本別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月9日
本別高校の現状と課題について
2015年6月9日、本別町議会の一般質問で、林武議員が「本別高校の現状と課題について」質問し、教育長 中野博文が答弁しました。
- 質問者
- 林武 議員
- 答弁者
- 教育長 中野博文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 林武
議長の許可を得ましたので、通告どおり1問について教育長に質問をいたします。よろしくお願いします。本別高校生徒の確保についてであります。少子化の中で中学卒業生数が減少する中、その対策が急務となっております。本別高校の現状と課題についてお伺いをいたします。新たな高校教育に関する指針、これは道教委が高校教育の考え方と施策を示したもので2008年度から実施されています。内容は、全日制課程は1学年4から8学級を望ましい規模とし、3学級の高校は望ましい規模になるよう、近隣高校と再編、2学級以下は中卒者数や欠員状況など、勘案しながら順次、再編整備するとなっています。6月2日に公表されました2016年から2018年、この3カ年の公立高校配置計画案は統合、学級減、地域キャンパス校、学科再編などなど多くの高校が示されました。本別高校は2013年度38名の入学者で本校始まって以来の初めての1学級になった経過がございます。本年も10月ころから高校の体験入学が始まります、あわせて順次進路指導を経て三者面談を経て、最終進路が決まる12月ころが正念場だと思っております。支援策も必要です。が、しかし勉強でもスポーツでも、卒業後の進路がどう開けるかが大事だと考えます。特色ある学校づくりを含め、教育長の見解を伺います。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
林議員の本別高校生徒の確保についての御質問に御答弁させていただきます。北海道教育委員会が示しております高等学校基本の教育の基本的な考え方につきましては、林議員の御質問のとおりでございますが、本年も去る5月11日に毎年、恒例となっております第1回目の公立高等学校配置計画地域別検討協議会が帯広市で開催されております。その内容につきましては、27年度に幕別高校と広尾高校が2学級の定員に対し、1学級の入学にとどまったこと、29年度に新得高校が募集停止すること、30年度には学区全体で36人、帯広市内で45人の中学校卒業者の減少が見込まれますことから、ゼロないし1学級減の検討が必要であること、さらに31年から34年の4年間で225人の減が見込まれますことから、帯広市及び周辺町におきまして4ないし5学級の調整が必要である旨の説明がなされたところであります。その後、御質問にございますとおり6月2日に示されました平成28年度から30年度の十勝におけます公立高等学校配置計画案では、平成28年度に広尾高校を本年40人を切って1間口になりましたものの、中学卒業者数の状況から勘案して、2学級の募集に戻すこと、帯広三条高校を7学級から6学級に1学級削減することが打ち出されております。本別高校の現状についてでございますが、現在の第3学年の入学時であります25年度に1学級となりましたものの、26年度には62人、27年度には48人の入学者を得まして、2学級を維持している状況でございます。平成26年度より支援策の拡充をさせていただきました。通学費の全額補助、制服の購入費支援を行いますとともに、遠距離地域からの入学者の対応といたしまして下宿先の確保を行いますとともに、さらなる近隣町を含めました中学校へのPR活動を初め、北海道教育委員会に対しまして本別高校の存続にかかわります要請行動などを行ってまいりました。また、学力向上のため、模擬試験、受験助成や補助教材を活用いたしました学習支援、資格取得や検定助成などを行いますとともに、高校におきましても教科、カリキュラムを大幅にふやすなどの御努力をいただいた結果、今春の卒業生は5人が国公立大学に合格し、就職先におきましても6人が公務員に就くなど、全ての卒業生が望んだ進路先に進んでいるところでございます。今後の生徒確保のための取り組みにつきましては、6月16日を皮切りにし、管内の中学校を訪問をする予定としております。本別高校の特徴と支援策について十分にPRをしながら、生徒や保護者の皆さんにお伝えをしていきたいと考えています。10月には御質問にありましたように1日体験入学が開催される予定もしております。いずれにいたしましても、町内の中学卒業者がここ数年は50人台で推移いたしますし、近隣町村におきましても中学卒業者が減少傾向にございますので、大変、厳しい状況でございますが、本別高校に行きたい、本別高校に来てよかったと思っていただけるよう、地域の進学校として学習サポートの継続と拡充を図りますとともに、外部指導者を積極的に活用をするなどして、部活動の充実などに努め、夢を実現できる本別高校であること、魅力ある本別高校であり続けるために、さまざまな関係団体の御協力をいただきながら取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても引き続き御支援を賜りますようお願いを申し上げ、御答弁とさせていただきます。
再質問 11番 林武
再質問をさせていただきます。今、教育長の答弁は私も再質問の中で入れていたのですけれども、数字的に教育長のほうで一部説明されたので、答弁がありましたので、あえて質問はいたしませんが、町村部の高校が生徒の確保に苦慮している要因は一体何なのかなと、確かに卒業生の絶対数が足りないのはわかりますけれども、やはり少子化も当然ですけれども、従来5学区あった学区が1学区になったということで、帯広市内に生徒が、どうしてもそちらのほうに向いて集中しているのではないかなという背景は、そういう要因があるのではないかという指摘もあります。私は、確かに5学区から1学区になったということは、いわゆる進路として進む生徒の選択肢が広がったということで悪いとは思っていませんけれども、しかし町村部の学校は非常に苦慮していると、そしてまたいろいろな特色ある支援策も含めて頑張っているところでありますけれども、なかなか満度な生徒の確保は難しいというのが現状であります。教育長も先ほど答弁の中でありましたとおり、2016年から、次年度から18年度まで、16年はわずか34人だそうです、十勝管内の卒業生の減は。しかし、2017年になります86人という大きな数字が大幅に減少するということが推定されております。18年はそう大きな減はないようですけれども、ここ3年間で差し当たりの3年間でこういう数字が出ております。先ほど教育長、答弁にありましたとおり、2019年から2022年ぐらいまで、この辺につきましては総体的に212人という推計がされております。全くそうだと思います。そういうことで、今後、さらなる再編が進むのではないかなという懸念は持っております。地域に適した教育力、これの維持するためには本別高校の将来像、これについては地元主導でしっかりと対応すべきかなと、このように考えております。本別高校の考える会、こことのどのような検討、また協議をなされているのか教育長の見解をお伺いします。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
お答えを申し上げたいと思いますが、林議員からの今の御質問の中で、昔は大学制という時期がありました。その後、小学制になったり、中学制になったりしていますが、今はまさに大学制ということでございます。ただ、昔と何が違うかといいますと、昔はどこの高校も郡部の学校も競争率がありまして、入学選抜試験は定員を超えておりました。ところが、今現在は同じ大学制でも一部の都市部の学校以外は定員に達していない。したがいまして、郡部は2次募集を行っています。この郡部の中学生は都市部の進学校に挑戦をします。もし、だめならば不幸にして不合格だった場合は、地元の高校に2次募集で入学するというような状況にあるのかなと思います。これは本別ばかりではございません。そういう中で、どうしても帯広市の進学校挑戦して、ほとんどが合格をするという状況でございまして、一層郡部が非常に苦しい状況になっているということであります。例えば、本別町は今現在五十五、六パーセントの地元進学率であります。地元進学率も以前は七十数パーセントの時代がありましたけれども、落ちてきているということであります。帯広市等に進学した分について、他の町の中学校から本町の本別高校に入学をしていただいて、どうやら2間口を確保しているという現実でございます。そういう中では、道教委に対しましては、まずその制度について考え、先ほど申し上げましたが、北海道教育委員会が示した方針、基本方針はもう既に10年経過しています、約10年であります。そういった部分で、10年前と同じような進め方をしていただいていますから、そういう見直しもしていただくよう、要望もしてございますが、いかんせんまだ制度もそういう動きがございませんから、とりあえずこの10年間の中で一町村で一高等学校の場合で、2間口を確保している高等学校は廃校になった例がございませんので、とりあえずといいますか、当面は2間口を確保するために努力をしていく必要があるというふうに考えてございます。ただ、大変厳しい状況でございますので、考える会の中でもいろいろな議論をしておりますが、中には今、支援していること事態も、本来、本別町として本当にやっていいことなのかという御意見もございます。それからまた、一方ではまだまだ支援、いわゆる金銭的な部分でも足りないのではないかというような議論もございます。私どもはあくまでも考える会はあくまでも後方支援といいますか、側面からの支援ということでございますから、そういう中では子どもたちが他町村の中卒者も含めて本別高校に来ていただく最大の選択の決定的なものは生徒が本別高校に魅力を感じることであります。そういう考える会でも議論がなされておりまして、そのためには例えば遠距離助成とか、制服の助成は保護者の負担を軽減させますが、保護者からは歓迎されるものだと思いますが、生徒からはそれが選択肢となる最大の魅力ではないというふうに思っておりまして、そういう意見も出ていまして、したがって進学のための進路対策とか、あるいは部活動の充実という部分で支援策、今後も支援をしながら、当面はやはり2間口確保することが必要ですから、そういうことで子どもたちが本別高校を選んでいただけるような策を一層講じてまいりたいとこういうふうに考えているところでございます。
再質問 11番 林武
本別高校の現在地、ここは中央小学校と本別中学校、同じスクールゾーンの中で、常に小学校1年生から高校3年生まで、生徒たち、児童たちが毎日のように土日以外は通学しているという、ほかに余り例のない地域として私はやはり教育長、前にちらっと言っていたのですけれども、いわゆる小中高の連携教育というのでしょうか、本別独自の連携をしっかりと構築しながらやるべきかなと、前には私の記憶では小中高の連絡会というのでしょうか、お互いに年に何回か会って、いろいろな形で協議をした経緯があったと思うのですけれども、何か今、目に見えた行動がないものですから、その辺どうなったのか、やはりそういう特殊地域であるので、ぜひ、小中高の連携を含めてしっかりと地域の皆さんの期待に応えるよう、教育委員会として、教育長として頑張っていただきたいと思いますが、本校の校舎の横断幕ありますよね、大きな横断幕。あれ何て書いてありますか。なかなか普段見ないのです。それで、たまたまこの間、あるとこへ行くときに見たらこう書いてあるのです、本気で本校で夢実現の旅に出ようと、これにもう一つ、私が適当に入れたのですけれども、本気で、そして本腰を入れて、そして本校で夢実現の旅に出ようというキャッチフレーズも一つ刻みながら、小中高の連携を今後どう構築といったらおかしいですけれども、これは教育長の持論でもあると思うのです。この辺ちょっと見解を伺いたいと思います。
答弁 教育長 中野博文(教育長は2018年3月まで)
まず、小中高等学校の同じ文教地区に存在しているということで、ほかの町には本当にない例だなと思います。御承知のとおり、数十年前から小中高の合同研修会を場所をかえながら3校、中央小、本別中学校、本別高等学校の場所をかえながら合同研修を行っています。ちょっと連絡会云々というのはちょっと私、承知していませんが、その研修を実施するに当たって実行委員会的なものがあって、そこで話し合われて進んでいるということでございます。小中高の連携につきましては、本当に林議員おっしゃるとおり大切な、重要なのもだと思いますが、数年前から高校にも中学校、特に中学校のほうに行きまして英語とか、体育とか、そういう授業交流とか、先生が中学校へ出向いていただいて、この授業をしていただくとか、そういうお願いをしております。何度か実施をしていただいているのですが、最近またちょっと停滞気味であります。と申しますのは、学級数がどんどん減りまして、生徒も、教員も減ってきているという状況で、なかなかゆとりがないというような状況のようであります。今、小中学校の連携もどんどん進めています。小中学校の連携も小中高の連携も大切だということで、高校のほうにもそういう形の中でまた一層、連携を深めていただくよう、一貫教育とまではなかなかいかないと思いますが、小中、中高、その連携を研究をしながら進めていきたいとふうに考えてございます。横断幕の件でございますがポスターにも夢実現ということで、あるいは本別町の街中、あるいは足寄、陸別、浦幌にもチラシを夢実現ということで配付をさせていただいております。その横断幕に掲げている、あるいはチラシ等に掲げているプラスアルファ、本気で本腰を入れてというのがまさに本当に必要なことだというふうに思います。この言葉で表現というのはまた別にいたしましても、子どもたち、我々もそうだと思いますが、本当に本気で本腰を入れて本別高校を守らないと、大変な状況になってしまいますので、あるいは生徒にしてみても中学校の今、町内で在学している子どもたちにも私どもはなかなか難しい面もございます。教育というのはやはり子どもにとって自由といいますか、平等でないとならないというのがありますし、帯広に進学する子どもたちがいた、だとしたらそれは喜ばしいことであります。ただ、半面、この本別高校はすばらしい学校だというふうに思っています。本別高校に行っていただけるように、いろいろな策もそうですが、本別町の高校に入れていただいて、さらに進路、進学も就職も含めて、さらに充実したものになっていただければ、子どもは本別から本別高校に行くのだというふうに思いますので、そういったことを我々も可能な限り、一層支援をしてまいりたいというふうに思っているところであります。以上です。
再質問 11番 林武
終わります。ありがとうございました。─────────────────────────────────────◎散会宣告