、これから自分たちの知識を共有していかなきゃならないと思う。あとはもう一つね。これだけ大型店がある。お買物に行くでしょう。何のためにコミュニティーバスあるの。そして行ってさ、そこでは別にお金かかんないんだから。そうやって、いろんな施設、そのものがあるということをともに共有して、情報をともに共有することによって行動も共有する。こういったことも是非皆さんでね、これから周知していっていただきたいし、特に、先月ね、町民の皆さんと意見交換したときにね、そういう話をしてくれるとありがたい。以上。ありがとうございました。