せたな町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月14日
温泉ホテルきたひやまのヒ素について
2020年9月14日、せたな町議会の一般質問で、菅原義幸議員が「温泉ホテルきたひやまのヒ素について」質問し、町長 高橋貞光が答えました。
- 聞いた人
- 菅原義幸 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 11番 菅原義幸
それでは町長に対しまして4番目の質問をいたします。温泉ホテルきたひやまのヒ素について伺います。①温泉ホテルきたひやまは、水質汚濁防止法の規定によるヒ素及びその化合物の自主測定を長期間実施しませんでした。昨年6月の測定で基準値の3倍を超えるヒ素が検出されましたが、11月以降今年6月まで常に3倍を超える検出数値が確認されています。これまで実施してこなかった責任の所在を明らかにしてください。②今後の対応策について、町長の考えを伺います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
菅原議員のご質問にお答えをいたします。水質汚濁防止法は昭和49年12月1日に施行され、旅館業における厨房や洗濯施設及び入浴施設が特定施設に追加されまして、排水規制の適用を受けることとなりました。これによりまして、1年に1回以上の生活環境8項目の自主測定と結果の記録及び保存が義務化されました。その後、平成13年7月から旅館施設に対して、ほう素・ふっ素の排水規制が実施されていますが、温泉を利用する旅館業に対しては、技術的に困難な業種に対する経過措置として暫定排水基準の設定がされ、3年毎の見直しにより平成22年まで経過しておりました。平成23年4月改正の水質汚濁防止法により、ほう素、ふっ素及びヒ素を含めた有害物質9項目が3年に1回以上の自主測定に追加されました。ご質問の1つ目のこれまで自主測定を実施してこなかった責任の所在についてですが、ホテルの指定管理者であります(株)北檜山観光振興公社から施設維持管理の外注を受けています三洋技研工業株式会社、現在は日本管財株式会社が測定を行っておりますが、開設当初は生活環境8項目を年1回実施し、平成13年の改正後からほう素、ふっ素を暫定排出基準ではありましたが、生活環境項目に追加し10項目を年1回実施しておりました。平成23年の改正後につきましては、昨年まで実施しておらず、平成27年10月と平成30年1月に実施された檜山振興局保健環境部環境生活課の立入調査時に口頭で指導を受けておりましたが、法律的な知識も少なく、また検査機関からの法的なアドバイスも無かったことから、そのまま放置されていたところであります。その後、昨年になりますが、檜山振興局担当課から今年は実行するよう指導され、3年に1回の自主測定を実施し、ヒ素の基準値を超える結果となった次第であります。この間、三洋技研、現日本管財から公社に対しての報告は無く、また町に対しての報告も無い状態でしたので、昨年の自主測定後の結果により把握した状況でございます。しかし町が設置した施設でありますので、町にも責任があると考えております。次に今後の対応策ですが、1年間実施してまいりましたヒ素の調査測定が今月終了いたしますので、8月25日の総務厚生常任委員会でもご報告したように、新たな井戸による希釈方法か設備による除去方法など、関係機関のアドバイスを受けながら検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
議員の再質問 11番 菅原義幸
再質問を行います。町長の答弁では、町の施設なので責任を免れないと、責任もあるという趣旨のお答えでありました。私はそれだけじゃないと思います。指定管理によってこの施設の運営を請け負ってるのは、指定管理者になってるのは三セクですよね。三セクということは、せたな町も出資しておりますから、歴代の副町長が取締役に就任してるんです。これを調べますと、水質汚濁防止法の基準改正後、これ平成23年ですから、最小限、平成26年からこれは実施しなくちゃいけない義務が発生するんです。その際、受注検査ですよっていうことだから報告までの義務付けはないとはいうものの、法律に定められている9項目の自主検査をやらなかったということの責任は残るんです。何か他人ごとのように温泉ホテルきたひやまどうこう、それを請け負っている業者がどうこうって言ってますけども、三セク自体は町が過半数の出資をしておって、取締役これ町の副町長なんですよ。責任逃れられますか。それから監査役ですか、これも代々の出納室長になっているということから考えたら、町の責任免れないでしょう。知識が無かった、知らなかったと言いますけど、だからやってなかったと言いますけれども、これ指摘受けてるのにやらなかったんです。明らかに怠慢なんです。結果調べてみたら、0.1ミリグラムパーリッター、それの3倍の数値がコンスタントに出ているということですから、これはやっぱり行政責任大きいと思います。そのことは指摘するに留めておきます。今後ずっとやるでしょうからね。それで町長、今後の対応策についてもう1点だけ聞いておきたいんですが、先般総務厚生常任委員会に出席したときに、私もこの問題、大変な問題だなというふうに思いましたが、その解決策として、大きく分けて新たな井戸を掘って希釈するという方法があるっていうことなんですね、780リットルですか。1日当たりですね。それを希釈すればクリアできると。ところがそれには、概算で9,000万ほどかかって、ボーリングした結果、水量確保できるかどうかもわからん。私はやっぱり希釈水で対応することが中心問題にならなきゃいかんと思います。これは金の問題とは引き換えにできないと思います。もう一つ行政側の資料で言っとったのは、これは旅館業法で規定されてるから排出水が水質汚濁防止法の対象になるんだと。だから宿泊業でなくなったら法の責任逃れられるんですよという提起があるんです。結局、温泉部門を町の直営でやって、宿泊部門の本体のほうと切り離すんだということなんですけども、システム上そのようにしても実態は何も変わらないんです。今の温泉水から0.1ミリグラムパーリッターの放水が川にされている。その実態は変わらないんです。法律を守るために、そういうアイディアを出したんでしょうけれども、私はそういう発想を非常に危惧します。ただ、なかなか考えるもんだなと、私どものような凡人には思いつかないような解決策だなと。これは感心しております。オーソドックスにきちんと解決することが、今後の町民の安心安全、新聞見て大変心配の声も起きているのも事実なんです。そこのところ原点にきちんと焦点を据えて、安心ですよと言える結果になるように町長の特段の取り組みを求めたいと思います。以上です。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
お答えをいたします。今回の件につきましては、これは先ほど申し上げましたように、町にも責任はあるということでお答えをさせていただきました。それからそのヒ素の水質汚濁防止法の基準をクリアするためには、さまざま方法があるわけでございますので、いろいろな方法を検討しながら1番いい方法を取って、何とかこの状況を改善したいというふうに思っておりますので、しっかり検討させていただきます。ご理解いただきたいと思います。