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江別市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日

新市庁舎建設について

2017年3月8日、江別市議会の一般質問で、宮本忠明議員が「新市庁舎建設について」質問し、市長 三好昇、総務部長 齊藤俊彦が答弁しました。

質問者
宮本忠明 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 齊藤俊彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 宮本忠明

議長から発言の許可をいただきましたので質問に入らせていただきます。私からは、新市庁舎建設について、その関連も含めて質問をいたします。市庁舎の整備については、約5年前の平成24年3月に、職員の皆さんで構成する市役所庁舎等あり方検討委員会の報告がまとめられました。その後、議会への報告は約1年後の今から4年ほど前になりますが、平成25年2月の総務文教常任委員会において、市役所庁舎及び収容避難所の耐震整備方針についてということで説明がなされてきています。その後、今日に至るまで数回にわたる議会での一般質問と答弁が行われてきたところであります。また、昨年の平成28年3月には、江別市公共施設等総合管理計画が策定され、さらに昨年の平成28年11月、第2次江別市耐震改修促進計画の案が示され、今月3月に策定される予定です。そこで、平成29年度の新年度を迎える現在、年数も経過して平成24年当時とはまた違った状況でありますので確認の意味合いを込めて質問させていただきます。初めに、新市庁舎建設に向けての庁内検討組織体制について質問いたします。現在、新市庁舎建設に向けて市役所庁内での検討はどういう組織体制で進められているのか、以前の市役所庁舎等あり方検討委員会を継続した形で進められているのか。また、江別市公共施設等総合管理計画庁内連絡会議などを含めた新しい検討組織を立ち上げて調査・検討を進めているのかどうか御説明いただきたいと思います。また、現在の庁内検討組織の役割分担などはどのようになっているのか説明いただきたいと思います。次に、庁内検討組織での調査・検討の状況について質問いたします。市役所庁舎等あり方検討委員会の報告の後、年数も経過していますが、その報告をもとに多方面からの調査、検討を行ってきていると思います。現時点での調査・検討状況を説明いただきたいと思います。また、専門家へのヒアリングなども行っていると思いますが、どういう専門分野の方からどういう内容についてヒアリングをされているのか説明いただきたいと思います。次に、今後のスケジュール等について質問いたします。市役所庁内での調査・検討についてですが、平成24年3月の市役所庁舎等あり方検討委員会の報告を中間報告と位置づけるとしますと、現在、調査・検討中の結果報告が庁内検討組織の最終報告と位置づけられると考えます。検討の中では他市の事例なども参考にしながら進めていると思いますが、一般的には、今申し上げました庁内検討組織で最終報告をまとめた後に基本構想をまとめることになります。そして、次の段階として基本計画、基本設計、実施設計、工事着手、竣工という流れになり、基本構想から建物完成まで5年ほどの期間が必要と考えます。そうしますと、庁内検討組織での最終報告から約6年後の平成34年前後がほぼ事業全体の中の建物の完成時期になると想定されます。ただし、引っ越し、解体工事、外構工事等は整備の内容により別に決まると考えます。そこで、このような工程の考え方についてどういう御見解をお持ちか、御説明いただきたいと思います。市長は過去の一般質問などに答える形で、新市庁舎建設については一定の方向性が決まった段階で専門家、市民を入れての検討組織を設置して検討していきたい旨、説明されています。このことは、先ほど述べました最終報告の次の段階である基本構想策定に向けての検討組織を設置することであると思いますが、そうだとすると庁内における検討の最終報告はいつを予定しているのか、また、その後の基本構想策定のための専門家、市民による検討組織の設置はいつを予定しているのかをあわせて御説明いただきたいと思います。次に、新市庁舎建設に対しての市民意見の募集、集約、反映について質問いたします。市民の市政参加やまちづくり参加という観点から考えますと、特に、新市庁舎建設の必要性については早目の情報発信が必要であると考えます。新市庁舎の建設に対して市民意見の募集、集約、反映などについてどのような考えで進めていくのか。一般的には、庁内検討組織での最終報告である検討結果の報告について、まずは市民アンケートや意見の募集などを実施することが必要と考えます。また、基本構想や基本計画の段階においてもパブリックコメントや市民説明会の開催などを実施して、市民理解、協力を得る必要があると考えますが、いかがお考えか御説明いただきたいと思います。次に、新市庁舎建設と市民会館及び青年センターの整備方針等について質問いたします。昨年3月に策定された江別市公共施設等総合管理計画において、公共施設等の管理に関し、新設する際の基本的な考え方や耐震化の実施方針が説明されています。特に、行政系施設として現市役所庁舎については、大規模な地震が発生した際には、倒壊等の危険性があることから災害対策・復旧本部の設置ができなくなることが考えられるとしています。そして、行政系施設の分散により、来庁される市民や関係者にワンストップサービスを提供することが困難な状況にあるとして、市役所本庁舎の改築方針を平成24年度に定めたと説明しています。また、今月策定される第2次江別市耐震改修促進計画において、優先的に耐震化する建築物の第一段階として江別第一小学校、大麻体育館、市庁舎、市民会館、そして青年センターを対象としています。そこで質問いたしますが、優先的に耐震化する建築物のうちの江別第一小学校は完了し、大麻体育館については平成29年度完了予定ということになっています。そうすると、残りは市庁舎、市民会館、青年センターということになります。新年度予算編成の協議の中でも当然出てきていると思いますが、これらの整備方針、優先順位についてどのような考えで進めていくことになっているのか。特に、市民会館と青年センターそれぞれの整備内容、想定事業費、今後のスケジュールについて概要を説明していただきたいと思います。また、青年センターの整備については、プールや体育館の検討、市民会館については他施設との合築の可能性も含めて検討されていると思いますが、そのことについてもあわせて御説明をいただきたいと思います。次に、新市庁舎の建設場所について質問いたします。地方自治法では地方公共団体の事務所の位置については、住民の利用に最も便利であるように交通の事情、他の官公署の関係等について適当な配慮を払わなければならないとあり、条例制定には議会の出席議員の3分の2の同意がなされなければならないとされています。平成24年当時、市役所庁舎等あり方検討委員会は見込みで新市庁舎の建物延べ面積をおおよそ1万5,000平方メートル、4,500坪ほどと仮想定しています。この面積はあくまで市庁舎の適正規模について検討する場合の算定基準に基づいた面積であり、複合的施設ではなく、あくまでも市庁舎のみとした場合の面積であります。また、これだけの規模の庁舎を建てるとすると、庁舎北西側に旧江別高校跡地があり、面積も十分にあり、この場所に建築することが適していると考えられる。しかし、建築場所については、将来のまちづくりに大きく影響することから十分な議論が必要と考えるとしています。言うまでもなく、市役所庁舎は市役所の執務のための事務室空間の役割、また、市民に直結したサービス施設としての役割、さらに、市のシンボル的施設の役割などがあります。そういう意味からすると、江別市のこれからの将来のまちづくり、コンパクトなまちづくりという観点からの検討は大変重要なことと考えます。そこで、建設場所についての現在の検討状況と考え方について説明いただきたいと思います。次に、事業費と財源措置及び整備手法等について質問いたします。国では平成29年度から耐震化が不十分な自治体庁舎の建てかえ促進策を導入することになりました。概要は市庁舎建てかえ事業費の地方債充当率が75%から90%に引き上げられ、交付税措置として地方債対象事業費の75%に対し30%を地方交付税で返済額に上乗せ措置するという制度であります。事業要件としては、公共施設等総合管理計画に基づいて実施される事業であることとして、耐震化が未実施の市町村の業務継続計画BCPに位置づけられること。事業年度は平成32年度までの完成となっています。また、新規に長寿命化事業の公共用建物として施設の法定耐用年数を超えて延伸させる事業なども対象事業としています。事業年度は対象事業により平成32年度または平成33年度までとなっています。そこで、江別市における新市庁舎の建設、市民会館、青年センターなどは、平成28年度策定の江別市公共施設等総合管理計画に基づいて実施される事業に該当すると考えます。また、分散している他の行政施設集約の後の解体除却も地方債の充当率引き上げに該当する事業と考えます。今後の新市庁舎の建設年度や社会情勢などによって当然変動はあると思いますが、平成27年8月に開催した総務文教常任委員会での説明の中で仮置きした金額をもとに、新市庁舎の事業費を約80億円と想定した場合、この制度を利用する場合と利用しない場合の財源や市の実質負担額の差などについての比較、検討などはどうだったのか知りたいところであります。具体的な数値で説明をしていただきたいと思います。その上で、新市庁舎建設を初め、他の施設の整備にもこの有利な制度を活用すべきと思いますが、いかがお考えか御説明いただきたいと思います。次に、新市庁舎供用開始までの安全対策及び災害予防等について質問いたします。平成28年度に改訂された江別市地域防災計画において、地震に強いまちづくりを推進するということで、建築物の耐震化と安全整備について説明がなされています。また、今月3月中までに、災害応急対策を中心とした業務の継続を確保するため、業務継続計画BCPを策定するとのことであります。特に、江別市地域防災計画の中では建築物における天井の脱落防止等の落下物対策などの地震安全対策について推進するとしています。そこで、全国的にも公共施設において特定天井を含む天井材の落下が相次いで発生しています。現在の市役所本庁舎、市民会館及び青年センターについての天井の脱落防止など、落下物対策や施設管理についてどのような取り組みをされているか。また、今後において、現在の対策で安全性は確保されるとしているのかどうかをあわせて説明いただきたいと思います。次に、災害時の対策本部は市役所本庁舎2階に置くとしています。ただし、庁舎の被災等により使用ができない場合は消防本部庁舎等に災害対策本部を移設するものとしています。そこで、市役所本庁舎2階が災害対策本部としての機能ができないほどの地震災害などが発生したとき、市の行政情報である電子情報あるいは文書情報は守れるのかどうかということであります。行政情報の管理保全という観点から見て、電子情報、文書情報の管理保全について現在の状況と課題について、また、新市庁舎の供用開始までの考え方について説明をいただきたいと思います。以上をもちまして、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

