江別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月9日
(1)旧江別小学校跡地の利活用について/(2)千歳川築堤整備に伴う旧岡田倉庫の移設及び保存活用について/(3)JR江別駅前及び条丁目地区のまちづくりについて/(4)JR江別駅周辺地域及び条丁目地区の活性化について
2020年9月9日、江別市議会の一般質問で、宮本忠明議員が「旧江別小学校跡地の利活用について」「千歳川築堤整備に伴う旧岡田倉庫の移設及び保存活用について」「JR江別駅前及び条丁目地区のまちづくりについて」「JR江別駅周辺地域及び条丁目地区の活性化について」について質問し、市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、経済部長 福島和幸、企画政策部長 川上誠一が答弁しました。
- 質問者
- 宮本忠明 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、経済部長 福島和幸、企画政策部長 川上誠一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 宮本忠明
議長より発言の許可をいただきましたので、質問に入らせていただきます。初めに、件名1の旧江別小学校跡地の利活用についてであります。1項目めの現状と今後の具体的な取り組みについてでありますが、このことについては平成28年3月、江別駅周辺地区土地利用検討委員会からの最終報告がなされています。その後、報告書の内容をもとに旧江別小学校跡地の利活用について、江別市として公募の前に直接、民間事業者と対話を行うサウンディング型市場調査を実施してきています。サウンディング型市場調査は、現実的な市場性が把握できることと活用のアイデアが収集できること、そして、それらに基づいて、より参入しやすい公募条件が設定できるなど、募集に当たって有効な手法であるということで採用がなされてきています。そこで質問ですが、当該土地の利活用について、市がこれまで提示してきている主な条件設定の内容、考え方について御説明いただきたいと思います。また、この旧江別小学校跡地利活用の募集について、現在どういう状況なのか、複数の事業者から、その利用用途について業務系や住居系などの具体的な提案をいただいていたと思いますが、サウンディング型市場調査の結果も含めて、現在の状況について御説明いただきたいと思います。続いて、件名2の千歳川築堤整備に伴う旧岡田倉庫の移設及び保存活用についてであります。この件につきましては、さきの所管委員会でも報告がなされ、私も傍聴させていただきました。委員会では、今後のスケジュールを含めて旧岡田倉庫庁内検討委員会において検討してきた事業の概要について報告がなされました。そして、具体的な事業内容の検討については、今後設置予定のかわまちづくり協議会(仮称)において協議を進めていくとのことであります。そこで、国と江別市を初め、市民、市議会、そして関係者の皆さんが、それぞれの立場で共通認識を持って、この事業に直接、間接を問わずかかわっていただくために、確認の意味も込めて質問をさせていただきます。1項目めの質問であります。国と江別市における行政区分及び工事範囲区分等の協議結果についてでありますが、国所管分と江別市所管分について、市としてどのような整理をされているのか、その内容についてわかりやすい御説明をいただきたいと思います。次に、2項目めの質問です。築堤整備における国の補償範囲と協議結果についてであります。今ほどの工事区分などとも関係しますが、千歳川築堤整備における旧岡田倉庫移設工事の補償金額とその算定基準、考え方についての御説明をいただきたいと思います。また、旧岡田倉庫移設に関連する工事などの協議結果についてもあわせて御説明いただきたいと思います。次に、3項目めの質問であります。旧岡田倉庫活用庁内検討委員会の検討結果とかわまちづくり協議会(仮称)の役割についてであります。旧岡田倉庫活用庁内検討委員会では、旧岡田倉庫の今後の活用方法と移転先について検討していると思いますが、移転後の利活用についてその基本的な考え方をお伺いいたします。平成16年、平成17年の改修後は、アートスペース外輪船として再スタートし、旧岡田倉庫活用民間運営協議会において、市から補助金の交付を受け、管理運営をしてきています。そこで、今後においても同じような形で管理運営をするのか、あるいは別の方法を考えているのか、基本的な方針を御説明いただきたいと思います。また、本年10月ごろに設置予定のかわまちづくり協議会(仮称)の役割などについて御説明いただきたいと思います。次に、4項目めの質問です。移設先候補地・エリアの考え方と江別市の都市計画及び観光振興計画との関連についてであります。旧岡田倉庫活用庁内検討委員会においての基本的な考えのもと、移転先エリアと移転先の検討もしてきていると思います。その中で、旧岡田倉庫の移転先候補地は、現在地の近傍に移転先を確保した上で復元したいとのことですが、築堤整備などにも関連が出てくると思います。さらに、江別市の都市計画との関連性、あるいは江別市観光振興計画との関連性もあると思いますので、この移転先エリアと移転先の考え方について、その関連性も含めてわかりやすい説明をお願いいたします。次に、件名3のJR江別駅前及び条丁目地区のまちづくりについてであります。特に、JR江別駅前と条丁目地区に絞っての質問です。江別市民の皆さんの受けとめ方はそれぞれ違うと思いますが、私は改めて現在のJR江別駅前、条丁目地区を見てみると、以前と比べて随分衰退したという印象を持っています。特に、ここ数年の間にその傾向がますます強くなったのではないかという思いであり、実感としてそのように感じています。以前から、この地区のまちづくりや活性化のために市民の皆さんの協力をいただきながら、行政の皆さん、関係者の皆さん、それぞれの立場で多方面にわたっての協力や取り組みをされてきております。特に、市行政としても、現在、進行中の取り組みも含め、江別市総合計画をもとにまちづくりの各種計画の中で諸政策、個別施策に取り組んできています。それにもかかわらず、なかなか活気を取り戻せていないのが現在のJR江別駅前、条丁目地区の姿であると思います。そこで、1項目めの質問であります。まちづくり政策の効果と今後の課題についてであります。これまでの当該地区のまちづくりの取り組みや課題を振り返り、それをもとに今後の取り組みへの参考にすべきであると考えます。そこで、直接まちづくりの先頭に立って取り組んでこられた市として、この地区において、これまで取り組んできた主なまちづくり政策、施策についての概要と効果について説明していただきたいと思います。また、その上で、当該地区の現状認識と課題についてどう考えているのか、御説明願います。次に、2項目めの質問です。空き地・空き家の状況と地域の特性を踏まえた今後の見通しについてでありますが、先ほどから申し上げていますけれども、現実として、なかなか活気を取り戻せていないこの条丁目地区であります。そこで、ここ数年の現状、例えば、空き地・空き家が目立ってきていると思います。また、一方で、少しずつですがJR江別駅の近くに住宅など、新しい建物も建ってきています。実際はどういうことなのか、大変気になるところでありますが、このあたりの動きについてどう受けとめているのか、お伺いいたします。また、今後の動きをどう予想されているのか、御説明願います。続いて、3項目めの質問です。時代の流れに沿った具体的なまちづくりの考え方についてであります。当該地区のまちづくりにおいて、市としては江別市総合計画、江別市都市計画マスタープランなどによる各種政策を進めていくことを基本にしていると思います。先行きの不透明な時代の大きな流れの中で、今後、この江別市のまちづくりにおいて、現実的で間違いのない状況判断、取り組みが重要であります。また、当該地区の地理的特性、歴史的特性、人口動向、世帯数の減少、少子高齢化などの推移について、その特徴と今後を見据えながら取り組むことは大変難しいことであります。しかし、避けて通れない判断をしなければなりません。このような状況下にある、この条丁目地区の具体的なまちづくりの考え方について、御見解を伺います。続いて、4項目めの質問です。えべつみらいビルの1階の入居者募集状況の把握と江別市の今後の取り組みについてであります。さきの所管委員会において、えべつみらいビルの企業の入居について報告がなされていますので、ここでは、1階のテナント募集についてお伺いいたします。以前、入居していた生鮮食料品店が退去されてから早いもので1年ほどになります。その後、この地区・地域の住民の方々は食料品などの購入ができなくなり、皆さん大変困っております。特に、高齢者の方々の日常生活に大きな支障を来しております。このように、JR江別駅の隣のビルに入居していた生鮮食料品店が撤退し、その後の入居者が決まらないで地域住民が困っている現状について江別市としてどのように受けとめているか、お尋ねいたします。そして、今後どのような考えのもとに取り組まれるのか、具体的に御説明いただきたいと思います。次に、件名4のJR江別駅周辺地域及び条丁目地区の活性化についてであります。1項目めのJR江別駅周辺地域の今後のまちづくりに向けた江別市都市計画マスタープランの検証と見直しについてです。市の都市計画マスタープランでは、江別地域の現状と求められる視点ということで説明がなされております。その中では、JR江別駅周辺の人口や商業系土地利用が減少し、求心力を失いつつある。一方で、江別発祥の地として、れんがの町並みや歴史的・文化的資源を有しており、えべつやきもの市などのイベントを開催するなど、地域資源を生かした取り組みが行われている。