みんなの議会

むかわ町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月10日

恐竜ワールド構想について

2018年6月10日、むかわ町議会の一般質問で、山崎満敬議員が「恐竜ワールド構想について」質問し、恐竜ワールド戦略室長 加藤英樹、支所長 田所隆、町長 竹中喜之、恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦が答弁しました。

質問者
山崎満敬 議員
答弁者
恐竜ワールド戦略室長 加藤英樹、支所長 田所隆、町長 竹中喜之、恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 山崎満敬

次に、恐竜ワールド構想についてであります。恐竜化石を生かしたまちづくりを進める中で、穂別博物館周辺整備計画を含めた推進計画が動き出しています。本町として、この計画を進めるに当たり、安定的な財源の確保がまだ示されておりません。施設の整備費を含め、維持管理費などどのように考えているのか、お伺いをいたします。

答弁 恐竜ワールド戦略室長 加藤英樹

それでは、私のほうから、質問にお答えしていきたいと思います。博物館周辺エリア再整備に係る財源につきましては、各関係機関等への要望活動や北海道大学総合博物館・北海道・むかわ町の三者連携会議などでの情報収集を進めるなど、財源の確保に努めております。現在の想定財源としましては、国の補助メニューとして内閣府の地方創生拠点整備交付金や観光庁の旅行環境整備事業費補助金、そして、北海道費である地域づくり総合交付金などを想定しており、加えて、有利な起債である合併特例債などを活用した事業展開を模索しております。また、維持管理費につきましては、現行の穂別博物館と地球体験館の維持管理費の平成28年度に係る経費の総額が約8,600万円であり、収入は、入館料や各種体験事業等の約1,000万円です。むかわ町恐竜ワールド構想推進計画による事業の推進によって、穂別博物館を拠点とした発掘体験等の事業量の増加による施設管理費等の増額が見込まれますが、収入につきましては、体験事業の通年開催やミュージアムショップでの売上金、入館者数の確保などにおいての増資を見込んでおり、現状の一般財源の負担額を超えない範囲での運営が可能であると想定しておりますので、御理解願います。以上です。

質問 3番 山崎満敬

想定は未定ですので、私たちが心配しているのは、お金がどんどん出ていくのか、心配なところがあります。今ちょっと、想定のいろいろ補助金または合併特例債ということですが、今現在の中でどのような動きをしているのか。今、考えている最中なのか、国は、道にいろいろアプローチしているかと思いますが、どのようなことで進んでいるのか、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)

私のほうからお答えを申し上げます。現在、まず、北海道とは、かなり細かな部分の補助事業メニューについての打ち合わせをさせていただいております。また、国の補助事業についてでありますので、内閣府あるいは北海道、観光事業については、観光庁と詰めてきておりますので、今は、事業のメニュー、補助基準等をつぶさに打ち合わせをしてきているというところでございます。

答弁 町長 竹中喜之

今の財源確保に向けた取り組みということで御答弁をさせていただきますが、議員御案内のとおり、地方創生が、西暦で言いますと2015年から2019年度の、まず第1期という表現がいいのかどうかわかりませんけれども、とてもとても5カ年で地方創生が完結するような取り組みではないということから、我が町としては、今後の地方創生の取り組み、これは、穂別の博物館の再整備の財源も含めた中で、どういった地方創生、拠点整備も含めたものが必要とされるのかということも含めて、我が町独自のもの、さらには全国町村会、さらには全道町村会としても、地方創生の交付金事業については、創生事業の制度そのものとあわせて、拡充、継続というのを今、要請してきているところでもございます。あわせて、苫小牧地方総合開発期成会の1市4町としましても、今後、来年度に向けての、今言った地方創生絡みの事業の継続性、あるいは拡充というんでしょうか、そういったことも含めて取り組みを進めてきているところでもございます。まだ、事業制度が延長になるのか、あるいは拡充するのかという点ではありませんけれども、北海道、さらには国に対してのアプローチは、今、してきているところでもございます。あわせまして、現在のパブリックコメントを受けております穂別博物館の周辺整備基本計画でございますけれども、言わずもがなでございますけれども、現在実施しているパブリックコメントでの意見、さらには、基本計画そのものの内容だとか、あるいは計画内容に書かれている推進計画もあわせた地域への効果というんでしょうか、こういったことも含めて、町議会の皆さん、そしてまちづくり委員の皆さんとの今後の協議とともに、さらに町民皆さんへの説明の機会というのをしっかり設けながら、相互理解を深める環境づくりに努めていきたいと考えております。