宮本議員の一般質問にお答え申し上げます。新市庁舎建設に関連しまして、現在の庁内検討組織体制についてでございますが、市役所庁舎等あり方検討委員会以降、本庁舎の建てかえに向けた検討組織は設けておりませんが、自治体の本庁舎建てかえに関する国の財政支援制度が新設されるということを踏まえまして、本年2月、副市長をトップとする政策会議におきまして、全庁的に今後の検討組織体制を含め協議を進めていくことで確認し、申し合わせをしたところでございます。次に、庁内組織の役割分担についてでございますが、現在、庁内組織を設けていないため、その役割は申し上げることはできませんが、現状におきましては、江別市公共施設等総合管理計画の所管課であります契約管財課、中期財政計画を所管する財政課、江別市耐震改修促進計画を所管する建築指導課におきまして、それぞれ所掌する事項を検討しているほか、総務部総務課におきまして、他市の庁舎建てかえの事例などの情報収集や全庁的な連絡調整を行っているところでございます。今後、庁内組織を設けた場合には、それぞれの所管課が主要な役割を担っていくものと考えております。次に、今後のスケジュール等についてでございますが、議員御指摘のとおり、本庁舎の建設を行おうとする場合には、一般論で申し上げますと、基本構想策定が前提となり、その後、基本計画、基本設計、実施設計、建築工事と進んでいきまして、5年ほどの期間を要するものと考えております。なお、前提の基本構想の策定の際には、まずは庁内組織において協議を重ね、建設場所や建設手法などの骨子案をまとめ、その後、十分な時間をかけて全市的な視点で市民や専門家から意見を伺うほか、議会において御論議をいただく必要があるものと考えております。こうした市民合意のもとに、本庁舎の建てかえに至るまでには、相当の期間を要するものと考えているところでございます。なお、庁内検討と専門家や市民による検討組織の設置につきましては、今ほど申し上げましたとおり、設置していかなければならないものと考えております。次に、新市庁舎建設と市民会館及び青年センターの整備方針等についてでございますが、現時点で想定しております整備のための事業費につきましては、本庁舎と市民会館の合築の場合の試算は行っておりませんが、単独で類似規模施設を参考に試算したところ、本庁舎は約80億円、市民会館は約50億円となっております。なお、青年センターにつきましては、試算を行っておりませんが、他市の同程度のプールでは約20億円となっております。次に、本庁舎、市民会館、青年センターの整備の内容についてでございますが、今後の行政需要や人口動向を把握するとともに、江別の顔づくり事業などを含む財政見通しを踏まえた上で、十分に検討を行う必要があるものと考えております。また、これらの施設の優先順位につきましては、災害対応を意識しましたこのたびの国の制度改正の趣旨から考えますと、本庁舎が優先されるべきものと考えております。なお、市民会館につきましては、他の施設との合築の可能性も含めて市が検討を行いまして、青年センターにつきましては、まずは教育委員会において体育施設全体のあり方の中で協議を進め、その後、市全体の整備について検討すべきものと考えております。次に、建設場所についてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、本庁舎建てかえの検討を進めていく上で、本庁舎は多くの市民が利用する建物であり、高齢化、人口減少、公共施設のあり方、市民の利便性など、市民合意を得るには、多角的な視点から検討する必要があるものと認識しております。議員お尋ねの建設場所につきましては、今後、複数の選択肢の意見も想定されますことから、十分な時間をかけて検討を進めていきたいと考えております。次に、事業費と財源措置及び整備手法等についてでありますが、国の平成29年度の地方財政措置におきまして、議員の御質問にありました数字のとおり、自治体財政に配慮された事業債などが新設される見込みであり、現在、国会において予算案が審議されているところでございます。御質問の新しい制度を利用した際の財源比較等でありますが、起債対象経費に関する考え方など、現時点では制度の詳細が明らかとなっていないため、正確な試算は難しいものと考えておりますが、中期財政見通しでお示しした仮置きの建設事業費であります約80億円をベースに単純な比較を行いましたが、その内容を申し上げますと、事業費全てが充当率の引き上げ対象であるとの仮定のもとになりますが、後年次の起債償還分を除き事業期間中に必要となる一般財源で約12億円の減、元金償還に対する交付税措置で約18億円が見込まれるとの試算結果となっているところでございます。また、本制度の活用についての御質問でありますが、本庁舎を改築するためには、場所の選定を初め、行政需要や人口動向を把握する必要があり、本市の場合には、江別の顔づくり事業などの財政見通しや、耐震化が未実施の市民会館、青年センターへの対応など、それらを総合的に検討していかなければならないことから、事業債の期限であります平成32年度までに建てかえを終えるのは、かなり難しいものと考えております。このため、他の施設整備への活用を含め、国の財政支援制度を恒久化することにつきまして、全国市長会を通じて国に要請すべく、現在、北海道市長会を通じて強く働きかけているところでございます。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長からお答え申し上げます。

答弁 総務部長 齊藤俊彦(総務部長は2018年3月まで)

私から、新市庁舎建設についての御質問のうち、3点について御答弁申し上げます。まず、現在の調査・検討の状況についてでありますが、先ほど市長から御答弁申し上げましたとおり、検討組織は立ち上げておりませんが、情報収集は必要であるとの認識のもと、それぞれの所管において先行している他の自治体の事例等の研究を行っているほか、専門家へのヒアリングにつきまして、PFIを初めとした建設手法などの情報提供を受けているところであります。なお、本庁舎との合築も想定される市民会館につきましては、平成27年度に耐震診断を行ったところであります。また、本庁舎の建てかえの優先順位につきましても検討を行ってきており、学校の耐震化が完了したことに伴い、多くの方が利用する建築物として本庁舎、市民会館、青年センターを並列にして、耐震化の第一段階とする計画を取りまとめたところであります。次に、市民意見の募集、集約、反映等についてでありますが、本庁舎建設までのあらゆる段階において、市民に丁寧な説明を行い、意見を伺った上で合意を得ることが大切であると認識しております。特に、建設場所の選定につきましては、本庁舎は全市民が利用する建物であることから、十分に時間をかけて慎重に検討していかなければならないものと考えております。なお、今後の進め方、さらには市民意見の聴取、全市的な会議の持ち方などについて、庁内組織の中で検討してまいりたいと考えております。次に、新市庁舎供用開始までの安全対策及び災害予防等についてでありますが、本庁舎、市民会館、青年センターの安全対策につきましては、法令に基づき、建物や設備の目視による点検を行っているほか、施設管理者の日常的な点検・管理を通じて、安全性の確認を行っております。なお、議員御質問の3施設の天井脱落対策につきましても、日常の点検の中で安全性の確認を行っておりますが、抜本的には、国の通知に基づき、改築時にその安全対策を行うこととしております。次に、行政情報の管理保全についてでありますが、電子情報の管理につきましては、住民基本情報システムのホストコンピューターは本庁舎とは別の建物にあり、定期的にバックアップによって災害対策を講じております。また、行政文書の長期保存につきましては、本庁舎内の文書庫での保存のほか、別の建物の文書保存センターなどで管理・保存等を行っているところであります。なお、本市では災害時であっても継続して業務を行えるよう、業務継続計画BCPを今年度中に策定することとしており、その中で罹災証明書を迅速に発行できるようにするなど、体制を整備してまいります。私からは以上でございます。

出典:江別市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる