上富良野町議会 平成16年第1回定例会 2004年3月11日
学校及び通学路の安全管理対策について
2004年3月11日、上富良野町議会の一般質問で、長谷川徳行議員が「学校及び通学路の安全管理対策について」質問し、教育長 高橋英勝が答弁しました。
- 質問者
- 長谷川徳行 議員
- 答弁者
- 教育長 高橋英勝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 長谷川徳行
私は、さきに通告いたしました1項目について質問いたします。学校及び通学路の安全対策について。学校内や通学路で子供が被害者となる犯罪が相次ぎ、社会問題になっています。特に2000年6月大阪府の池田小学校、昨年の宇治小学校で起きた児童殺傷事件は社会に大きな衝撃を与え、学校が決して安全な場所でないことを知らしめました。学校内に不審者が侵入する事件は1999年は全国で1,042件だったが2002年には2,1 68件に倍増、そのうち直接子供の生命や身体に危険を及ぼすおそれであったのは18件もありました。また、子供の略取、誘拐事件も多発し、登下校中に被害に遭った事件が126件もありました。学校内の安全対策は不審者を校内に入れないことが基本となり、また、登下校の安全対策は父兄、防犯協会、地域住民、警察等の協力が必要と思われますが、町では学校及び通学路の安全対策はどのようにとっているのかお伺いいたします。以上です。
答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)
14番長谷川議員の学校安全対策のため、学校や通学路の危機管理についての御質問にお答えいたしたいと思います。議員御指摘のように、平成13年6月の大阪府の池田小学校の児童殺傷事件、また、昨年の宇治市の― 1 12 ―宇治小学校での児童傷害事件など、最近児童生徒が楽しく安心して学べる場であるはずの学校内に突然不審者が侵入し、多数の児童や教員が犠牲となっている事件が発生し、社会問題となっているところであります。当町におきましても他人事ではなくて、大きな教訓として受けとめ、学校などの安全確保については地域が一体となって適切な対応を図ることの重要性を強く認識させられております。教育委員会といたしましても、児童生徒の安全管理につきましては、どの学校においても予測もできない事件がお起こり得るといった認識のもとに、学校のみならず幼稚園などの幼児も含め、生命の安全を第一に考え、各学校等の施設の緊急の再点検を行うとともに、緊急時における安全管理体制や危機管理マニュアルの作成と教職員の危機管理意識の向上も含め、児童生徒の安全確保に努めているところでございます。現在、学校施設管理面におきましては、不審者が教室へ侵入した場合、各教室から職員室へ緊急通報ができるよう通報システムを整備しております。また、突然予測もできない非常事態が発生した場合には、児童生徒の生命の安全を守るための緊急的な対応策として、各学校の教室に防犯スプレーを常備し、また、職員室にも防犯スタンガンを常備したところであります。幼児・児童生徒の安全対策につきましては、上富良野の青少年健全育成を進める会の地域のおじさん・おばさん活動や、警察によるパトロールの強化、交通指導員による声かけや監視、緊急時の登下校方法など、保護者やPTAを初め各関係団体との連携と協力をいただきながら、幼児・児童生徒の安全確保に万全を期すよう、今後も安全管理や安全教育については地域一体となって取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
質問 14番 長谷川徳行
本当に最近では大きな都市だけでなく、ごく普通の町で子供たちがこのような事件に次々と巻き込まれています。学校内の事件などは本当に嘆かわしく思います。本来なら学校は開放的で児童が自由に学び、そして自由に遊ぶ場所だと思っておりましたが、教室の中にスタンガンや防犯スプレーを置かなければならない状況が、本当に残念でなりません。今の社会のひずみ・ゆがみがどこかにあるのかと思えます。このようなことが起こることは私たち大人にとっても責任の一端があると思われます。子供の安全に対しては十分な対策をとってやらなければならないと思いますので、町ではまたいろいろな安全対策を努めているようですが、次の三つについて再質問いたします。一つは、校内の安全対策ですが、校内に不審者を入れないことが私は大前提だと思います。それで、学校施設に不審者に対する整備は施されているのか、例えば門やフェンスの整備、また、防犯者の侵入に対しての監視システムなどはされているのか。二つ目は、通学路の安全対策ですが、各団体との横の連携が十分行われているのか、また、地域にどのような啓発を施されているのか。私たち北海道理容組合は北海道警察と連携して子供110番というA3のプレートをつくって店頭に掲げております。地域の商店や青少年育成を進める会のおじさん・おばさんの家にもこのようなプレートをつくって下げていただくと、危険の回避・抑止につながると思いますが、どのようにお考えでしょうか。次、三つ目でございますが、教職員の危機管理意識についてお伺いいたします。教職員の危機管理の向上の観点から、防犯訓練や防犯研修などは実施されているのか、あわせて、子供たちに防犯教育も必要と思われます。また、警察と連携して危険を想定した避難訓練も必要と思われますが、このようなことは実施されているのかどうか、お伺いいたします。
答弁 教育長 高橋英勝(教育長は2004年9月まで)
14番長谷川議員の再質問にお答えしたいと思いますけれども、学校は一番安全なところでということの認識が覆されて、今、本当に危険が予測できないことが発生しております。1点目の校内の安全対策でありますけれども、不審者を、門やなんかをつくって全部そこで監視をしてということにはちょっとできないのが現実でありますし、また、学校舎に対しても、ただ客観的に見てあんたを不審だとかということもできませんので、ただそういうものについては学校現場では、議員から言われたようなことについては、どの人もそういうことが起こり得るというようなこと、起こったときにどうするかということで、この不審者に対する監視については、警察やなんかは常に机を前に置いて対話をするとか、その客観的要素を見て先生たちがその意識をさらに強めて接待するとか、そういうことについては現実的に学校現場で対応してございます。また、2点目の登下校時における安全対策については、私たちも言葉や用語では努力をしていますとお答えしておりますけれども、まだまだ議員言って― 1 13 ―いるように努力をしなければならないなと。地域とやっぱり共有してその理解を深めて、青少年健全育成の会の進めの中でも、地域のおじさん・おばさん活動のステッカーもあって、張っておりますけれども、ただつくって、配っておくだけでは意味ありませんし、今の理容協会やなんかについても、そういうステッカーをつけて店内に張っていただいたり、外に張っていただいて御協力していただいておりますので、そういう面ではいつも言いますように、地域の子供は地域全体で育てるということからいくと、まだまだ私たちが意を燃やして努力していかなければならないということを再認識しておりますので、そういうことを議員から提言あることについてはさらなる努力をしてまいりたいと思っております。それから、一番大事なのは、最後に言われた教職員のとっさにおける対応だと思います。先ほども、いくらいい条例ができたってマニュアルできたって、教育の指導要領ができたとしても、それを実践することがなければ、私はだめだと思っておりますので、そういう面では校長会やなんかもとにかく何々をモニターをつけれとか、スタンガンをつけれとか、そういうことでなくて、とにかく現場の先生がとっさのときに対応できるその危機意識の向上が必要だよねという話をよくしておりますし、学校現場もようやく先生たちもそういうことの訓練しようということで、校長会ともその課題については共有しておりますので、早い時期に防災訓練も学校ではやっておりますけれども、そういう子供たちの危機安全対策という部分については、2項目の地域と一体となってという部分で、学校の先生の意識の向上をさらに図るように努力してまいりたいと考えております。