質問 3番 山崎満敬

今、いろいろ説明をして、相互理解を進めていきたい、まさしくそのとおりかと思います。整備計画のスケジュールが、一応は示されています。これ、承認された、コンクリートされたわけではないですが、財源確保、維持管理費など、明確なことが今後示されて、町民のコンセンサス、理解がない限り着手すべきではないとは思うんですが、このスケジュールどおりに進めるということにこだわらず、今言った、町民の理解が得られない限り先延ばししてもよいのかと思うんですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。

答弁 町長 竹中喜之

現在の推進計画あるいは穂別博物館の基本計画で示されている期間にこだわることなく、先ほど私が申し上げましたように、パブリックコメント、そして、これからの町民皆さんとの説明会と、こういったところでの相互理解というのを優先していきたいと考えております。

質問 3番 山崎満敬

今のお答えで、相互理解が得られない限り周辺整備計画を進めないというふうに理解をさせていただきました。続きまして、むかわ竜についてであります。先日、テレビや新聞などで報道がありましたが、町外から化石の里ほべつを応援する穂別出身者の会が、町民が納得できる公の機関で議論して名称をつけるべきとして、署名を集め、要望書を町長に手渡しましたが、改めて、むかわ竜と命名した経緯についてお伺いをいたします。

答弁 町長 竹中喜之

去る5月28日に、「町外からの化石の里ほべつを応援する穂別出身者の会」の皆さんから提出されました町外者の方々の署名簿とともに、公開質問状というのを受け取っているところでございます。むかわ竜の名称につきましては、その経緯など、これまでも広報紙面等にてお知らせをしておりますが、改めてその経緯を御説明させていただきたいと思います。2003年に穂別稲里地区で発見されました脊椎動物化石、2013年から、北海道大学総合博物館小林快次准教授の研究により、中生代後期白亜紀(約7,200万年前)の陸上に生息した植物食恐竜のハドロサウルス科恐竜とされ、本町で初めて発見された恐竜の化石とされております。言うまでもなく、恐竜というのは、陸に生息していた直立歩行の爬虫類を指すものであり、海中に生息していた首長竜というのは、恐竜ではございません。町では、地方創生の総合戦略のシンボル事業として、恐竜化石を生かしたまちづくりの取り組みを進めておりましたが、町内外に広く情報等を発信する上で、恐竜の呼び名というのをつけるべきとの提案を受け、発見者の方が名づけ親となっている事例があることから、2016年10月、恐竜化石の発見者の意向を確認し、「むかわ竜」と呼ぶことに決定したところでございます。その際、発見者の意向としましては、我が町を担う子どもたちのためにも、新町名をつけることに意義があるとの発言をいただいているところであります。むかわ竜という市町村名を使用した呼び名につきましては、全国の恐竜先進地においても見られ、時を同じくして、ちょうど合併10周年を迎えた新町のシンボルとしてふさわしい呼び名であると考えているところでもございます。このむかわ竜の命名につきましては、発見者の了解を得て、同年12月3日に開催しました博物館普及講演会におきまして発表をしたところでございます。その後、恐竜ワールド構想の取り組み、そして情報発信に大きな推進力となり、新聞、テレビ、雑誌や図鑑などを通じて、全国的にその名前は広く認知されてきているところでもございます。以上でございます。

質問 3番 山崎満敬

今までも、議会、委員会でお聞かせをいただいて、今回もいろいろ新聞報道、テレビで放映されたということで、また、きょう、傍聴の方も多いということで、再度、確認の意味で質問をさせていただきました。もう1年半がたち、むかわ竜の名前が定着し、私どもも理解はしたところですが、またこのようないろいろな意見が出される中、町外からの方なんですが、町の人としてはちょっと困惑ぎみということではあります。しかしながら、ある程度の署名を集めて、携えてきたわけですから、その行動を踏まえて、町として、今後の考え方、また対応についてお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 町長 竹中喜之