こうした取り組みやJR江別駅周辺の交通利便性などを生かした、にぎわいのある拠点整備が必要となっていますと説明されています。さらに、土地利用について、JR江別駅周辺を拠点、地域核として位置づけています。その中で、まちなか居住を推進するため、多様な住居機能や商業業務機能などの複合的な土地利用を図り、駅利用者が集まるJR江別駅や既存の商業業務機能、歴史性などの特性を生かしながら未利用地などの有効活用、交通結節機能強化などの検討を行い、江別市の地区核にふさわしい拠点を形成しますと説明されています。そこで質問いたします。説明の中のまちなか居住を推進するための多様な住居機能や商業業務機能などの複合的な土地利用とありますが、この範囲はどこまでの場所を想定しているのか、お伺いいたします。また、現在のJR江別駅周辺地域は、江別市都市計画マスタープラン改定時に比べて、ますます人口が減少し、商業系土地利用の減少も深刻な状況です。前段でも触れましたとおり活気のない地域になっています。そういうことから今後を見通して、現在の江別市都市計画マスタープランの検証と見直しが必要と考えますが、いかがお考えか御見解をお伺いいたします。続きまして、2項目めの質問です。今ほどの江別市都市計画マスタープランの検証・見直しと関連しますが、条丁目地区の活性化のため、現在の用途地域指定についての抜本的な見直しをすべきでないかということで、政策提案の意味も込めてお尋ねいたします。現在、市の都市計画では条丁目地区の一部近隣商業地域などを除いて、大半を商業地域と準防火地域に指定しております。おおよその指定範囲は、旧江別小学校跡地から千歳川堤防沿いまでの全域となっています。比較しますと、江別の顔づくり事業で新しくなったJR野幌駅を含む市街地、8丁目通りと旭通りの範囲よりも広い範囲で商業地域として指定されています。そこで質問ですが、この条丁目地区の都市計画上、商業地域指定の範囲について、現在の用途地域指定に至った時代背景などの経緯について御説明いただきたいと思います。そして、JR江別駅前、条丁目地区の現状と今後のまちなか居住などを推進する観点などから考えて、現実的な分析と検証、見直しが必要であると考えますが、この点についての御見解をお伺いいたします。以上をもちまして、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
宮本議員の一般質問にお答え申し上げます。旧江別小学校跡地の利活用に関しまして、現状と今後の具体的な取り組みについてでございますが、市では、平成26年11月、JR江別駅周辺地区の活性化の方向性などを検討する江別駅周辺地区土地利用検討委員会を設置し、平成28年3月に土地活用の方針などについて取りまとめた報告書が提出されております。報告書では、旧江別小学校跡地周辺には、商業系、業務系、住居系などの機能を複合的に配置、共存させることが有効であるとの方向性が示されたところであり、市では、この報告書を踏まえ、平成29年10月から翌年1月までの間、活用意向やアイデアのある民間事業者との対話、いわゆるサウンディング型市場調査を実施いたしました。しかしながら、公募に至るような提案がなかったことから、その後も期間を定めず、サウンディング型市場調査を継続しているところであります。なお、当調査においては、各界、各層から、幅広く提案いただけるよう、特段の条件を付さず公募を行っているところであります。次に、現在の状況についてでございますが、これまでのサウンディング型市場調査の中では、複数の事業者から業務系、住居系など、提案をいただいております。また、現在協議中の1団体とは、適宜、将来の人口推計、当跡地への交通アクセスの利便性などについて意見交換をしてきたところであり、当初、今年度の上半期には当跡地の利活用などに関し、一定程度の方向性が確認できる予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、スケジュールがおくれておりまして、現状では、具体的な協議に至っていないところでございます。市といたしましては、これまで機会を捉えて、相手方の状況を確認するとともに、さらに踏み込んだ協議ができる場を早い時期に設置していただけるよう、申し入れしているところであります。今後も引き続き、事業者との対話を継続するとともに、できるだけ早く活用の方向性を定め、JR江別駅周辺地区の活性化につなげてまいりたいと考えております。次に、JR江別駅前及び条丁目地区のまちづくりに関しまして、まちづくり政策の効果と今後の課題についてでございますが、市では、これまで水道庁舎やコミュニティセンターの機能を併設する中央公民館をJR江別駅前に移転したほか、同地区への流雪溝の設置や3丁目通り踏切の跨線人道橋の整備を進めてまいりました。また、平成19年のえべつみらいビルのオープンに合わせ、マスターリースした3、4階にコールセンター企業2社を誘致し、最大1,000人規模の雇用を生み出したところでございます。平成26年には、過去から地元要望のあったJR江別駅の跨線人道橋のかけかえに合わせたバリアフリー化と上屋の設置、その翌年には、同駅の南北に駐輪場を整備するなど、JR江別駅を利用される市民の利便性向上にも努めてまいりました。また、にぎわいの創出に向けては、昭和58年から友好都市である土佐市との相互交流事業である大綱引き大会や、平成2年かられんがのまち江別より、全国に焼き物の魅力を発信するえべつやきもの市を開催してきたところでございます。当該地区のまちづくりにつきましては、以上のような取り組みをしてきたところでありますが、この間の社会情勢の変化もあり、とりわけ、条丁目地区におきましては、昭和60年から人口減少が続き、高齢化も進んでいるところでございます。当該地区の活性化に向けては、旧江別小学校跡地の利活用を初め、江別市観光振興計画を踏まえたにぎわいの創出、道路整備のあり方など、複数の課題があるものと認識しております。これからの課題対応につきましては、引き続き、庁内においてそれぞれ事業の進捗状況などの情報共有を図っていくとともに、旧江別小学校跡地や旧岡田倉庫の今後の利活用等のほか、千歳川周辺のかわまちづくりについて広く協議するために設置を予定している、かわまちづくり協議会(仮称)での論議を踏まえ、取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、JR江別駅周辺地域及び条丁目地区の活性化に関しまして、まず、JR江別駅周辺地域の今後のまちづくりに向けた江別市都市計画マスタープランの検証と見直しについてでございますが、JR江別駅周辺地域は、江別市都市計画マスタープランにおいて、駅を中心とした集約型都市構造、えべつ版コンパクトなまちづくりを実現するための地区核として、歴史性などの地域の特色を生かしながら都市機能を集積し、江別地区の地域住民の日常生活を支える拠点の位置づけをしております。また、御指摘のとおり、JR江別駅周辺地域の地区核の土地利用方針の一つに、まちなか居住を推進するため、多様な住居機能や商業業務機能などの複合的な土地利用を図るものとしております。これは、JR江別駅周辺地区の特性を生かすため、高度な土地利用を図ることを趣旨としており、その範囲は、地区核の範囲と同様、おおむね条丁目や萩ヶ岡の一部、JR江別駅南口近隣といった、JR江別駅を囲んだ部分としております。次に、江別市都市計画マスタープランの検証と見直しについてでございますが、江別市都市計画マスタープランは、平成26年から令和5年までの10年間を計画期間とする江別市の総合的な都市づくりを進めるための指針でございます。近年、特にコロナ禍におけるテレワークの推進など、社会経済の変化も著しく、さらに、JR江別駅周辺地域においては、江別蔦屋書店の開業や南大通大橋の供用開始などにより、地域の状況も変化しつつあるものと認識しております。このため、今後におきましても、見直しについては、社会情勢の変動や地域の現状、緊急性などを踏まえ、時期を逸することなく必要な対応をしてまいりたいと考えております。次に、条丁目地区の活性化に向けた商業地域及び準防火地域指定等の範囲の検証と抜本的な見直しについてでございますが、条丁目地区の用途地域は、主に商業地域を指定しており、また、制度上、建物が密集できるため、延焼防止の観点から、あわせて準防火地域の指定を行っているところでございます。商業地域及び準防火地域の指定の範囲は、昭和39年に商業施設及び店舗併用住宅、遊技施設等が集積されている状況などを踏まえて、条丁目地区のほか、緑町の一部が指定され、昭和48年以降、複数の修正を経て、現在のエリアに至っているところでございます。次に、条丁目地区の用途地域の見直しについてでございますが、当該地区は、今ほどお答えいたしましたとおり、江別市都市計画マスタープランにおける地区核の位置づけがあることから、多種多様な都市機能の集積やまちなか居住など、高度な土地利用ができる商業地域の特性を生かす必要があるものと考えております。一方で、江別市都市計画マスタープラン策定後、7年が経過したことにより、地区の状況も変化しつつあるものと認識しております。このようなことから、市といたしましては、今後、次期江別市都市計画マスタープランの策定を進める計画期間満了までの残りの3年間で、都市機能の集積やまちなか居住の考え方など、地区の方向性を見定めた上で、用途地域のあり方を検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、建設部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)
私からは、千歳川築堤整備に伴う旧岡田倉庫の移設及び保存活用についてのうち、国と江別市における行政区分及び工事範囲区分等の協議結果について御答弁申し上げます。千歳川築堤整備につきましては、国が進めている事業であり、石狩大橋から早苗別川樋門にかけての左岸約2キロメートルにおいて、堤防を拡幅し、主に土堤を整備するものであり、その内容につきましては、平成27年度に計3回、国による地元説明会が開催されております。なお、地元説明会の内容につきましては、平成28年2月及び3月の経済建設常任委員会に御報告させていただいております。この築堤整備に関する市の対応といたしましては、堤防拡幅区域に、市道、公園、旧岡田倉庫などの市有物件があることから、地権者として国から補償を受け、物件の移転を行うものでありますが、平成28年度に国による用地測量が実施され、支障となる物件が確定し、この内容につきましても、平成29年5月の経済建設常任委員会に御報告させていただいております。市におきましても、これらの内容につきましては、国から直接説明を受けており、今後も情報共有を図りながら、移転に向けた庁内協議を進めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 経済部長 福島和幸(経済部長は2024年3月まで)
私からは、千歳川築堤整備に伴う旧岡田倉庫の移設及び保存活用についての御質問のうち、3件について御答弁申し上げます。初めに、築堤整備における国の補償範囲と協議結果についてでありますが、国は、国土交通省の公共用地の取得に伴う損失補償基準などに基づき、用地買収を進めており、平成28年度に用地確定測量を行い、その後、民有地の取得を先行して進めていると伺っております。旧岡田倉庫の具体的な補償額の確定は、これからの協議となりますが、その補償範囲は、土地とその上にある建造物、樹木などが対象になるとお聞きしております。市は、これまでの国との協議の中で、旧岡田倉庫が舟運の歴史を今に伝える貴重な建造物であり、市における指定文化財として、国に対し保存と復元の意向を強く示してきたことから、今後もこれまでの経過を踏まえながら、国と協議を行ってまいりたいと考えております。次に、旧岡田倉庫活用庁内検討委員会の検討結果とかわまちづくり協議会(仮称)の役割についてでありますが、市では、昨年度、旧岡田倉庫の利活用等について検討するため、旧岡田倉庫活用庁内検討委員会を設置し、関係各部署により、組織横断的な検討を行ってまいりました。検討の結果、移設後の利活用については、従来のような、演劇や音楽活動の場としての文化的な利用以外の可能性も検討し、舟運の歴史を紹介する施設やサイクルツーリズムの拠点として活用する案のほか、建物周辺を整備し、水辺を感じられるカフェスペースとして活用する案など、さまざまな提案がなされたところであります。本年10月には、旧岡田倉庫の今後の利活用等のほか、周辺のかわまちづくりについて広く協議するため、かわまちづくり協議会(仮称)を新たに設置する予定であり、当協議会の委員には、これまで管理運営を行っていた旧岡田倉庫活用民間運営協議会を初め、地元自治会や江別観光協会などにも参加していただき、旧岡田倉庫活用庁内検討委員会での検討結果について、さまざまな立場から御意見をいただきながら議論を深めてまいります。さらに、国のかわまちづくり支援制度を活用することで、国が築堤整備を行う際、市民が水辺で楽しめるように配慮された親水護岸などの基盤整備も可能となることから、この、かわまちづくり協議会(仮称)では、観光資源の発掘や河川空間を生かしたまちづくりなどについても検討してまいりたいと考えております。なお、御質問にありました、移設後における旧岡田倉庫活用民間運営協議会の運営につきましては、今後、かわまちづくり協議会(仮称)において検討されていくものと考えております。次に、移設先候補地・エリアの考え方と江別市の都市計画及び観光振興計画との関連についてでありますが、旧岡田倉庫は、舟運の時代を反映する貴重な木骨石造の商業倉庫であり、鉄道と舟運の結節点として、交通の要衝であった往時の江別市の歴史を物語る重要な建造物であることから、平成29年に江別市指定文化財に指定されております。また、この旧岡田倉庫につきましては、地元自治会連合会と旧岡田倉庫活用民間運営協議会から、国の築堤整備に際しては、舟運のまちを支えた歴史的建造物として、千歳川と関連づけられる場所へ移設するよう、要望書が提出されております。こうしたことから、市では、旧岡田倉庫活用庁内検討委員会において協議を行い、移設の候補地は、舟運の歴史を物語る建造物としての意義を踏まえ、千歳川とのつながりが深い、旧岡田倉庫の現在地周辺が望ましいとまとめたところであり、さらに、川の近くに移設することで、国のかわまちづくり支援制度の活用を検討することも可能であると考えております。また、江別市都市計画マスタープラン及び江別市観光振興計画において、JR江別駅周辺地域は、歴史性や良好な河川環境などの特性を生かして地域の魅力を高めることが掲げられていることから、両計画における目標との整合を図りながら、かわまちづくり協議会(仮称)において、旧岡田倉庫の今後の保存と利活用のあり方について検討してまいりたいと考えております。私からは、以上であります。
答弁 企画政策部長 川上誠一(企画政策部長は2023年3月まで)
私から、JR江別駅前及び条丁目地区のまちづくりについて、空き地・空き家の状況と地域の特性を踏まえた今後の見通しについてのほか1件について御答弁申し上げます。条丁目地区の空き地の現状につきましては、土地所有者が市内に不在のため、状況が把握できない放置された土地がある一方、最近では民間の駐車場としての活用や、アパート、戸建て住宅の建築が複数見られております。また、空き家につきましては、通報などで把握している管理不全な物件は、現在5棟となっております。御質問の、今後の見通しにつきましては、今後も人口減少などが続くと、空き家や空き地が増加していく懸念がある一方、アパート建築などの状況も見られることから、JR江別駅周辺の活性化の取り組みを進める中で見きわめてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、条丁目地区のにぎわいの創出に向け、江別市観光振興計画に基づき、当地区の特色でもある歴史的建造物を活用した拠点を形成し、JR江別駅周辺のイメージづくりを行ってまいりたいと考えております。次に、時代の流れに沿った具体的なまちづくりの考え方についてでありますが、平成26年に策定した江別市都市計画マスタープランにおいて、JR江別駅周辺地区は、地域と連携を図り、歴史性や界隈性などの特性を生かした地区核を形成することとしております。また、平成30年に策定した江別市観光振興計画において、条丁目地区は歴史的建造物を活用した拠点を形成し、歴史のまちという切り口で、メモリアルスポットとしてのイメージ構築を行うこととしております。条丁目地区につきましては、これらの計画を踏まえ、旧江別小学校跡地の利活用を初め、新たな観光資源としての河川活用の取り組み、道路整備のあり方など、複数の課題に対応していく必要があると考えております。いずれにいたしましても、JR江別駅周辺地区の活性化につきましては、今後のまちづくりを行う上で、大変重要な課題であると認識しており、そのためには、旧江別小学校跡地や旧岡田倉庫の今後の利活用等のほか、周辺のかわまちづくりといった取り組みを核として、将来を見据えて時期を逸することなく対応していく必要があるものと考えております。以上であります。
答弁 経済部長 福島和幸(経済部長は2024年3月まで)
私から、JR江別駅前及び条丁目地区のまちづくりについての御質問のうち、えべつみらいビル1階の入居者募集情報の把握と江別市の今後の取り組みについて御答弁申し上げます。えべつみらいビルは、JR江別駅周辺の活性化のため、地元と行政が一体となって取り組んできた経過の中で設置されたビルであり、1階から2階については、株式会社SPCみらいが管理し、3階から4階については、市が株式会社SPCみらいから借りて、コールセンター等に転貸し企業を誘致しております。御質問のありました、えべつみらいビル1階の入居者募集については、株式会社SPCみらいが行っており、令和元年8月末に、1階から生鮮食料品店が退去したことにより、JR江別駅周辺に食料品を扱う店舗がなくなったことで、周辺にお住まいの方々が不便を感じているものと認識しております。このため、市では、周辺住民の生活上の不便が一日も早く解消されるよう、食料品を扱う店舗の入居について、株式会社SPCみらいに対し、対応をお願いしてきたところであり、株式会社SPCみらいからは、新型コロナウイルス感染拡大の影響があるものの、食品スーパーマーケットやコンビニエンスストア等、複数の企業から問い合わせを受け、視察対応も行っている状況であると伺っております。また、市が誘致を行っている3階については、一部フロアに入居している企業に対し、市が増床についての誘致活動を行い、ことし10月から一部入居が決まったほか、2階についてもフロアを探している市内企業を株式会社SPCみらいに紹介し、来年1月末までの期間限定ではありますが、フロア全部の入居につながったところであり、今後、雇用が生まれることで1階テナント入居の後押しになると考えております。いずれにいたしましても、市としては、一日も早く食料品を扱う店舗が入居するよう、株式会社SPCみらいに対し、引き続き要請していくとともに、2階の入居期間終了後の継続的な活用の協力や、3階の空床部分の解消にも努めてまいります。私からは、以上であります。