七飯町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月14日
町民の健康管理について
2022年6月14日、七飯町議会の一般質問で、上野武彦議員が「町民の健康管理について」質問し、子育て健康支援課長 岩上剛、住民課長 清野真里、町長 杉原太、副町長 宮田東が答弁しました。
- 質問者
- 上野武彦 議員
- 答弁者
- 子育て健康支援課長 岩上剛、住民課長 清野真里、町長 杉原太、副町長 宮田東
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 上野武彦
2問目に行きます。町民の健康管理についてであります。厚生労働省の発表している資料によりますと、国民健康保険における2019年度、令和元年ですけれども、七飯町の1人当たりの実績医療費は42万7,110円で、全道では高い方から52番目となっております。国民健康保険の特定健診の受診率については23.3%で、全道での順位は164位、ワースト16位という結果となっております。特定健診の指導実施率では、指導対象者175人のうち指導の終了したのは12人で、6.9%、全道では170位、ワースト10位という結果となっております。特に、1人当たりの実績医療費の41.5%が入院による治療となっておりまして、早期発見、早期治療、健康指導が遅れた町になっていることが原因ではないかというふうに考えられます。そこで、以下の点についてお伺いいたします。1点目、町長は「生きがいと健康寿命を高める町」を基本政策の一つに挙げて当選しておりますが、七飯町の住民の健康管理について、このように遅れた実態になっていることについて、それに関して改善をする考えはあるのか否か。2点目、特定健康診査に関しては、国は受診率70%を目標として掲げており、また、北海道で進んだ上富良野町では受診率が70.5%、指導実施率が62.5%となっております。現在、受診率が1位なのは、全道では、剣淵町で74.5%、特定健診の指導率は、全道で1位なのは遠軽町で94%、こういうような実態ですので、七飯町の6.9%というのは非常に低い状態だと言わざるを得ません。それで、特に1人当たりの実績医療費の41.5%が入院による治療となっており、早期発見、早期治療、健康指導の遅れた町となっていることが原因というふうに考えられます。そこで、以下の点についてお伺いいたします。再度繰り返します。1点目、町長は「生きがいと健康寿命を高める町」を基本政策の一つに挙げて当選しているが、七飯町の住民の健康管理について、このように遅れた実態になっていることについて改善をする考えはあるか。2点目、特定健康診査に関しては、国は受診率70%を目標としており、また、北海道で進んだ、先ほど言いました上富良野町では、受診率70.5%、指導実績62.5%、もっと進んだところもあるということを言いました。町民の健康管理の向上のためには、基本健康診査や特定健康診査の受診率の向上と保健指導の充実が必要と考えるがどうか。3点目、特定健康診査の受診率の改善のため、国民健康保険の財政負担で保健師の増員をすべきと考えるがどうか。以上3点、よろしくお願いします。
答弁 子育て健康支援課長 岩上剛
それでは、1点目と2点目について、併せてお答えしてまいります。住民の健康管理に関し、当課での基本健診業務についてですが、七飯町では、若年からの自身の健康管理について、健診を受けるという意識を高め、特定健診につなげることを目的に、平成28年度より基本健診の受診年齢を七飯町独自に、30歳から20歳に引き下げて実施しておりますが、受診率は、御指摘のとおり低い状況であるものと認識しております。受診率向上の抜本的な対策として、20歳、40歳、60歳の節目に健診受診の動機づけとして、特定健診、胃・肺・大腸がん検診、肺炎ウイルス検診、前立腺がん検診、子宮・乳がん検診を、それぞれの性別、年代に適した内容の無料クーポン券をセットにして送付するなどの工夫を行っております。また、平成29年度から後期高齢者医療制度新規加入者の被保険者証郵送時に、健診の勧奨リーフレットを同封するなどの対応も行っており、さらに健診を受けやすくするため、令和元年度から特定健診の受診料を1,000円から無料にするなどの対策を行い、受診者の負担軽減を図る取組も行っているところでございます。現在は、コロナ禍において病院に出向いての各種検診等への受診控えが目立つような状況が続いておりますが、今後、受診率向上を目指し、基本健診や特定健診受診に向け、動機づけの対策強化をするとともに、課題改善に向けての創意工夫に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 住民課長 清野真里(住民課長は2023年3月まで)
私からは、国民健康保険で実施している特定健診について、2点目と3点目を答弁させていただきます。2点目の国民健康保険で実施している特定健診の受診率向上についてですが、国民健康保険では受診率向上のため、令和元年度より特定健診の無償化、また、未受診者に対する利用促進を促すため、令和2年度より特定健康診査受診勧奨業務を、国保連合会の事業である特定健診受診率向上支援等共同事業に切替え、健康医療情報の充実を図り、令和2年度の受診率は前年度の23.3%から23.4%に、僅かではありますが、0.1%上昇しており、全道順位も164位から149位に上昇しております。何よりも個々の健康意識が基本でございますので、今後も引き続き健康増進に興味を持っていただけるよう努力してまいりますので御理解願います。次に、3点目の国民健康保険での財政負担での保健師の増員についてですが、保健師の人件費は、繰り出しの対象経費として、一般会計から繰り出しで、国保会計で支弁することが基本とされております。また、保健師の業務は重要かつ多様化しており、現在、一般会計及び国保会計を問わず雇用している状況ですが、増員については、業務の効率化などを勘案しまして、昨年度より保健師を2名、さらに7月にも1名を増員し、体制を強化いたします。以上でございます。
質問 9番 上野武彦
1点目については、町長に答弁をいただきたいということで質問をしております。特に、このような遅れた健康管理の状態、これを改善するか否かということは、町長の意向が非常に大きな意味を占めるというふうに思いますので、これについては、ぜひ町長に再度この点についての答弁をいただきたいと思います。それから、今年度から保健センターの体制が改正されて、従来のような体制からさらに組織体制を分化して強化されているというふうに思います。現在、16名の保健師で、来年1名さらに増員。保健予防係というのが新しく明確にされた体制ができたと。これが6名体制だということでありますけれども、従来とどのように違うのか、そして6名に体制になったことで、このような七飯町の健康診査について遅れた状況、特定健診だとか基本健診、これがどのように改善される見込みなのか、これについてもう少し見通しのある、ひとつ答弁をお願いしたいと思います。特に、特定健診、40歳から74歳、それから基本健診については75歳以上、それから20歳から39歳という形になっておりますけれども、先ほど言いましたように、特定健診については、これは令和元年ですけれども、23.3%、基本健診については、75歳以上で3.3%、それから20歳から39歳は2.32%と、こういう健診の実態になっております。これは、本当に七飯町の町民の健康を維持管理するという町の立場としては、この状態を放置するわけにはいかないのではないかと思いますので、この辺、この新しい体制で、どのような見込みを持って改善が進むと考えておられるのか、これについてひとつお伺いしたいと思います。先ほど答弁の中で、国保会計で保健師を雇用するということにはならないというふうにおっしゃいました。今回、6名という体制で十分なのかどうか、保健予防係の6名、その辺についてもはっきりした答弁でお答えいただきたい。以上です。
答弁 町長 杉原太
新体制になってからということでございますけれども、いつまでも健康で暮らしていただけるような健康づくりの体制というのはやはり必要なものだと思います。また、いざというときに救急救命体制だとか、そういうものは整ってきているというような状況でございまして、皆さんが、七飯町には医療機関も整っておりますし、そういう部分で安心して暮らしていっているという状況にあるかと思いますけれども、やはり生活習慣病も含めて、日頃の自己の健康管理というものは重要だと私も認識しております。そういう意味で、今後も、どうして検診率が低いのかというようなことを十分に調査とか、研究しながら、皆さんが意識を持って特定健診などを受けられるように、そういうものを創意工夫で取り組んでいきたいと思いますし、これまでも特定健診の受診料の補助だとか、そういうような軽減してきて、受けやすい状況にしてきたということもありますし、それから、4月の広報には、年間の健診のスケジュールだとか、そういうものも折り込んで周知してきているという状況でもありまして、これまでも努力はしてきていると思いますけれども、そこからまた一歩踏み込んで、健康アプリだとか、それから周知の方法、あるいは保健師の増員による保健指導を含めて、総体的に取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。
質問 9番 上野武彦
先ほども言いましたように、いろいろ町長もお答えになっておりますけれども、努力はしてきていると、だけれどもこのような実態だということですので、これを改善する十分な対応の問題、それから保健体制が改正されて、保健予防係6名という体制になったけれども、これが従来の取組とどう変わってきて、どう改善されるのかという点については、まだお答えいただいておりませんので、この辺についてはっきり、この体制でこのように改善、従来とは違ったものになっていくということの答弁なり、それをお願いしたいなと。以上です。
答弁 子育て健康支援課長 岩上剛
保健センターの体制強化については、これまで、令和元年度から継続しておりますコロナ感染対策とワクチン接種業務という新たな事業が加わった中で、現状の保健師の人数ではなかなか対応し切れないという部分もございました。それで、国からの新たな事業とかも加わってくる中で、体制を見直しし、各種健診ですとか、先ほど答弁させていただきましたががん検診につきましても、その辺の数値をこれまで以上に強化するために、増員をかけて多岐にわたる業務の推進を図っていきたいということでございますので、その辺について御理解いただければと思います。以上でございます。
質問 9番 上野武彦
なかなかよく分からないのですけれども、保健予防係6名の体制の中に、新型コロナ対応の部分もあると、また、がん検診の部分もあると。それでは、特定健診とか基本健診に関して、この6名の体制の中にどのような位置づけがされて、対応できるのか、それについてもう少し分かるようにお願いします。
答弁 子育て健康支援課長 岩上剛
これまで保健師業務も保健予防係と、一本の係の中で業務を、例えば成人保健と母子保健と、子供の健診も含めて、一体化して行ってまいりましたけれども、そこを係もある程度明確化しながら、成人保健のほうに特化できるような人員体制として強化していきたいということでございますので、これまで以上に、保健予防係としては実質1名増員がなされたという考え方になろうかと思いますので、そこに関しましては、受診率強化に向けて前向きに取り組んでいける体制づくりを目指しているところでございます。以上でございます。
答弁 副町長 宮田東(副町長は2023年6月まで)
それでは、私のほうから補足説明という形になろうかと思います。受診率が低いと、基本健康診査もそうだし、特定健診もそうなのですが、低いという状況については認識していると、そのようなことを踏まえまして、今定例会において提案させていただいてございますけれども、現在の子育て健康支援課については、子育て支援課と、もう一つは健康推進課と、2課に分けますと。健康の部分については、専門的な分野ということもございますけれども、力を入れてまいりたいという姿勢でございます。そのために昨年から保健師2名、去年は1名、4月から1名、なおかつ7月から1名という形の中で、保健師を増やして健康管理に努めるという形のことをやってまいりますので、その点については、今後、その状況を見ながら判断していただきたいと思ってございますので、そのような形で御理解をお願いしたいと思います。以上です。