先ほど答弁でも申し上げましたが、これまで、この名称関係については、町の広報だとか、あるいは恐竜ワールドセンターの瓦版といった中で、名称の周知に努めてきているところでもございます。先日、さきの旧穂別町出身者の皆さんによる署名につきましては、ふるさとを思う気持ちとして受けとめさせていただいているところでもございます。当時、合併に至るときに、2つの町というのが生き残りをかけて合併を選択してから10年過ぎているところでもございます。今、将来に向けて持続可能なまちづくりに向けて、さらなる10年の道を歩んでいるところでもございます。そのような中、はるか太古から現在によみがえってきたこの国内最大の恐竜化石というのは、議員御案内のとおり、多様な価値を持ってこれからのまちづくりへの起爆剤ともされていると受けとめております。そして、この町全体の宝であるとともに、これはもう北海道の宝、さらには日本の、さらに世界の宝ともされていると受けとめております。また、昨年、全国にも公開され、一昨年に命名しましたむかわ町穂別稲里産の通称むかわ竜というのは、今、全国にも注目されて、そして、胆振の4大遺産ともされているところでもございます。これまで、まだまだこれからでございますけれども、今までを通過点としながら、旧町から続く化石を生かしたまちづくりを、新町としても、未来に向けて、より多くの皆さんにさらに体感してもらえるような息の長い、町全体をステージにした恐竜ワールドの物語の展開に努めていきたいと改めて思っているところでもございます。そこで、名称の関係でございますけれども、先ほども申し上げましたように、命名時の発見者の意向と、これまでの決定の経過とともに、現在、発見者が思っているマスコミの方々への表示の際に、むかわ町穂別産、こういった産地の表記といったことの配慮もあわせながら、通称名はむかわ竜として、より理解浸透が図られますよう努めていきたいと考えております。

質問 3番 山崎満敬

わかりました。私も、いろいろ議会の中では皆さん納得がいって、むかわ竜ということで、もう1年半過ぎているかと思います。しかしながら、町外者のいろいろな御意見がありますが、合併してからの1年、2年目、この問題が大きくなることではなく、寛容な対応をしていただいて、町民の方が過度な、いろんな意見が出ないようなことの対応をお願いをしていきたいと思います。恐竜については、私たち議会でも、何度も言いますように、説明を受けて納得しているところではございます。続きまして、古生物学研究分室、仮称ではございますが、先ほど来いろいろ御説明がありましたが、お伺いをしたいと思います。北海道大学総合博物館が、穂別博物館に古生物学研究分室(仮称)、この名前で決まりかと思うんですが、開設する方針と、北海道新聞で報道されましたが、先ほどもるる説明していただきました。我が町にとってどのような効果や影響が期待されるのか、先ほど、一部いろいろなことを報告、中で聞きましたが、さらに詳しくお伺いできるかと思います。

答弁 恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦

お答えさせていただきます。本件につきましては、行政報告させていただきましたとおり、北海道大学総合博物館との相互協力協定の学術面における具体的な活動を展開するために、古生物学研究分室を設置するものです。北海道大学の学生や研究者が、穂別博物館を拠点とした調査研究を速やかに行うことができるとともに、穂別博物館に収蔵されている化石資料の解明や、学芸員との共同研究によって古生物学の進展につながると考えております。また、鵡川高等学校で発足しました恐竜研究同好会の生徒やむかわ町子ども化石くらぶハドロキッズチームの児童による学習が展開されており、穂別博物館での大学による学術研究の現場を目の当たりにすることで、将来の古生物学者を目指す子どもたちにとっては、未来の姿を想像できるまたとない機会ともなり、加えて、しっかりとした学習環境が整備されていることを保護者の皆さんにも御理解いただけることができると考えています。さらに、多くの学生や研究者が当地に訪れることで、経済的な貢献や関係人口の拡大につながるなど、多様な効果に期待できると考えております。以上です。

質問 3番 山崎満敬

先ほどの説明と同じなんですが、ちょっと私、聞きたいのは、それを足がかりに、例えば、国やら道やら、いろんなところに補助金なり、維持管理費の面での突破口にならないのかなと思ってちょっとお聞きしたんですが、先ほどの説明と全く同じということで、そのようなことは一切考えていないのか、ちょっとお伺いをいたします。

答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)

財源の確保については、先ほどの答弁でもあったかと思いますが、北海道、それと北海道大学総合博物館、それとむかわ町による三者連携の会議を既に開催をし、今後、財源についての検討を深めていくというような形になっております。そういった中でも、北海道大学さんとは、主には学術研究の分野ということになりますが、道あるいは北海道博物館との連携も深めながら、国への要請活動等を含めて、対策を進めていきたいと思っております。ただ、この学術研究の分野で、むかわ町穂別博物館の学術的価値といいましょうか、それはステージが一歩上がるというふうな認識もしておりますので、よりこの穂別博物館を核としたまちづくり、取り組みといったものを全国にアピールできるよい機会だというふうに思ってもおります。

質問 3番 山崎満敬

そういうことを含めて、あらゆる手だてを使って、補助金なり、いろんなお金の算段に結びつけていただいて、なるべく早く町民、議会に示していただいて、相互理解を深めていただきたいと思います。以上で質問を終わります。

出典:むかわ町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月10日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる