置戸町議会 平成25年第8回定例会 2013年12月12日
全国学力テスト成績公表について
2013年12月12日、置戸町議会の一般質問で、竹内雅俊議員が「全国学力テスト成績公表について」質問し、教育長 平野が答弁しました。
- 質問者
- 竹内雅俊 議員
- 答弁者
- 教育長 平野
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 竹内雅俊
続きまして教育長に質問させていただきます。全国学力テスト成績公表についてお聞きいたします。この問題については昨年の12月にも補習その他等で似たような問題、質問をいたしました。今回の問題で会議が開かれているかどうかは分かりませんが、今文部科学省の考えが大きく変わろうとしていますので再度お聞きしたいと思います。その前に、前回の全国学力テストの結果は受けた学校ごとの生徒の中から無作為に30%を抽出した結果で公表されたと知りました。これではせっかくのテストが最後の最後にツヤ消しになってしまいました。しかし、今回のテストは受けた生徒全員の成績がもとであると思いますので、お聞きいたします。それでは質問に移ります。文部科学省は平成26年度より小学6年生及び中学3年生の全生徒が参加した全国学力テストの成績を学校別や区市町村別の成績を各区市町村教育委員会の判断で公表できるよう実施要領を見直す方向で検討に入ることが10月20日に報道され、最終11月15日の専門家会議で一定の条件をつけたうえで公表を可能とすることで見解が一致したと発表がありました。ご存じでしょうが、この一定の条件。一つ目には序列化につながらないよう平均正当率だけの公表は制限し、どのようなデータを公表するかは各教育委員会と学校が十分協議をする。二つ目は公表の際には改善策も同時に示すなどの確認をすると発表がありました。一般町民にとっては当事者でありませんが、保護者のみなさんや本人にとっては進学する際の大事な目安になる一つと思います。置戸町の教育委員会として文部科学省の言う平成26年度からの全国学力テストの成績公表は前回質問した答弁並みの公表にとどめるのか、あるいは一歩踏み出した形で公表されるつもりか、また現在本人の申し出があれば本人に成績を知らせているのか、お聞きいたします。
答弁 教育長 平野
全国学力学習状況調査における公表についてのご質問をいただきましたのでお答えいたします。前回の答弁とダブりますが、現在学力学習状況調査結果の公表につきましては議員もおっしゃっているとおり、学校間の序列化や過度の競争、また学力テスト対策に授業が偏るなどの懸念から、教育委員会では学校名を明らかにした公表はできないというふうにされています。各学校においては各学校の判断により保護者、地域に公表することは認められています。今年11月29日に文部科学省では平成26年度の全国学力学習状況調査に関する実施要綱を決定しました。平成25年度からの変更点として、市町村教育委員会では条件付きで学校名を明らかにした調査結果の公表を行うことができるとされたところです。その公表については教育上の影響等を踏まえ、必要性について慎重に判断したうえで、平均生徒数や平均正当率だけではなく、調査の分析結果を併せて公表するとともに、今後の改善方策も速やかに示すこととされています。それと同時に、この調査方法が小学6年生、中学3年生の限られた学年実施母体であること、教科については国語と算数、数学に限られており、なおかつ限られた分野からの出題で学力のほんの一部に過ぎないということから、児童生徒にとって大切な力がこの一部分の点数により評価されることがないよう、また数値だけが独り歩きすることがないよう理解を得ることとされております。また、児童生徒個人の結果が特定される恐れがある場合は従前どおり個人情報の保護の観点から公表はしないこととされております。そこで置戸町教育委員会の方針ですが、本町の場合、小中学校それぞれ1校です。さらに児童生徒も少人数でさらに減少傾向であることから、個人特定の懸念が強まってくるかなというふうに考えてます。また、全国的に考えれば学校間の序列化や過度の競争、また学力テスト対策に授業が偏るなどの不安を現状況ではぬぐいきれないことから、細かな数値等まで踏み込んだ公表は考えておりません。次に個人の調査結果については、学力結果、学習状況結果をともに調査結果の個人票が各学校に届きます。それを保護者にお渡ししているところです。また、各学校の判断の公表については、調査結果の概要や課題、そして改善計画等について、学校だよりにて保護者、地域の方々へそれぞれの学校で知らせているところであります。全国学力学習状況調査の狙いは各教育委員会、各学校で結果をもとに各学校の学力、学習状況を把握分析し、課題が何なのかを明確にして、その解決に向けての改善計画を立て、それに添って全職員が一つになってその解決に向かって実践を行っていくということだろうというふうに考えてます。そして本町の児童生徒の学力を向上させていくことだというふうに考えています。その達成のため、学校、家庭、地域が一体となった教育改善を進めていかなければならないというふうに考えているところです。
質問 7番 竹内雅俊
答弁ありがとうございます。先程これちょっと議長からいただいたんですけれども、中学校だより。これ12月2日ですか。これが全町に回ったと思います。ところで小学校も出しておりましたね、これ。あれにもこういう結果は出しているんでしょうか。
答弁 教育長 平野
小学校の方でも内容は異なるかと思いますが、小学校の判断で公表はしているというふうに考えています。
質問 7番 竹内雅俊
分かりました。公表をどこまで共有しているのかなと、一つ考えていたんです。まあ、例えば学校側と教育委員会側でこの結果を共有しているということは非常にまずいことであって、保護者の方にも渡している、個人の成績。これでほっとしたところです。一ついちばんこうやって公表される刺激というんでしょうか、本人はもとより後輩、この人たちにもいや置戸は頑張っている、いや例えばまあ成績が悪くても、こういう位置にあるんだというそういう認識を持たした上で頑張りなさい、やるよという方向でなければ、一方的でこう共有していった場合、がんばれがんばれと言ったって生徒なかなかその場にならないと動かないものだと私は思うので、今後どういう形になるか教育委員会と学校と、まあできるだけいい形をとっていただきたいと思います。それと先日北見に行きましたら、北見の広報ですか、あれにも北見の校長会それから教頭会が何か会を作りましていろいろこう文書でやりとりをするというのが載っておりましたので、置戸には塾がありませんので、塾に行くと言ったら訓子府か留辺蘂ですか、できるだけ学校が頼りなので今後とも努力していただきたいと思います。何かありますか。
答弁 教育長 平野
この学力テスト公表については、私話を始めると長い時間が必要かなというふうに思うくらい不安に思っていることがいっぱいあります。今、この学力テストの目的の一つに、地域に学力の差があってはならないということで実施しているんですが、私はその前に今それぞれの学校の学習環境が本当に同じなのかということでとても強い疑問を持っています。例えば東京都心の中心校の学習環境と、あるいは離島の学習環境が一緒なのかどうか。また、辺地校の学習環境、それが都会の価値観と同じなのか。現実を言えば先生の数が足りない、小さな学校では先生の数が足りない。また、複式で授業をやっている。そんな状況もありますし、また学校においては今問題になっている特別支援を必要な子供達、それを通常学級の中で抱えてしっかりと授業実践を行っている。また、高額所得者が多い地域、逆に本当に困窮家庭、また本当に子供達に学校に通学させるだけで精一杯の家庭、そんなところがあるところですとか、学習環境はまちまちだというふうに思っています。まずはこの学力を各学校でという前に、やはり僕はその前にどこの学校でも同じ環境で学習を受けることができるという、その環境を整えてから次に進むべきだなというふうに考えています。また、公表についてですが、もうすでに数値だけが独り歩きしているなというふうに思ってます。最近のいちばんのニュースでは静岡県で上位68校の校長名が発表されました。確かに次の年は68校の中に入ろうというふうに考えて職員一丸となってがんばっていこうという学校も出てくるかと思いますが、逆に子供達の側から考えれば、おそらくお前のところの学校は学力低いな、俺のところは学力が高いよというふうな判断がされたり、保護者もうちの学校は優秀なんだ、あそこの学校は優秀じゃないんだ。特に学校選択なんかがある場合にはあそこの学校はいいからあそこの学校へというような形、それもそれぞれの学校が抱えている学習環境が見えない。通常学級でしっかりと特別支援が必要な学校があってテストを受けさせている。当然平均点は少なくなります。いやぁ特別支援の必要な子はもうやっぱり特別支援学級で学習させて、今回の学力テストを受けさせないようにしようというふうになると平均点は上がると思います。そんな学習環境が見えない中で順位だけが独り歩きするのはとっても怖いなというふうに思います。また、校長も見失うと、そればかりに目先を取られると本当に必要な学校の課題を見失って学校経営に取り組んで行くなという、そういう危険性があるかというふうに思ってます。いろんな課題があります。むずかしい問題もあるかと思います。置戸町の教育委員会で判断できる問題ではないというふうに考えています。全国の教育委員会での協議、全道の教育委員会での協議、そして置戸町での教育委員会の協議、そして町民の意向、地域の意向をしっかりと抑えて行きながら慎重に慎重に公表していかないと、数値だけが独り歩きして、その数字で良い学校悪い学校というふうに判断されるような状況にだけは決してしたくないというふうに思っております。また、地域と保護者と手を組んで子供達の教育を育んでいかなければならないということもありますので、慎重に学習学力状況調査の結果については踏まえてこれからの学校改善に当たらせて行きたいというふうに考えています。よろしくお願いします。
質問 7番 竹内雅俊
まあちょっと思い出しましたので、このいろんなデータがありましてですね、序列化もありますけれども、全国でアンケートを取った結果が公表された、いちばん終局的と言っていいんでしょうかね、これは区市町村の教育委員会であると。約12%、条件付きで出してもいいよというアンケートですけどね。それに対して保護者の皆さんが約44%は出してもいいですよと、そういうデータも出ております。あまり消極的になるのもいかがかなと思いますので、そういったことも十分話して、それともう一つ大事なのは教育委員会と学校、これも大事です。そこに保護者がいなければ、保護者抜きで物事というのはちょっと考えものかなと思うんですけれども、一つ今後の話し合いいろいろあると思いますけれども、そういったことを考えた上での結論で出していただきたいと思います。答弁があれば、なければ私の質問を終わります。