みんなの議会

本別町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月11日

安定した産業推進のため後継者に支援を

2026年3月11日、本別町議会の一般質問で、方川一郎議員が「安定した産業推進のため後継者に支援を」について質問し、町長 佐々木基裕、農林課長 篠原順彦、未来創造課長 野崎昌也が答弁しました。

質問者
方川一郎 議員
答弁者
町長 佐々木基裕、農林課長 篠原順彦、未来創造課長 野崎昌也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 8番 方川一郎

それでは、通告済みの一点について質問させていただきます。安定した産業推進のための後継者に支援をというタイトルであります。近年、後継者が町に戻ってこない状況にあり、農家、商店の減少が続いています。安定した産業ということでは、今回の令和8年の町政執行方針にもうたわれているところであります。今後の対応について伺いたいと思います。町では、新規就農対策、あるいは起業した方々への支援策は、現状行なっておりますが、農業、商業の新卒といいますか卒業後、あるいは社会経験後の、いわゆる家族継承者といいますか、そういう後継者等には、なかなか支援というものが現状ないということであります。そこで、以下の考えを伺いたいと思います。まず1つ目、現状、農家戸数の減少、商店の減少は、この近年、目につくわけですけれども、その実態をどう捉えているのか。また、過去、この近い5年間の間で農業、商業の後継者はどのぐらいあったのかを伺いたいと思います。次に、後継者が町に戻ってこない状況が今後続くと、町の発展はもとより、まちづくりに大きな影響があると思います。この現状をどう捉えているのか伺います。3点目に、後継者が戻ってきた場合には、奨励金とか祝金を支給するなど、また、その後継者が事業展開、あるいは投資した場合については事業費の一部を補助するとか、資金融資等が当然ついてまわるわけですけれども、その利子補給をするだとか、いろいろ方法はあると思いますけれども、その点は、当然これは、農協、商工会も連携して一緒に行なうべきとは思っておりますが、そういった考えはないのか、考え方を伺いたいと思います。

答弁 町長 佐々木基裕

〔登壇〕方川議員の安定した産業推進のため、後継者に支援をについて答弁をさせていただきます。1点目の農家戸数、商店減少の実態と、過去5年間の後継者数についてでありますが、農家戸数の現状では、令和2年から令和6年度の間に19戸減少し、240戸となっておりまして、そのうち、親元就農と親子間継承者数は27人、第三者継承者は4戸となっております。240戸で、27人の就農者数は、決して多い数字ではないと認識をしているところであります。商業分野につきましては、統計資料として記録されているものではありませんが、本別町商工会からの聞き取りによれば、6件の事業継承が行なわれたものと把握しております。商店等の減少につきましては、単なる店舗数の減少にとどまらず、地域コミュニティの機能低下や利便性の喪失など、まちづくりに影響を及ぼす課題であると捉えております。2点目でありますが、現状といたしましては、既存農家が規模拡大傾向にあり、耕作面積の増加に伴い、機械類の大型化やスマート化が進んでいますが、地域のコミュニティを維持する観点から、農業担い手センターにおいて、第三者継承を希望する農業者と新規就農希望者をマッチングする取組を進めているところであります。これは、全道及び十勝管内において、畑作での第三者継承の事例が少ない中で、一定の成果であると捉えております。今後も、希望農業者の経営規模やニーズなど、様々なパターンを想定し、的確に判断しながら取組を進めてまいります。商業におきましては、後継者が町に戻らない状況は、将来的なまちづくりに影響を及ぼす課題であると認識しております。特に、人口減少や高齢化が進む中、若い世代の流出は、地域の活力を低下させ、経済活動のみならず、地域コミュニティの維持にも関わると捉えています。3点目の後継者への支援についてでありますが、ここ数年で、国等による後継者への補助制度が創設されていて、本町でも支援制度を活用されている農業者もおります。商業につきましても、現在、商工会、金融機関と連携をし、中小企業融資事業を展開しており、商工事業者の資金需要に応じ、信用保証料の補助や利子補給を実施しております。後継者の皆様が、事業継承をする際、また、新たな事業展開を行なう際の金融コストを軽減することで、経営の安定化を支援しております。今後も、後継者に対する支援策等につきましては、関係機関と十分協議を進めながら、取り進めてまいりたいと考えております。以上、申し上げ、答弁とさせていただきます。

再質問 8番 方川一郎

それでは、再質問させていただきます。午前中の答弁で、令和6年までに過去の部分お聞かせいただきました。農家戸数240戸、あるいは27人の後継者、4戸の継承、商業についても6軒ぐらいの継承があったということですけれども。現状今、現在はもう200戸辺りになっているのかなと思いますし、本別町の耕作面積でいくと、やはり1戸当たり、もう50ヘクタールぐらいになっているのかなと考えるところであります。そうした中で、農家戸数の減少で、やっぱり1戸当たりの耕作面積もかなり増えてきて、若い人たち等々も含めて、自治会活動あるいは団体活動にも、大変高齢化も手伝って影響が出てきているところでありますけれども、そういう意味では、若い方々が自治会や何やらで、多くの役を引き受けるケースが多くなってきているわけでありまして、そういった現状を、これは町全体の問題でもあるのかなと思っていますし、そういうケースで、どういう捉え方を町として持っているのかお聞かせいただければと思います。また、商店においても、非常にこの近年、シャッターが閉まっているところが年々増えてきているところでありますし、これ人口減少による、年々そういうことで商売が成り立たないという原因も片方あるのかもしれませんけれども、若い人の流出等も手伝って、そういった面では、同じくやはり厳しい状況になってきているのかなと思っています。そういう点で、また再度伺いたいと思います。また、後継者が戻ってこないと、まちづくりに影響が出てくるんだという御答弁でありました。そういう意味では、若い方々が町に戻ってこないということは、やはり今後においても、町民の皆さんの安心、安全な暮らしを守るという観点からも、やはり消防団員の方々には大変、日夜御苦労をかけているところでありますけれども、そういう意味では、団員確保にも大きく、今後影響してくるのかなと思っています。そういう意味で改めて、今後どう対応ができるかどうか、町としての考え方を伺います。また、3点目に後継者に対するいろいろ支援の関係は、道の関係やら何やらの、そういった対応もあるんだよということでありましたけれども、私が伺いたいのは、町として何か対応することができないのかということであります。私としては、ここを、これだけの対応、対策を取ってくださいということではありませんので、これは町の姿勢として、後継者に、皆さんしっかり頑張っていただくために、これだけのことを支えているんですよという、ある意味、応援メッセージ的に、そういった対応をすることも必要かなと私は考えるところであります。そういう意味で、そのことについて町の考え方を伺いたいのと、やはり、少しでも若い人が戻ってきていただくと、またこれは、ある意味、今、大変問題になってきている少子化対策等々にもつながっていくのかなと改めて思うところでありますので、御答弁をいただきたいと思います。

答弁 農林課長 篠原順彦

お答えさせていただきます。方川議員おっしゃられるとおり、私たち捉えているところでいきますと、今の現在の本別町の耕作面積というところでいきますと、平均で約40ヘクタールと捉えておるところでございます。その中で、多い方も少ない方もおるので、今、平均でというところでしかお話はちょっとできませんけれども、そのような観点の中で、先ほど町長の答弁でもありましたとおり、本別町としては、第三者継承というような新規就農者を募っているところでありますが、この辺ちょっと、答えがちょっとあれするかもしれないんですが、第三者継承、新規就農者というところでいきますと、やはり資金がない中でゼロから始める。また、親子間継承でいきますと、その中で、土地なり、機械なりはそこで継承していく。ゼロからか、新規就農者でいくと約、ここはちょっと仮定の数字ですが1億円かかる。それか、親子間継承でいくと、そのまま引き継ぐ。そういうような中で、国、道、町のほうもそうなんですけれども、そのような観点から新規就農者に対して、今、手厚い支援等が行なわれているところでございます。ただ、その後に質問いただいている中で、親子間継承に対して、午前中の町長の答弁でもありましたとおり、現在、ここ数年の間に経営継承発展支援事業というものが、国のほうで対策を取られております。これにつきましては、国が50%、町が50%、限度額100万円なんですが、そのような形で、ただ、親子間継承をするのではなくて、親子というか、その家庭で行なっている農業、現在の農業以外の部分、その中で、国が示しているのは13項目ございまして、その中の項目を新たに行なう部分に関しまして、親子間継承でも、そのような支援制度が使えるというような形で、昨年も途中で補正させていただいた中で、本別町でも1軒の方が、そのような親子間継承の部分での補助をいただいているところでございます。議員おっしゃられるとおり、地域コミュニティというか、若者が戻ってこない、そのような中も、お金で解決できるものかどうかというところは、ちょっと置いておきまして、町と農協といたしましては、そういう今、第三者継承による新たな方々が入ってきていただきながら、地域のコミュニティを守っていきたいというところで、今、進めているところでございますが、議員おっしゃられるとおり、今後どのような町で対策を取っていくかというところにつきましては、関係機関を含めながら、農協中心ですけれども、今後どのような支援が必要になってくるか、今後も協議しながら進めていきたいと考えております。以上です。

答弁 未来創造課長 野崎昌也

お答えいたします。何か対応できないかというところですけれども、商工業に関して言えば、やはり中小企業の支援機関である商工会の役割が大きいのかなと考えています。ただ、商工会だけでなくて、当然、町のほうも連携をして取り組んでいきたいと考えています。町の支援としましては、中小企業へのお金を借りたときの融資ですね、その融資を継続をして実施をしていくというところ。それと、先ほど町の中、シャッターが閉まっているよというところなんですけれども、令和6年度でいくと、起業家支援を使って、3店舗シャッターが開いています。そういったことも継続をしながら、そういうシャッターを開けるような取組もしていきたいなと考えております。以上です。

再々質問 8番 方川一郎

それでは、また再々質問させていただきます。農家戸数が減少しているよということは、私も肌で感じて分かっているんですけれども、各農村部の各自治会、やはり農家戸数は、自治会の戸数の半分以下というところも実態としてあるわけですよね。そういった意味では、本当に高齢化して、まさに自治会運営もままならんところも見受けられるんですけれども。かといって、そこそこの戸数で散らばっているから、自治会の合併もそう簡単に進まないような側面も一方であって、そういう意味では、町は、今までそうしたことには相談は乗るよということではありましたけれども、積極的にそこに関わるということはしないということの姿勢だったんですけれども、現状そういった形で今も変わらないのかどうか、その辺を改めてお聞きしたいと思いますけれども。また、農家の後継者等に対する援助云々も、やはり農協と町とで、お互いに積み上げている振興基金等もありますんで、そういう意味では、そうした後継者にちょっと対策しようとするならば、そういった基金も一方あるわけですけれども、そういったことも農協との相談にもよるんですけれども、そういった形も一方できるのではないかと想像するんですけれども、そういった考え方がないのかお伺いしたいと思います。また、商工会の関係は、当然、そういった融資の関係等々で対応もある程度されているのかもしれませんけれども、午前中の質問の中でも、また、これは新年度の関係のやつまでちょっとお話しいただいていたところですけれども、やはり地域おこし協力隊を採用して対応するんだよというような話も一方、これから予算審議もあるので、そういった中で議論されるのかと思いますけれども、やはりそうした意味では、そういう対応も複数人を抱えて対応するんだよという考え方も、一方必要ではないのかなとも思うわけですけれども、そうした中での対応ができれば、まだこれからそういった商店の、これから将来に向けてやめざるを得ないような方向になっているお店も、後継者がいなくて、そういうことが想定される状況が一方あるわけですけど、そういう意味では、少しでもそういった対応を早くするという意味では、そういうことも、もっと積極的に運用する必要性があるのではないかと思いますけれども、改めて考え方を伺います。

答弁 町長 佐々木基裕

方川議員の再質問について、御答弁いたします。まず、農村地区の減少に伴う自治会活動の在り方についてでございますが、従前から町の姿勢といたしましては、それぞれ各自治会の中で合併でありますとか、そういったところを十分協議をしていただきたい。そこに、町は合わせますよというスタンスでこれまで来ております。と申しますのは、やはり自治会活動、地域性があると思っているところでございます。行政が区分けをしながら、自治会の活動をお願いするというところよりも、自治会の皆さん方がともに支え合うという立場から、近隣自治会と合併をしながら、自治会活動のより活発的な運用を図っていただくという趣旨の下、今まで来ております。こういったことにつきましては、当面はこの体制でいきたいと思っているところでございます。また、農業の支援の部分につきましては、やはり各関係機関、特にJAを中心とした機関との、町との連携が非常に大切であろうと思っているところでございます。そういったことで、今後もJAと連携を密にしながら、後継者対策及び農業振興策について、協議を重ねてまいりたいと考えているところでございます。農業振興基金のほうにつきましては、令和7年度におきましては、JAのほうからいただいていないというところでありまして、そういったことについて、令和7年度は町の単独、あるいは補助事業により農業振興策を展開をしているという事実でございます。また、商工の関係もそうであります。午前中も答弁いたしましたが、やはり新たな人材を本別町に呼び込んで、その人材の活用により、商店街の活性化、そして商工業の活性化、これも図ってまいりたいと考えているところでございます。令和8年度につきましては、新たな地域おこし協力隊の運用ということで、民間も網羅した形での協力隊の採用について、今、検討しております。そういったことで、様々な観点から実施をしたいなと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。また、先ほどの質問にもありました自治会活動とともに、消防団活動もやはり、今、第1分団、第2分団、第3分団までありますけれども、やはり団員も減少傾向にあるというところであります。こういったことを鑑み、今、JA、それから社会福祉協議会の職員の皆さん方に御協力を賜りながら、団員になっていただいているということもあります。私ども、町職員も、消防団の活動ができないのかどうか、ここ数年から検討しておりますし、また、組合の組織にも、そういうお話もさせていただいております。そういったことで、消防団活動につきましては、不足することなく、団員の数を補ってまいりたいと考えているところでございます。また、何かいい案があれば、教えいただければありがたいなと思っているところでございます。いずれにいたしましても、安定した産業、すなわち農業の振興が、本町にとって一番の経済の起爆剤となりますことから、農業振興につきましては、各関係機関との連携を図りながら、未来につながる農業施策を今後も展開してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解いただき、御協力もいただくことをお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

再々質問 8番 方川一郎

終わります。

出典:本別町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月11日 議事録 PDF(87ページ) 間違いを知らせる