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美深町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日

産業廃棄物の廃プラスチックの処理について

2019年12月10日、美深町議会の一般質問で、五十嵐庄作議員が「産業廃棄物の廃プラスチックの処理について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
五十嵐庄作 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 五十嵐庄作

よろしくお願いします。現在、海洋プラスチック問題が世間的な関心事になっていますが、産業廃棄物の廃プラスチックの処理について、平成29年度末の中国をはじめとする外国の輸入禁止措置を受け、国内の廃プラスチック類の処理が逼迫し、不法投棄等の不適正処理も懸念されております。こうした状況を受け、各省庁で策定されたプラスチック資源循環戦略では、プラスチックの資源循環を進めていくとしていますが、大規模施設での受け入れも厳しくなると思われ、行き場をなくした廃プラスチック処理の問題は増々大きくなり、広域や市町村において、地域内での処理を促す要請なども考えられます。美深町には廃プラスチックを処理する施設はありませんが、循環型社会の形成を図る為にも廃プラスチック問題に積極的に取り組むべきと考えますが、町長の所見を伺います。1つは美深町の廃プラスチック処理の状況と今後の地域外排出抑制に対する問題意識をどのように持たれているのか、また廃プラスチックが自然環境に及ぼす悪影響をどのように捉えているのかお伺い致します。2つ目に廃プラスチックを焼却や埋め立てをすることなく油化還元し新たにエネルギー化する設備の導入など自分の町で排出される廃プラスチックは自分の町で処理をしていく考えを持っていないのかお伺い致します。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

只今、五十嵐議員から廃プラスチック処理の状況、資源環境活用の考え方等について質問を頂いたところでございます。はじめに処理の状況等について答弁をさせて頂きたいと思います。本町のごみ処理につきましては名寄市、美深町、下川町、音威子府村の1市2町1村を構成団体とする一部事務組合である名寄地区衛生施設事務組合において行っている状況でございます。ご質問の廃プラスチックについては、事業者から排出される産業廃棄物と一般家庭から排出される一般廃棄物がございます。事業者から排出される産業廃棄物としての廃プラスチックは排出する事業者が自らの責任において処理することとされているわけであります。一方、家庭から排出されるプラスチックごみにつきましては、消費者、市町村及び容器包装事業者において、それぞれ適正に処理することとなっているわけであります。一般家庭から排出されるプラスチックごみのうちリサイクルに回すことが出来るものは名寄地区衛生施設事務組合の構成市町村と同じ1市2町1村で中間処理を行っているわけでございます。具体的には各市町村がそれぞれ分別収集したのち、中間処理施設において検品、圧縮し、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会を通じてリサイクルされているわけでございます。なお検品についてはリサイクルに回すことが出来ないものや、一般家庭から一般ごみに混入され排出される再生不適プラスチック製品については名寄地区広域最終処分場で埋め立て処理となっているわけであります。農業用廃プラスチックにつきましては美深町、音威子府村、JA北はるかで構成する美音農業用廃プラスチック適正処理対策協議会と委託契約をしている業者が最終処理し、廃棄物固定燃料(RPF)にリサイクルしているわけであります。また農業用廃プラスチックの排出抑制を図る為、生分解性マルチの活用推進に取り組むなど環境保全と循環型を基調とする農村環境の維持保全に努めているところでもあります。このように美深町で排出されるプラスチックごみにつきましては適正処理を行っていると考えているところでございます。またご質問にありました廃プラスチックが自然環境に及ぼす影響につきましては、当然、私どもも危惧するものであります。美深町としても分別収集を徹底することで廃棄物そのものの抑制を図り環境負荷の低減に努めて参りたいと考えているわけでございます。さらに廃プラスチックの油化還元についてでありますけれども、先に述べた通り、本町のごみ処理については1市2町1村の広域事務組合において適正処理を行っているわけでありますけれども、この廃プラスチックの油化還元に本町が取り組む考えは持っていないわけであります。そのようなことで再質問等もあるかもしれませんけれどもご理解を頂きたいというように思っております。以上です。

質問 4番 五十嵐庄作

適正に処理をされているということでございますが、町内で処理をしているのではなく、結局外部への委託処理というような形になっているかと思うのですが、当町からも私が調べた範囲では80トンからの廃プラスチックが出ているというようなことを確認したこともございます。そういった中で、業者が処理をしているということですけれども、その処理状況はどこまで確認されていらっしゃるのでしょうか。お伺いします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

我が町から出ているごみの量といいますか、廃プラスチックの中間処理の状況でありますけれども、80トンという話を伺ったところでありますけれども、少し下がっておりまして25・6年で、約70トンのものであります。平成の話ですけれども30年代に入って60トン代に落ちてきているという状況であります。また中間処理の検品だとか、圧縮だとか、リサイクル協会を通しての落札状況等々もあるわけでありますけれども、リサイクルで出したものが室蘭まで運んでコークス炉化学原料として再利用している。こういうこともあるわけでありまして、ご理解を頂いていなければならないなと思っている訳であります。委託という形ではなくて我が町が言ってみれば参加して中間処理機構を作っているのだということもご理解を頂きたいと思います。委託という形ではなくて参加しているのだという。

質問 4番 五十嵐庄作

言葉を間違えました。委託ではなくて参加ですね。ただ、日本国内で考えると、非常にその地域の中で処理をするという意識が資源循環戦略という省庁のまとめからすると、そのプラスチックの資源循環を進めていくということの中で、多くはそういう処理業者で処理をしていくという方法もありますが、それも地域外に排出するのではなくて、地域内で処理をするという方向に動いていくのではないかというような動きの方が私は目についております。その辺りについてはいかがなものでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

冒頭議員からお話のありました中国でのお話だとか報道とか、そういう物も私も目にしておりまして、非常に危惧はしているのですけれども、ごみ、特にプラスチック類の処理というのは中々1町村では非常に課題が重い、というのは非常に莫大な金が掛かるのだということもご理解頂いて、非常に大きな課題といいますか重い問題であります。したがいまして、広域も今、名寄でやっておりますけれども、更に大きく出来ないかということも1つの検討材料になるのかなと思っておりまして、自町内でやるというのは理想形ではあるというように思いますけれども、非常に莫大な金が掛かる話でありますから、話としてはわからないわけではありませんけれども、油化も含めてでありますけれども、中々自町内で処理していくという事は非常に難しい、重い重大な課題があるのだということもご理解を頂きたいと思います。だから大きく進んで行くのが1つの行政の求めるところではないかなと思っております。

質問 4番 五十嵐庄作

そういった中で現状については理解できます。ただ、これからの中で油化というのは、結局、出された廃プラスチックを油に代えて、結局そこで油の販売でもって利益を得ていくという形になります。そのことで結局、日本では都市油田というような形でサウジアラビアと同等の油量を確保できるというような見積もりもございます。是非そういった部分をこの町の中でも活かすことが出来ればというような思いの中で、この道も選択肢の1つとして考慮頂くことは出来ないものでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

議員さんのお話は率直に言って良い話かなと思っておりますけれども、そしてまた五十嵐議員の1つの政策といいますか、こういうものも理解しているわけでありますけれども、しかしながら先程サウジアラビア等の話も出たわけでありますけれども、先程冒頭言いましたように、中国の話の心配だとかそういうのもあるわけでありますけれども、非常に金の掛かる話で、1自治体、また広域レベルで取り組むような話ではなくて、国家レベルの話になってくるのかなと思っておりまして、中々踏み出せないという状況でありますので、良き時代といいますか、そういう時代が、そういうことも含めてやれる時代が来れば良いなとは思いますけれども、中々1自治体でそういうところまで踏み切れるところまで行っていないのではないのかな。ただ、プラスチック問題等については段々増えてくるという状況はあるわけでありますから、それについては理解をするつもりでありますけれども、その利用還元等については、若干ここまで踏み出していけない。したがって先程申し上げましたけれども、産業用では、農業用では特に生分解性マルチですか。というような少しでも少なくしていく、そして農業用ではそういうことも考えているのだということも含めてご理解を頂いておければなと思っております。

質問 4番 五十嵐庄作

ありがとうございました。それでこの廃プラスチックについては、私もまだまだ調査していきますが、最近出てきた部分の中では、この油化還元装置というのは、大きいのはべらぼうに高い金額が掛かるというのも理解しております。ただ小規模のそういった装置もあるということで、そういったものであれば、それこそ個人でも導入が不可能ではないそういった装置もあるようでございますので、更なる調査をしていきたいと考えております。終わります。

出典:美深町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる