みんなの議会

豊浦町議会 令和6年定例会12月会議 2024年12月11日

高齢者支援福祉対策について

2024年12月11日、豊浦町議会の一般質問で、小川晃司議員が「高齢者支援福祉対策について」質問し、町長 杉谷佳昭、総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉、政策財政課主幹 武田貴博、総合保健福祉施設事務長 武石修が答えました。

聞いた人
小川晃司 議員
答えた人
町長 杉谷佳昭、総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉、政策財政課主幹 武田貴博、総合保健福祉施設事務長 武石修

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 小川晃司

続けて、2点目は、高齢者支援福祉対策についてお伺いいたします。豊浦町では、町営バス、コミュニティバスなど、きめ細やかな福祉対策を行っていただいて、多くの町民の方々が喜ばれていると思っております。ただ、全員がそのバスを利用できるかというと、なかなか利用しづらいという方もいらっしゃるのが現実だと思います。そこで、いろいろな条件があろうとは思いますが、タクシー割引券等を交付してほしいという町民の方々の声がありますので、どのようにお考えか。また、今日も雪が降っていますけれども、お年を召すと雪かきが大変になって、豊浦に住みたいのだけれども、子どもさんのいるところに行こうかという町民がいることも確かなので、現在ある除雪サービス基準の見直しを行っていただいて、町民、とりわけ高齢者サービスを増やしていただくという考えはないのか、お伺いいたします。

町の答え 町長 杉谷佳昭

高齢者支援福祉対策についてお答えいたします。1点目のタクシー割引券の交付についてですが、令和6年定例会11月第2回会議において所信表明でお示したとおり、今後、高齢者支援福祉対策としまして、移送サービスを含めた地域公共交通の見直しを行い、高齢者の皆様方のサービス向上を図ってまいりたいと思っております。今年度に策定を予定している豊浦町地域公共交通計画におきまして、現行の町営バス、コミュニティバスの運行体制の見直しを行っておりますが、策定に当たっては、町民アンケートや乗降調査、意見交換会の実施など、地域公共交通に対する町民のニーズを 酌み取る調査を実施し、豊浦町地域公共交通活性化協議会において、適切な地域公共交通の在り方の検討、協議を行っております。タクシー割引券の交付を検討してはとのことですが、各種調査におきましても同様の声をいただいているところです。高齢の方が買物などで外出した場合に、荷物を持ち運ぶことが大変であることや、バス停や駅まで歩くことが困難であることから、タクシー及びドア・ツー・ドアに近い形での地域公共交通が求められていると捉えております。総合保健福祉施設で実施している移送サービスは、利用条件がありますが、ドア・ツー・ドアに近い形での運行を行っており、利用条件や運賃の見直しを行い、町民の皆様が使いやすい形を検討いたします。国や北海道の補助金等の財源確保も含め、どのような地域公共交通の在り方が適切か、引き続き検討を行い、計画の完成を目指してまいります。2点目の除雪サービスの基準の見直しについてですが、現在、本町で行っている除雪助成事業の対象となる世帯は、自力で除雪することが困難な世帯、65歳以上の高齢者世帯、住民税非課税世帯、3親等以内の親族から労力的または経済的な援助が受けられない世帯のいずれにも該当する世帯であり、除雪機使用の場合で1世帯当たり年額3万円、除雪機未使用の場合で年額2万5,000円を上限に、費用の一部を助成しております。この要件と助成額につきましては、他の自治体における同様の事業と比較しましても、決して劣るものではないと考えております。一方、当該事業を継続する上で、喫緊の課題としましては、有償で除雪を依頼しようとしても、お願いできる方や事業者が地域に限られていることから、事業の継続が難しくなりつつあるものと捉えております。具体的な取組の検討は今後になりますが、誰でも安心して住み続けられる町を目指して、全庁的に対応を検討してまいります。

議員の質問 2番 小川晃司

答弁いただき、ありがとうございます。答弁の中で移送サービスと言われていたのですけれども、具体的にはどんなことなのか、お答えいただけますか。

町の答え 総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉

お答えいたします。移送サービスと申しまして、目的としては、医療機関への受診や病院の入退院などの際に、公共交通機関を利用することが難しい高齢者の方々等に対して移動手段を提供することを目的としてございます。対象者につきましては、介護保険法に基づく要支援1・2の認定を受けている方を対象にしまして、豊浦発着で伊達市内までの範囲内でサービスを提供しているものでございます。

議員の質問 2番 小川晃司

移送サービスの法律的な話は分かるのですけれども、タクシー割引券に関しては、病院の行き来や入退院のことではなく、先ほどの町長の答弁にもありますとおり、買物に行くにも、バス停やコミュニティバスが通っている道路まで出るのが困難な方がいるのです。まして、冬の時期は、今日もそうですけれども、滑って転んで骨折するということもあり得るので、ドア・ツー・ドアということですね。入退院や通院のためだけではなくて、買物に行くにもドアからドアというのが、バスを利用できる方はバス利用されればいいのだけれども、どうしてもバスが利用できない方もいらっしゃるので、タクシーということになるのです。移送サービスは分かったのですが、それ以外のことでドア・ツー・ドアをどう考えるか、お聞きしたいと思います。

町の答え 政策財政課主幹 武田貴博

高齢者のドア・ツー・ドアの移送につきましてお答えさせていただきます。現行のやまびこで行っています移送サービスにつきましては、先ほどご説明があったとおり、通院に限られているものとなっておりますが、ただ、この移送サービスは、法令でいうところの有償福祉運送という制度の下で行っているものでございまして、必ずしも用途として通院でなければいけないというものはございません。あくまでも豊浦町の制度として通院に限っているということでございますので、これを買物などほかの用途に広げることも今後議論していきたいと思いますし、その担い手 として、役場や地元のタクシー会社など、どこがその役割を担うことがふさわしいのかについても、今後も併せて議論していきたいと思います。あわせて、全町的に使うとなりますと、北部方面や礼文華、大岸の方たちも利用の対象になると思いますけれども、そういったところまでハイヤーの配車が可能なのかどうか、もし難しいのであれば役場の移送サービスの中で対応することが望ましいとなるのか、そういったところも含めて今回の公共交通計画策定の中で議論してまいりたいと考えております。

議員の質問 2番 小川晃司

今の武田主幹の話を聞くと、移送サービスというくくりの中で買物などに利用することも可能だというふうに取れるのですけれども、それで間違いないでしょうか。

町の答え 政策財政課主幹 武田貴博

小川議員のおっしゃるとおり、有償福祉運送という制度の中で、通院だけでなく、買物やその他の用途に対する移送対応も可能となっております。ただ、ほかの地域で行われているものは、料金的に豊浦とは大分異なる部分もありますので、どういった料金形態でできるかというところも含めて移送サービスの見直しを行ってまいりたいと考えております。

議員の質問 2番 小川晃司

今のご答弁で、現在も移送サービスに利用できるというふうに捉えたのですけれども、そうであれば、高齢者の方にもっとお知らせする方法を考えないと、僕の認識では、病院の行き帰りぐらいしか利用できないと捉えていたので、その辺も含めて、もう少し町民にPRしていただきたいと思うのですが、いかがですか。

町の答え 政策財政課主幹 武田貴博

私の説明が不十分だったところがあると思いますが、現行の移送サービスにつきましては、通院以外の用途での利用はできません。今後の移送サービスの在り方につきましては、通院以外の用途も含めた再編を検討しているところでございます。

議員の質問 2番 小川晃司

大変申し訳ございません。早とちりして聞き漏らしていました。今の部分を含めて、ぜひ公共交通計画に盛り込んでいただいて、高齢者が住みやすいまちをつくっていただきたいというふうに思いますので、町長、ぜひよろしくお願いいたします。いかがですか。

町の答え 町長 杉谷佳昭

私も公約の中にその部分を入れてございますので、そういう形で対応したいというふうに考えてございます。

議員の質問 2番 小川晃司

ありがとうございます。きっと町民の皆さん喜ぶと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。2点目の除雪サービスについてですが、答弁では、他の自治体における同様の事業と比較して、決して劣るものではないとのことですが、どこの自治体が対象なのか、答弁をお願いします。

町の答え 総合保健福祉施設事務長 武石修

他の自治体の状況についてかと思います。近隣の1市2町を確認したところ、除雪の範囲につきましては、当町と同じ玄関から道路までの間、除雪幅としてはおおむね1メートルから1メートル50センチの幅で除雪を行っております。対象者につきましても、当町と同様、65歳以上の独居高齢者と障がいをお持ちの世帯が対象となってございます。除雪を実施する協力者は、当町と同様に有償ボランティアの方に対応していただいているということですが、洞爺湖町の旧洞爺村地区につきましては、建設等の業者さんが担っているとのことでございます。利用者負担につきましては、当町では利用者負担をいただいていないのですが、ほかの町では、有償ボランティアということもございまして、30分当たり320円から1,000円程度の負担をいただいているところもございます。なお、先ほど申し上げた洞爺地区のうち、成香など山方面については年間4万円程度かかるということで、その1割の4,000円を、また、住宅地域内では年間1万円かかるということで、その1割の1,000円を負担していただいております。実際の負担につきましては、本町においては、先ほどの答弁にもありましたとおり、除雪機を使っている場合は3万円、除雪機未使用の場合は2万5,000円を自治体で負担しております。先ほど申し上げたように、洞爺湖町の洞爺地区については、その負担額の9割に当たる、山方面では3万6,000円、住宅地域では9,000円をそれぞれ助成しているとのことですが、壮瞥町と伊達市では、実際の負担はないというところが当町とは違うと思います。また、1市2町に聞いたところ、ボランティアを使っているため、朝、雪が降ったから来てくださいという要請に基づいて対応するのではなく、ボランティアさんの都合のつく時間に対応していただいているということでした。いずれの市町においても、当町と同様に、協力していただけるボランティアさんが非常に少なくなっていることが問題点であると伺ってございます。

議員の質問 2番 小川晃司

今、1市2町というお話を伺いましたが、1市2町と豊浦町では雪の量が違うと思いますので、ほかの自治体とは比較にならないのではないかと思います。豊浦町は雪が多いので、その辺を踏まえて見直しをしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

町の答え 総合保健福祉施設事務長 武石修

確かに、ほかの町と比べて雪が多いことは重々承知しております。ただ、最後に申し上げたように、少子高齢化の影響もあって、担っていただける方がだんだん少なくなっているという課題がございます。これにつきましては、今後の対応として一番肝腎なところと思っております。なお、現在の対応としては、10センチ以上になりますとボランティアさんに除雪していただくこととしておりますが、1人で複数のお宅を回ったりしますので、なかなか朝いちの対応はできない状況であり、そこは人員の確保が問題であると考えておりますので、協力していただける方の確保について今後検討していきたいと考えてございます。

議員の質問 2番 小川晃司

答弁にもありますけれども、事業の継続が難しくなっているということですので、有償ボランティアの確保に向けてどのような方策を取られているのか、お聞きしたいと思います。

町の答え 総合保健福祉施設事務長 武石修

現在、本町で行っている除雪サービスにつきましては、長年やっているということもありますので、除雪を受ける対象者の方が自分で頼んでいることが多くなっております。申請いただく際に、この方にお願いしているということも併せてお伺いしています。ただ、頼む方がいらっしゃらない場合につきましては、社会福祉協議会のほうにお願いして、マッチングをしていただいているという状況でございます。

議員の質問 2番 小川晃司

社会福祉協議会が除雪する方を探すということは理解するのですけれども、町として、やっていただける方を広く募って確保することも大切だと思うので、単価を上げるとか、何かいい方法を考えて取り組んでいただきたいと思うのですけれども、金額的な問題で除雪をしていただける方がいないということはないでしょうか。

町の答え 総合保健福祉施設事務長 武石修

金額が安いからということではないと思っております。先ほどから申し上げているとおり、人員の確保が一番のネックであって、単価が安いから人が集まらないということではないと認識しております。

議員の質問 2番 小川晃司

役場サイドはそう思っておられるかもしれないけれども、実際にやられている方は、何件も掛け持ちしてやられているということで、本当に大変な作業だと思いますので、一度単価を見直すとかね、そういうことをしてみてはいかがかというふうに思います。洞爺地区では建設業の方が担っておられるという答弁がありましたが、豊浦町も建設協会等があるので、ぜひそちらに働きかけて、アクションを起こして募っていただきたいと思います。先ほども言ったように、豊浦に住みたいけれども、冬のことを考えるとちょっとねという人は結構いるのです。町長の答弁にありますとおり、誰でも安心して住み続けられる町を目指すという観点では、一人でも町民を町外に出さないことが大事だと思うので、町長、その辺を含めていかがお考えでしょうか。

町の答え 町長 杉谷佳昭

除雪サービスについても公約の中に入れさせていただいている事業です。私も、期間は短いですけれども、やまびこの前事務長をしておりまして、そのときから考えていた部分がありますので、議員のおっしゃるとおり、そういう形で対応したいと思っております。ただ、武石事務長が言ったとおり、なかなか担ってくれる人がいないというのが現実です。今までずっとやってきた方が年を取られて、自分のところも大変になってきているので、ほかのところまでというような形も、ここ数年いろいろ出てきていると聞いてございます。先ほど、建設協会というお話がございましたけれども、私からも建協の会長にどうですかという打診をさせていただきました。そして、できないことはないという話はいただきましたけれども、建設協会としては、今日雪が降ったので今日やってくださいという対応はできないと。1か月単位でやってくれということで、その間の人を雇う経費を見てくれるのであれば対応できるけれども、今日降ったから今日来てくれということでは、どこの企業も人員を確保できないので無理だという話をされましたので、建協では無理なのかなと考えています。ただ、除雪に困る方はたくさんおりますので、もしほかに手だてがないのであれば、役場の若い職員にやってもらうことも考えなければならないのかなと思っているところです。

議員の質問 2番 小川晃司

今、町長の強い思いを伺いました。最後にあった役場の若い職員でもということは今まで聞いたことがないので、職員さんの理解を得て、ぜひうまく進めていただければと思います。町長から建設協会に話をされているという事実も確認できましたので、冬の雪かきが大変だから豊浦から出るというような人を一人も生まないような施策を実現していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

出典:豊浦町議会 令和6年定例会12月会議 2024年12月11日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる