七飯町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月13日
町長が目指す公共交通について
2022年6月13日、七飯町議会の一般質問で、平松俊一議員が「町長が目指す公共交通について」質問し、町長 杉原太が答弁しました。
- 質問者
- 平松俊一 議員
- 答弁者
- 町長 杉原太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 3番 平松俊一
最後の質問に移ります。町長が目指す公共交通についての質問であります。今年5月13日施行の改正道路交通法で、高齢者ドライバーを対象とした運転免許証更新時に改正点が盛り込まれました。それは過去3年間に速度違反や信号無視など、一定の違反歴がある75歳以上の普通自動車対応免許のみを対象とした運転技能検査が義務化されました。免許更新期間までに、この検査に合格できなければ、普通自動車対応免許のみが失効するというものですが、違反がなければ今までどおり更新手続が行われるというものでもあります。高齢者ドライバーによる事故については多くの報道がなされ、悲惨な事故も後を絶たないため、今回の改正が行われたものと考えられますが、私は10年ほど前から、このような事故の発生を未然に防ぐ、あるいは坂道の多い現状、路線バス乗り場までの歩行困難な人のために新たな公共交通の実施に関して、何度も質問を行ってまいりました。しかし、七飯町地域公共交通活性化協議会ができたとはいえ、いまだに意見交換が中心で、高齢者ドライバーの増加や、冬期間の交通安全確保などに対して先の見えない状態であり、同じ質問をし続けなければならないことが残念であります。町長は、選挙に向けた活動の中で、公共交通は「ドア・ツー・ドア」これを訴えておりましたが、このことついて町長の考えを伺いたいと思います。1、町長が考える「公共交通」とはどのようなものなのかについて。2、七飯町地域公共交通計画は、案ですね、今できているのは案ですね、あくまでも従来の公共交通サービスを中心に作成を進めると書いておりますけれども、このことについて。3点目、七飯町地域公共交通活性化協議会に対して、町長の基本姿勢についてお伺いをいたします。
答弁 町長 杉原太
それでは、1点目の私が考える公共交通とは。利用者が距離や目的に応じて、鉄道、路線バス、タクシーなどの様々な交通手段を円滑に乗り継いで移動ができる交通網であると考えておりまして、特に市街地においては近距離での買物や通院等、高齢者・交通弱者に使いやすく、料金のより少ない移動手段を整備することが有効であるというふうに考えております。2点目ですけれども、七飯町地域公共交通活性化協議会では、これまで行ってきた七飯町の地域及び公共交通の現状分析、住民アンケート調査、事業者とヒアリングを行った結果、七飯町地域公共交通計画の方向性として、四つの大きな方向性を示すに至っております。その方向性の一つが、町内交通資源を活用した公共交通網の形成、これは各地区の特性を考慮した利便性の高い公共交通の導入です。交通資源である交通事業者の事業存続も含めた行政支援の在り方の検討、広域交通であるJRや路線バスの接続性を確保した町内交通の整備などやる七飯町地域公共交通活性化協議会が、素案として作成した内容でございます。次の3点目の質問とも関係してきますけれども、今後は協議会において、これらの素案をもとに町内4地区で7月に町民意見交換会を実施する予定でして、その結果を踏まえて七飯町地域公共交通計画が取りまとめられますので、御理解願いたいというふうに思います。3点目の基本的な考え方として、七飯町地域公共交通活性化協議会は、地域公共交通の再生及び活性化に関する法律第6条第1項の規定による法定の協議会であり、同法の規定に基づき、七飯町地域公共交通計画を策定するにあたり、令和3年3月24日に七飯町地域公共交通活性化協議会を設置し、同日付で同協議会に対して、七飯町地域公共交通計画(案)の作成を諮問してきているものです。地域公共交通活性化協議会は、七飯町の諮問機関として、七飯町の求めに応じて七飯町地域公共交通計画(案)を作成している機関であることから、今後、同協議会から答申される七飯町地域公共交通計画の(案)の内容を十分尊重し、町民の意見交換会の意見も踏まえながら、七飯町地域公共交通計画を策定し、七飯町に、この地域に合った交通システム、その中でもとりわけ70歳以上の免許返納なども含めた高齢者に対してのドア・ツー・ドアに、なるべく利用者の負担が少ない公共交通の実現に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、地域公共交通計画の取りまとめも含めて、その中に私も意見交換の中に入りまして、最終的には答申をいただきたいというふうな形で考えておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上です。
質問 3番 平松俊一
もう10年を越える前に、町長、当時は企画課長で、私も一緒に未来大学のほう行きまして、スマートシティ函館ということで、このことについて随分お互いに勉強したつもりでした。杉原さんもそのときには、かなりこういうことに対して前向きなのかなと思いまして、質問を繰り返してきましたが、あまり動きはなくて、非常に残念な思いなのですけれども、この活性化協議会のメンバーは16名いらっしゃいます。副町長が16番目ということで、10名は公の団体、組織、役所とか、陸運局だとか、そういうところ、国土交通省のメンバーが入っております。ところが残り5名は、社会福祉協議会1人抜いたとしても4名ですか、これは10人、または利用者を代表する者という区分で選ばれた方たちですけれども、私の知る限りでは、公共交通を利用している方はいないのではないですか、ほとんど会議に来られるときには立派なマイカーで来られている方ではないですか。こういう人たちが、これからの公共交通を考えるときに、自分の足として考えられますでしょうかね。どういういきさつでこれを選ばれたのかが、ちょっと分かりませんけれども、今の計画案の最後のページですけれども、七飯町における地域公共交通網の将来像ということで、提案をされているこういう絵がありますが、8項目書いています。この施策の2番目ですけれども、大沼地区から本町地区に移動手段の確保という項目がありまして、ここには今、実際問題大沼地区でスクールバスを運行している業者が行っている事業があるのですけれども、この事業を事業化し、公的資金の投入により継続的な移動手段の確保を検討すると、わざわざここだけは具体的に書いているのですね。ただ、この計画の結びには、協議会での評価・検証を継続し、実施や見直しを繰り返していくということをうたっているのですが、ここだけ妙に具体的な表現になっていて、これありきととられる記入がなされています。町長選挙のとき、ある方の後援会のチラシにこの事業者のお名前も出ていましたし、今回このメンバーの方たちも皆さんいろいろな団体名として、自分のお名前、顔写真も載っけて、その候補を応援するというような資料が何枚か配られていました。言い方は変かもしれませんけれども、事業者と同じ考え方を持った人たちが、この利用者ではないと私は思いますけれども、協議会のメンバーに入って、そしてここだけはやたら具体的な項目を上げて、ほかのことはこれからいろいろ町長おっしゃいましたように、7月、町民の声を聞く会とかそういうのがあるのですけれども、そのときに2番目の項目というのは前提条件としてあるがごとく書かれていますけれども、これはやはりもっと公正明大に実際に公共交通を利用している方たちの声を聞いた上で、町がどういうふうにしたらいいのか考えるべきではないでしょうか。大変失礼な言い方かもしれませんけれども、何かこの地区ではこうやって動いているから、そのほかのことは考えませんと。先月ですか、行われた会議の報告の中に、どの委員がおっしゃったか分かりませんけれども、既にこれがあるので、交通手段としての確保はされている状況ですというふうにも発言されています。もうこれ以外のものは考えないというふうな発言でないですか。それともう1点、あくまでも従来の公共交通サービスを中心に作成を進めると書いています。私も町長も勉強したドア・ツー・ドア、私は町内にあるいろいろな福祉事業所が送迎に使っている車、もしくはタクシーなんかを想定したことで今まで一般質問されてきていますけれども、それ入っていないですね、この協議会の説明では。バス、もしくは今言った実際に何か、お金は取ってないけれども、そのやっている人たち、こういうことを前提にやるという話で、これ町長にどうしても聞きたいのですけれども、この協議会の基本方針が従来の公共交通のサービス、ドア・ツー・ドアとか乗合タクシーみたいなものが想定されない表現になっていると思うのですけれども、ここの解釈はどうでしょうか。
答弁 町長 杉原太
私は、ドア・ツー・ドアの中には乗合タクシーも入っているというふうに考えております。それはタクシー運行の仕組みの中で利用の方法を、システムを導入するということですから、基本的には既存の公共交通のインフラを活用して発展させるという考え方で、それで理想的にというか、将来的な部分では、これからますます自動車の交通の足というのは、自動車から公共交通のほうに移行してくるというふうに将来のこと考えますと、これは子供から高齢者まで、大人まで、全ての方が公共交通が利用できるようなインフラというか、システムを考えていかなければならないというふうに考えております。しかしながら、現段階で鉄道だとか路線バスだとか公共交通網があって、そしてなおかつ今度は玄関から停留所、あるいは駅まで行くことがなかなか遠くて困難だという現象が、今、起き始めてきていますので、そこを補完するシステム。タクシーはあるのですけれども、タクシーの料金がちょっと高いというふうな方々、利用者の声もある中でタクシー並みに小回りがきいて利便性があって、なおかつ料金的には路線バス並みの低料金で乗れるシステムというふうな将来的に考えていくと、そうなれば議員と私も以前に勉強しに行ったスマートシティの中での乗合型のタクシーのAIのシステムを活用した交通網というか、時間短縮しながら効率のいい運行をして、皆さんそれぞれを乗り合って走るという中で、料金が割れるというような方法もあるのですけれども、今現在、やっぱりコロナ禍の関係も考えますと、そういう不特定多数の方を同じ車に乗車させていいのかと、バスであれば結構大きな空間もあるということもあるのですけれども、そうしたときにそういう交通手段のほうも考えに入れながら、今現在の交通計画の中で計画の中に盛り込まれているのは、鉄道だとか路線バスだとかタクシーもありまして、その中からの事業展開ということで、今後、地域の意見交換会も踏まえながら、計画を策定していきたいというふうに思いますし、計画の策定した折には実証実験も含めてどういう方式がいいのか、今、こちらのほうでやはり高齢者を中心にした足の確保を優先するべきでないかというふうにして考えておりますので、その部分につきましては、この交通計画を策定した上で次に進めていきたいと考えておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。以上です。
質問 3番 平松俊一
今の町長のお言葉であれば、少しは安心できる答弁なのですけれども、どうもこの計画書の中に書かれている表現を見ますと、バス停を移動するだとか、とにかくバスベースと取れるつくり方ですし、先ほども言いましたけれども、ある事業者を前提にして、そこに公的資金を入れるというような表現までされているわけですよ。町民の方というのは、はっきり言って、この文書だけ見てもピンと来ないと思うのです。私は今まで一般質問した中で、実証実験やるべきだと、半月でも1か月でもどこか地区決めて、どういうことを考えているのか。それと今、コロナのお話されましたけれども、実際問題、今、タクシーでも、それから介護施設・福祉施設、送迎のバスはちゃんと普通に動いていますよ。コロナ禍の中でね。だから、乗り合いのそういう公共施設をつくるときに、新たな対策が必要だというお考えでしょう。それは違っていると。お互いに勉強した中で、そのシステムがもうできていると、それを参加する車が自分の車に積んでいるタブレット端末をオンにすると、それはコンピュータが今現在、何台の車がエントリーしているのか、リクエストがあったところに一番早く行ける車をAIは判断して向けると、こういう仕組みなのですよ。家までね。だから一番いいというのは、お互いに理解をしているはずだったのですけれども、どうも遠回しの協議が長いと思います。バス停を移すだとか、必要ですかね。高齢者、足の悪い人たち、例えば子供たちにしたってそうなのですよ。スクールバスがいいのか、こういう公共交通つくって、それが利用できるかもしれません。そういう検討する。それと、どういったことが乗合タクシーだとか、ドア・ツー・ドアなのかということを見せた上で検討していかないと、公共交通を利用していない、車で通ってくるメンバーの人たちが検討する内容をこれから何か月も何年もですか、かけてやる値があるのですか。この辺、町長の考えしっかり聞きたいなと思います。
答弁 町長 杉原太
今、様々な交通システムも考えられて、既に全国では運行されているところもあります。最近出た話題では、よその町ですけれども、時間を決めて走っているコミュニティバスなど、なかなか乗車率が悪いと。やっぱり今言われているとおり、今の時代になるとデマンド交通ということで、注文を受けたらそこに行くと、ドア・ツー・ドアというのが、主流になってきているのだろうというふうには理解はしております。しかしながら、それを運行する際に利用者の部分も含めて、全ての時間でそういうふうにして効率的に運行できるのかというようなことも含めまして、今の交通計画のほうを進めておりますので、そういう意味では、効率的なシステムはシステムなのですけれども、利用者のほうの予測のほうと、それからシステムの導入の経費と、システム導入の経費を考えたときに、さっきの車とAIのシステムだとかといった場合に、例えばタクシーチケットの割引券で簡単に済ませられるものなのか、あるいはそういうシステムを将来的には入れて、皆さんが御自宅からスマホ、あるいは電話で頼んで、順番に向かいに来てもらって、目的地へ向かうというようなシステムが七飯町で実際に、この地域でも合うのかどうかということも含めて、交通計画を作成した上で国からの協議会へのバックアップもあるということですので、その中で、その辺の計画を見極めて前に進んでいきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。
質問 3番 平松俊一
交通計画ができてしまったら、その計画ができてから見直ししますという話にならないのですよ。私、盛岡のちょっと南に紫波町というところがあって、それを見に行ってきました。そのことは一般質問でも報告をさせていただいていますけれども、あそこは出だし、何十台のタクシーかな使って、3万3,000人の町なのですけれども、町で組んだ予算は2,500万円でした。ところが、今、すごい毎月どんどんどんどん利用率が上がっていまして、今年どうなったか分かりませんけれども、近々、町で予算を組まなくてもいい、補助金出さなくてもいいことになりそうだということを担当課長がおっしゃっていました。これは七飯町でやったら、そうなるかといったら、それはまた別ですよね。七飯町はこういう坂道だ、それからお年寄りの方がどういうところに住んでいるか、どういうところに行きたいか、これはみんな各自治体で違いますから、やってみないと分からないという要素多分にあります。その中で計画だけ先につくってしまって、それで運行したら、何だかこれは使いづらいなということで、町の出費ばっかり増えるものをつくってもしようがないと思う。だからまず、何種類かやってみて、それから近郊の自治体なんかでも随分始めていますよね、それもまた条件が違うから、参考になるようでならないのです。やっぱり七飯町は七飯町の地に合わせた公共交通というものを利用する人に考えてもらわないと。マイカー乗って通っている人たちに考えてもらったって、全く具体的なことにはつながらないと思いますけれども、再度答弁求めます。
答弁 町長 杉原太
マイカーを持って委員やられている方も家族の送迎だとか、そういう意味では十分にそういう交通の関係のほうは認識して、代表としてお話されているというふうに考えております。それから、また、地域4地区で意見交換会をこれから進めていくという形の中で、じっくりとお話をさせていただきたいというふうに思いますし、今、平松議員がおっしゃったとおり、私の考え方としては、ほぼ一緒なのです。ただ、七飯にある資源も今あるものを活用しながら、そしてそれをまた発展させて、そしてそのシステムなんかも公立はこだて未来大学でも開発しているというものもありますから、そういうものも研究しながら将来可能性ある部分は、実験というのは進めていきたいというふうには考えておりますけれども、そういうときに費用対効果だとかも含めて、より住民に合った形のもので考えていきたいというふうに思っていますし、七飯町の場合は大中山地区、本町地区、大沼地区ということで、それぞれちょっと違いがある地区ということもありますので、その辺の部分も含めて、そういう意見交換しながら進めてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いします。
質問 3番 平松俊一
最後の質問にします。町内の公共交通を考えるグループといいますか、団体がありまして、それでAIの仕組み持っている会社の社長を呼んで勉強会を開いています。そこに私も参加させていただいて、実証実験やるのにどのぐらいの金額がかかるのだと、詳細はちょっと分かりませんでしたけれども、要は未来大学がつくった仕組みをタブレット端末で運行させるために事前の調査が必要だと、そのためには60万円あればできると。あとは、実際に運行するのはタクシーであれば、タクシー1日幾らで借り上げるだとか、そういう経費がかかってくるわけですけれども、特別大きなものではないという表現ですし、実際に紫波町だとかそういうところは、そういうことをやって町民に見せて、鹿部町なんかもそうなのですけれども、仕組み違いますけれども、やってみせて、なるほどこれならいいなということで採用しているわけですよ。計画ができてしまってからでは、遅いと思いますけれども、最後にこの点の答弁お願いしたいと思います。
答弁 町長 杉原太
計画ができてからでは遅いということですけれども、この計画の中でドア・ツー・ドアも入っていますので、その中で考えていけるというふうに思っておりますし、本当に将来的なことも見据えますと、それこそ運転手の人材の確保ができないような状況も、これから高齢化社会という中であるということなので、効率のいいようなそういう運行のシステムというものは、常に考えながら進んでいかなければならないというふうに思いますので、その辺は理解はしかと持っていますので、そういう部分含めて前に向かっていきたいと思っていますので、御理解いただきたいと思います。以上です。